23 / 26
23話
しおりを挟むなんか思った以上いけちゃったなぁ。こんなに異世界でのレベルアップが驚異的だったということなのかな…
まずまずどういう原理でレベルアップしてるのだろう。アニメや漫画みたいなことだもな。
「尊くん…すごい強かったんだ」
七瀬は尊敬な眼差しでこっちを見てくる。
俺からしたら今は強いけど…って話だけどな。
「まぁ…相手がそんな強くなかったんで油断でもしてたんじゃないかな…」
自慢もしたくないので謙虚な言い方で反応する。
「だとしても、こんな人数を相手するって相当だと思う…正直かっこよかった…」
「そんな…ありがとうございます…」
完全に惚れてしまう所だった…自分じゃなかったら完全に惚れているかもしれない。
「ありがとうね、一人だったら確実に終わっていた」
「まあ、自分のことでもあるんで…」
自分的にはどっちみち戦う予感はしていたし毎日怯えながら過ごすよりかは、ぱっぱと終わらせた方が楽だからな。
流石にもう復讐みたいなことはしなくなるだろう。
「私が知り合いの中でもそんな強い人はいなかったから今でもびっくりしてる…」
「そうなんですか」
たった一人で大人の集団を倒す。それはどんな人が見たとしても驚くのは普通なことかもしれない。
しかし、七瀬さんの知り合いってどんな人なんだろう。モデルさんとか有名人とか多そうなイメージだな。オーラがすごいから知り合いもそういう人みたいな感じ。
「しかし、いつまでもここにはいられないわね。変に注目する前に帰りましょう」
「ですね、あまり注目されない方が良いですもんね」
大人が倒れている近くにいると何を思われるかわからないからな。倒したなんて誰も思われないだろうけど…
それにもう時間も結構過ぎている。制服姿で遅い時間まで歩くのは危険だ。
そう思うと歩き出す。
***
「はぁ疲れたぁぁ」
家に入った瞬間、気が抜けたのが言葉を発する。
ここ最近はいろいろと疲れることが多いためごく一般な反応なのかもしれない。
「まあ風呂入って早く寝るか」
そう言うと早く寝るのだった。
0
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
[完結]勇者の旅の裏側で
八月森
ファンタジー
神官の少女リュイスは、神殿から預かったある依頼と共に冒険者の宿〈剣の継承亭〉を訪れ、そこで、店内の喧騒の中で一人眠っていた女剣士アレニエと出会う。
起き抜けに暴漢を叩きのめしたアレニエに衝撃を受けたリュイスは、衝動のままに懇願する。
「私と一緒に……勇者さまを助けてください!」
「………………はい?」
『旅半ばで魔王の側近に襲われ、命を落とす』と予見された勇者を、陰から救い出す。それが、リュイスの持ち込んだ依頼だった。
依頼を受諾したアレニエはリュイスと共に、勇者死亡予定現場に向かって旅立つ。
旅を通じて、彼女たちは少しずつその距離を縮めていく。
しかし二人は、お互いに、人には言えない秘密を抱えていた。
人々の希望の象徴として、表舞台を歩む勇者の旅路。その陰に、一組の剣士と神官の姿が見え隠れしていたことは、あまり知られていない。
これは二人の少女が、勇者の旅を裏側で支えながら、自身の居場所を見つける物語。
・1章には勇者は出てきません。
・本編の視点は基本的にアレニエかリュイス。その他のキャラ視点の場合は幕間になります。
・短い場面転換は―――― 長い場面転換は*** 視点切替は◆◇◆◇◆ で区切っています。
・小説家になろう、カクヨム、ハーメルンにも掲載しています。
死んで全ての凶運を使い果たした俺は異世界では強運しか残ってなかったみたいです。〜最強スキルと強運で異世界を無双します!〜
猫パンチ
ファンタジー
主人公、音峰 蓮(おとみね れん)はとてつもなく不幸な男だった。
ある日、とんでもない死に方をしたレンは気づくと神の世界にいた。
そこには創造神がいて、レンの余りの不運な死に方に同情し、異世界転生を提案する。
それを大いに喜び、快諾したレンは創造神にスキルをもらうことになる。
ただし、スキルは選べず運のみが頼り。
しかし、死んだ時に凶運を使い果たしたレンは強運の力で次々と最強スキルを引いてしまう。
それは創造神ですら引くほどのスキルだらけで・・・
そして、レンは最強スキルと強運で異世界を無双してゆく・・・。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界転移したら傭兵団を率いることになりました
響 恭也
ファンタジー
士官候補生だった俺こと、有田義信は、戦場で狙撃兵によって倒された。
死んだはずだったが目覚めてみるとなぜか戦場のど真ん中で、傭兵隊長のガイウスに拾われる。
帝国の権力争いに敗れて戦場で消息を絶ったガイウスから傭兵団を引き継ぐことになる。
そして、西方辺境から物語は動き出す。魔物の氾濫と分裂する帝国。歴戦の傭兵、ガイウスからアルと名付けられた少年は何を成すのか。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
強さがすべての魔法学園の最下位クズ貴族に転生した俺、死にたくないからゲーム知識でランキング1位を目指したら、なぜか最強ハーレムの主となった!
こはるんるん
ファンタジー
気づいたら大好きなゲームで俺の大嫌いだったキャラ、ヴァイスに転生してしまっていた。
ヴァイスは伯爵家の跡取り息子だったが、太りやすくなる外れスキル【超重量】を授かったせいで腐り果て、全ヒロインから嫌われるセクハラ野郎と化した。
最終的には魔族に闇堕ちして、勇者に成敗されるのだ。
だが、俺は知っていた。
魔族と化したヴァイスが、作中最強クラスのキャラだったことを。
外れスキル【超重量】の真の力を。
俺は思う。
【超重量】を使って勇者の王女救出イベントを奪えば、殺されなくて済むんじゃないか?
俺は悪行をやめてゲーム知識を駆使して、強さがすべての魔法学園で1位を目指す。
【完結】双子の兄×幼馴染(男)のカプを横目で見ながらあたしは好きに生きます
ルコ
ファンタジー
あたしの名前はカグラ、十五歳。一応次代の魔王候補だけどそんなにやる気はない。
だって双子の兄のショウが魔王になって、幼馴染のルイ(男)が王妃になるのが魔族の国にとって一番いいと思うから。
だってこの二人はあたし達が生まれた翌日からラブラブなんだもん。
そしてあたしはこの国の平和を守るため、今日も相棒の契約精霊、ホワイトライオンのミミと一緒にパトロールよ!
まずはドラゴンを制圧しに行きますか!
これは、魔族最強の母カグヤに強さも見た目も性格も激似の娘カグラが、魔王候補にもかかわらず好き勝手に無双する物語。
ーーーーーーーー
☆R18なBLで書いている、王子ちゃんシリーズの異世界編から派生した物語ですが、こちら単体でお読みいただけるようになっております。
☆設定等はゆっるゆるです。寛大な心でお読み頂けると助かります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる