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妖精眼を持つ少女
冬の仕事と彼女の家
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こうして、冬休みの間、ルーサーはテルフォード邸の家でお世話になることになったが。
魔法使いの家系の邸宅だから、いったいどんな生活を送っているのかと思っていたが、意外なほどに普通の日常であった。
朝方になったら、各部屋に薪ストーブの薪を補充しに回る。これはマーヤひとりではあまりに大変そうで、ルーサーがすると言い出すと、彼女は心底嬉しそうに笑い、その日の朝ご飯はトランペットを二枚ほどサービスでもらった。
雪かき、水が凍らない内に井戸水を汲んでひと晩置く、料理など。
その生活は、家の規模が大きくなっただけでルーサーが街でしていたものとあまり大きくは変わらないように思えた。
「なんだか意外だね」
「なにがかしら?」
ふたりはお茶の時間に、マーヤが焼いてくれたパンケーキを食べつつ、話をする。
パンケーキは薄いのにふわふわとして弾力があり、それでいてトランペットとは明らかに食感が違うのに、どうやってつくっているんだろうとルーサーはぼんやりと思いつつ、口を開いた。
「もっと魔法でなんでもかんでもしていると思っていたから。魔法だって、貴族や豪商じゃないと続けられないって言っていたし」
「そうね。薬草代も馬鹿にならないから、代々魔女や魔法使いはせっせと周りにコネクションをつくって、そのコネクションを元にお金が途切れないようにしていた。貴族に見初められた魔女がそのまんま貴族の中に根付いて魔法使いになった家系だってあるし、研究成果の特許で財を成してそのまんま豪商になった魔法使いだっている」
「でも……なんというか、普通だね?」
「ほとんどの魔法使いの生活はこんなものよ。貴族とあまり変わりがないのかもしれないし、貴族よりももっと保守的なのかもしれないわね。家事全般に魔法を使っているのって、せいぜい人形遣いくらいよ」
「人形遣い? オズワルドにそんな人たちいたっけ」
「あそこも魔女学科にいるとは思うけど……結構古い魔法だから、存在自体を隠しているかもね」
人形遣いのはじまりは、人形に魂が宿り、勝手に動き回るようになったという伝承から成っている。意志を持った人形に人間の代わりに働いてもらうという魔法は高度である。妖精は人間が使役しなければ全く人間の言うことを聞かないのと同じように、人形だってきちんと精度の高い使役がなければ魂を宿した瞬間に人間の言うことを聞かなくなる。
一時期は人形遣いもまた禁術法の対象となり得たが……軍人の仕事を奪わないかと警戒されたのはある……魔女学科に隠れ潜んでいる人形遣いたちにより、論文や歴史を武器に魔法執政官たちはタコ殴りに遭い、こうして今も存続を許されている。
もっとも。人形遣いは秘密主義が過ぎて、禁術法が制定されたことで行方をくらませた魔法使いたちみたいに派手なことはせず、最初から存在をくらませているため、どこでなんの研究をしているのか、オズワルドの面々もあまり知らないという。
魔法使いは互いの管轄外をむやみに調べたりはしない。むやみに足を踏み入れるととんでもないことになりかねないのだから。
その辺りの説明を受けたルーサーは、なんとも言えない顔になった。
「なんだかものすごく大変なんだね」
「でもルーサーは今は魔女学科に所属しているんだもの。いずれ会うことになるかもしれないわ。まあ彼らは自動人形の研究をしているだけで、下手に人形について詮索しない限りは友好的だから安心して」
「どこでどんな罠が待ち構えているかわからないけどね」
「あら。ルーサーも少しは慎重にことを構えることを覚えてくれた?」
「君をあんまりいいようには使いたくないからね。多少は慎重さを覚えるよ」
「嬉しい」
ニコッと華やいだ笑みを浮かべるアルマに、ルーサーは少しだけ頬に熱を持たせた。
未遂で終わったとはいえど、キスのひとつもしてない健全な関係だ。家に泊まってすら、特に何事もないのだが。
ただルーサーからしてみれば、オズワルドにいるときは常に肩で風を切って歩いている彼女が幾許かリラックスした態度でいるテルフォード邸での生活には少しだけほっとしていた。そうこうしているうちに、ふたりで飲んでいた紅茶のポットが空になったことに気付く。
「ああ、空になっちゃったね。マーヤさんにお湯をもらってくるよ」
「その内マーヤが来るから、あまり気にしなくてもいいわよ?」
「ここは君の実家だから気にしないかもしれないけど……僕はここに泊まらせてもらっているから、気になるよ。台所はあっちだったよね」
「ええ。気を付けて」
アルマに見送られて、ルーサーは窓を眺めながら台所への短い廊下を歩きはじめた。
森の中に囲まれた家で、親子と管理人とだけ暮らしている生活。しかしそこでの生活はアルマを忍耐強くさせ、彼女の向上心を育てていった。
(ジョシュアの家は隣だって聞いたけど……ここからだったらちっともわからないな)
ルーサーの感覚では、近所付き合いとは、家の前に出たら集合住宅に住んでいる人たちが皆勢揃いして談笑している感覚のことを言う。魔法使いのスケールは自分の想定よりも広いようだった。
そんなことを思っていたら、せっせと働いているマーヤと鉢合った。
「こんにちは。台所でお湯をいただいてもいいですか?」
「あらぁ、すみません! すぐに戻りますから!」
マーヤはシーツの張り替えをしていたらしく、シーツをたくさん持って歩いていたので、今から走り出しそうなのをルーサーは慌てて制する。
「いえ! 自分でお湯はもらいますから! マーヤさんはそんなに急がなくっても!」
「いえいえ。お嬢様が帰ってらっしゃって、本当に私も嬉しい限りなんですよ。ルーサー様と一緒に来てくださったのも」
「そんなにかしこまらないでくださいよ。僕は一般人から毛が生えた程度で、まだ魔法使いらしいことがほとんどできてませんから」
ルーサーが申し訳なくなってそう訴えると、マーヤは「いいえ!」と首を振った。
「旦那様が連れ帰ってきたときのお嬢様のことを思い出したら、今の穏やかな表情は本当にマーヤも嬉しくて嬉しくて」
「ああ……」
マーヤが今にも泣き出しそうなものの、ルーサーもそれ以上は言えなかった。
アルマにとって、オズワルドで妖精を石化させて殺したのも、小さい頃全てを奪われて街にいられなくなったのも、昨日の出来事と同列なのだ。そしてそれを見ていたマーヤからしても、同じことなのだ。
(僕、どれだけアルマを……マーヤさんまで巻き込んで傷付けたのだろう)
仕方なかった。妖精の取り替え子の影響なんて、受けた張本人以外わかる話でもあるまい。理屈ではそうなるし、アルマもそこは割り切っている。だが。受けた傷はそう簡単に消えることはない。
ルーサー本人すら、妖精に呪われて危うくなにもかもを根こそぎ剥ぎ取られるところだったのだから、「今が幸せならそれでいい」なんて楽観的な態度は取れないのだ。
ルーサーはおずおずと尋ねた。
「僕、アルマをずっと傷付けたと思うんですけど……それでも許してくれるんですか?」
そう尋ねたら、マーヤはキョトンとした顔をした。
「むしろ逆ですよ? お嬢様の心の支えでしたから。どうしたら思い出してもらえるかと、そりゃもう必死でした。もちろん、妖精に奪われたものをそっくりそのまんま取り返せるなんて思ってませんし、ルーサー様だって奪われてしまった記憶は取り戻せてないでしょう?」
「……ごめんなさい。その通りです」
「ええ。ですが、あなたがお嬢様の背骨をつくったんです。そこは誇りに思ってくださいませ。それではすぐにシーツ洗い場に持っていきますから! 台所のお湯は今も温かいままですから、お好きにどうぞ!」
そう言ってマーヤは急いで去って行ったのを、ルーサーは会釈して見送った。
ひとつ知るたびに傷付いて、ひとつ知るたびにもっと知りたくなる。
恋と魔法は似たもので、知れば知るほど、知らないことを思い知るのだ。
魔法使いの家系の邸宅だから、いったいどんな生活を送っているのかと思っていたが、意外なほどに普通の日常であった。
朝方になったら、各部屋に薪ストーブの薪を補充しに回る。これはマーヤひとりではあまりに大変そうで、ルーサーがすると言い出すと、彼女は心底嬉しそうに笑い、その日の朝ご飯はトランペットを二枚ほどサービスでもらった。
雪かき、水が凍らない内に井戸水を汲んでひと晩置く、料理など。
その生活は、家の規模が大きくなっただけでルーサーが街でしていたものとあまり大きくは変わらないように思えた。
「なんだか意外だね」
「なにがかしら?」
ふたりはお茶の時間に、マーヤが焼いてくれたパンケーキを食べつつ、話をする。
パンケーキは薄いのにふわふわとして弾力があり、それでいてトランペットとは明らかに食感が違うのに、どうやってつくっているんだろうとルーサーはぼんやりと思いつつ、口を開いた。
「もっと魔法でなんでもかんでもしていると思っていたから。魔法だって、貴族や豪商じゃないと続けられないって言っていたし」
「そうね。薬草代も馬鹿にならないから、代々魔女や魔法使いはせっせと周りにコネクションをつくって、そのコネクションを元にお金が途切れないようにしていた。貴族に見初められた魔女がそのまんま貴族の中に根付いて魔法使いになった家系だってあるし、研究成果の特許で財を成してそのまんま豪商になった魔法使いだっている」
「でも……なんというか、普通だね?」
「ほとんどの魔法使いの生活はこんなものよ。貴族とあまり変わりがないのかもしれないし、貴族よりももっと保守的なのかもしれないわね。家事全般に魔法を使っているのって、せいぜい人形遣いくらいよ」
「人形遣い? オズワルドにそんな人たちいたっけ」
「あそこも魔女学科にいるとは思うけど……結構古い魔法だから、存在自体を隠しているかもね」
人形遣いのはじまりは、人形に魂が宿り、勝手に動き回るようになったという伝承から成っている。意志を持った人形に人間の代わりに働いてもらうという魔法は高度である。妖精は人間が使役しなければ全く人間の言うことを聞かないのと同じように、人形だってきちんと精度の高い使役がなければ魂を宿した瞬間に人間の言うことを聞かなくなる。
一時期は人形遣いもまた禁術法の対象となり得たが……軍人の仕事を奪わないかと警戒されたのはある……魔女学科に隠れ潜んでいる人形遣いたちにより、論文や歴史を武器に魔法執政官たちはタコ殴りに遭い、こうして今も存続を許されている。
もっとも。人形遣いは秘密主義が過ぎて、禁術法が制定されたことで行方をくらませた魔法使いたちみたいに派手なことはせず、最初から存在をくらませているため、どこでなんの研究をしているのか、オズワルドの面々もあまり知らないという。
魔法使いは互いの管轄外をむやみに調べたりはしない。むやみに足を踏み入れるととんでもないことになりかねないのだから。
その辺りの説明を受けたルーサーは、なんとも言えない顔になった。
「なんだかものすごく大変なんだね」
「でもルーサーは今は魔女学科に所属しているんだもの。いずれ会うことになるかもしれないわ。まあ彼らは自動人形の研究をしているだけで、下手に人形について詮索しない限りは友好的だから安心して」
「どこでどんな罠が待ち構えているかわからないけどね」
「あら。ルーサーも少しは慎重にことを構えることを覚えてくれた?」
「君をあんまりいいようには使いたくないからね。多少は慎重さを覚えるよ」
「嬉しい」
ニコッと華やいだ笑みを浮かべるアルマに、ルーサーは少しだけ頬に熱を持たせた。
未遂で終わったとはいえど、キスのひとつもしてない健全な関係だ。家に泊まってすら、特に何事もないのだが。
ただルーサーからしてみれば、オズワルドにいるときは常に肩で風を切って歩いている彼女が幾許かリラックスした態度でいるテルフォード邸での生活には少しだけほっとしていた。そうこうしているうちに、ふたりで飲んでいた紅茶のポットが空になったことに気付く。
「ああ、空になっちゃったね。マーヤさんにお湯をもらってくるよ」
「その内マーヤが来るから、あまり気にしなくてもいいわよ?」
「ここは君の実家だから気にしないかもしれないけど……僕はここに泊まらせてもらっているから、気になるよ。台所はあっちだったよね」
「ええ。気を付けて」
アルマに見送られて、ルーサーは窓を眺めながら台所への短い廊下を歩きはじめた。
森の中に囲まれた家で、親子と管理人とだけ暮らしている生活。しかしそこでの生活はアルマを忍耐強くさせ、彼女の向上心を育てていった。
(ジョシュアの家は隣だって聞いたけど……ここからだったらちっともわからないな)
ルーサーの感覚では、近所付き合いとは、家の前に出たら集合住宅に住んでいる人たちが皆勢揃いして談笑している感覚のことを言う。魔法使いのスケールは自分の想定よりも広いようだった。
そんなことを思っていたら、せっせと働いているマーヤと鉢合った。
「こんにちは。台所でお湯をいただいてもいいですか?」
「あらぁ、すみません! すぐに戻りますから!」
マーヤはシーツの張り替えをしていたらしく、シーツをたくさん持って歩いていたので、今から走り出しそうなのをルーサーは慌てて制する。
「いえ! 自分でお湯はもらいますから! マーヤさんはそんなに急がなくっても!」
「いえいえ。お嬢様が帰ってらっしゃって、本当に私も嬉しい限りなんですよ。ルーサー様と一緒に来てくださったのも」
「そんなにかしこまらないでくださいよ。僕は一般人から毛が生えた程度で、まだ魔法使いらしいことがほとんどできてませんから」
ルーサーが申し訳なくなってそう訴えると、マーヤは「いいえ!」と首を振った。
「旦那様が連れ帰ってきたときのお嬢様のことを思い出したら、今の穏やかな表情は本当にマーヤも嬉しくて嬉しくて」
「ああ……」
マーヤが今にも泣き出しそうなものの、ルーサーもそれ以上は言えなかった。
アルマにとって、オズワルドで妖精を石化させて殺したのも、小さい頃全てを奪われて街にいられなくなったのも、昨日の出来事と同列なのだ。そしてそれを見ていたマーヤからしても、同じことなのだ。
(僕、どれだけアルマを……マーヤさんまで巻き込んで傷付けたのだろう)
仕方なかった。妖精の取り替え子の影響なんて、受けた張本人以外わかる話でもあるまい。理屈ではそうなるし、アルマもそこは割り切っている。だが。受けた傷はそう簡単に消えることはない。
ルーサー本人すら、妖精に呪われて危うくなにもかもを根こそぎ剥ぎ取られるところだったのだから、「今が幸せならそれでいい」なんて楽観的な態度は取れないのだ。
ルーサーはおずおずと尋ねた。
「僕、アルマをずっと傷付けたと思うんですけど……それでも許してくれるんですか?」
そう尋ねたら、マーヤはキョトンとした顔をした。
「むしろ逆ですよ? お嬢様の心の支えでしたから。どうしたら思い出してもらえるかと、そりゃもう必死でした。もちろん、妖精に奪われたものをそっくりそのまんま取り返せるなんて思ってませんし、ルーサー様だって奪われてしまった記憶は取り戻せてないでしょう?」
「……ごめんなさい。その通りです」
「ええ。ですが、あなたがお嬢様の背骨をつくったんです。そこは誇りに思ってくださいませ。それではすぐにシーツ洗い場に持っていきますから! 台所のお湯は今も温かいままですから、お好きにどうぞ!」
そう言ってマーヤは急いで去って行ったのを、ルーサーは会釈して見送った。
ひとつ知るたびに傷付いて、ひとつ知るたびにもっと知りたくなる。
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