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6章 足りないのは我慢なのか適性なのか
18 ※
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メルヴィンは褒められてご機嫌な俺を抱き上げて、そっとベッドに横たえてくれた。
そのまま顔の横に肘をつかれると、メルヴィンに閉じ込められているよう。
視界のほとんどが大好きなメルヴィンでいっぱいでニヤけてしまいそうだ。
「その笑顔も反則だ!ちゅ、オレのことが…ちゅむ、好きだって…ちゅっ…顔に書いてあるぞっ!…ちゅぅ。」
「っふ…メルヴィンのこと、ちゅ…大好き…で、愛してる…ちゅぱっ…から…。」
「ああ…クソっ、今すぐブチ込みてえっ!」
色気のない言い方だけど、求められて俺の中心が熱を持ちはじめる。
そこに熱くなったメルヴィンの屹立を押し付けられて一気に臨戦態勢だ。
そのまま腰を揺らされると、太腿にメルヴィンの大事なところにはまっているリングの存在を感じる。
「もういいか?」
「うん。メルヴィンは?薬、入れただけで大丈夫?」
「多分な。…はぁっ、もう挿れるぞ。」
「ごめん、少し待って。使いたい物があるんだ。」
俺だってメルヴィンが欲しくて仕方ない。
でも理性を総動員して我慢する。
答えがないな…とメルヴィンを窺えば、何とも言えない表情をしていた。
「…………張り型とかはイヤだぞ。」
「それは俺もイヤだ。」
思わず間髪を入れずに答えるが、俺の扱いが酷い。
メルヴィンの体内に入って良いのは俺だけだ。
まあ、薬とかローションは仕方ないけど。
メルヴィンのジトっとした視線を感じつつ、空間収納から作って準備しておいた物を取り出す。
「お前さん、空間収納まで…」っていうメルヴィンの呟きはスルーだ。
「コレなんだけど、触ってみて。」
「……すげえモチっとしてんな。」
俺が取り出したのはダメ人間を量産する大きなクッションだ。
特にもったいぶるほどの物ではないが、これに凭れてもらったら繋がりながらでもキスができそうだと思って準備しておいたのだ。
「これならしたいと思ったときにキスできるだろ?…ちゅぅ。」
そう言いながら体勢を入れ替えてメルヴィンをクッションに押し倒す。
「そうだな…ちゅ。今日はキスしながら抱いてくれ。」
「もちろんそのつもり。だからちょっと確かめさせて…。ん、大丈夫そう。挿れるぞ、メルヴィン。」
メルヴィンは大丈夫と思っているけど、念のため雄尻に手を伸ばして指先で受け入れてくれる場所の柔らかさを確かめた。
「おう。来い、シオン。オレに溺れてくれ…。」
「来い」と名前呼びだけでも堪らないのに、何てこと言うんだ。
請われるまでもなく心も身体もメルヴィンに溺れているのに、これ以上俺にどうしろというのか。
「メルヴィン!っく、メルヴィン!ちゅぷ…ほんと好き。ちゅ…俺のメルヴィン…ちゅうぅ。中も、っはあ、温かくて… んちゅ…堪んない…ちゅむ…。も、我慢…ちゅ、しなくて、いいか?…ちゅぅ。」
「シオン…ちゅ、の、好きに…ちゅぱっ、して…くれ…むちゅ。」
「んちゅ…言ったな、メルヴィン。っは、忘れるなよ、ちゅうぅ。全部、受け止めろっ、くっ!」
両手でメルヴィンの頬を包んで吐息まで貪るようにキスをする。
動き難いが、そんなことは無視して打ち付けるように腰を使う。
「あっ、しおんっ!ちゅぷっ、くるっ!きす、しながら、よすぎて…ちゅ、も、いくっ!っぐあっ!はっ、おふっ、ああぁっ!」
仰け反りながら両足で俺の腰をぎゅうぎゅう挟んで白濁を吐き出すメルヴィンの色気がヤバい。
吐精しているナカも最高だが、ふるふると震える重量級のペニスまで堪らなく愛おしい。
だが、クッションを使っても仰け反られたらキスができなくなってしまった。
口さみしさで鎖骨の下を甘噛みして痕を残してしまう。
ああ、俺がメルヴィンを歯形だらけにしてしまう原因はコレか…。
「メルヴィン、顔はこっちだ。それじゃあ、っふ、キスできない。」
穿つ動きはそのままで、メルヴィンの項から後頭部に手のひらを差し入れてキスを促す。
「ぐっ、ちゅ、しおんっ、も…と、きす…んちゅ。うっ、んあっ!ちゅぱっ…こだね、も…ちゅむ。」
「ん、ちゅ…キスと、子種、な。はぁ…メルヴィン、可愛い…ちゅ。」
「おふっ、あっ、いいっ!…ちゅぷ、いいっ、くるっ!またぁ…ちゅばっ…くるうぅ!ぉああーーーーっ!」
「俺もっ、イくっ!…っちゅ…んむっ!」
快感で啼くメルヴィンにキスをしながら達したが、とんでもなく気持ちイイ。
クッションのおかげで距離が近く、肌も触れ合っていて満たされる。
「メルヴィン…ちゅ、可愛い…。俺のメルヴィン…ちゅぅ、愛してる。」
「はっ、はっ、シオン…ちゅ。はっ、オレも、っだ。んくっ、愛してる…ちゅ。」
ヤバい。
メルヴィンからの「愛してる」が嬉し過ぎて萎える気配が皆無だ。
このまま続けて抱いても良いのかな…。
いや、でも、いつもメルヴィンに煽られて一回目はがっついてしまって申し訳ないと思っている。
俺の名誉のためにも、二回目はもっと蕩けるくらい丁寧に抱かせてもらおう。
「メルヴィン、今日もがっついてごめん。身体はしんどくないか?」
「ああ、お前さんとの距離も近くてすげえヨかった。」
潤んだ瞳で俺を見つめてそんなふうに言ってくれた。
ああ、メルヴィンが愛おしい。
「それなら嬉しい。ね、メルヴィン。俺をぎゅっと抱きしめていて、お願い。」
「こうか?」
「ん、次はもっと優しくするから、たくさんキスしよ…?ちゅ…。」
「おう。お前さんももっとヨくなれ…ちゅぅ。」
「メルヴィンもな…。」
この夜の二回目は、すっごく甘かった。
そのまま顔の横に肘をつかれると、メルヴィンに閉じ込められているよう。
視界のほとんどが大好きなメルヴィンでいっぱいでニヤけてしまいそうだ。
「その笑顔も反則だ!ちゅ、オレのことが…ちゅむ、好きだって…ちゅっ…顔に書いてあるぞっ!…ちゅぅ。」
「っふ…メルヴィンのこと、ちゅ…大好き…で、愛してる…ちゅぱっ…から…。」
「ああ…クソっ、今すぐブチ込みてえっ!」
色気のない言い方だけど、求められて俺の中心が熱を持ちはじめる。
そこに熱くなったメルヴィンの屹立を押し付けられて一気に臨戦態勢だ。
そのまま腰を揺らされると、太腿にメルヴィンの大事なところにはまっているリングの存在を感じる。
「もういいか?」
「うん。メルヴィンは?薬、入れただけで大丈夫?」
「多分な。…はぁっ、もう挿れるぞ。」
「ごめん、少し待って。使いたい物があるんだ。」
俺だってメルヴィンが欲しくて仕方ない。
でも理性を総動員して我慢する。
答えがないな…とメルヴィンを窺えば、何とも言えない表情をしていた。
「…………張り型とかはイヤだぞ。」
「それは俺もイヤだ。」
思わず間髪を入れずに答えるが、俺の扱いが酷い。
メルヴィンの体内に入って良いのは俺だけだ。
まあ、薬とかローションは仕方ないけど。
メルヴィンのジトっとした視線を感じつつ、空間収納から作って準備しておいた物を取り出す。
「お前さん、空間収納まで…」っていうメルヴィンの呟きはスルーだ。
「コレなんだけど、触ってみて。」
「……すげえモチっとしてんな。」
俺が取り出したのはダメ人間を量産する大きなクッションだ。
特にもったいぶるほどの物ではないが、これに凭れてもらったら繋がりながらでもキスができそうだと思って準備しておいたのだ。
「これならしたいと思ったときにキスできるだろ?…ちゅぅ。」
そう言いながら体勢を入れ替えてメルヴィンをクッションに押し倒す。
「そうだな…ちゅ。今日はキスしながら抱いてくれ。」
「もちろんそのつもり。だからちょっと確かめさせて…。ん、大丈夫そう。挿れるぞ、メルヴィン。」
メルヴィンは大丈夫と思っているけど、念のため雄尻に手を伸ばして指先で受け入れてくれる場所の柔らかさを確かめた。
「おう。来い、シオン。オレに溺れてくれ…。」
「来い」と名前呼びだけでも堪らないのに、何てこと言うんだ。
請われるまでもなく心も身体もメルヴィンに溺れているのに、これ以上俺にどうしろというのか。
「メルヴィン!っく、メルヴィン!ちゅぷ…ほんと好き。ちゅ…俺のメルヴィン…ちゅうぅ。中も、っはあ、温かくて… んちゅ…堪んない…ちゅむ…。も、我慢…ちゅ、しなくて、いいか?…ちゅぅ。」
「シオン…ちゅ、の、好きに…ちゅぱっ、して…くれ…むちゅ。」
「んちゅ…言ったな、メルヴィン。っは、忘れるなよ、ちゅうぅ。全部、受け止めろっ、くっ!」
両手でメルヴィンの頬を包んで吐息まで貪るようにキスをする。
動き難いが、そんなことは無視して打ち付けるように腰を使う。
「あっ、しおんっ!ちゅぷっ、くるっ!きす、しながら、よすぎて…ちゅ、も、いくっ!っぐあっ!はっ、おふっ、ああぁっ!」
仰け反りながら両足で俺の腰をぎゅうぎゅう挟んで白濁を吐き出すメルヴィンの色気がヤバい。
吐精しているナカも最高だが、ふるふると震える重量級のペニスまで堪らなく愛おしい。
だが、クッションを使っても仰け反られたらキスができなくなってしまった。
口さみしさで鎖骨の下を甘噛みして痕を残してしまう。
ああ、俺がメルヴィンを歯形だらけにしてしまう原因はコレか…。
「メルヴィン、顔はこっちだ。それじゃあ、っふ、キスできない。」
穿つ動きはそのままで、メルヴィンの項から後頭部に手のひらを差し入れてキスを促す。
「ぐっ、ちゅ、しおんっ、も…と、きす…んちゅ。うっ、んあっ!ちゅぱっ…こだね、も…ちゅむ。」
「ん、ちゅ…キスと、子種、な。はぁ…メルヴィン、可愛い…ちゅ。」
「おふっ、あっ、いいっ!…ちゅぷ、いいっ、くるっ!またぁ…ちゅばっ…くるうぅ!ぉああーーーーっ!」
「俺もっ、イくっ!…っちゅ…んむっ!」
快感で啼くメルヴィンにキスをしながら達したが、とんでもなく気持ちイイ。
クッションのおかげで距離が近く、肌も触れ合っていて満たされる。
「メルヴィン…ちゅ、可愛い…。俺のメルヴィン…ちゅぅ、愛してる。」
「はっ、はっ、シオン…ちゅ。はっ、オレも、っだ。んくっ、愛してる…ちゅ。」
ヤバい。
メルヴィンからの「愛してる」が嬉し過ぎて萎える気配が皆無だ。
このまま続けて抱いても良いのかな…。
いや、でも、いつもメルヴィンに煽られて一回目はがっついてしまって申し訳ないと思っている。
俺の名誉のためにも、二回目はもっと蕩けるくらい丁寧に抱かせてもらおう。
「メルヴィン、今日もがっついてごめん。身体はしんどくないか?」
「ああ、お前さんとの距離も近くてすげえヨかった。」
潤んだ瞳で俺を見つめてそんなふうに言ってくれた。
ああ、メルヴィンが愛おしい。
「それなら嬉しい。ね、メルヴィン。俺をぎゅっと抱きしめていて、お願い。」
「こうか?」
「ん、次はもっと優しくするから、たくさんキスしよ…?ちゅ…。」
「おう。お前さんももっとヨくなれ…ちゅぅ。」
「メルヴィンもな…。」
この夜の二回目は、すっごく甘かった。
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