星渦のエンコーダー

山森むむむ

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ジュニアパートナーシップカテゴリ 桐崎・清宮ペア

全国高等学校・中学校ネオトラバース公式選手権大会 4 日常への帰還

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 総合優勝の興奮がまだ冷めやらぬ中、試合の後に与えられた自由時間をどう過ごすか、未来ノ島学園チームJのメンバーたちは相談していた。

 クリスは、初めての大都会での勝利を記念して何か特別な活動ができないかと提案した。
「せっかく本土に来てるんだから、少し観光でも……」
 キャップを被りながらクリスが言いかけると、玲緒奈がすぐに目を輝かせた。
「いいね、クリスちゃんナイス!」
「あ……でも、帰りの交通を考えると、時間が足りないかもしれないね……」
 柳が現実的な意見を述べた。彼の言葉に、一同は少し残念そうに頷く。今日は直帰の予定で、宿泊もできないので時間がない。
「うーん」
「なんかゴメン……」
「いや、必要な意見だ」

 その時、ユエンがふと窓の外を指差し、「あそこに土産物屋があるけど、ちょっと見に行ってみない?」と提案した。
 流磨もそのアイデアに賛同し、笑顔で話した。
「そうだな、記念に何か買って帰るか!」

 一同はすぐに立ち上がり、アリーナを出て近隣の土産物屋へと向かった。店内には様々な地元特産品やお菓子、小さな工芸品が並んでおり、全国各地から来訪している学生たちは興味深そうに商品を手に取っていた。
 クリスは特に東京のマスコットキャラクターのフィギュアに目を留め、カゴに入れた。
「これ、かわいい!」
 玲緒奈は風景の描かれたポストカードに興味を示した。
「これ、お部屋に貼ろうかな。島の景色ばかりだから、一面ビルの風景って新鮮かも」
 流磨とユエンはそれぞれ食べ物のコーナーで試食を楽しんでいる様子で、柳は書籍コーナーで地元の歴史に関する本を手に取っていた。
「ここまで来て本って……」
「流磨こそ、試食してないで買ったら?」
「おもしろそうなレトルトあったから、おれ買ってくる!」
 ユエンはレトルトカレーやハンバーグを手にとってレジへ向かった。判断が早い。
「おいしそうじゃなくて、おもしろそうが基準なのかよ」
「冒険心がすごいね……流磨は?」
 流磨はチルド商品を手にしていた。運搬のための冷却用バッグなど、追加購入が必要だろう。
「俺これがいい。令和べったら漬けエッグインクラウドスペシャル」
「…………それ、なにがエッグインクラウドスペシャルなの? なにが令和時代なの?」
「さあ? 保存もきくし、家族皆で食えるだろ」
「……うん、流磨らしいチョイスだ」

 土産物屋の訪問は楽しいひと時となり、勝利の余韻をさらに深く味わうことができた。
「みんなでこれ買わない?」
 クリスが玲緒奈と共にキーホルダーコーナーにしゃがみ込んでいる。ユエンは自分の会計を終え戻ってきたところだったが、そのままの足で彼女らに加わった。
「ユエンさんはこの色がいいんじゃないですか? 瞳の色とちょっと似てる!」
 玲緒奈の提案に、ユエンは彼女の手元を見ながら応じている。
「緑……? いや、黄緑……面白いな。角度によって色が変わるのか」
「持つ人によっても少しずつ色が変わるんです。表層心理というより、深層心理を読み取って反映するらしいです」
「おー、なるほど」
 ユエンはしげしげと眺めた後、折っていた腰を真っ直ぐに立て直し、遥か下の玲緒奈に微笑んだ。
「うん、じゃあおれはこれにするよ。流磨は?」
「俺は……」
 玲緒奈は今度は流磨に近づき、あらかじめ目星をつけていたかのように迷いなく一つを手に取る。
「お兄ちゃん、黒かオレンジかって感じだよね。部屋黒いし」
「黒以外もあんだろ……」

 クリスは一歩離れた場所に立つ柳へ、ひとつを選び取って近寄った。
「柳、これがいいんじゃない?」
 それは、白と淡いペールトーンの水色が主に使われたタイプだった。メインに嵌め込まれた丸い玉は、混ざり合った色が銀色にも見える。
「……これ……」
「ね? あんまりコントラストは強くないけど、ゆっくり色が変わってキラキラするの。あと、心理的な変化も反映されてるけど、淡くてわかりにくい」
 クリスは、柳の隠された不安をよく知っていた。それを払拭するような微笑みを向け、手のひらにキーホルダーを乗せてくれる。

「……うん、ありがとう」
 確かにその玉の色はゆっくりと色を変えてはいたが、柳が心配になるほどの強烈な変化を表しはしないように見えた。
「……ん。よし、大丈夫だね」
 柳は言葉にできない感謝が内側に渦巻き、それを口から出すことができないことに歯痒さを感じた。しかし、きっとこれは今、この場で解決されるものではない。振り払うように、つとめて明るく応じた。
「クリスは、どれにしたの?」
「私はこれ!」
 爪先に挟まれてぶら下がっていたのは、メインの玉が明るいブルーとネイビーでグラデーションになったタイプだった。淡い金色のラメが散らされ、キラキラと小さく光る。

「すごい、クリスにぴったりだね。かわいい」
「……え? あっ、ああ、うん」
 妙な返事に少しだけ柳は首を傾げた。横からユエンがぬっと顔を近づけたので、驚いて一歩後ずさる。
「決まったかー、シノとクリス」
「ひぇ!」
「……ユエン、近いよ……」

 彼の背後では玲緒奈がふたつの色を比較しつつ、流磨に熱弁していた。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「黒ってやっぱり主張が強い色だから、選ぶのに慎重になるべきなの! こっちの黒は少しピンクっぽいけど、こっちはオレンジで」
「わかったわかった! もう両方買えばいーだろ」
「もう! お兄ちゃんてなんでそういう感じなの?!」
「……あー、そういうときはインスピレーションだ! 悩みすぎなんだよ、ずっと見すぎるとわかんなくなる。ちょっと貸してみ」
「どうするの?」
「目ぇ閉じろ」
「うん」
 どうやら玲緒奈が似通った二種類の黒色のどちらにするかを決められないでいるようだった。
 流磨は彼女に目を閉じさせ、自分がその2つを左右の指で摘む。そして、玲緒奈の眼前にぶら下げて合図した。
「……開けて」
「はい」
「どっちだ?」
「……こっち」
「決まったじゃねーか。これな。おーい、全員一緒に会計でいいか? 支払いは後で俺に送ってくれ」
 彼女の決めたキーホルダーはオレンジと黒が配置されているが、そのコントラストの高さがデザインに干渉しすぎず、どこか可愛らしいものだった。
 流磨は自分が玲緒奈に手渡されたものと一緒に手のひらで転がし、ふたつを比較する。どちらも同じような黒にしか見えないが、流磨は独り言を言っていた。
「……似てねーな、俺ら」

「先に外出てるよぉ」
 クリスは言って、柳を先導するように歩いていった。
「おー」
 日が暮れる前に、笑顔を交わしながら、全員が充実した一日の締めくくりとしてアリーナへと戻っていった。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇

──────空中パドルトランジット(APT)は、透明なガラスチューブを通じて、浮遊するパドル型の乗り物が空中を移動するシステムである。
 チューブは都市の上空を網の目のように覆い、乗り物は電磁浮遊技術を利用して、音もなく滑るように運行していく。
「これ、平成時代の初期の未来予想図にあったやつに似てる」
「あー、あのパイロットスーツみたいなの着てるやつな」
「一応確認するけど、高所恐怖症のメンバーはいないよね?」
「大丈夫で~す」

 乗客は個々のパドルに乗り、目的地をタッチパネルで入力するだけで自動的に送り届けられる仕組みだ。生体識別チップによって個々の利用者を識別し、スムーズに乗降を行えるよう設計されている。

 夕暮れ時の東京。
 空中パドルトランジットのガラスチューブは、黄金色に染まった空に浮かび上がっている。未来ノ島学園のチームJの一行は、透明なパドル内でゆったりと帰路につくことになった。
 部員数が多すぎるため、チームごとでドローンと共に行動することになっている。犬を模した小さなドローンが柳の頭上を浮遊していたが、ユエンはそれが気になっているようだった。
『みんな、お疲れ様! 公共交通機関を利用するときは、マナーを守って行動しましょう! だワン』
「日本の学校ってみんなコレあるの?」
「……まあ近しいものは、全国どの学校ももう使ってるんじゃないかな。多分これはかなり新しいけど」
「なんかおれ、これムカつく。オラ」
 ユエンがドローンを人差し指で小突く。ドローンは大げさに空中で回転した。
『あ~れ~! だワン』
「ワンじゃねーよ」
 クリスは当然のように柳の隣に座り、ユエンはクリスと柳の前のシートに着席した。入り口でメンバーの瞳が発光し、料金が支払われたことを明示する。
「日差し強……あ、半透明カーテンモードある。コントラストを抑えて眩しさを軽減します、だって」
「景色も見えるように調整できるんだな。カメラで撮るときにまた調整もできるし、これオンにしとこう」
 柳が事前に気を配っていた通り、夕方の時間帯は特にこのトランジットシステムを利用する人が多く、システムは遠回りのルートを選択して乗客の分散を試みている。

「ちょっと遠回りするかもしれないけど、この景色、悪くないよね」
 クリスは柳の隣で穏やかに頷きながら、窓の外に広がる東京本土の夕暮れを眺めていた。高層ビルの窓々が次々に灯りをともし、まるで黄昏のような美しさで彼らを迎えている。
「ああ、いいな」
 流磨は通路に立ち、柳と同じ方向を眺めた。玲緒奈もその光景に心を奪われている。
「わぁ、きれい……! こんなに高いところから見る東京本土は初めてだよ」

 柳は傍らにいる流磨とユエンに向かって、少し微笑みを浮かべてみた。
「こんな時間も、たまにはいいでしょ?」
 流磨は「うん、確かに。ちょっとした小旅行みたいだな」と応じ、ユエンはカメラを取り出して夕焼けに染まる景色を撮影していた。
「お! 昭和東京タワー」

 移動時間は、日常から離れた特別なひと時となった。
 疲れた心と体にゆっくりと休息を与えながら、未来ノ島への帰路を楽しむ。クリスが徐々に目を閉じ、柳の肩に静かにもたれかかって眠りにつく様子を、周囲の仲間たちが見守った。
 その柔らかな光景に玲緒奈が微笑みを浮かべ、呟く。
「クリスちゃん、疲れてたんだね……」
 流磨はそれを聞いて、クリスの頑張りを讃えた。
「大会の緊張が解けたんだろ。クリスなりに……かなり頑張ったもんな」
 一方でユエンはその微笑ましい光景をカメラに収めようとし、シャッターを切る前に、柳を見て小さくうなずく。柳は彼の意図を理解し、クリスの頭をそっと支えてより最適な姿勢に整えてやった。
「……いい写真だ」
「気を使わせてしまって、ごめんね」
 柳が軽く謝るが、流磨とユエンは優しく笑う。
「いや、これもチームワークの一部だろ。お互い様だ」
 玲緒奈は指を唇に当ててクスクスと笑い出した。目覚めた後のクリスの反応を想像しているのだろう。後でからかうつもりに違いない。
 静かな移動の中でささやかな交流を続けながら、互いの絆を深めていく。
 窓の外は次第に暗くなり、車内の灯りだけが過ぎゆく景色を見送って彼らを優しく照らし続けていた。このひとときの安らぎが、まるで長い一日の締めくくりのように感じられる。

 未来ノ島のモノレールステーションに到着し、車内の明かりが一斉に明るく点滅し始めると、クリスは目を覚ます。
「……ん」
 クリスタルの目はまだ半分閉じたままで、ぼんやりと周囲を見渡す。
 柳の肩にもたれていたことに気付いた彼女は突然真っ直ぐに背筋を伸ばし、顔を赤くして周りを見回した。
「おはよう、クリス」
「……えっと、う…………あの私、寝てた?」
 彼女の声は寝ぼけたままで、周囲の笑いを誘う。玲緒奈がにっこりと笑いながら茶化した。
「うん、すごくかわいかったよ、クリスちゃん!」
 流磨も加わり、からかう。
「全力で寝顔公開中だったな。もうちょっとで俺も写真に収めるところだったぜ」

 柳はその様子を穏やかに見守りながら、クリスの肩を軽く叩いて安心させようとする。
「大丈夫だよ、クリス。こういうのもチームの思い出だからね」

 ユエンが彼女の困惑を見て取り、「ヘイ、クリス、ほらこれ、あげる」と言って、彼女の座席に落ちていたキャップを手渡す。クリスはそれを受け取りながら、「ありがとう……」と小声で呟き、顔を覆いながら慌てて席を立つ。
 その間にも、車内は彼らの笑い声で満たされていた。

 柳はクリスの背中を見送りながら、彼女の小さな動揺に微笑みを隠せない。
 ユエンが、さりげなくクリスの寝顔を収めた写真をデバイスに送信すると、通知音とともに画像がクリスと柳のデバイスにポップアップされた。クリスはその通知を見てすぐに画面を開き、写真を目にする。
「ぅえ?!」
 クリスタルの寝顔が、柳の肩にもたれる形で、無防備な状態で写っていた。
「は?! え?! これ今、え?!」
 顔が再び紅潮し、車内から出たはずが再び戻ってくる。
「ユエン!  なんで撮るのぉ!」
 クリスは声を上げながら偽りの怒りを演じた。

 一方柳はその写真を見て、静かに笑みを浮かべた。
「大丈夫、クリス。いい写真だよ。君の自然な姿がしっかり撮れてる。保存しておくね」
 できるだけ優しくフォローする。
「えーっ?! 柳までそういうこと言うの?」
 クリスは今の言葉に心のどこかで安堵している様子を見せた。

 ユエンはようやくステーションに降り立ち、遠くからにやりと笑う。
 そして「まあ、記念になるだろうさ。今度は二人でちゃんとした写真を撮ろうな」と言い放ち、その場の空気をさらに和やかにした。
 クリスは最終的に写真をデバイスに保存し、「じゃあ、条件として次は柳も一緒にちゃんと写ってね。これ見切れてるし」と提案する。柳はそれに応じ、「了解」と静かに頷き、ユエンの提案に乗ることを承諾した。

 クリスと柳は自宅が同じマンションのため、他のメンバーと分かれていつも通りに一緒に帰っていった。
 ユエンと流磨、そして玲緒奈の足取りは、未来ノ島の夜景に照らされながらも、若者たちの軽やかな会話で明るく彩られている。
「なー、流磨」
「んー」
 ユエンがちょっとした好奇心から投げかけた質問は、この三人にとっても一種の定番の話題になりつつあった。

「なんであの二人、付き合ってないの?」
 ユエンの声はやや驚きとともに、純粋な疑問を含んでいた。これまで何度も柳とクリスの関係性について様々な人から話を聞いてきたが、その度に彼らがただの幼なじみ以上の関係に進展しないことが、不思議でならなかった。
 彼らの最も親しい友であるはずの流磨は肩を竦めてから、慣れた様子で応えた。
「わかんね。まあ、放っておけばそのうちくっつくだろ。行こうぜ」

 彼の声には諦めと、若干の期待が混じっていた。彼もまた、柳とクリスの未来に何かが起こることを無意識のうちに願っているのかもしれない。
 玲緒奈はその会話を聞きながらクスクスと笑い、流磨の後をついて歩き始めた。彼女にとっても、この「いつかはくっつくかも」という話は、微笑ましくもあり、少し切ない青春の一ページのようなものらしかった。

 三人はそれぞれの思いを胸に、未来ノ島の静かな夜を行く。
 ユエンが再び何か言おうと口を開きかけたところで、流磨が彼を制止する。
「ユエン、今夜はここまでの話だ。何が起こるかは、その時が来ないとわかんねえってこと」
「……それでいいのかねぇ」

 夜風が会話をさらっていき、未来ノ島の空に星が瞬いていた。それぞれの心には小さな期待と疑問が残りつつ、一日が閉じていく。
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