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15話

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「ガチャ引けるんかよ!!」



誰も、いない草原で叫ぶ。



まるで、宝くじで当たったみたいな喜びである。




そりゃオーガを倒した嬉しさに、ガチャも引ける嬉しさもだと誰もが嬉しくなってしまうものだ。



しかも絶対絶命の状況から生き残るなんてこと普通の生活している人からすれば想像すら出来ない。そのため想像すらしないものを対処するといったことも嬉しさに含まれているのだろう。




「ってかレベルも上がっていたとか言っていたんだっけ?」



ナレーションについて疑問に思う。



今までレベルが上がるなんてことはなかったがオーガを倒したおかげだろうか?



まぁ普通ゲームではレベル上げは大抵モンスターなどを倒せば上がるため普通に考えたらオーガを倒した以外には考えられないだろう。



まぁ、それ以上にガチャという言葉に印象が強すぎて忘れかける所だったけど…



しかしレベルアップしたならどれくらいステータスが上がるか気になるよな。一回ステータス見てみるか。



「ステータスオープン」



そう叫ぶと、先ほどステータスオープンしたのと同様に空中に浮かんで見える。



「さてさてどうなっているかな…」



独り言を言いながらステータスを確認する。






名前:遠野尊







種族:ヒューマン







職業:学生







レベル:13







攻撃:2705






体力:2117






防御:1950






敏捷:1671






魔力:1050






魅力:203






【スキル】





なし





【固有スキル】



経験値10倍、幸運、剣豪




  




「いや結構ステータス上がってないか!?」



オーガを倒したことか、レベルが急激に上がっている。



今のステータスならオーガを拳で倒せるぐらいなのだろうか?



まぁ、勝てなくてもそこそこは渡り合えるぐらいにはなっていそうだ。




「しかし、一番驚くのは、魅力のステータスがほぼ2倍になってることだが」




魅力のステータスが100ちょいから一気に200になっている。



体のステータス面もそうだが魅力というのが上がることに驚いてしまう。



まずまず魅力のステータスってまずなんなんだ?















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