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5章 風呂とかき氷と甘々の目撃者たち
12 〜ちょっと灰になったお客さん
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「ああ…俺のジェイデンが魅力的過ぎて存在を忘れてたけど、アンタ達の会話を邪魔して悪かったな。ジェイデンとの時間が余りに甘美でソコに居るのに気が付かなかったんだ。」
ジェイデンを貶めたザコハンターたちに、最後に少しくらい嫌味を言っても許されると思うんだ。
ついでに殺気を当てるのも。
「どうしたんだ。ここの料理は美味いだろう?それなのに全然食が進んでいないじゃないか。食べ切れない量をオーダーするのは褒められた事じゃないが、食べられないなら仕方ない。さっさと帰って休むと良い。支払いはアッチだ。」
盛り上がる客とは反対に、真っ青な顔で震えるクソザコハンターにさっさと帰れと促してやる。
俺も早くジェイデンといちゃいちゃしたいんだから、目の前から消えて欲しい。
「えらく盛り上がってるが何事だ……って、犯人はシオンか。お前さん今度は何したんだよ。」
家に帰ったはずのメルヴィンが再びやって来た。
「悪い事はしてないから大丈夫。あと、さっきできなかったお帰りのキスがしたい。ね、キスしてメルヴィン。」
ジェイデンがメルヴィンに視線でキスを促してくれた。
この流れに乗るようだ。
「おう、いいぞ。顔寄越せ。」
「ん。」
今度はメルヴィンの腰に手を回して、顔を上げる。
「ただいま、シオン。……ちゅ。」
「ちゅ。お帰りメルヴィン。その『顔寄越せ』って言うの、キスするときのあんたのクセなのかな。格好良くて、セクシーで、凄く好き。」
そう言ってメルヴィンの広い胸に抱かれていると、ジェイデンが「どうしたの?」と疑問を口にした。
「ああ、いつもの時間で晩メシが届かなくてな。忙しいのかと思って様子を見に来たんだ。」
「そうだったの……。わたしのせいね、ごめんなさい。」
「もうすぐできるぞ、キティさん!あと少し待ってくれ。」
「急かして悪いな、ハンク。あとオレのことはメルヴィンでいいぞ。」
「あ、ああ、わかったよ、メルヴィンさん。」
料理長が驚きながら返事をして厨房へ戻って行った。
ちなみにハンクというのは料理長の名前だ。
「じゃあオレはメシができたら戻る。後でな。」
「メルヴィン、わたしもそっちに行くわ。」
「何だ?用でもあるのか。」
「あ、あのね…みんなが早退して良いって言ってくれて…だから、ね?その…。」
「ああ、お前とシオンのお膳立てしてくれたのか。じゃあさっさと帰るか。」
ジェイデンは「ええ」と言って足を踏み出したが、俺は動かない。
ここまでやったら最後までやりきりたい。
ムシャクシャしてやりました。
後悔はしてません。キリッ!
とかやってるヤツの気持ちがわかった気がする。
俺の場合はムシャクシャしてやったんじゃなくて、愛してるから独占したくてやりました、だけどな。
「どうした、シオン。まだ何かあんのか?」
「なあ、メルヴィン。今朝みたいに俺のこと抱き上げて連れて行ってくれないか。あんたとジェイデンのおかげで、俺はすっかり抱き上げてもらうのが好きになったみたいなんだ。責任取って抱いてくれ。」
「それなら仕方ねえな。ほら、落とす事はないだろうが、しっかり掴まれよ。」
「ん、ありがとメルヴィン。大好き。」
「おう、俺もだ…シオン。……ちゅぅ。」
メルヴィンからのキスにギャラリーが沸き立つ。
照れているけど、それよりも嬉しそうな笑顔が眩しくて、目尻にできる笑い皺も愛おしい。
「メルヴィンさん、待たせた。夕飯…って。」
でっかい岡持ちを持った料理長がメルヴィンに抱かれた俺を見て固まった。
「料理長、わたしが持って行くわ。」
「ああ、オーナーの分も入ってるから。」
「ふふ、いろいろありがとう。また明日ね。」
「また明日。………っシオン!あー、何だ、アレだ!とにかく頑張れ!」
「ははっ!大丈夫だ、ジェイデンは優しいから。もちろんメルヴィンも。おやすみ、シチュー絶品だったよ。」
「あんな見た目なのに兄弟揃って夜は優しいんだな…」なんて声を聞きながらレストランを後にした。
◇◇◇◇◇
「あんな見た目なのに兄弟揃って夜は優しいんだな…」と誰かが言った。
たしかにアレナド兄弟は身体強化に特化してるから、ベッドの上では相当激しいと思ってた。
アンジェラさんが優しいのは分かるが、ギルマスは容赦無く攻めそうだったのに…。
周りを見れば客の多くがアレナド兄弟を祝福している。
「あんなキレイな兄さんを捕まえるなんて、さすがだな!」
「アンジェラさんの笑った顔見たか?別人みたいに明るかったぞ…。」
「ギルマスも目尻が下がってデレデレだったなぁ。」
そんな中で少人数だが自棄酒を呷る者、灰になって燃え尽きた者たちが居る。
主に30代以上だから、アレナド兄弟の現役時代を近くで見てきて少なくない好意を寄せていたんだろう。
だがアレはムリだ。
入り込む隙間なんてどこにも無い。
とある娼館がやらかしてからソッチ方面は鉄壁のガードを誇ってきたアレナド兄弟が、初めて夜の相手を大っぴらにしたんだ。
しかも二人の恋人だと自ら宣言した。
本当に特別な人なんだとオレでもわかった。
「ところであのキレイな兄さん、何者なんだ?」
「あの兄さんな!何日か前に突然ギルドに現れて、アレナド兄弟と模擬戦してあっさり勝ってみせたんだ。それにギルマスにズボン穿かせたのもあの兄さんだ。ある意味ギルドの救世主だよ。」
「えっ!?じゃああんなにエロい身体してんのに、相当な使い手ってことか!ハァーそのくらいできないとあの二人に見初められんだろうが、すげぇな。」
「まあ、俺らのヒーローたちが幸せなら良いじゃねえか!」
「違いない!キレイな兄さんがくれた酒で乾杯しようぜ!」
「「「「「「乾杯!!」」」」」」
何だかんだと言ってはみたが、オレも今夜は自棄酒だ。
アレナド兄弟とキレイな兄さんに乾杯!!
誰よりも幸せになってくれ、ジェイデン・アレナド。
オレの初恋の君…。
ジェイデンを貶めたザコハンターたちに、最後に少しくらい嫌味を言っても許されると思うんだ。
ついでに殺気を当てるのも。
「どうしたんだ。ここの料理は美味いだろう?それなのに全然食が進んでいないじゃないか。食べ切れない量をオーダーするのは褒められた事じゃないが、食べられないなら仕方ない。さっさと帰って休むと良い。支払いはアッチだ。」
盛り上がる客とは反対に、真っ青な顔で震えるクソザコハンターにさっさと帰れと促してやる。
俺も早くジェイデンといちゃいちゃしたいんだから、目の前から消えて欲しい。
「えらく盛り上がってるが何事だ……って、犯人はシオンか。お前さん今度は何したんだよ。」
家に帰ったはずのメルヴィンが再びやって来た。
「悪い事はしてないから大丈夫。あと、さっきできなかったお帰りのキスがしたい。ね、キスしてメルヴィン。」
ジェイデンがメルヴィンに視線でキスを促してくれた。
この流れに乗るようだ。
「おう、いいぞ。顔寄越せ。」
「ん。」
今度はメルヴィンの腰に手を回して、顔を上げる。
「ただいま、シオン。……ちゅ。」
「ちゅ。お帰りメルヴィン。その『顔寄越せ』って言うの、キスするときのあんたのクセなのかな。格好良くて、セクシーで、凄く好き。」
そう言ってメルヴィンの広い胸に抱かれていると、ジェイデンが「どうしたの?」と疑問を口にした。
「ああ、いつもの時間で晩メシが届かなくてな。忙しいのかと思って様子を見に来たんだ。」
「そうだったの……。わたしのせいね、ごめんなさい。」
「もうすぐできるぞ、キティさん!あと少し待ってくれ。」
「急かして悪いな、ハンク。あとオレのことはメルヴィンでいいぞ。」
「あ、ああ、わかったよ、メルヴィンさん。」
料理長が驚きながら返事をして厨房へ戻って行った。
ちなみにハンクというのは料理長の名前だ。
「じゃあオレはメシができたら戻る。後でな。」
「メルヴィン、わたしもそっちに行くわ。」
「何だ?用でもあるのか。」
「あ、あのね…みんなが早退して良いって言ってくれて…だから、ね?その…。」
「ああ、お前とシオンのお膳立てしてくれたのか。じゃあさっさと帰るか。」
ジェイデンは「ええ」と言って足を踏み出したが、俺は動かない。
ここまでやったら最後までやりきりたい。
ムシャクシャしてやりました。
後悔はしてません。キリッ!
とかやってるヤツの気持ちがわかった気がする。
俺の場合はムシャクシャしてやったんじゃなくて、愛してるから独占したくてやりました、だけどな。
「どうした、シオン。まだ何かあんのか?」
「なあ、メルヴィン。今朝みたいに俺のこと抱き上げて連れて行ってくれないか。あんたとジェイデンのおかげで、俺はすっかり抱き上げてもらうのが好きになったみたいなんだ。責任取って抱いてくれ。」
「それなら仕方ねえな。ほら、落とす事はないだろうが、しっかり掴まれよ。」
「ん、ありがとメルヴィン。大好き。」
「おう、俺もだ…シオン。……ちゅぅ。」
メルヴィンからのキスにギャラリーが沸き立つ。
照れているけど、それよりも嬉しそうな笑顔が眩しくて、目尻にできる笑い皺も愛おしい。
「メルヴィンさん、待たせた。夕飯…って。」
でっかい岡持ちを持った料理長がメルヴィンに抱かれた俺を見て固まった。
「料理長、わたしが持って行くわ。」
「ああ、オーナーの分も入ってるから。」
「ふふ、いろいろありがとう。また明日ね。」
「また明日。………っシオン!あー、何だ、アレだ!とにかく頑張れ!」
「ははっ!大丈夫だ、ジェイデンは優しいから。もちろんメルヴィンも。おやすみ、シチュー絶品だったよ。」
「あんな見た目なのに兄弟揃って夜は優しいんだな…」なんて声を聞きながらレストランを後にした。
◇◇◇◇◇
「あんな見た目なのに兄弟揃って夜は優しいんだな…」と誰かが言った。
たしかにアレナド兄弟は身体強化に特化してるから、ベッドの上では相当激しいと思ってた。
アンジェラさんが優しいのは分かるが、ギルマスは容赦無く攻めそうだったのに…。
周りを見れば客の多くがアレナド兄弟を祝福している。
「あんなキレイな兄さんを捕まえるなんて、さすがだな!」
「アンジェラさんの笑った顔見たか?別人みたいに明るかったぞ…。」
「ギルマスも目尻が下がってデレデレだったなぁ。」
そんな中で少人数だが自棄酒を呷る者、灰になって燃え尽きた者たちが居る。
主に30代以上だから、アレナド兄弟の現役時代を近くで見てきて少なくない好意を寄せていたんだろう。
だがアレはムリだ。
入り込む隙間なんてどこにも無い。
とある娼館がやらかしてからソッチ方面は鉄壁のガードを誇ってきたアレナド兄弟が、初めて夜の相手を大っぴらにしたんだ。
しかも二人の恋人だと自ら宣言した。
本当に特別な人なんだとオレでもわかった。
「ところであのキレイな兄さん、何者なんだ?」
「あの兄さんな!何日か前に突然ギルドに現れて、アレナド兄弟と模擬戦してあっさり勝ってみせたんだ。それにギルマスにズボン穿かせたのもあの兄さんだ。ある意味ギルドの救世主だよ。」
「えっ!?じゃああんなにエロい身体してんのに、相当な使い手ってことか!ハァーそのくらいできないとあの二人に見初められんだろうが、すげぇな。」
「まあ、俺らのヒーローたちが幸せなら良いじゃねえか!」
「違いない!キレイな兄さんがくれた酒で乾杯しようぜ!」
「「「「「「乾杯!!」」」」」」
何だかんだと言ってはみたが、オレも今夜は自棄酒だ。
アレナド兄弟とキレイな兄さんに乾杯!!
誰よりも幸せになってくれ、ジェイデン・アレナド。
オレの初恋の君…。
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