32歳でやっと巡ってきたモテ期に現れたのは鬼畜な男達だった

後ろ盾

ep.15

　私は仰向けのまま唇を奪われ続けていた。

「ん、っぁは…んっ」

　荒々しい高遠くんのキスは、私の舌を追いかけるように高遠くんの舌が絡みついてくる。お互いの口をベトベトにしながら、無心で唇を重ねる。

　カットソーの中に高遠くんの手が入ってくる。背中を浮かせてブラのホックを外した手は、そのまま私の身体を撫でるように、ブラの内側を移動して私の膨らみに触れた。

「高田さんの胸、結構大きいよね」

「そんな、ことっ…ないっ」

　両手で私の胸を優しく撫でる手。時折、力が加えられて胸の形が変わっていく。そんな事をされてしまうと、嫌でも突起が目立ってしまう。
　カットソーと一緒にブラも捲られて、高遠くんに胸を晒してしまった。高遠くんの視線が、私の胸に集中しているのがわかる。

「そんなに、見ないで…」

「どうして？ぷっくり立っちゃってこんなに可愛いのに」

　目立ってしまった突起を、指の腹で押したりぐりぐりしたりと私の反応を楽しんでいる高遠くん。

「あ、っ…ん…ぁ」

　名残惜しそうに胸から離れた手は、私の下へ…。乱れたスカートの裾を掴んだ手が、徐々にショーツを露にしていく。

「新幹線では見せてもらえなかったからね」

　手がおへそからショーツの中へと滑り込んでくる。身体の崖まで辿り着いた指が曲げられて、私の部分に触れた。

「ひっ、んっ…」

「もうびちょびちょ、高田さんってHなの？」

「ちがっ、ぅ…」

　私の部分を円を描くように撫でる指。時折、肉芽に当たり、その刺激に大きな声が出てしまう。

「あっ、ぁ、そこだめっ」

「そこってどこ？」

　高遠くんの指はわざとらしく肉芽の周りを徘徊する。

「そこっ…だよ、ぉ…」

　包皮から顔を出した肉芽を押されて、強烈な刺激に身体が跳ねる。

「ひっ、っぐ…そこっ…そ、っこ…」

「そこじゃわかんないから、確認しないとだね」

　ショーツから抜かれた手が、ショーツにかかり脱がされていく。脱がされたショーツが私の横に置かれた。クロッチの色が変わるくらい濡れていて、恥ずかしさで目を背けてしまう。
　下半身が露わになってしまって、抵抗するつもりで膝に力を入れて脚を閉じても、無駄だった。
　私の足元に座り、閉じた膝を持って私の顔を見下ろしている高遠くんの口角が上がる。

「高田さんの全部見てあげる」

　徐々に拡げられていく膝の間から高遠くんの顔が見える。その顔が段々近づいてきて、やがて私の部分に柔らかい感触が走った。

「ん、ひっ…んっ」

　高遠くんが私の部分を舐めている。私に聞こえるように、やらしい音を立てながら。

「やめっ、恥ずかしっ、か…ら」

　私のお願いなんて聞いてくれない。舌が肉芽に触れる度に身体に刺激が走る。今すぐにでも逃げ出したいくらい恥ずかしい。せめて顔だけはと思い、両手で顔を覆う。
　しかし、それも許されなかった。私の部分から顔を上げた高遠くんが、私の手を掴んで顔を近づけてきた。

「可愛い顔隠しちゃだめだよ」