27 / 49
妖精眼を持つ少女
施設の実験
しおりを挟む
ルーサーはアルマについて校舎を歩く。
召喚科は各教室に薄く結界を張り、それに合わせて魔方陣を敷き、それぞれの召喚対象を呼び出す実験を試みている。朝だと召喚するための力が足りないため、活動時間は専ら夕方以降なため、他の学科では朝から授業を行っていても、この科ではほぼ人がいない。
その中、アルマは魔女学科の校舎に移動すると、急いで教授の個室の扉を叩いた。
「教授! リー教授!」
アルマが大声を上げるのを、ルーサーはハラハラしながら見ていた。教授陣もまたそれぞれの担当校舎の中で個室を持って研究を重ねている。
その中のリー教授は、ルーサーが授業を受けている中、気難しい印象のある魔法使いであった……そもそもアルマの養父に当たるテルフォード教授のようなフィールドワーク特化の筋肉隆々とした魔法使いが異端なのであり、ほとんどの魔法使いは神経質な顔つきに骨張った体躯の持ち主のため、そりゃ気難しい印象を持っても仕方がないのだが。
アルマが何度も何度も叩くと、「こら。うるさい!」と声が帰ってきた。
ちりちりなウォームグレイの髪をひとつにまとめた、金色の三白眼の男性であった。
「朝から騒がしい! そもそもテルフォードは召喚科だろうが、いったい何用だ?」
「いえ、相談がありまして。正確には彼が……」
「ああ、サックウェルか。どうかしたか?」
どうにもリー教授が他科の学生はぞんざいな扱いだが、自分の教え子には態度が若干軟化するようだった。ルーサーはおずおずと口を開いた。
「同級生の……エイミーについて、相談を受けたんですが」
「……入りたまえ」
リー教授はルーサーとアルマを個室に招き入れると、乱暴に薬草茶を並べた。基本的にアルマは自室に招く際は飲みやすい紅茶でもてなすのに対して、魔女学の権威は独自調合した薬草茶であり、ひと口いただいたが、それは目玉が飛び出そうなほど苦い上に、魂が口から抜け出そうなほどに異様な匂いがした。
ルーサーは目を白黒させている中、アルマは冷静に尋ねた。
「彼女について相談を受けました。彼女は孤児であり、元々は施設にいたのをこの学院に召喚したと」
「表立ってはそうなっている。彼女は……フロックハートは少々特殊な出自でな」
「……特殊、ですか。まさか魔法使いの家の庶子とか」
「それだったらもっと早くに魔法学院に保護できただろう。フロックハートのいた施設は、問題のあり過ぎる実験を、孤児を集めて行っていた」
「それは……」
ルーサーは顔を引きつらせた。
基本的に魔法使いの子は貴族や豪商の家の子がほとんどで、特殊な研究……それこそ人体実験などを行おうものならば、家同士で抗争が起こってもおかしくはないが。人間に対して実験を行う際、孤児ならば問題ないだろうという外道は少なからずいる。
しかしアルマはぴしゃんと声を荒げた。
「それは禁術法の規制対象だったはずですが?」
「ああ、そうだ。魔法の人体実験は、今は規制対象になる……もっとも、禁術法もあまりに穴だらけだから、いずれ法律は改正されるだろうし、人体実験の区分はもう少し細やかに分けるべきだろうがな。しかし、人体実験ばかりが禁術対象だった訳ではない。行っていた魔法の実験だが……あの施設では魔眼の研究を行っていた」
「……魔眼、とはいったい?」
「ほとんどは、家系の魔法だ。家系の魔法は基本的に魔法使いの一族独自の魔法を目に込めたもので、門外不出でよその魔法使いでは扱いきれないものだが。あの施設はよりによって、魔眼を独自開発して、それを孤児に取り付ける実験を行っていた。幻想動物にゴルゴーンがいるな?」
「ゴルゴーン……たしか目を合わせたら石化する呪いが発動するっていう?」
「そうだ。魔眼はその手の呪いを、詠唱や魔法道具なしで発動させる魔法を目に宿すというもの。魔法道具の消費もなく、詠唱時間もかからない魔法の極意と言ってもいい」
「ですが……そんな手間暇かからない魔法を目に宿すって……」
魔法だって知識があればいいというものでもない。
アルマのように妖精郷に誘拐された反動で妖精の言葉を解読できるようになった例は稀だし、奇跡のようなものや魔力がなかったら、本来は使えるものではない。
そして一見便利なように見える魔眼だって、本来は真帆使い家系の門外不出の魔法の極意のはずだ。そんなものをわざわざ孤児を集めて人体実験していたのだって。
リー教授は続ける。
「……普通は目に魔力を無理矢理溜め込んだ末に魔法を行使するなど、目の神経が死んで失明する。魔眼を守る家系は、大概は数世代かけて目に魔力を定着させるものだ。それこそ、野菜や家畜の品種改良を数世代かけて行うのとおんなじだ」
それにルーサーは顔を引きつらせる。それはあまりにも、人間を人間と思っていない行動に思えたのだ。それにアルマは短く言う。
「今でも魔眼を守っている家系なんて、そこまで多くないし、ましてや孤児を引き取っての人体実験は今は禁止されているもの。禁術法も本来はその手の人体実験を禁止するために発令されたのに、あれもこれもと手を広げ過ぎたせいで、ザルみたいな法案になってしまったんだから」
「う、うん……でも、あれ?」
ルーサーが知っている限り、エイミーは元気な上に目もよく、失明の危機にあるとは思えなかった。
それにリー教授は溜息交じりに、謎の薬草茶をひと口飲んでから続けた。
「だが、彼女は本当に奇跡の上に失明を免れて、魔眼が定着した成功例だったが……彼女が宿した魔法は厄介極まりないものだ」
「なんですか? 彼女が宿した魔法は」
「……妖精眼」
「アルマ?」
唐突なアルマの言葉に、ルーサーは振り返った。彼女がこれだけ怒っているのは、自分の存在を全て奪い去った妖精と対峙したとき以来だった。
「彼女、妖精眼のせいで、妖精郷の干渉を受けていませんか?」
「やはりテルフォードはわかったか。妖精学者の愛娘の妖精学者ならなあ」
魔眼の説明は今受けたが、妖精眼なんて聞いたことがなく、ルーサーは目を瞬かせた。アルマは努めて冷静さを装っていたが、怒りでピンピンと跳ねた癖毛が爆発しそうになっていた。
「……前にも言ったと思うけれど、妖精学の中でも、妖精郷の存在は確認できても、誰も行ったことがないから、詳細が未だに不明なの」
「それは言っていたし、アルマが研究しているのだって、その妖精郷に関することだよね?」
「ええ……妖精は人間の記憶できちんと認識できない。ただ深層心理を自由自在に操る、呪文詠唱も魔法道具も一切なしで魔法を行使する……」
「あれ、これって……」
「そう。妖精の魔法の使い方と魔眼の魔法の使い方が似通っていると気付いた人が、魔眼を利用して妖精郷を観測しようと試みた実験の成果が妖精眼だけれど、そもそも私たちが召喚している妖精だって、あくまで妖精郷から呼び出している影よ。妖精の影を使っても妖精の本体に接続することはできないし、そこから妖精郷にアプローチをするのは不可能なのだけれど……その妖精眼が定着したってことは、エイミーには妖精郷に接続できる素質があったんでしょうね。でもあなたも知っているでしょうルーサー」
何度も何度も口酸っぱく言っているが。
妖精は人間の理屈に合わせてはくれない。彼らはあくまで、本能でしか行動しない。
そんな生き物に無理矢理接続するようにされてしまった人間は、どんどんと人間の理屈からずれていってしまう。
「それはまずいんじゃ……」
「まずいのよ。というよりも、そんなまずい子がどうしてオズワルドに?」
「フロックハートのいた施設だが、当然ながら一から十まで禁術法に引っかかる。そのため、彼らは荷物をまとめて逃走してしまったよ……成功例のはずの、フロックハートを残してな」
リー教授の言葉を、ルーサーは苦々しい気持ちで聞いていた。
いいように使われ続けた末に、捨てられた。
それがあまりにも身勝手に思えたのだ。
召喚科は各教室に薄く結界を張り、それに合わせて魔方陣を敷き、それぞれの召喚対象を呼び出す実験を試みている。朝だと召喚するための力が足りないため、活動時間は専ら夕方以降なため、他の学科では朝から授業を行っていても、この科ではほぼ人がいない。
その中、アルマは魔女学科の校舎に移動すると、急いで教授の個室の扉を叩いた。
「教授! リー教授!」
アルマが大声を上げるのを、ルーサーはハラハラしながら見ていた。教授陣もまたそれぞれの担当校舎の中で個室を持って研究を重ねている。
その中のリー教授は、ルーサーが授業を受けている中、気難しい印象のある魔法使いであった……そもそもアルマの養父に当たるテルフォード教授のようなフィールドワーク特化の筋肉隆々とした魔法使いが異端なのであり、ほとんどの魔法使いは神経質な顔つきに骨張った体躯の持ち主のため、そりゃ気難しい印象を持っても仕方がないのだが。
アルマが何度も何度も叩くと、「こら。うるさい!」と声が帰ってきた。
ちりちりなウォームグレイの髪をひとつにまとめた、金色の三白眼の男性であった。
「朝から騒がしい! そもそもテルフォードは召喚科だろうが、いったい何用だ?」
「いえ、相談がありまして。正確には彼が……」
「ああ、サックウェルか。どうかしたか?」
どうにもリー教授が他科の学生はぞんざいな扱いだが、自分の教え子には態度が若干軟化するようだった。ルーサーはおずおずと口を開いた。
「同級生の……エイミーについて、相談を受けたんですが」
「……入りたまえ」
リー教授はルーサーとアルマを個室に招き入れると、乱暴に薬草茶を並べた。基本的にアルマは自室に招く際は飲みやすい紅茶でもてなすのに対して、魔女学の権威は独自調合した薬草茶であり、ひと口いただいたが、それは目玉が飛び出そうなほど苦い上に、魂が口から抜け出そうなほどに異様な匂いがした。
ルーサーは目を白黒させている中、アルマは冷静に尋ねた。
「彼女について相談を受けました。彼女は孤児であり、元々は施設にいたのをこの学院に召喚したと」
「表立ってはそうなっている。彼女は……フロックハートは少々特殊な出自でな」
「……特殊、ですか。まさか魔法使いの家の庶子とか」
「それだったらもっと早くに魔法学院に保護できただろう。フロックハートのいた施設は、問題のあり過ぎる実験を、孤児を集めて行っていた」
「それは……」
ルーサーは顔を引きつらせた。
基本的に魔法使いの子は貴族や豪商の家の子がほとんどで、特殊な研究……それこそ人体実験などを行おうものならば、家同士で抗争が起こってもおかしくはないが。人間に対して実験を行う際、孤児ならば問題ないだろうという外道は少なからずいる。
しかしアルマはぴしゃんと声を荒げた。
「それは禁術法の規制対象だったはずですが?」
「ああ、そうだ。魔法の人体実験は、今は規制対象になる……もっとも、禁術法もあまりに穴だらけだから、いずれ法律は改正されるだろうし、人体実験の区分はもう少し細やかに分けるべきだろうがな。しかし、人体実験ばかりが禁術対象だった訳ではない。行っていた魔法の実験だが……あの施設では魔眼の研究を行っていた」
「……魔眼、とはいったい?」
「ほとんどは、家系の魔法だ。家系の魔法は基本的に魔法使いの一族独自の魔法を目に込めたもので、門外不出でよその魔法使いでは扱いきれないものだが。あの施設はよりによって、魔眼を独自開発して、それを孤児に取り付ける実験を行っていた。幻想動物にゴルゴーンがいるな?」
「ゴルゴーン……たしか目を合わせたら石化する呪いが発動するっていう?」
「そうだ。魔眼はその手の呪いを、詠唱や魔法道具なしで発動させる魔法を目に宿すというもの。魔法道具の消費もなく、詠唱時間もかからない魔法の極意と言ってもいい」
「ですが……そんな手間暇かからない魔法を目に宿すって……」
魔法だって知識があればいいというものでもない。
アルマのように妖精郷に誘拐された反動で妖精の言葉を解読できるようになった例は稀だし、奇跡のようなものや魔力がなかったら、本来は使えるものではない。
そして一見便利なように見える魔眼だって、本来は真帆使い家系の門外不出の魔法の極意のはずだ。そんなものをわざわざ孤児を集めて人体実験していたのだって。
リー教授は続ける。
「……普通は目に魔力を無理矢理溜め込んだ末に魔法を行使するなど、目の神経が死んで失明する。魔眼を守る家系は、大概は数世代かけて目に魔力を定着させるものだ。それこそ、野菜や家畜の品種改良を数世代かけて行うのとおんなじだ」
それにルーサーは顔を引きつらせる。それはあまりにも、人間を人間と思っていない行動に思えたのだ。それにアルマは短く言う。
「今でも魔眼を守っている家系なんて、そこまで多くないし、ましてや孤児を引き取っての人体実験は今は禁止されているもの。禁術法も本来はその手の人体実験を禁止するために発令されたのに、あれもこれもと手を広げ過ぎたせいで、ザルみたいな法案になってしまったんだから」
「う、うん……でも、あれ?」
ルーサーが知っている限り、エイミーは元気な上に目もよく、失明の危機にあるとは思えなかった。
それにリー教授は溜息交じりに、謎の薬草茶をひと口飲んでから続けた。
「だが、彼女は本当に奇跡の上に失明を免れて、魔眼が定着した成功例だったが……彼女が宿した魔法は厄介極まりないものだ」
「なんですか? 彼女が宿した魔法は」
「……妖精眼」
「アルマ?」
唐突なアルマの言葉に、ルーサーは振り返った。彼女がこれだけ怒っているのは、自分の存在を全て奪い去った妖精と対峙したとき以来だった。
「彼女、妖精眼のせいで、妖精郷の干渉を受けていませんか?」
「やはりテルフォードはわかったか。妖精学者の愛娘の妖精学者ならなあ」
魔眼の説明は今受けたが、妖精眼なんて聞いたことがなく、ルーサーは目を瞬かせた。アルマは努めて冷静さを装っていたが、怒りでピンピンと跳ねた癖毛が爆発しそうになっていた。
「……前にも言ったと思うけれど、妖精学の中でも、妖精郷の存在は確認できても、誰も行ったことがないから、詳細が未だに不明なの」
「それは言っていたし、アルマが研究しているのだって、その妖精郷に関することだよね?」
「ええ……妖精は人間の記憶できちんと認識できない。ただ深層心理を自由自在に操る、呪文詠唱も魔法道具も一切なしで魔法を行使する……」
「あれ、これって……」
「そう。妖精の魔法の使い方と魔眼の魔法の使い方が似通っていると気付いた人が、魔眼を利用して妖精郷を観測しようと試みた実験の成果が妖精眼だけれど、そもそも私たちが召喚している妖精だって、あくまで妖精郷から呼び出している影よ。妖精の影を使っても妖精の本体に接続することはできないし、そこから妖精郷にアプローチをするのは不可能なのだけれど……その妖精眼が定着したってことは、エイミーには妖精郷に接続できる素質があったんでしょうね。でもあなたも知っているでしょうルーサー」
何度も何度も口酸っぱく言っているが。
妖精は人間の理屈に合わせてはくれない。彼らはあくまで、本能でしか行動しない。
そんな生き物に無理矢理接続するようにされてしまった人間は、どんどんと人間の理屈からずれていってしまう。
「それはまずいんじゃ……」
「まずいのよ。というよりも、そんなまずい子がどうしてオズワルドに?」
「フロックハートのいた施設だが、当然ながら一から十まで禁術法に引っかかる。そのため、彼らは荷物をまとめて逃走してしまったよ……成功例のはずの、フロックハートを残してな」
リー教授の言葉を、ルーサーは苦々しい気持ちで聞いていた。
いいように使われ続けた末に、捨てられた。
それがあまりにも身勝手に思えたのだ。
0
お気に入りに追加
20
あなたにおすすめの小説

【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?

愛する貴方の心から消えた私は…
矢野りと
恋愛
愛する夫が事故に巻き込まれ隣国で行方不明となったのは一年以上前のこと。
周りが諦めの言葉を口にしても、私は決して諦めなかった。
…彼は絶対に生きている。
そう信じて待ち続けていると、願いが天に通じたのか奇跡的に彼は戻って来た。
だが彼は妻である私のことを忘れてしまっていた。
「すまない、君を愛せない」
そう言った彼の目からは私に対する愛情はなくなっていて…。
*設定はゆるいです。
とまどいの花嫁は、夫から逃げられない
椎名さえら
恋愛
エラは、親が決めた婚約者からずっと冷淡に扱われ
初夜、夫は愛人の家へと行った。
戦争が起こり、夫は戦地へと赴いた。
「無事に戻ってきたら、お前とは離婚する」
と言い置いて。
やっと戦争が終わった後、エラのもとへ戻ってきた夫に
彼女は強い違和感を感じる。
夫はすっかり改心し、エラとは離婚しないと言い張り
突然彼女を溺愛し始めたからだ
______________________
✴︎舞台のイメージはイギリス近代(ゆるゆる設定)
✴︎誤字脱字は優しくスルーしていただけると幸いです
✴︎なろうさんにも投稿しています
私の勝手なBGMは、懐かしすぎるけど鬼束ちひろ『月光』←名曲すぎ

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
旦那様には愛人がいますが気にしません。
りつ
恋愛
イレーナの夫には愛人がいた。名はマリアンヌ。子どものように可愛らしい彼女のお腹にはすでに子どもまでいた。けれどイレーナは別に気にしなかった。彼女は子どもが嫌いだったから。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」様で作成しました。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

【完結】ヤンキー少女、異世界で異世界人の正体隠す
冬
ファンタジー
口が悪く男勝りで見た目は美青年な不良、神田シズ(女)は誕生日の前日に、漆黒の軍服に身を包んだ自分とそっくりの男にキスをされ神様のいない異世界へ飛ばされる。元の世界に帰る方法を捜していると男が着ていた軍服が、城で働く者、城人(じょうにん)だけが着ることを許させる制服だと知る。シズは「君はここじゃないと生きれない」と吐き捨て姿を消した謎の力を持つ男の行方と、自分とそっくりの男の手がかりをつかむために城人になろうとするがそのためには試験に合格し、城人になるための学校に通わなければならず……。癖の強い同期達と敵か味方か分からない教官、上司、王族の中で成長しながら、帰還という希望と真実に近づくにつれて、シズは渦巻く陰謀に引きずり込まれてゆく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる