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5章 風呂とかき氷と甘々の目撃者たち
30 ※ 〜メルヴィン
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「メルヴィン、それはこの前泣く泣く後回しにした乳首開発してもいいってことだよな?」
「は?」
すげえイイ笑顔なのに目だけが獲物を捕捉した肉食獣みてえだ。
「嬉しいよ!今夜も頑張るから夜の薬ちょうだい?」
ヤバいヤバいヤバいヤバい!
要らんスイッチ押しちまった!!
ちょうだいとか可愛くコテンと首を傾げながら言ってるが、圧がハンパねえ。
断ることは許されねえだろう。
そもそもオレの雄っぱいはシオンのモンだし、開発はしてくれても構わねえがこの勢いはダメだ!
どうにかして誤魔化さねえと!
いやでも巨大化を誤魔化すのに失敗してコレなんだよな?
どうしたらいい?
考えろ!
時間稼ぎにゆっくり薬を準備するが、それだってたかが知れてる。
どうすりゃあいい……って薬!
「なあシオン、お前さんなら要らん心配だとは思うが、昨日薬使ったときジェイデンは大丈夫だったか?」
これは結構気になってたから、シオンの口から大丈夫だったと聞いて安心したい。
「ああ、入れたの気付いてなかったし、大丈夫だったと思う。」
あ゛?何だそりゃあ!
「どういうこった?」
思わず疑問を口にすれば、エロい笑みを深めた男に囚われる。
「ん?俺に聞くよりメルヴィンも体験してみたらいいんじゃないか?そっちの方がよく分かるだろ。」
ああ…オレはまた要らんことを言っちまったらしい。
「ぅ…くっ!はっ…ああっ!はな…せっ、射精るっ!っ……ぉっ…あああ!」
「…んくっ!………ふっ……………ちゅぅ、……ふふ、いっぱい出たな。メルヴィン、可愛い。」
あー、何で薬を注入した話しをしてイかされてんだ……。
しかもシレっとまた飲まれたしよ。
ご丁寧に尿道に残ったのまで吸い取られてすげえイイ。
ぺろりと唇を舐める舌が堪んねえ…。
あの唇と舌で可愛がられたと思うと、恥ずかしいがむしゃぶりつきたくなっちまう。
シオンの浮かべるキレイで凶悪な微笑みから目が離せない。
それなのにオレのイチモツにはめっぱなしのリングを見つけたときの満面の笑みときたら、控え目に言っても天使だった。
欲塗れなのに何であんなにキラキラと邪気の無い顔で笑えるのかが分からねえ。
「で、どうだった?」
どうだった?じゃねえよ!
聞くなっ!!
薬を注入されると分かっていたから何とか知覚できたが、シオンがおっかねえ。
あと、過去の相手がチラついて何か悔しい。
やられっぱなしも悔しい。
まったく、どこでこんなこと覚えて来たんだか…。
「はっ…はっ、…っはぁ……ほとんど分からなかった。これならジェイデンも気付かなかっただろうな。」
「それで俺はジェイデンの相手として合格か、オニイチャン?」
「………まあ、お前さん以外は誰が来ても不合格だがな。」
こっちはベッドに沈んでグッタリしてんのに、随分と余裕じゃねえか。
まだ突っ込まれる前でコレなのに楽しそうにしやがって。
どうにかシオンを翻弄して、そんな態度を快感で崩してやりたい。
オレのイチモツを突っ込むことはしないが、オレだってあいつを抱いてヨくしてやりたい。
薬が効いてくるまで暫くかかるんだし、その間シオンを喘がせるために起き上がろうとしたが一足遅かった。
大胸筋の谷間にキスが降ってきたからだ。
脇腹に手を添えられて微妙にくすぐったい。
「はあぁぁ…ふわふわ雄っぱいと腹斜筋の凹凸最っ高!正面からも見える広背筋とか努力が尊い!むっちりした雄尻も愛でたいけど、今日は雄っぱいの日だからな…。」
雄っぱいの日………。
オレの雄っぱいを揉んだり吸ったり舐めたり甘噛みしながら言うことがそれか……。
言いたくはないが、オレの旦那サマのアタマは大丈夫なのか?
色ボケ?
いや筋肉ボケか?
どっちにしてもボケている。
それに…。
「好きなのは筋肉だけか?」
普通、こういうセリフは「筋肉」じゃなくて「顔」とか「身体」って言うのだろう。
鍛え上げた肉体を褒められて嬉しい反面、他のところも好かれたいと思ってしまうのはワガママだろうか。
間違い無く内面も好きだと言ってくれるとは思うが、シオンの口から聞きたいと、らしくもないことを言っちまう。
「ぜんぶ好き。」
おふっ!
期待以上の答えを貰ってしまった。
こうなると欲が出てくるモンで、もっと聞きたい。
「じゃあオレの内面と外見、どっちが好きだ?」
「どっちも好き。……何か微妙な表情してるな。」
「ん?どっちがって聞いたのに、どっちもって言われたらちょっと気になるだろ。」
数日前からは考えられねえくらい贅沢なことだが、どうにも中身の方が好きだと言われたかったらしい。
「んー…メルヴィンの内面はさ、その恵まれた体格に影響されてできてるだろ?で、その肉体を鍛え上げたのはメルヴィンの精神だ。だからその外見じゃなかったら今のメルヴィンとは違う人格になるんじゃないかと思って。外見で苦労してきたことも、だからこそ内面を見てほしいのもわかってるつもりだ。でも俺は目の前のメルヴィンが好き。だからどっちがって聞かれてるけど、どっちも好き。」
精神と肉体は密接に影響しあっているから選べないってことか?
「でもどこが好きって聞かれたら、エロ格好良い外見も顔も雄っぱいも雄尻も筋肉も好き。ジェイデンのオニイチャンしてるのも好き。イタズラっぽい笑顔も優しい笑顔も笑い皺もこげ茶の髪も好き。キスをねだると顔寄越せって言ってくれるのも好きだし、キスも好き。すぐに照れて誤魔化すために大声だしたり、慌てたり、余裕がなくなるのも可愛くて好き。そんなに可愛いのに男前な性格も好きだし、ギルドで働いてるところも、職員さんを守ってるところも好き。俺を抱いてくれる腕も好きだし、縋り付いてくる腕も好き。甘えさせてくれるのも好きだし、俺を見る優しい目も好き。俺の下で溶けて喘いで震えてくれるのも好きだし、受け入れて包み込んでくれるナカも好き。あと…ぅぶっ!」
「わかった!もういい!ハラいっぱいだっ!」
「は?」
すげえイイ笑顔なのに目だけが獲物を捕捉した肉食獣みてえだ。
「嬉しいよ!今夜も頑張るから夜の薬ちょうだい?」
ヤバいヤバいヤバいヤバい!
要らんスイッチ押しちまった!!
ちょうだいとか可愛くコテンと首を傾げながら言ってるが、圧がハンパねえ。
断ることは許されねえだろう。
そもそもオレの雄っぱいはシオンのモンだし、開発はしてくれても構わねえがこの勢いはダメだ!
どうにかして誤魔化さねえと!
いやでも巨大化を誤魔化すのに失敗してコレなんだよな?
どうしたらいい?
考えろ!
時間稼ぎにゆっくり薬を準備するが、それだってたかが知れてる。
どうすりゃあいい……って薬!
「なあシオン、お前さんなら要らん心配だとは思うが、昨日薬使ったときジェイデンは大丈夫だったか?」
これは結構気になってたから、シオンの口から大丈夫だったと聞いて安心したい。
「ああ、入れたの気付いてなかったし、大丈夫だったと思う。」
あ゛?何だそりゃあ!
「どういうこった?」
思わず疑問を口にすれば、エロい笑みを深めた男に囚われる。
「ん?俺に聞くよりメルヴィンも体験してみたらいいんじゃないか?そっちの方がよく分かるだろ。」
ああ…オレはまた要らんことを言っちまったらしい。
「ぅ…くっ!はっ…ああっ!はな…せっ、射精るっ!っ……ぉっ…あああ!」
「…んくっ!………ふっ……………ちゅぅ、……ふふ、いっぱい出たな。メルヴィン、可愛い。」
あー、何で薬を注入した話しをしてイかされてんだ……。
しかもシレっとまた飲まれたしよ。
ご丁寧に尿道に残ったのまで吸い取られてすげえイイ。
ぺろりと唇を舐める舌が堪んねえ…。
あの唇と舌で可愛がられたと思うと、恥ずかしいがむしゃぶりつきたくなっちまう。
シオンの浮かべるキレイで凶悪な微笑みから目が離せない。
それなのにオレのイチモツにはめっぱなしのリングを見つけたときの満面の笑みときたら、控え目に言っても天使だった。
欲塗れなのに何であんなにキラキラと邪気の無い顔で笑えるのかが分からねえ。
「で、どうだった?」
どうだった?じゃねえよ!
聞くなっ!!
薬を注入されると分かっていたから何とか知覚できたが、シオンがおっかねえ。
あと、過去の相手がチラついて何か悔しい。
やられっぱなしも悔しい。
まったく、どこでこんなこと覚えて来たんだか…。
「はっ…はっ、…っはぁ……ほとんど分からなかった。これならジェイデンも気付かなかっただろうな。」
「それで俺はジェイデンの相手として合格か、オニイチャン?」
「………まあ、お前さん以外は誰が来ても不合格だがな。」
こっちはベッドに沈んでグッタリしてんのに、随分と余裕じゃねえか。
まだ突っ込まれる前でコレなのに楽しそうにしやがって。
どうにかシオンを翻弄して、そんな態度を快感で崩してやりたい。
オレのイチモツを突っ込むことはしないが、オレだってあいつを抱いてヨくしてやりたい。
薬が効いてくるまで暫くかかるんだし、その間シオンを喘がせるために起き上がろうとしたが一足遅かった。
大胸筋の谷間にキスが降ってきたからだ。
脇腹に手を添えられて微妙にくすぐったい。
「はあぁぁ…ふわふわ雄っぱいと腹斜筋の凹凸最っ高!正面からも見える広背筋とか努力が尊い!むっちりした雄尻も愛でたいけど、今日は雄っぱいの日だからな…。」
雄っぱいの日………。
オレの雄っぱいを揉んだり吸ったり舐めたり甘噛みしながら言うことがそれか……。
言いたくはないが、オレの旦那サマのアタマは大丈夫なのか?
色ボケ?
いや筋肉ボケか?
どっちにしてもボケている。
それに…。
「好きなのは筋肉だけか?」
普通、こういうセリフは「筋肉」じゃなくて「顔」とか「身体」って言うのだろう。
鍛え上げた肉体を褒められて嬉しい反面、他のところも好かれたいと思ってしまうのはワガママだろうか。
間違い無く内面も好きだと言ってくれるとは思うが、シオンの口から聞きたいと、らしくもないことを言っちまう。
「ぜんぶ好き。」
おふっ!
期待以上の答えを貰ってしまった。
こうなると欲が出てくるモンで、もっと聞きたい。
「じゃあオレの内面と外見、どっちが好きだ?」
「どっちも好き。……何か微妙な表情してるな。」
「ん?どっちがって聞いたのに、どっちもって言われたらちょっと気になるだろ。」
数日前からは考えられねえくらい贅沢なことだが、どうにも中身の方が好きだと言われたかったらしい。
「んー…メルヴィンの内面はさ、その恵まれた体格に影響されてできてるだろ?で、その肉体を鍛え上げたのはメルヴィンの精神だ。だからその外見じゃなかったら今のメルヴィンとは違う人格になるんじゃないかと思って。外見で苦労してきたことも、だからこそ内面を見てほしいのもわかってるつもりだ。でも俺は目の前のメルヴィンが好き。だからどっちがって聞かれてるけど、どっちも好き。」
精神と肉体は密接に影響しあっているから選べないってことか?
「でもどこが好きって聞かれたら、エロ格好良い外見も顔も雄っぱいも雄尻も筋肉も好き。ジェイデンのオニイチャンしてるのも好き。イタズラっぽい笑顔も優しい笑顔も笑い皺もこげ茶の髪も好き。キスをねだると顔寄越せって言ってくれるのも好きだし、キスも好き。すぐに照れて誤魔化すために大声だしたり、慌てたり、余裕がなくなるのも可愛くて好き。そんなに可愛いのに男前な性格も好きだし、ギルドで働いてるところも、職員さんを守ってるところも好き。俺を抱いてくれる腕も好きだし、縋り付いてくる腕も好き。甘えさせてくれるのも好きだし、俺を見る優しい目も好き。俺の下で溶けて喘いで震えてくれるのも好きだし、受け入れて包み込んでくれるナカも好き。あと…ぅぶっ!」
「わかった!もういい!ハラいっぱいだっ!」
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