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透明な夢のスタートライン
ネオトラバース部入部
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クリスと柳は、校内の会議室の使用許可を取った。緊張の面持ちで、自らの思いを柳に伝えようとする。
「私、ネオトラバースプレイヤーになろうと思ってから色々考えたんだけど、技術面と戦略的思考が弱いって思ってたの」
今日の議題を明確にする。柳は頷いた。
「ほら、私って中学までバスケやってたでしょ。ほとんど反射神経と運動能力で乗り切ってたようなところがあったと、今考えると思うの。過去のデータからもその傾向が分かった」
柳は会議椅子に腰掛けながら、デバイスを取り出す。
「確かにね。その点については僕も同意見だよ。でもそれはサポート要員のフォローと練習で、ある程度カバーできる」
練習。医療目的と心理分析のために入ったことはあるが、クリスにとって繭内で行うネオトラバースは未知の世界だ。その内容も見当がつかない。
確かに柳が体を鍛えていることが強さにつながっていることは理解していたが、現実世界でのスポーツしかやってこなかったクリスは、現実のものとして理解することが、まだ難しい。
「だからあんたには、テクニカルコーチとして協力を求めたいの」
テクニカルコーチ。現実世界でのスポーツにも、プロにはそういったポジションのスタッフがつく。柳はあらゆる面での技術と知識に優れ、全てのサポートも自分一人でこなしていた。
しかし、自分にそれができるかということは、火を見るよりあきらかだった。柳はクリスの目を真剣に見つめながら、頷く。
「クリスは基礎的な運動能力と反射神経に優れている。ネオトラバースではそれが非常に重要な要素だよ。クリスの元々の能力を伸ばす形で競技を始めよう」
少し考えた後、柳は続けて提案を始める。
「まずは基本的な技術から。攻撃や防御の基本動作、そしてポジショニングの重要性について徹底的に練習する。さらに、状況判断と戦略的思考を養うために、シミュレーション練習も行う」
クリスは柳の言葉に感謝し、安堵の息をつく。柳はさらに続けた。
「でもそのためには、この学校にあるものを全て使えるように……準備しないとね」
「……あるものって?」
笑顔で立ち上がった柳の顔を見上るが、クリスは状況を飲み込めていない。
「知ってる? この学校、中学と違ってネオトラバース部の活動が盛んなんだ。僕は名前を置いてるだけだったんだけど、これはいい機会だと思う」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夕暮れが未来ノ島の時計塔を柔らかな陰影で包み込む中、柳とクリスは約束の地点に先んじて足を運んでいた。二人の間では、その日の授業や些細な出来事についての会話が交わされていた。
やがて流磨の姿が視界に捉えられる。彼の到着と共に場の空気はさらに和やかなものへと変わり、三人の間での談笑が始まった。
「あ……れおちゃん、こっちこっち!」
柳は遠くから近づいてくる流磨の妹・玲緒奈に向けて声を高らかに発した。
彼女の快活な挨拶が、静寂に沈む夕暮れ時の空気を跳ね返すように響く。
「こんにちは!」
「こんにちは、れおちゃん。少し待っててね」
柳が玲緒奈に気遣いの言葉を投げかけると、自販機へと足を向けた。
「何か飲む?緑茶、ストレートティー、フルーツティー、コーヒー、ミルクティー…どれがいい?」
玲緒奈は「フルーツティーがいいな!」と元気よく答え、流磨も「じゃあ、俺は緑茶で」と返した。柳がクリスにも同じ問いかけをすると、「私は大丈夫、水持ってるよ」と彼女は断わった。
柳は自販機で選んだ飲み物を手に戻り、玲緒奈と流磨にそれぞれ手渡す。
玲緒奈は明るく「ありがとう!」と言い、開封したフルーツティーを一口飲むと、その味に満足したように微笑んだ。
その一連のやりとりが終わると、柳は深呼吸を一つしてから本題へと話を進める。
「実は今日僕たちがここに呼んだのは、ちょっとした相談があってね」
クリスと流磨もまた、それぞれに真摯な表情で玲緒奈を見つめている。
「れおちゃん、実は今度の夏休み中のネオトラバース大会に、クリスとペアで出場したいんだけど、クリスのペアとして、ジュニアパートナーシップカテゴリーで一緒に出てくれないかな?」
クリスが付け加えるように、「私って、ネオトラバース始めたばかりだから公式戦出たことないんだ。だからシングルじゃ出られなくて、でも部内でペアはもう決まっちゃってるらしいの。だから、れおちゃんにお願いしたいなって思って、特別枠で」と言葉を添えた。
玲緒奈は少し考えた後、くるんと内側にカールした艶やかな毛先を揺らしながら笑顔で快諾した。
「いいよ!クリスちゃんやシノくんとも一緒に出場できるなんて嬉しい。がんばろ!」
柳もクリスも安堵と喜びで顔をほころばせ、「ありがとう、れおちゃん!」と声を揃える。
流磨は最初から彼女の返答がわかっていたかのような顔で、緑茶のキャップを開く。
時計塔付近は、新たな挑戦への期待で満ちていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
高専ネオトラバース部の活動室は、新しい部員を迎えることへの期待と興奮でざわついていた。夏休み中の大会に向けた練習が始まる前のその日、顧問の教師である高崎が前に立った。
「皆さん、今日は発表があります」
高崎の落ち着いた声が活動室に響きわたる。部員たちの話し声がぴたりと止まり、彼女に注目が集まった。
「この度、東雲柳くんと桐崎クリスタルさんが、我々ネオトラバース部に正式に入部することになりました。東雲くんは名前だけ置いていたんだけどね。知っての通り彼はプレイヤーとしてプロの技術があります。彼らは夏休み中の大会に向けて、別枠のジュニアパートナーシップカテゴリにおいてのプレイヤーとサポーターとして出場を考えています」
歓声と拍手が活動室を埋め尽くすが、彼らの中では共通の疑問も同時に湧き上がっているようだった。
それが何であるかをクリスと柳は理解している。クリスは顔を赤らめながらも嬉しそうに微笑んでいた。柳は軽く微笑んで、集まる視線に答える。
「二人にとってはそれぞれ、ネオトラバースは新しい挑戦になるはずです。東雲くんはテクニカルコーチとしての入部となります。桐崎さんはこれまで試合には出場していませんが、東雲くんのサポートを受けた練習を通じて、大きく成長してくれると思います」
軽く部室内がざわめく。プレイヤーとしての柳を知るものは多いが、サポートとしてのスキルには注目が集まりにくい。
「ペアとして出場するためのパートナーがいないという課題がありました。それを解決するために彼らはジュニアパートナーシップカテゴリーで出場し、未来ノ島中の清宮玲緒奈さんと桐崎さんがペアとなります。明日玲緒奈さんも中学から来て、練習に加わります。そして彼女の兄で、未来ノ島高校の清宮流磨君も明日からサポートとして玲緒奈さんに協力してくれます。皆、仲良くするように!」
全員の返事が響いた。驚きとともに、さらなる拍手が活動室を包み込む。彼らが取り組む新たな挑戦に対する支援と期待が、部員たちから溢れ出していた。いい部だ。皆がポジティブに競技に取り組んでいる。大人数の部活はこれが重要だ。高崎は続けた。
「四人のチームワークと、彼らが示す新しい可能性に、私たちは大いに期待しています。夏休みの大会では、彼らの活躍をぜひとも応援しましょう!」
高崎の言葉に、部室は新しいメンバーへの歓迎と期待でいっぱいになった。クリス、柳、そして明日から加わる二人へのネオトラバース部の温かい支援が、夏の大会への道のりを照らし出していた。
部員たちの拍手が収まると、柳とクリスは前に一歩進み出た。柳は軽い自己紹介を始める。
「皆さん、こんにちは。東雲柳です。以前からネオトラバースのプロアスリートとして活動してきましたが、今はそっちは休養中なので……今回はクリスをサポートする形で部活に参加させてもらいます。スポーツ全般に対する経験と知識を、チームのために生かせたらと思っています。一緒に成長していけたら幸いです。よろしくお願いします」
続いてクリスが元気いっぱいに自己紹介を始める。
「桐崎クリスタルです! 運動は得意ですが、戦略的な思考はちょっと……ということで、柳のサポートを受けながら、ペアでの出場を目指しています。私たちのコンビで、新しい風を吹かせることができたら嬉しいです。みんなと協力して、楽しい部活動にしたいです! 応援よろしくお願いします!」
二人の言葉に、部室内は再び暖かな拍手で包まれる。
柳のプロとしての経験と、クリスの明るく前向きな姿勢が、部員たちに新たな活力を与えている。これからの二人の成長と活躍に、皆が心からの期待を寄せていた。高崎が歩み寄る。
「まずは桐崎の練習試合ね。これから大変になるわよ?」
クリスは拳を握り締めて力強く言った。
「望むところです!」
「私、ネオトラバースプレイヤーになろうと思ってから色々考えたんだけど、技術面と戦略的思考が弱いって思ってたの」
今日の議題を明確にする。柳は頷いた。
「ほら、私って中学までバスケやってたでしょ。ほとんど反射神経と運動能力で乗り切ってたようなところがあったと、今考えると思うの。過去のデータからもその傾向が分かった」
柳は会議椅子に腰掛けながら、デバイスを取り出す。
「確かにね。その点については僕も同意見だよ。でもそれはサポート要員のフォローと練習で、ある程度カバーできる」
練習。医療目的と心理分析のために入ったことはあるが、クリスにとって繭内で行うネオトラバースは未知の世界だ。その内容も見当がつかない。
確かに柳が体を鍛えていることが強さにつながっていることは理解していたが、現実世界でのスポーツしかやってこなかったクリスは、現実のものとして理解することが、まだ難しい。
「だからあんたには、テクニカルコーチとして協力を求めたいの」
テクニカルコーチ。現実世界でのスポーツにも、プロにはそういったポジションのスタッフがつく。柳はあらゆる面での技術と知識に優れ、全てのサポートも自分一人でこなしていた。
しかし、自分にそれができるかということは、火を見るよりあきらかだった。柳はクリスの目を真剣に見つめながら、頷く。
「クリスは基礎的な運動能力と反射神経に優れている。ネオトラバースではそれが非常に重要な要素だよ。クリスの元々の能力を伸ばす形で競技を始めよう」
少し考えた後、柳は続けて提案を始める。
「まずは基本的な技術から。攻撃や防御の基本動作、そしてポジショニングの重要性について徹底的に練習する。さらに、状況判断と戦略的思考を養うために、シミュレーション練習も行う」
クリスは柳の言葉に感謝し、安堵の息をつく。柳はさらに続けた。
「でもそのためには、この学校にあるものを全て使えるように……準備しないとね」
「……あるものって?」
笑顔で立ち上がった柳の顔を見上るが、クリスは状況を飲み込めていない。
「知ってる? この学校、中学と違ってネオトラバース部の活動が盛んなんだ。僕は名前を置いてるだけだったんだけど、これはいい機会だと思う」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
夕暮れが未来ノ島の時計塔を柔らかな陰影で包み込む中、柳とクリスは約束の地点に先んじて足を運んでいた。二人の間では、その日の授業や些細な出来事についての会話が交わされていた。
やがて流磨の姿が視界に捉えられる。彼の到着と共に場の空気はさらに和やかなものへと変わり、三人の間での談笑が始まった。
「あ……れおちゃん、こっちこっち!」
柳は遠くから近づいてくる流磨の妹・玲緒奈に向けて声を高らかに発した。
彼女の快活な挨拶が、静寂に沈む夕暮れ時の空気を跳ね返すように響く。
「こんにちは!」
「こんにちは、れおちゃん。少し待っててね」
柳が玲緒奈に気遣いの言葉を投げかけると、自販機へと足を向けた。
「何か飲む?緑茶、ストレートティー、フルーツティー、コーヒー、ミルクティー…どれがいい?」
玲緒奈は「フルーツティーがいいな!」と元気よく答え、流磨も「じゃあ、俺は緑茶で」と返した。柳がクリスにも同じ問いかけをすると、「私は大丈夫、水持ってるよ」と彼女は断わった。
柳は自販機で選んだ飲み物を手に戻り、玲緒奈と流磨にそれぞれ手渡す。
玲緒奈は明るく「ありがとう!」と言い、開封したフルーツティーを一口飲むと、その味に満足したように微笑んだ。
その一連のやりとりが終わると、柳は深呼吸を一つしてから本題へと話を進める。
「実は今日僕たちがここに呼んだのは、ちょっとした相談があってね」
クリスと流磨もまた、それぞれに真摯な表情で玲緒奈を見つめている。
「れおちゃん、実は今度の夏休み中のネオトラバース大会に、クリスとペアで出場したいんだけど、クリスのペアとして、ジュニアパートナーシップカテゴリーで一緒に出てくれないかな?」
クリスが付け加えるように、「私って、ネオトラバース始めたばかりだから公式戦出たことないんだ。だからシングルじゃ出られなくて、でも部内でペアはもう決まっちゃってるらしいの。だから、れおちゃんにお願いしたいなって思って、特別枠で」と言葉を添えた。
玲緒奈は少し考えた後、くるんと内側にカールした艶やかな毛先を揺らしながら笑顔で快諾した。
「いいよ!クリスちゃんやシノくんとも一緒に出場できるなんて嬉しい。がんばろ!」
柳もクリスも安堵と喜びで顔をほころばせ、「ありがとう、れおちゃん!」と声を揃える。
流磨は最初から彼女の返答がわかっていたかのような顔で、緑茶のキャップを開く。
時計塔付近は、新たな挑戦への期待で満ちていた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
高専ネオトラバース部の活動室は、新しい部員を迎えることへの期待と興奮でざわついていた。夏休み中の大会に向けた練習が始まる前のその日、顧問の教師である高崎が前に立った。
「皆さん、今日は発表があります」
高崎の落ち着いた声が活動室に響きわたる。部員たちの話し声がぴたりと止まり、彼女に注目が集まった。
「この度、東雲柳くんと桐崎クリスタルさんが、我々ネオトラバース部に正式に入部することになりました。東雲くんは名前だけ置いていたんだけどね。知っての通り彼はプレイヤーとしてプロの技術があります。彼らは夏休み中の大会に向けて、別枠のジュニアパートナーシップカテゴリにおいてのプレイヤーとサポーターとして出場を考えています」
歓声と拍手が活動室を埋め尽くすが、彼らの中では共通の疑問も同時に湧き上がっているようだった。
それが何であるかをクリスと柳は理解している。クリスは顔を赤らめながらも嬉しそうに微笑んでいた。柳は軽く微笑んで、集まる視線に答える。
「二人にとってはそれぞれ、ネオトラバースは新しい挑戦になるはずです。東雲くんはテクニカルコーチとしての入部となります。桐崎さんはこれまで試合には出場していませんが、東雲くんのサポートを受けた練習を通じて、大きく成長してくれると思います」
軽く部室内がざわめく。プレイヤーとしての柳を知るものは多いが、サポートとしてのスキルには注目が集まりにくい。
「ペアとして出場するためのパートナーがいないという課題がありました。それを解決するために彼らはジュニアパートナーシップカテゴリーで出場し、未来ノ島中の清宮玲緒奈さんと桐崎さんがペアとなります。明日玲緒奈さんも中学から来て、練習に加わります。そして彼女の兄で、未来ノ島高校の清宮流磨君も明日からサポートとして玲緒奈さんに協力してくれます。皆、仲良くするように!」
全員の返事が響いた。驚きとともに、さらなる拍手が活動室を包み込む。彼らが取り組む新たな挑戦に対する支援と期待が、部員たちから溢れ出していた。いい部だ。皆がポジティブに競技に取り組んでいる。大人数の部活はこれが重要だ。高崎は続けた。
「四人のチームワークと、彼らが示す新しい可能性に、私たちは大いに期待しています。夏休みの大会では、彼らの活躍をぜひとも応援しましょう!」
高崎の言葉に、部室は新しいメンバーへの歓迎と期待でいっぱいになった。クリス、柳、そして明日から加わる二人へのネオトラバース部の温かい支援が、夏の大会への道のりを照らし出していた。
部員たちの拍手が収まると、柳とクリスは前に一歩進み出た。柳は軽い自己紹介を始める。
「皆さん、こんにちは。東雲柳です。以前からネオトラバースのプロアスリートとして活動してきましたが、今はそっちは休養中なので……今回はクリスをサポートする形で部活に参加させてもらいます。スポーツ全般に対する経験と知識を、チームのために生かせたらと思っています。一緒に成長していけたら幸いです。よろしくお願いします」
続いてクリスが元気いっぱいに自己紹介を始める。
「桐崎クリスタルです! 運動は得意ですが、戦略的な思考はちょっと……ということで、柳のサポートを受けながら、ペアでの出場を目指しています。私たちのコンビで、新しい風を吹かせることができたら嬉しいです。みんなと協力して、楽しい部活動にしたいです! 応援よろしくお願いします!」
二人の言葉に、部室内は再び暖かな拍手で包まれる。
柳のプロとしての経験と、クリスの明るく前向きな姿勢が、部員たちに新たな活力を与えている。これからの二人の成長と活躍に、皆が心からの期待を寄せていた。高崎が歩み寄る。
「まずは桐崎の練習試合ね。これから大変になるわよ?」
クリスは拳を握り締めて力強く言った。
「望むところです!」
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