101 / 170
伴侶の章 アレナドふたりの、はじめてがいっぱい
ジェイデン・アレナドは捧げたい 08 ※
しおりを挟む
「ジェイデン、目を瞑るな。俺を見ろ。」
ハッとして恐る恐るきつく閉じていた目を開けば、そこにはわたしを想う旦那様の強い眼差しがありました。
あんな、騎士の風上にも置けない連中とは比べるのも烏滸がましいほど熱い瞳…。
なぜメルヴィンが初めてで旦那様の全てを受け入れられたのか分かったような気がします。
こんなにも熱の籠もった目で旦那様に見つめられたら、できない事などあるはずがない…。
「不安なときほど目を逸らすな。俺を見ていろ。俺は決してあなたを傷付けない。愛しているよ、ジェイデン。」
はい…はい…旦那様…。
信じています、わたしを愛してくださっていると…。
「あっ、あっ。だんなさま、が……。っく、……はいって…。」
わたしの中に旦那様の熱を感じます…。
冷たくて……体温が移っても温くて固い人工物などとは全く違う、旦那様の体温。
嬉しくて、もっと奥でも感じたくて、下腹部が旦那様を行き止まりまで誘います。
旦那様と見つめあっていられるなら、何も怖くない。
旦那様と繋いでいた手を解いて、旦那様が居る下腹部に触れると喜びが湧き上がります。
「ああ、だんなさま。だんなさまがっ、わたしの、っぁなかに…。ちからをっ、うしなわずに、…ぃてくださる、なんて。…メルヴィン、メルヴィン、…どうしましょう。どうしたら、いいか、わかり、ません。うれしくて、しあわ、せで…どうしたら、いいか、わから…ない。」
メルヴィン…あなたもこの途切れることのない歓喜を感じていたのですね。
嬉しさで溢れる涙を止める事ができません。
「お前は何も心配しなくて良い。ただ、シオンに抱かれて、愛されれば良いんだ。幸せで良いんだ。シオンを求めろ、ジェイデン。シオンなら応えてくれる。」
はい、メルヴィン。
あなたの言う通りにします。
ですが、それはあなたもですよ。
二人とも旦那様に愛されて、一緒に幸せになりましょう。
「…はい。だんなさま、わたしの、だんなさま。わたしを、あいして、くださいませ。おしたい、して、おります。」
メルヴィンと繋いでいた手も解いて、両手を伸ばして旦那様に縋ります。
「ジェイデン、動くから、辛かったら俺にしがみついていて。」
「っはい、だんなさまぁ、あっ!はぁっ、んっ!」
じわりじわりとわたしの中を擦り上げる熱に、思わず声があがります。
「可愛いね、ジェイデン。もっと啼いて喘ぐと良い。」
そう言われ、わたしの中心を包み込まれてしまいました。
そちらからも快楽を送り込まれてはひとたまりもありません。
「ああっ、だんな、さまぁ!おっしゃる、とおりに、んああっ!いたし、ます。だから、はぁ、っん、わたしを、あいしてぇっ!………っぁああ!」
叫びながら絶頂するなんて…自分のはしたなさに泣きたくなります。
でもこれこそがわたしの望むものであり、旦那様だけが与えてくださるものなのです。
それに、わたしの中の旦那様がその質量を増しました。
愛を希っても許されるのですね…。
「愛してる。愛しているよ、ジェイデン。あなたがあなたである限り、ずっと愛してる。」
旦那様……わたしもお慕いしております。
ずっとお側でわたしを捧げます。
しばらくすると旦那様が腰を引く気配がしました。
必死で重たい脚を持ち上げて縋ります。
まだ繋がったままでいてください。
「どうした、ジェイデン。落ち着いたら教えて?」
「っはい、っはぁ、っふぅ、はぁ…。旦那様は、まだ、達っして、おられ、ませんよね?」
メルヴィンもわたしも子種を注がれていません。
「……まあ、まだだな。」
「お前さん、ソイツ、どうする気だったんだ?」
メルヴィンも気になっているようですが、当然ですね。
「余裕があったら手でしてもらうか、自分で処理しようかと。」
きっと初めてのわたし達を気遣ってくださったのだと思いますが、それでは寂しいです。
メルヴィンとわたし…二人ならきっと大丈夫。
「旦那様、に、お願いが、あります。旦那様の子種を、わたしに、注いで、くださいませんか?わたしが、極めた後に、わたしの、なかの旦那様が、大きく、なりました。わたしに、欲を感じて、くださったのですよね?」
「…うん。でもジェイデンの身体に無理をかける。辛い思いはさせたくない。」
「旦那様の子種を、この身に受けられない方が、ずっと、辛いです。それに、わたしは鍛えて、いますから、過去の人たちとは、違います。ですから、どうか、わたしのなかに…。」
それにわたしに子種をくださったら、旦那様はきっとメルヴィンにも注いでくださる。
勝手に巻き込むメルヴィンには申し訳ないですが、ギルドでご褒美の巻き添えにされましたし、許されるでしょう。
「本当に、良いんだな?」
「はい。心からお慕いしております、旦那様。」
「分かった。でも一度、抜く。」
「イヤっ!行かないで!」
「落ち着いて、ジェイデン。夜着を脱がせるだけだ。破いても良いならこのままするけど。」
「あっ、ごめんなさい。」
すっかり忘れていましたが慌てて自分の状況を確認すれば、夜着が腰に蟠ってわたしの吐き出した白濁で汚れていました。
せっかく旦那様が贈ってくださったドレスですのになんてことを…。
「大丈夫。腰、上げられる?」
「あっ、はっはい。んっ、ぅん、ぁあっはぁ。」
腹筋に力を入れたところを同時に引き抜かれ、快楽で崩れてしまいましたが旦那様はどことなく楽しそうです。
「イイところ、あたった?」
「あっ、旦那様と、触れている、ぅ、っところはっ、どこも、はぁ、気持ち良いです。」
そう言うと旦那様が少し驚いた顔をされましたが、直後にその瞳に欲の光が宿りました。
何がお気に召したのかわかりませんが、夜着を脱がせて内腿にもキスで痕を付けてくださいます。
下着が残されていますがこれは旦那様の趣味なのでしょうか?
旦那様がご機嫌ならなにも問題はありませんが。
「そんな、っぁ、ところに、も…。うれし、です。」
「さっきよりキツいと思うけど、いくよ。」
「は、い。ぅん、あっああっ、はっんぅ、ああぁっ!」
言いながらわたしの中に入ってきた旦那様は、先ほどよりも熱くて固くて大きくて……それだけで達してしまうかと思いました。
これでは旦那様の全てをこの身に受け入れられるのはいつになることか…。
それだけが残念でなりません。
ハッとして恐る恐るきつく閉じていた目を開けば、そこにはわたしを想う旦那様の強い眼差しがありました。
あんな、騎士の風上にも置けない連中とは比べるのも烏滸がましいほど熱い瞳…。
なぜメルヴィンが初めてで旦那様の全てを受け入れられたのか分かったような気がします。
こんなにも熱の籠もった目で旦那様に見つめられたら、できない事などあるはずがない…。
「不安なときほど目を逸らすな。俺を見ていろ。俺は決してあなたを傷付けない。愛しているよ、ジェイデン。」
はい…はい…旦那様…。
信じています、わたしを愛してくださっていると…。
「あっ、あっ。だんなさま、が……。っく、……はいって…。」
わたしの中に旦那様の熱を感じます…。
冷たくて……体温が移っても温くて固い人工物などとは全く違う、旦那様の体温。
嬉しくて、もっと奥でも感じたくて、下腹部が旦那様を行き止まりまで誘います。
旦那様と見つめあっていられるなら、何も怖くない。
旦那様と繋いでいた手を解いて、旦那様が居る下腹部に触れると喜びが湧き上がります。
「ああ、だんなさま。だんなさまがっ、わたしの、っぁなかに…。ちからをっ、うしなわずに、…ぃてくださる、なんて。…メルヴィン、メルヴィン、…どうしましょう。どうしたら、いいか、わかり、ません。うれしくて、しあわ、せで…どうしたら、いいか、わから…ない。」
メルヴィン…あなたもこの途切れることのない歓喜を感じていたのですね。
嬉しさで溢れる涙を止める事ができません。
「お前は何も心配しなくて良い。ただ、シオンに抱かれて、愛されれば良いんだ。幸せで良いんだ。シオンを求めろ、ジェイデン。シオンなら応えてくれる。」
はい、メルヴィン。
あなたの言う通りにします。
ですが、それはあなたもですよ。
二人とも旦那様に愛されて、一緒に幸せになりましょう。
「…はい。だんなさま、わたしの、だんなさま。わたしを、あいして、くださいませ。おしたい、して、おります。」
メルヴィンと繋いでいた手も解いて、両手を伸ばして旦那様に縋ります。
「ジェイデン、動くから、辛かったら俺にしがみついていて。」
「っはい、だんなさまぁ、あっ!はぁっ、んっ!」
じわりじわりとわたしの中を擦り上げる熱に、思わず声があがります。
「可愛いね、ジェイデン。もっと啼いて喘ぐと良い。」
そう言われ、わたしの中心を包み込まれてしまいました。
そちらからも快楽を送り込まれてはひとたまりもありません。
「ああっ、だんな、さまぁ!おっしゃる、とおりに、んああっ!いたし、ます。だから、はぁ、っん、わたしを、あいしてぇっ!………っぁああ!」
叫びながら絶頂するなんて…自分のはしたなさに泣きたくなります。
でもこれこそがわたしの望むものであり、旦那様だけが与えてくださるものなのです。
それに、わたしの中の旦那様がその質量を増しました。
愛を希っても許されるのですね…。
「愛してる。愛しているよ、ジェイデン。あなたがあなたである限り、ずっと愛してる。」
旦那様……わたしもお慕いしております。
ずっとお側でわたしを捧げます。
しばらくすると旦那様が腰を引く気配がしました。
必死で重たい脚を持ち上げて縋ります。
まだ繋がったままでいてください。
「どうした、ジェイデン。落ち着いたら教えて?」
「っはい、っはぁ、っふぅ、はぁ…。旦那様は、まだ、達っして、おられ、ませんよね?」
メルヴィンもわたしも子種を注がれていません。
「……まあ、まだだな。」
「お前さん、ソイツ、どうする気だったんだ?」
メルヴィンも気になっているようですが、当然ですね。
「余裕があったら手でしてもらうか、自分で処理しようかと。」
きっと初めてのわたし達を気遣ってくださったのだと思いますが、それでは寂しいです。
メルヴィンとわたし…二人ならきっと大丈夫。
「旦那様、に、お願いが、あります。旦那様の子種を、わたしに、注いで、くださいませんか?わたしが、極めた後に、わたしの、なかの旦那様が、大きく、なりました。わたしに、欲を感じて、くださったのですよね?」
「…うん。でもジェイデンの身体に無理をかける。辛い思いはさせたくない。」
「旦那様の子種を、この身に受けられない方が、ずっと、辛いです。それに、わたしは鍛えて、いますから、過去の人たちとは、違います。ですから、どうか、わたしのなかに…。」
それにわたしに子種をくださったら、旦那様はきっとメルヴィンにも注いでくださる。
勝手に巻き込むメルヴィンには申し訳ないですが、ギルドでご褒美の巻き添えにされましたし、許されるでしょう。
「本当に、良いんだな?」
「はい。心からお慕いしております、旦那様。」
「分かった。でも一度、抜く。」
「イヤっ!行かないで!」
「落ち着いて、ジェイデン。夜着を脱がせるだけだ。破いても良いならこのままするけど。」
「あっ、ごめんなさい。」
すっかり忘れていましたが慌てて自分の状況を確認すれば、夜着が腰に蟠ってわたしの吐き出した白濁で汚れていました。
せっかく旦那様が贈ってくださったドレスですのになんてことを…。
「大丈夫。腰、上げられる?」
「あっ、はっはい。んっ、ぅん、ぁあっはぁ。」
腹筋に力を入れたところを同時に引き抜かれ、快楽で崩れてしまいましたが旦那様はどことなく楽しそうです。
「イイところ、あたった?」
「あっ、旦那様と、触れている、ぅ、っところはっ、どこも、はぁ、気持ち良いです。」
そう言うと旦那様が少し驚いた顔をされましたが、直後にその瞳に欲の光が宿りました。
何がお気に召したのかわかりませんが、夜着を脱がせて内腿にもキスで痕を付けてくださいます。
下着が残されていますがこれは旦那様の趣味なのでしょうか?
旦那様がご機嫌ならなにも問題はありませんが。
「そんな、っぁ、ところに、も…。うれし、です。」
「さっきよりキツいと思うけど、いくよ。」
「は、い。ぅん、あっああっ、はっんぅ、ああぁっ!」
言いながらわたしの中に入ってきた旦那様は、先ほどよりも熱くて固くて大きくて……それだけで達してしまうかと思いました。
これでは旦那様の全てをこの身に受け入れられるのはいつになることか…。
それだけが残念でなりません。
1
お気に入りに追加
547
あなたにおすすめの小説
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。

転生したら同性から性的な目で見られている俺の冒険紀行
蛍
BL
ある日突然トラックに跳ねられ死んだと思ったら知らない森の中にいた神崎満(かんざきみちる)。異世界への暮らしに心踊らされるも同性から言い寄られるばかりで・・・
主人公チートの総受けストリーです。

異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――

兄たちが弟を可愛がりすぎです
クロユキ
BL
俺が風邪で寝ていた目が覚めたら異世界!?
メイド、王子って、俺も王子!?
おっと、俺の自己紹介忘れてた!俺の、名前は坂田春人高校二年、別世界にウィル王子の身体に入っていたんだ!兄王子に振り回されて、俺大丈夫か?!
涙脆く可愛い系に弱い春人の兄王子達に振り回され護衛騎士に迫って慌てていっもハラハラドキドキたまにはバカな事を言ったりとしている主人公春人の話を楽しんでくれたら嬉しいです。
1日の話しが長い物語です。
誤字脱字には気をつけてはいますが、余り気にしないよ~と言う方がいましたら嬉しいです。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる