ダメな方の異世界召喚された俺は、それでも風呂と伴侶を愛してる

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伴侶の章 アレナドふたりの、はじめてがいっぱい

メルヴィン・アレナドは翻弄される 05 ※

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「あ、…キスマークっ。つけて…ぇ、くれた、っは、のか。」

何だこの甘ったるい喋り方は!
オレの口から出たとは思えねえ。

「ん、朝つけられなかったから。俺のって証拠。嫌か?」

「っ……、もっと、ほしい。歯形でもぉ、っぁ良い。お前さんの、っあ、痕を、残してくれ。」

そんな事を言われちゃあ身体中に何でも良いからシオンの痕が欲しくて堪らねえ。
言ってから引かれるかと思って慌てたが、キスで痕を増やしてくれた。

それと同時に胸の頂きに手を添えられ、観察される。

「ここは?感じる?」

「いやっ…、殆ど、触ったぁっ、コトが、ねぇ。」

嘘をついてもバレると思って正直に答えた。
オレのそんなトコロを触りたいと言ってきたやつは居なかったから、シオンが初めてだ。
自分で触っても良くなかった上に虚しいだけだったのに、シオンが触れただけで快感が奔るから驚きだ。

「じゃあ、気持ち良くなれるまで、ココで感じる練習、しような。でも今はコッチ。腰、浮かせて?」

言葉通りにすれば夜着を全て脱がされる。
もうオレのイチモツは限界近くまで張り詰めていた。

「メルヴィン、唇を頂戴。」

仰け反っていた顔を下げれば捕まった。
唇を貪られ、口腔に進入されるのがどうしようもなく気持ち良い。
その上イチモツもずっと扱かれていたから我慢の限界が来て、アッサリと射精してしまった。

「メルヴィン、可愛い。気持ち良かった?」

良いに決まってるが今日も早くて恥ずかしい。

「そりゃあ、な。オレの、ことより、お前さんは、どうなんだ?」

さっきのオレを見ても本当に求めてくれるのか?

「俺?……ジェイデン、メルヴィンに教えてやって。」

ここでジェイデンかよ!勘弁してくれ!

「はい。メルヴィンが夜着を脱いでから、その、お、大きくなり始めて、今は半分くらい反応しているのでしょうか?」

「大体、合ってる。分かったか、メルヴィン?」

「……おう。」

本気でオレを抱きたいから欲情してるんだよな?
嬉しいが、こう…、ムズムズする。

感情を持て余していると、ジェイデンがシオンのイチモツを可愛がりはじめた。
その間に落ち着こうとしていたら不穏な会話が聞こえてきた。

デカいのはわかっていたがコレは…。
おキレイな顔とのギャップがハンパない。
大きさ自体はオレのと大差ないが、こう…カタチがエゲツねえ。
こんな凶器じみたモン、本当に入るのか?

いや、そのために弛緩薬仕込んでんだから大丈夫なハズだ!
やっと惚れた男とデキるんだからハラぁ括るしかねえ。

そんな凶器を隠し持ってたやつにどうやって抱かれたいか聞かれて、顔が見たいと答えた。
実際にベッドで見下ろされるのは想像していたより羞恥を感じるが、それよりもシオンの表情が見たかった。
本当にオレを求めてくれるのか……嫌悪されないか確かめたかった。

いよいよシオンの指がオレのナカに入ってきて、初めての異物を受け入れようと必死になるが、惚れた男の指でさえこの違和感だ。
ジェイデンが経験した恐怖はどれ程のものだっただろう。
思考がそっちに行きかけたところで前立腺を探り当てられた。

そこからは前は舌で、後は指でグズグズにされて未知の快楽に流されるばかりだ。
ジェイデンの前でこれ以上乱れたくないと思う反面、もっとして欲しいと求めずにいられない。

そんな想いをしていると、シオンの手が止まった。
溶けたアタマで何だと考えていたら腰と後ろに熱を感じた。

「メルヴィン、そろそろ挿れる。怖くないか?」

ああ、やっとだ。
やっとシオンと繋がれる。

「……怖い。でも、それよりお前さんが欲しい。」

オレよりも強い男。
誰よりも美しい男。
オレの唯一の男。

………オレを愛してくれ、シオン。

「ゆっくりする。俺の腕とか肩、掴んでくれて良いから。」

腰を進められてさっきまでの茹で上がった思考が吹っ飛んだ。

何だこの圧迫感は!
弛緩薬使ってコレかよっ!!

「メルヴィン、カリまで入った。まだいけるか?」

「っあ、まだそれだけか?」

信じられねえ…。
こっはもういっぱいいっぱいだっつーの!
全部挿れたら晩飯で食ったモン吐くんじゃねえか!?

「そうだ。止めとくか?」

「嫌だ!ぜんぶ、オレの、っ、ナカに、はっ、いれてっ、くれ!」

心配した顔で聞かれたが、考える前に叫んでた。
オレの感情と身体の深いトコロがシオンを求めている。
何を置いてもシオンが欲しくて堪らない。
ジワジワと身体を拓かれて圧迫感と吐気に耐え、前立腺からの快感を享受する。

問い掛けにも言葉を返せなくなった頃、ようやく全てを受け入れた。

シオンに手を取られて結合部に持って行かれると、そこにはオレのナカでも萎えない昂りがあった。
それに触れたら歓喜が湧き上がった。

「あっ、しおん、おれのなかで、でかい、ままっ、でぇ、いてくれる、なんて。」

苦しいのに満たされる。
何よりシオンで満たされるのがうれしい。
本当にオレを抱きたいって思ってくれてると信じて良いのか?

「嘘じゃなかっただろ?分かったらキスして。メルヴィンが協力してくれないとできないんだ。」

キスはオレもしたいし…と軽く腹筋を使って身体を持ち上げようとしたらオレのナカのシオンを締め付けてしまった。
ただそれだけなのに気持ち良くて動けねえ。

圧迫感は残ってるが吐気はいつの間にかなくなって、埋め込まれた熱が堪らない。
はやくお前さんの子種を注いでオレの胎を満たしてくれ…。
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