47 / 69
第二章 四神契約の旅編
終盤に近付けば近付くほどシナリオが混線状態に陥るのは、ライターの腕なのか伏せカードが多過ぎるのかどっちなのでしょうか
しおりを挟む
私たちは息を切らしながら、すっかりと日が落ちて暗くなった山道をひたすら走っていた。夜風が口の中に入り込んできて、これが前世だったら「森の空気おいしい」とのたまっていただろうけれど、そんな暇はまずなかった。
残念ながら、ここから先は私の記憶が全くあてにならない。そもそも酒呑童子が悪路王と戦うために鬼を召喚するってなんだよ。本家本元ではそんなシナリオ展開はちらりともなかったのに、いったいどこから湧いてきた設定なんだ。
クソプロデューサー、お前さてはブラックサレナの鬱ゲー担当で、そのノウハウを生かしてリメイク任されたクチだろ。
ふざけんな、鬱ゲー好きだったらいざ知らず、私は本家本元の『黄昏の刻』が好きだったのに、どうしてそんな余計なことをしてくれちゃったんだ……!!
「紅葉、大丈夫?」
「え、ええ……大丈夫ですわ」
念のために空を仰いだとき、私は瞬きをしてから、もう一度仰いだ。
「紅葉、どうかしたかな?」
頼光に何度も目を瞬かせながら空を仰いでいるのを怪訝な顔で見られ、私は「い、いえ……」と言う。
「保昌から、天命は星詠みであっても読めない。鬼は運命には刻まれていないとは、頼光の言葉ですわよね?」
「そうだね」
「どうかしたの、紅葉」
鈴鹿にまで心配そうな声を上げられ、私はおずおずと口を開く。
待って、何度も何度も星見台に通って、星詠みのことを学んで星を見てきたけれど、こんなことはじめてなんだけれど。
私は普段星詠みが見ている運命になぞらえた星座と一緒に、うっすらともうひとつの星座が見えるし、そこから鬼の同行が詠めることに、気付いてしまったのだ。
待って。これ、もしかして……天命?
「天命が、詠めるみたいなんですけど……酒呑童子は、そろそろ生贄を陣に投げ込んで、召喚を行うようです」
「……っ! 急ごう! 黒虎! そちらは大丈夫!? えっ!?」
私が狼狽えている間に、冷静に鈴鹿は皆を急ぐよう促して黒虎を呼び戻そうとしたけれど、途端に彼女は顔を強ばらせた。
「おい、今度は鈴鹿がどうした」
田村丸に尋ねられ、鈴鹿は強ばらせた顔のまま答える。
「陽動班のほうに……茨木童子が出たって」
「はあ……!?」
おい、おい。
いくらなんでも盛りだくさん過ぎないか。こっちはいきなり天命が詠めるようになってどういうこととパニックに陥りかけていたっていうのに、更に追い打ちをかけるように茨木童子って。
本当に、無事だよね、維茂は。他の皆も。
私たちは全員顔を強ばらせたものの、この中で一番冷静だった頼光が固い口調で言う。
「……少なくとも、鬼の召喚さえ抑えれば、向こうは酒呑童子ひとりだということが確認取れた。急ごう」
「それもそうだな。他の酒呑童子の配下は、陽動のほうに回ったようだし。鈴鹿、走れるか?」
「……なんとか」
いろんなことを一旦置いて、私たちは必死に走ることに務めたのだ。
本当にさらわれた人たち、全員無事でいて……!
****
刀を振るい、血を落とす。
鬼の首がふたつ。かなり強い鬼ではあったが、幸か不幸かこちらの戦力のほうが勝った。
救出班のほうは無事だろうか。既に月が空の真ん中に差し昇りつつある……星詠みの結果次第だが、もう少しで酒呑童子の儀式がはじまるだろう。
「巫女たちも無事なようだな。大方、酒呑童子も配下の四天王を二手に分かれさせたのだろうが、どちらも対処しきれたようだしな」
黒虎がそう答えるのならば、あちら側に回った紅葉様も無事なのだろう。
鬼の眷属にされた人々を倒すのだったら胸が痛むところだったが、今回はほとんどそのような者たちが出なかったのは、生贄に回されたせいなんだろうか。
「このまま真っ直ぐに突き進めば、そのまま鈴鹿様たちとも合流できるはずです」
「ふむ。あの鬼がおらぬようだし、あちらにいるんだったら対処したほうがいいだろうな」
利仁の言葉に、俺は黙り込んだ。
……双子らしき鬼は初めて見る顔だったが、何度も何度も退治した、女の服を着た鬼……茨木童子が現れなかったことが気がかりなのだ。
酒呑童子がなにかしらやろうとしているのだったら、普通は止めに来るのではないか。それがないということは、またなにかを企んでいるんだろうか。
俺は刀を背中に佩くと「急ごう」と言った、そのときだった。
急につむじ風が吹きはじめた……この気配。佩いた刀にもう一度手をかけると「あら」と聞き覚えのある声が響いた。
「まあ、ずいぶんとむさ苦しいことになっていたのね。騒がしいから様子を見に来たけれど」
……案の定、つむじ風が止んだと思ったら、その場には茨木童子が立って、「あらあら」と言わんばかりの顔でこちらを見回していた。そして白虎に目を留めると「あらあら」と小首を傾げた。
「まさか四神まで仲間にしているとは、巫女もずいぶんと悩ましいお年頃ね」
「貴様……! いったいなんの用だ?」
「それにしても、こちらに紅葉ちゃんはいないのねえ……困ったわねえ」
俺が思わず刀を再び抜いて茨木童子の首を目指そうとしたとき、「あ、あのっ!」と保昌が口を開いた。
「あら、なにかしらおちびさん」
「……紅葉様がいないと、なにが困るんでしょうか? そもそも、あなたは酒呑童子を放置しておいていいのですか?」
「ああ、話が飛んじゃうところだったわねえ」
手をぽんと叩いて、ころころと茨木童子は笑い出す。
……いちいち調子の掴めん奴だ。
「そうなのよねえ、酒呑童子がやらかそうとしているから、一時休戦しないって話を持ちかけようとしたんだけれど、こっちに巫女も紅葉ちゃんもいないからねえ」
「そちは酒呑童子の配下ではなかったのか」
利仁は半眼で茨木童子を睨むが、茨木童子は「違う違う」と手を振る。
「私と酒呑童子は利害が一致しているから一緒にいるだけで、別に部下でも配下でもないわよぉ。それにねえ、今回ばかりは私もちょーっと手に余るからねえ」
「鬼が鬼に手を余るとは、一体?」
黒虎はなにかしら感じ取ったのか、茨木童子の話を聞く体制になる。
……こいつは紅葉様になにかしらの執着を見せたし、何度も鈴鹿を殺しにかかっている。それを信じていいのか俺にはわからんが……保昌も利仁も、茨木童子を凝視して、少なくとも迎撃する気はないようだ。
俺は太刀の柄に手をかけたまま、聞く体制に入ると、茨木童子はようやく口を開いた。
「酒呑童子はねえ……折角眷属にするためにさらってきた子たちを全員生贄にしようとしているのよぉ……霊山《れいざん》を召喚するためのねえ」
「……霊山、だと!?」
聞いたこともない名前だったが、それには黒虎だけでなく利仁まで目を剥いた。
保昌はおずおずとふたりを見比べて尋ねる。
「あ、あのう……霊山とはいったい……?」
「あれは最古の鬼だ……こんなもん呼び出したら……皿科の理《ことわり》が転覆する」
「え……?」
「巫女が四神と契約し、魑魅魍魎を調伏する使命を負っているのは、皿科の理が転覆することないよう、縫い付ける役割を果たしている……きゃつが復活するのを阻止するためにな」
「そ、それが復活したら、どうなるんですか……!?」
そんな話、途方もない。
そもそも四神の巫女である鈴鹿も、その話は知っていたのか?
星詠みである保昌すら知らなかったのに……いや、待て。そんな四神しか知らないような話を、どうして利仁は知っている?
思えば、気付けば鬼無里にいたこの踊り子のこと……里に来るまではいったいどこにいたのかとか、こんな魑魅魍魎が跋扈する中で踊り子で生計を立てられるのかとか、胡散臭い奴とは思っていたが、顔見知りではあるこいつのことを、なにも知らないことに今更気が付いた。
俺の内心の疑問は、茨木童子の言葉で掻き消えた。
「人と鬼が入れ替わるのよ……だって、鬼は人、人は鬼。理を入れ替えられただけなんだから」
……このことを、本当に鈴鹿は知っていたのか? 紅葉様が知ったら、卒倒されてしまうのではないか?
俺はその場の衝撃に、必死で耐えていた。
残念ながら、ここから先は私の記憶が全くあてにならない。そもそも酒呑童子が悪路王と戦うために鬼を召喚するってなんだよ。本家本元ではそんなシナリオ展開はちらりともなかったのに、いったいどこから湧いてきた設定なんだ。
クソプロデューサー、お前さてはブラックサレナの鬱ゲー担当で、そのノウハウを生かしてリメイク任されたクチだろ。
ふざけんな、鬱ゲー好きだったらいざ知らず、私は本家本元の『黄昏の刻』が好きだったのに、どうしてそんな余計なことをしてくれちゃったんだ……!!
「紅葉、大丈夫?」
「え、ええ……大丈夫ですわ」
念のために空を仰いだとき、私は瞬きをしてから、もう一度仰いだ。
「紅葉、どうかしたかな?」
頼光に何度も目を瞬かせながら空を仰いでいるのを怪訝な顔で見られ、私は「い、いえ……」と言う。
「保昌から、天命は星詠みであっても読めない。鬼は運命には刻まれていないとは、頼光の言葉ですわよね?」
「そうだね」
「どうかしたの、紅葉」
鈴鹿にまで心配そうな声を上げられ、私はおずおずと口を開く。
待って、何度も何度も星見台に通って、星詠みのことを学んで星を見てきたけれど、こんなことはじめてなんだけれど。
私は普段星詠みが見ている運命になぞらえた星座と一緒に、うっすらともうひとつの星座が見えるし、そこから鬼の同行が詠めることに、気付いてしまったのだ。
待って。これ、もしかして……天命?
「天命が、詠めるみたいなんですけど……酒呑童子は、そろそろ生贄を陣に投げ込んで、召喚を行うようです」
「……っ! 急ごう! 黒虎! そちらは大丈夫!? えっ!?」
私が狼狽えている間に、冷静に鈴鹿は皆を急ぐよう促して黒虎を呼び戻そうとしたけれど、途端に彼女は顔を強ばらせた。
「おい、今度は鈴鹿がどうした」
田村丸に尋ねられ、鈴鹿は強ばらせた顔のまま答える。
「陽動班のほうに……茨木童子が出たって」
「はあ……!?」
おい、おい。
いくらなんでも盛りだくさん過ぎないか。こっちはいきなり天命が詠めるようになってどういうこととパニックに陥りかけていたっていうのに、更に追い打ちをかけるように茨木童子って。
本当に、無事だよね、維茂は。他の皆も。
私たちは全員顔を強ばらせたものの、この中で一番冷静だった頼光が固い口調で言う。
「……少なくとも、鬼の召喚さえ抑えれば、向こうは酒呑童子ひとりだということが確認取れた。急ごう」
「それもそうだな。他の酒呑童子の配下は、陽動のほうに回ったようだし。鈴鹿、走れるか?」
「……なんとか」
いろんなことを一旦置いて、私たちは必死に走ることに務めたのだ。
本当にさらわれた人たち、全員無事でいて……!
****
刀を振るい、血を落とす。
鬼の首がふたつ。かなり強い鬼ではあったが、幸か不幸かこちらの戦力のほうが勝った。
救出班のほうは無事だろうか。既に月が空の真ん中に差し昇りつつある……星詠みの結果次第だが、もう少しで酒呑童子の儀式がはじまるだろう。
「巫女たちも無事なようだな。大方、酒呑童子も配下の四天王を二手に分かれさせたのだろうが、どちらも対処しきれたようだしな」
黒虎がそう答えるのならば、あちら側に回った紅葉様も無事なのだろう。
鬼の眷属にされた人々を倒すのだったら胸が痛むところだったが、今回はほとんどそのような者たちが出なかったのは、生贄に回されたせいなんだろうか。
「このまま真っ直ぐに突き進めば、そのまま鈴鹿様たちとも合流できるはずです」
「ふむ。あの鬼がおらぬようだし、あちらにいるんだったら対処したほうがいいだろうな」
利仁の言葉に、俺は黙り込んだ。
……双子らしき鬼は初めて見る顔だったが、何度も何度も退治した、女の服を着た鬼……茨木童子が現れなかったことが気がかりなのだ。
酒呑童子がなにかしらやろうとしているのだったら、普通は止めに来るのではないか。それがないということは、またなにかを企んでいるんだろうか。
俺は刀を背中に佩くと「急ごう」と言った、そのときだった。
急につむじ風が吹きはじめた……この気配。佩いた刀にもう一度手をかけると「あら」と聞き覚えのある声が響いた。
「まあ、ずいぶんとむさ苦しいことになっていたのね。騒がしいから様子を見に来たけれど」
……案の定、つむじ風が止んだと思ったら、その場には茨木童子が立って、「あらあら」と言わんばかりの顔でこちらを見回していた。そして白虎に目を留めると「あらあら」と小首を傾げた。
「まさか四神まで仲間にしているとは、巫女もずいぶんと悩ましいお年頃ね」
「貴様……! いったいなんの用だ?」
「それにしても、こちらに紅葉ちゃんはいないのねえ……困ったわねえ」
俺が思わず刀を再び抜いて茨木童子の首を目指そうとしたとき、「あ、あのっ!」と保昌が口を開いた。
「あら、なにかしらおちびさん」
「……紅葉様がいないと、なにが困るんでしょうか? そもそも、あなたは酒呑童子を放置しておいていいのですか?」
「ああ、話が飛んじゃうところだったわねえ」
手をぽんと叩いて、ころころと茨木童子は笑い出す。
……いちいち調子の掴めん奴だ。
「そうなのよねえ、酒呑童子がやらかそうとしているから、一時休戦しないって話を持ちかけようとしたんだけれど、こっちに巫女も紅葉ちゃんもいないからねえ」
「そちは酒呑童子の配下ではなかったのか」
利仁は半眼で茨木童子を睨むが、茨木童子は「違う違う」と手を振る。
「私と酒呑童子は利害が一致しているから一緒にいるだけで、別に部下でも配下でもないわよぉ。それにねえ、今回ばかりは私もちょーっと手に余るからねえ」
「鬼が鬼に手を余るとは、一体?」
黒虎はなにかしら感じ取ったのか、茨木童子の話を聞く体制になる。
……こいつは紅葉様になにかしらの執着を見せたし、何度も鈴鹿を殺しにかかっている。それを信じていいのか俺にはわからんが……保昌も利仁も、茨木童子を凝視して、少なくとも迎撃する気はないようだ。
俺は太刀の柄に手をかけたまま、聞く体制に入ると、茨木童子はようやく口を開いた。
「酒呑童子はねえ……折角眷属にするためにさらってきた子たちを全員生贄にしようとしているのよぉ……霊山《れいざん》を召喚するためのねえ」
「……霊山、だと!?」
聞いたこともない名前だったが、それには黒虎だけでなく利仁まで目を剥いた。
保昌はおずおずとふたりを見比べて尋ねる。
「あ、あのう……霊山とはいったい……?」
「あれは最古の鬼だ……こんなもん呼び出したら……皿科の理《ことわり》が転覆する」
「え……?」
「巫女が四神と契約し、魑魅魍魎を調伏する使命を負っているのは、皿科の理が転覆することないよう、縫い付ける役割を果たしている……きゃつが復活するのを阻止するためにな」
「そ、それが復活したら、どうなるんですか……!?」
そんな話、途方もない。
そもそも四神の巫女である鈴鹿も、その話は知っていたのか?
星詠みである保昌すら知らなかったのに……いや、待て。そんな四神しか知らないような話を、どうして利仁は知っている?
思えば、気付けば鬼無里にいたこの踊り子のこと……里に来るまではいったいどこにいたのかとか、こんな魑魅魍魎が跋扈する中で踊り子で生計を立てられるのかとか、胡散臭い奴とは思っていたが、顔見知りではあるこいつのことを、なにも知らないことに今更気が付いた。
俺の内心の疑問は、茨木童子の言葉で掻き消えた。
「人と鬼が入れ替わるのよ……だって、鬼は人、人は鬼。理を入れ替えられただけなんだから」
……このことを、本当に鈴鹿は知っていたのか? 紅葉様が知ったら、卒倒されてしまうのではないか?
俺はその場の衝撃に、必死で耐えていた。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
王妃の仕事なんて知りません、今から逃げます!
gacchi
恋愛
側妃を迎えるって、え?聞いてないよ?
王妃の仕事が大変でも頑張ってたのは、レオルドが好きだから。
国への責任感?そんなの無いよ。もういい。私、逃げるから!
12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。
巻き込まれて婚約破棄になった私は静かに舞台を去ったはずが、隣国の王太子に溺愛されてしまった!
ユウ
恋愛
伯爵令嬢ジゼルはある騒動に巻き込まれとばっちりに合いそうな下級生を庇って大怪我を負ってしまう。
学園内での大事件となり、体に傷を負った事で婚約者にも捨てられ、学園にも居場所がなくなった事で悲しみに暮れる…。
「好都合だわ。これでお役御免だわ」
――…はずもなかった。
婚約者は他の女性にお熱で、死にかけた婚約者に一切の関心もなく、学園では派閥争いをしており正直どうでも良かった。
大切なのは兄と伯爵家だった。
何かも失ったジゼルだったが隣国の王太子殿下に何故か好意をもたれてしまい波紋を呼んでしまうのだった。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
元侯爵令嬢は冷遇を満喫する
cyaru
恋愛
第三王子の不貞による婚約解消で王様に拝み倒され、渋々嫁いだ侯爵令嬢のエレイン。
しかし教会で結婚式を挙げた後、夫の口から開口一番に出た言葉は
「王命だから君を娶っただけだ。愛してもらえるとは思わないでくれ」
夫となったパトリックの側には長年の恋人であるリリシア。
自分もだけど、向こうだってわたくしの事は見たくも無いはず!っと早々の別居宣言。
お互いで交わす契約書にほっとするパトリックとエレイン。ほくそ笑む愛人リリシア。
本宅からは屋根すら見えない別邸に引きこもりお1人様生活を満喫する予定が・・。
※専門用語は出来るだけ注釈をつけますが、作者が専門用語だと思ってない専門用語がある場合があります
※作者都合のご都合主義です。
※リアルで似たようなものが出てくると思いますが気のせいです。
※架空のお話です。現実世界の話ではありません。
※爵位や言葉使いなど現実世界、他の作者さんの作品とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
まだ20歳の未亡人なので、この後は好きに生きてもいいですか?
せいめ
恋愛
政略結婚で愛することもなかった旦那様が魔物討伐中の事故で亡くなったのが1年前。
喪が明け、子供がいない私はこの家を出て行くことに決めました。
そんな時でした。高額報酬の良い仕事があると声を掛けて頂いたのです。
その仕事内容とは高貴な身分の方の閨指導のようでした。非常に悩みましたが、家を出るのにお金が必要な私は、その仕事を受けることに決めたのです。
閨指導って、そんなに何度も会う必要ないですよね?しかも、指導が必要には見えませんでしたが…。
でも、高額な報酬なので文句は言いませんわ。
家を出る資金を得た私は、今度こそ自由に好きなことをして生きていきたいと考えて旅立つことに決めました。
その後、新しい生活を楽しんでいる私の所に現れたのは……。
まずは亡くなったはずの旦那様との話から。
ご都合主義です。
設定は緩いです。
誤字脱字申し訳ありません。
主人公の名前を途中から間違えていました。
アメリアです。すみません。
悪役令嬢ですが、当て馬なんて奉仕活動はいたしませんので、どうぞあしからず!
たぬきち25番
恋愛
気が付くと私は、ゲームの中の悪役令嬢フォルトナに転生していた。自分は、婚約者のルジェク王子殿下と、ヒロインのクレアを邪魔する悪役令嬢。そして、ふと気が付いた。私は今、強大な権力と、惚れ惚れするほどの美貌と身体、そして、かなり出来の良い頭を持っていた。王子も確かにカッコイイけど、この世界には他にもカッコイイ男性はいる、王子はヒロインにお任せします。え? 当て馬がいないと物語が進まない? ごめんなさい、王子殿下、私、自分のことを優先させて頂きまぁ~す♡
※マルチエンディングです!!
コルネリウス(兄)&ルジェク(王子)好きなエンディングをお迎えください m(_ _)m
2024.11.14アイク(誰?)ルートをスタートいたしました。
楽しんで頂けると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる