ダメな方の異世界召喚された俺は、それでも風呂と伴侶を愛してる

おりく

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6章 足りないのは我慢なのか適性なのか

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「もう少し引っ張る?」

「そうですね……はい、そこで。あとは弛まないように端を折り込んで……。ふふ、きれいにできましたね。」

どうしよう、シーツを換えただけなのに楽しい。

ちなみにシーツは一枚の平たい大きな布だ。
ボックスシーツしか使ったことがないから、きれいにマットレスの隅に折り込むのが難しい。

ジェイデンはさすがに手慣れていて、俺がもたついている間に他の三ヶ所の隅を終わらせてしまった。
それだけでなく、丁寧にやり方を教えてくれた。
俺の嫁は家事スキルまですごい。

「ジェイデンは何でもできて器用だね。」

「これでも宿泊施設のオーナーですから。」

控え目だけど嬉しそうな答えが返ってきた。

「それもそうか。でもここは俺のお嫁さんだからって言ってほしかったかも。」

本当はまだ恋人だけど、他人の目がないところではジェイデンは俺を旦那様と呼ぶ。
だからか俺の伴侶だと主張してほしくなった。

「旦那様…。ええ、旦那様のお嫁さんですから。」

「じゃあここからは夫々の時間だね。」

「ふふっ!旦那様ったら。」

俺のお願いに照れながらも乗ってくれたことが嬉しくて、つい軽口を叩いてしまった。
でもジェイデンも笑ってくれたから良いことだよな。

薄く色付いた頬にキスがしたくて背伸びをする。

「ジェイデン……ちゅ。…ちゅっ、ちゅうぅ。」

「んっ!っぁ…ふふっ!くすぐったい、です。」

そんなことを言いながらも俺の腰を抱いて支え、キスがしやすいように少し屈んでくれる。

「イヤだった?」

「まさか!ただ、唇にはいつしてもらえるのかと…。」

「今すぐ、かな…ちゅ。んっ、ジェイデン、ちゅむ…あなたからも…。」

「はい、旦那様…ちゅぅ。」

そのままお互いの唇を味わっていると、「少しお待ち下さいね」と言って離れてしまった。
サイドテーブルに向かったから閨の薬を準備してくれるのだと分かるが、感じていた体温が遠くなるとどうしても寂しい。

ジェイデンの手元をのぞき込んで、準備が終わったところで背中から抱きついてひたりと身を寄せる。
本当は抱き込みたいけど、ジェイデンと俺の体格差ではかなわない。
その代わり広い背中を心ゆくまで堪能できるのは悪くない。

そのままジェイデンの身体の前面に手を伸ばしてシャツのボタンを外していく。
するりとシャツを肩から落とせば逞しい背中が露わになった。
メルヴィンより脂肪が少ないのか、筋肉が作る陰影がくっきりとしている。

指先で凹凸を楽しみ、むちむち雄っぱいに辿り着く。
下から持ち上げたり、寄せてみたりしながら項にキスをする。

「はあ…っ…ふぁ!…旦那様ぁ…。」

「ちゅ、どうした?…んちゅ、ジェイデン。…あ、後ろからは怖かった?」

「いいえ…。少し、んっ…落ち着かないだけです。」

「じゃあたくさんキスさせて。」

「はっ、はい。」

俺の指先が敏感なところを掠める度に身を震わせながら耐える背中にキスをする。
項から肩、肩甲骨と順番に、俺の唇が触れていない場所が無くなるように口づけを落としていく。

膝をついて腰まで口づけが降りてくると、ベルトを外してズボンを脱がせる。
今日の下着は後ろが隠れるものだったので、下着も取り去った。
確かめてみるとが包まれていた場所は、濡れて色が濃くなっている。

昂ぶった熱杭にそっと触れて扱くと先走りの液体が溢れてくる。
どうやら俺が居ない間、メルヴィンに処理してもらわなかったようだ。

そのまま竿を扱きつつ、もう片方の手の平で先端を包んでくるくると擦り刺激を送り込む。
すると堪らずジェイデンが壁に手をついた。

今まで快感に耐えてきゅっと締まっていた雄尻が突き出されて、これから俺を受け入れてくれる場所が見えるようになった。
もちろん雄尻にも、蕾にもキスを落とす。

「はぁんっ、旦那様っ!そんなところまでっ…。ああっ!」

喘ぎ声とともに雄尻が突き出されて俺の顔が埋まりそうになる。
なかなかの圧力だが、ハリのあるむちむちな感触がとてもイイ。
このまま一度、達してもらおう。

手の動きを速めると蕾がひくひくと可愛く震える。

「も、だめぇっ!ぁっ、いくっ!いきますっ!…ふあぁっ、ああっ!」

仰け反った背中と突き出された雄尻…。
それに加えて快感に啼く声も色を含んで艶めいている。
ジェイデン…何て煽情的なんだ。

「はっ、はっ、ごめっなさ…。わたし、だけ…。」

「ジェイデンが気持ち良かったなら嬉しい。このまま薬を入れてもいい?」

そろそろ俺の前も疼いて来た。
あんな色っぽいところを見てしまったら我慢できなくなる。

「はい、こちらを…。」

「じゃあ先に指をいれるよ。……どう?痛くないかな?」

早く繋がりたいけれど、ジェイデンを怖がらせるわけにはいかない。
ちゃんと確かめながら進めていく。

「っあ、はい。大丈夫、です。…ふあぁ!」

「そんなに感じられるなら大丈夫だね。じゃあ……ん、入った。痛くなかった?」

「大丈夫、です。気持ち良くて、びっくりしただけです。」

「良かった…。たくさんキスさせてね、ジェイデン。」

今夜は身体中にキスの跡をつけるから…。
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