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第二章 鍛冶と鉱山の国トトリ
第十七話
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「名前を決めましょう。」
契約は名前を与える事で成立するとバトラが侑に教える。
「名前を考えている間に、其処の狼を食べてて。」
侑は名前を考え始めた。
スライムは分離して、狼を食べ始めた。
その光景は朝見た一面の青に近かった。
「どんだけ居るのよ?」
ミチルはちょっと引いている。
よく見るとスライムは100匹近く居る。
そして、ウェーブの様に青から赤に色を変えていった。
全てのスライムが赤に変わると、集合体になり一匹になった。
「お待たせしました、名前をお願いします。」
赤くなっても、口調は変わらないのが侑は不思議だった。
「ブルー種はラピス、レッド種はルビーと名付ける。」
侑が名前を授けると、スライムはピョンピョン跳ねて喜んだ。
「侑様の付けた名前が気に入ったみたいね。」
ミチルはスライムの言葉は分からなくても、態度で感情を読み取った。
「今日はもう暗くなるから、明日ラピスとルビーの家を作ろう。」
侑はスライム達に自由に暮らして欲しいので、屋敷の中では無く安心して暮らせる場所を作りたかった。
「ご主人様、屋敷の軒下をお借りできるだけで充分ですよ。」
ラピスとルビーは声を揃えて侑に進言する。
「本当は屋敷の中で暮らして欲しいけど、自由を奪いたく無くて考えた譲歩策だから譲れないよ。
それに『ご主人様』も無しね。
今まで通り、『侑さん』で良いよ。」
本当は呼び捨てで良いんだけど、絶対に受け入れないだろうからさん付けで我慢しよう。
「侑さん、ありがとうございます。
では、お言葉に甘えさせて頂きます。」
今度はスライムが折れた。
「これからも、宜しくね。
また、明日。」
スライムに挨拶し、侑達はリビングに戻った。
リビングに戻るとバトラは侑に訊ねた。
「今のシルバーウルフとの戦闘でレベルは上がらなかったのですか?」
戦況を確認して牽制していたバトラは、侑がレベルアップした時の痛みを感じて動きが止まるのを畏れていたが動きが止まる事は無かったので上がらなかったのかと思っていた。
「先程の戦闘でレベルアップしましたよ。
痛みを感じなかったのは、これのおかげですね。」
侑はポケットから、スマステを出した。
「魔導具みたいですが、何ですかそれは?」
バトラが人間界に居た時代はガラケーより前だった。
「今見せますね。」
侑は魔力を流して、スマステを起動した。
画面が青くなり、アイコンが並んだ。
身体のアイコンをタップするとステータスが表示された。
名前 侑
種族 人族?
レベル 4
体力 200
魔力 200
知力 370
ユニークスキル クリエイトLv2
スキル
ラーニングLv2
ランゲージLv3
鑑定眼Lv2
カスタマイズLv2
水魔法Lv2
風魔法Lv2
聖魔法Lv1
各状態異常耐性
即死耐性
創造神の加護
地神の加護
契約モンスター
スライム(ブルー種)ラピスLv1
スライム(レッド種)ルビーLv1
「あっ、色々上がってますね。
先程メイさんから、クリーンを教わったので聖魔法を習得できたみたいです。
契約したので、スライムの事も表示されてますね。」
侑はバトラに見せながら、自分でも驚いていた。
「ステータスを表示出来る魔導具ですか、これはあまり人には見せないほうが良いです。
あと、先程の質問ですが何故痛みを伴わなかったのですか?」
バトラは注意喚起を促し、先程の質問を繰り返した。
「この魔導具には自動更新って機能を入れてあります。
なので、俺のレベルアップを知らせる痛みはこの魔導具に伝わるようにしました。
レベルアップの度に、痛いのは勘弁ですから。」
侑は笑顔で説明した。
契約は名前を与える事で成立するとバトラが侑に教える。
「名前を考えている間に、其処の狼を食べてて。」
侑は名前を考え始めた。
スライムは分離して、狼を食べ始めた。
その光景は朝見た一面の青に近かった。
「どんだけ居るのよ?」
ミチルはちょっと引いている。
よく見るとスライムは100匹近く居る。
そして、ウェーブの様に青から赤に色を変えていった。
全てのスライムが赤に変わると、集合体になり一匹になった。
「お待たせしました、名前をお願いします。」
赤くなっても、口調は変わらないのが侑は不思議だった。
「ブルー種はラピス、レッド種はルビーと名付ける。」
侑が名前を授けると、スライムはピョンピョン跳ねて喜んだ。
「侑様の付けた名前が気に入ったみたいね。」
ミチルはスライムの言葉は分からなくても、態度で感情を読み取った。
「今日はもう暗くなるから、明日ラピスとルビーの家を作ろう。」
侑はスライム達に自由に暮らして欲しいので、屋敷の中では無く安心して暮らせる場所を作りたかった。
「ご主人様、屋敷の軒下をお借りできるだけで充分ですよ。」
ラピスとルビーは声を揃えて侑に進言する。
「本当は屋敷の中で暮らして欲しいけど、自由を奪いたく無くて考えた譲歩策だから譲れないよ。
それに『ご主人様』も無しね。
今まで通り、『侑さん』で良いよ。」
本当は呼び捨てで良いんだけど、絶対に受け入れないだろうからさん付けで我慢しよう。
「侑さん、ありがとうございます。
では、お言葉に甘えさせて頂きます。」
今度はスライムが折れた。
「これからも、宜しくね。
また、明日。」
スライムに挨拶し、侑達はリビングに戻った。
リビングに戻るとバトラは侑に訊ねた。
「今のシルバーウルフとの戦闘でレベルは上がらなかったのですか?」
戦況を確認して牽制していたバトラは、侑がレベルアップした時の痛みを感じて動きが止まるのを畏れていたが動きが止まる事は無かったので上がらなかったのかと思っていた。
「先程の戦闘でレベルアップしましたよ。
痛みを感じなかったのは、これのおかげですね。」
侑はポケットから、スマステを出した。
「魔導具みたいですが、何ですかそれは?」
バトラが人間界に居た時代はガラケーより前だった。
「今見せますね。」
侑は魔力を流して、スマステを起動した。
画面が青くなり、アイコンが並んだ。
身体のアイコンをタップするとステータスが表示された。
名前 侑
種族 人族?
レベル 4
体力 200
魔力 200
知力 370
ユニークスキル クリエイトLv2
スキル
ラーニングLv2
ランゲージLv3
鑑定眼Lv2
カスタマイズLv2
水魔法Lv2
風魔法Lv2
聖魔法Lv1
各状態異常耐性
即死耐性
創造神の加護
地神の加護
契約モンスター
スライム(ブルー種)ラピスLv1
スライム(レッド種)ルビーLv1
「あっ、色々上がってますね。
先程メイさんから、クリーンを教わったので聖魔法を習得できたみたいです。
契約したので、スライムの事も表示されてますね。」
侑はバトラに見せながら、自分でも驚いていた。
「ステータスを表示出来る魔導具ですか、これはあまり人には見せないほうが良いです。
あと、先程の質問ですが何故痛みを伴わなかったのですか?」
バトラは注意喚起を促し、先程の質問を繰り返した。
「この魔導具には自動更新って機能を入れてあります。
なので、俺のレベルアップを知らせる痛みはこの魔導具に伝わるようにしました。
レベルアップの度に、痛いのは勘弁ですから。」
侑は笑顔で説明した。
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