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5章 風呂とかき氷と甘々の目撃者たち
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「メルヴィンったら。……青春ねぇ。わたしもあなたの事を言えないのだけれど。」
「お前はどうした?」
「シオンに届いたお手紙にヤキモチ焼いちゃったわ。こう…モヤモヤして苦しかったけど、デートに誘ってもらえたから今は幸せよ。ね?」
「うん。雑貨屋さんまでだけどデートしようって。メルヴィンも一緒に行こうな。」
「おう。……オッサンのくせに面倒くさくて悪いな、シオン。」
ジェイデンも同じような事を言っていたな。
本当にこのくらい何てことないのに。
「俺はな、メルヴィン、あんたのその俺限定で余裕をなくすところが可愛くて仕方ない。俺のことで心を乱してくれてうれしい。オッサンとか年の差なんてどうでもいいくらいメルヴィンが好きだよ。それを忘れないでくれ。」
年の差はどうにもならないし、気にするなとも言いにくい。
だけどそれで俺の気持ちが冷めるワケじゃない。
「………………ぉぅ。」
返事はくれたが机に突っ伏して撃沈してしまった。
「さあシオン、食事が冷めてしまうわ!メルヴィンはそっとしておいて、わたしたちは先にいただきましょう。」
「うん。それとさっきのジェイデンも格好良かったよ。従業員のみんなと良い関係を築いているんだって見てて分かったし、やっぱり『アンジェラ』も慕われてて嬉しくなった。」
一瞬だが目を見開いて、次に微笑んだジェイデンの瞳は潤んでいたから、それが雫になって零れないように手を伸ばしてそっと拭った。
ぽつりぽつりと言葉を交わす静かな食事だが心地良い。
さっきカトラリーを磨いていたときもそうだったが、同じ時間を共有するだけでも満たされる。
こういうことも積み重ねて行きたいと思った。
◇◇◇◇◇
「いいかお前ら!料理の追加も酒の追加もアリだ。だが残すのはナシだ!食いきれなかったら持ち帰るなりして食料をムダにすんなよ。分かったか!」
「「「「了解っ!」」」」
復活したメルヴィンとスッキリした顔のハンターたちのやり取りから始まったバイキングは2時間もしないうちに終わった。
大皿に並んだ料理と樽酒を前にして、最初から飛ばして飲食したハンターたちの胃袋が早々に膨れてしまったからだ。
「いやー、あっという間に終わったな。予想以上に楽だったし。」
「そうね…これならもっと早く備品を揃えればよかったわ。」
そんな事を話すハンクさんとジェイデンの横に果実酒を並べていく。
今回は柘榴と桃だ。
「ハンクさん、これみんなで飲んでくれ。」
実験してみると、マジックバッグの中に直接何かを作り出すことはできなかったが、空間収納だと可能だった。
さらに空間収納からマジックバッグへの移動もできた。
ワンクッション置くことになるが、これで物を作るときの偽装が楽になった。
今夜使われた大皿と果実酒はこうやって作った物だ。
「おお!ありがとな。皿も助かったぜ。」
折角作ったから、簡単に壊れないように大皿にはこっそり硬化も付与しておいた。
「本当にね。それでお皿と付与の代金だけど、おいくらかしら?」
「え?」
「あなたが善意でしてくれたことは分かってるのよ?代金も要らないって思ってくれてるのでしょうけど、わたしたちは商売をしているのだから、こういうことはキッチリしたいの。お願いよ。」
こう言われるとジェイデンの申し出を断るのは難しいし、お願いされたら仕方ない。
「………分かった。でも申し訳ないが俺はこういう物の相場を知らないから値付けができない。ジェイデンに任せても良いかな?」
俺には皿の相場も付与の相場も分からないが、ジェイデンは貴族だったからある程度知っているかもしれない。
俺の感覚だと皿は大きいから5千円くらいで、付与は1万円、合計1万5千円ってトコだけど。
何より適当な金額を言ったらバレたときに怒られそうだ。
「それなら心配いらないわ。フェイトちゃんに教えてもらえばいいのよ。」
「すぐそこにその道のプロが居たな。じゃあフェイトが付けた値段の……そうだな………半額くらいで頼む。俺の善意でしたと言ってくれたし、それなら値引きしても良いだろ?」
「シオンたら…。分かったわ、その代わり何か欲しい物とかおねだりしてちょうだいね。」
「うーん、……じゃあまたジェイデンの手料理が食べたい。メルヴィンもチーズ削ってくれるかな…。」
「ええ、きっと気合を入れてやってくれるわ!」
ジェイデンの手料理にご機嫌になっていると、メルヴィンが少し拗ねたように口を挟んでくる。
「一応言っとくが、オレだってチーズ削るだけじゃなくて野営メシくらいなら作れるぞ。」
「えっ!?この前は「チーズ削っただけ」って言ってたから料理はできないのかと思ってた。」
「ふふっ。お野菜を切るのも意外と上手だし、できあがったスープなんかは素朴な味だけど美味しいのよね…。ただ、家で食べるには量が多いのが玉にキズなの。」
料理できるだけじゃなくて美味いのか!
メルヴィンの作ったスープも是非とも食べてみたい。
量が多いってことは漢メシって感じなのだろうか?
「そこは大目に見てくれ。なんたって野営メシだからな。」
「じゃあ今度何かのご褒美に作ってくれるか?」
「そのくらい構わねえよ。ただ、もし失敗しても残さず全部食えよ。」
「もちろん!俺のために作ってくれるなんて嬉しいし、すごく楽しみだ!二人ともありがとう。」
ジェイデンの手料理は確定だし、メルヴィンの野営メシを食べられるように頑張ろう。
「お前はどうした?」
「シオンに届いたお手紙にヤキモチ焼いちゃったわ。こう…モヤモヤして苦しかったけど、デートに誘ってもらえたから今は幸せよ。ね?」
「うん。雑貨屋さんまでだけどデートしようって。メルヴィンも一緒に行こうな。」
「おう。……オッサンのくせに面倒くさくて悪いな、シオン。」
ジェイデンも同じような事を言っていたな。
本当にこのくらい何てことないのに。
「俺はな、メルヴィン、あんたのその俺限定で余裕をなくすところが可愛くて仕方ない。俺のことで心を乱してくれてうれしい。オッサンとか年の差なんてどうでもいいくらいメルヴィンが好きだよ。それを忘れないでくれ。」
年の差はどうにもならないし、気にするなとも言いにくい。
だけどそれで俺の気持ちが冷めるワケじゃない。
「………………ぉぅ。」
返事はくれたが机に突っ伏して撃沈してしまった。
「さあシオン、食事が冷めてしまうわ!メルヴィンはそっとしておいて、わたしたちは先にいただきましょう。」
「うん。それとさっきのジェイデンも格好良かったよ。従業員のみんなと良い関係を築いているんだって見てて分かったし、やっぱり『アンジェラ』も慕われてて嬉しくなった。」
一瞬だが目を見開いて、次に微笑んだジェイデンの瞳は潤んでいたから、それが雫になって零れないように手を伸ばしてそっと拭った。
ぽつりぽつりと言葉を交わす静かな食事だが心地良い。
さっきカトラリーを磨いていたときもそうだったが、同じ時間を共有するだけでも満たされる。
こういうことも積み重ねて行きたいと思った。
◇◇◇◇◇
「いいかお前ら!料理の追加も酒の追加もアリだ。だが残すのはナシだ!食いきれなかったら持ち帰るなりして食料をムダにすんなよ。分かったか!」
「「「「了解っ!」」」」
復活したメルヴィンとスッキリした顔のハンターたちのやり取りから始まったバイキングは2時間もしないうちに終わった。
大皿に並んだ料理と樽酒を前にして、最初から飛ばして飲食したハンターたちの胃袋が早々に膨れてしまったからだ。
「いやー、あっという間に終わったな。予想以上に楽だったし。」
「そうね…これならもっと早く備品を揃えればよかったわ。」
そんな事を話すハンクさんとジェイデンの横に果実酒を並べていく。
今回は柘榴と桃だ。
「ハンクさん、これみんなで飲んでくれ。」
実験してみると、マジックバッグの中に直接何かを作り出すことはできなかったが、空間収納だと可能だった。
さらに空間収納からマジックバッグへの移動もできた。
ワンクッション置くことになるが、これで物を作るときの偽装が楽になった。
今夜使われた大皿と果実酒はこうやって作った物だ。
「おお!ありがとな。皿も助かったぜ。」
折角作ったから、簡単に壊れないように大皿にはこっそり硬化も付与しておいた。
「本当にね。それでお皿と付与の代金だけど、おいくらかしら?」
「え?」
「あなたが善意でしてくれたことは分かってるのよ?代金も要らないって思ってくれてるのでしょうけど、わたしたちは商売をしているのだから、こういうことはキッチリしたいの。お願いよ。」
こう言われるとジェイデンの申し出を断るのは難しいし、お願いされたら仕方ない。
「………分かった。でも申し訳ないが俺はこういう物の相場を知らないから値付けができない。ジェイデンに任せても良いかな?」
俺には皿の相場も付与の相場も分からないが、ジェイデンは貴族だったからある程度知っているかもしれない。
俺の感覚だと皿は大きいから5千円くらいで、付与は1万円、合計1万5千円ってトコだけど。
何より適当な金額を言ったらバレたときに怒られそうだ。
「それなら心配いらないわ。フェイトちゃんに教えてもらえばいいのよ。」
「すぐそこにその道のプロが居たな。じゃあフェイトが付けた値段の……そうだな………半額くらいで頼む。俺の善意でしたと言ってくれたし、それなら値引きしても良いだろ?」
「シオンたら…。分かったわ、その代わり何か欲しい物とかおねだりしてちょうだいね。」
「うーん、……じゃあまたジェイデンの手料理が食べたい。メルヴィンもチーズ削ってくれるかな…。」
「ええ、きっと気合を入れてやってくれるわ!」
ジェイデンの手料理にご機嫌になっていると、メルヴィンが少し拗ねたように口を挟んでくる。
「一応言っとくが、オレだってチーズ削るだけじゃなくて野営メシくらいなら作れるぞ。」
「えっ!?この前は「チーズ削っただけ」って言ってたから料理はできないのかと思ってた。」
「ふふっ。お野菜を切るのも意外と上手だし、できあがったスープなんかは素朴な味だけど美味しいのよね…。ただ、家で食べるには量が多いのが玉にキズなの。」
料理できるだけじゃなくて美味いのか!
メルヴィンの作ったスープも是非とも食べてみたい。
量が多いってことは漢メシって感じなのだろうか?
「そこは大目に見てくれ。なんたって野営メシだからな。」
「じゃあ今度何かのご褒美に作ってくれるか?」
「そのくらい構わねえよ。ただ、もし失敗しても残さず全部食えよ。」
「もちろん!俺のために作ってくれるなんて嬉しいし、すごく楽しみだ!二人ともありがとう。」
ジェイデンの手料理は確定だし、メルヴィンの野営メシを食べられるように頑張ろう。
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