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第四章
閑話 マーリンのお茶会。タミラ視点
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「マーリン様こんにちは」
馬車の中で何回も練習しているからメイドが笑っているわ。でも仕方ないじゃない。毎回緊張で噛んでしまうのだもの。
皆様こんにちはタミラです。
リディラ様の小物破壊でご迷惑をおかけした子爵令嬢のタミラです。
私もこの秋から王立初等学園に入学しました。ドキドキでした。きっと「破壊のタミラ」などと有名になっているのではないかと怖かったのです。ですが、どなたからも「破壊のタミラ」など呼ばれることなく、平穏に楽しい学園生活を送っています。
…てっきりあの破壊行動が噂になっていると思い込んでいたのです。前に参加したお茶会でお茶を派手にこぼしたご令嬢がしばらくしたら「粗相の〇〇」などというあだ名で呼ばれていたのだもの…。でもそのようなことはありませんでした。皆様お口が硬いと言うか、人の失敗を面白おかしく口にされる方々ではなかったのですわ。
しかも小物を破壊した私に、リディラ様は「タミラ様とは趣味が合いそう。是非お友達になってください」などと言われて私はもぅもぅもぅ~リディラ様の大ファンになりました。
今日はララ様もいらっしゃるとか。ララ様は私の破壊行動で足をお怪我してしまった方です。本当に申し訳ない。しかもララ様は私を責めるどころかそれを隠そうとされて…なんてお優しいのか。
とか回想している間に到着です。
ホーリィ公爵家、流石のお屋敷と品の良さ。マーリン様のお父様である公爵様は現王陛下の弟様だとか。それって元王子様ということよね。マーリン様はやはりお姫様なのだわ。本当に美しくて所作が綺麗。
今日は小春日和だから四阿でお茶をするそうよ。素敵。うちには四阿なんてないわ。リディラ様のアトリエも素敵だったけどこちらの四阿も素敵。
ご挨拶をまたまた噛みながら終わらせて着席、と。
「タミラ様、ようこそ」
ああ、マーリン様の笑顔が眩しい。
「お茶も楽しみたいのだけど、早く新しい図鑑を見せていただきたいわ」
マーリン様が小さな拍手をして期待されています。なんて可愛らしいのかしら。
「どなたから披露します?」
「私はララ様の図鑑に興味津々なの」
これもマーリン様。
学園でどのような図鑑を作っているかという話になった時にララ様がちらりとお話になった新しい図鑑のテーマ。「あの物語の登場人物の子供の頃~こんなお子様だったのでは?」なんて!考えもしなかったわ!楽しみ!
「私もララ様の図鑑に興味が…」
と言ってみたわ。ララ様、照れながらも「では、失礼して私から…」と図鑑を差し出されました。
「私の家は男爵家で、領地もなく兄達もいる上に弟もいるから、皆様のようにあまり新しいアクセサリーに縁がなくて…」
確かにアクセサリー図鑑はリディラ様に敵う令嬢はいませんわ。センスの良さから新しいアイディアまで、リディラ様の図鑑は既に新しいアクセサリーの商品カタログのように完成度が高いの。実際自分でリディラ様の図鑑から手持ちのアクセサリーにできる工夫をしてみたら素晴らしく個性的になったのよ。そんなアイディアを惜しみなく分けてくださるところも素敵。流石王太子妃候補筆頭。
で、ララ様ね。ララ様の発想が素晴らしいわよね。正直言ってララ様のお家はお持ちの商会が繁盛されて裕福なんだけど男兄弟が多くて、お金はそちらに回されているのよ。だからあまり流行は追えないみたい。その分発想が素晴らしいのね。ご兄弟様方への不満も聞いたことがないわ。
「まずは、あの物語の男性主人公のキリアン様の幼少時代はこうだったのでは?というページです」
「きゃあ」
「あらぁ」
「まぁ」
「「「素敵ぃ」」」
ララ様が挿絵入りで描かれているわ!物語では筋骨隆々のキリアン様が子どもサイズになるとこんなに愛らしいの?泣いてしまったエピソードは多分こんな、とか、子どもの頃嫌いな食べ物がこれだと嬉しい、とか。面白いわ!
「素晴らしい図鑑ね。面白いわ」
皆様大絶賛よ。するとララ様が
「実は閃いたのはリディラ様の弟様方なのですわ」
あら、意外なところにそんなヒントが?
「まぁ、どういうことかしら?」
リディラ様。とても嬉しそうなお顔。
「お茶会でうさぎ様とお星様にお会いした時にお二人の弟様方がよく似ていらして…とても愛らしくお可愛いかったでしょう?」
あれは反則よね。「ルゼルじゃないでしゅ。うさぎでしゅ」って。バレバレだし、お星様はなんでご一緒なのかわからないし。可愛かったわ。
「それでその後リゼル様がご帰宅されて、私たちをエスコートしてくださいましたでしょ?とても素敵でしたわ。学園に入学してからもお見かけするリゼル様はとても素敵な紳士でいらっしゃるけど、お顔はやっぱりルゼル様方に似てますでしょ?
だから思ったのです。もしかしたら今は素敵なリゼル様もうさぎ様やお星様になられていたことがあるのかなって。
そうしたら、読んでいた本の登場人物の子ども時代も想像してしまって」
なるほど!
「まぁ、お兄様がこんな素晴らしい図鑑の発想に役立っていたなんて。
実はあの日はお兄様方は顔を出さないように話していたのよ。だから花を携えて戻ってきた時は少しカチンときましたの。でもしっかりララ様の発想のために働いていたということですね。帰ったら少し優しくしますわ、ふふ」
「あら、リディラ様がカチンと?」
私がうっかり言うとマーリン様が
「ふふ、リディラ様は弟様方第一主義だからリゼル様やユリアン様には厳しいのよね」
おぉ、ここに私たちの知らない上位貴族様方の交流が見えました。ユリアン様にも厳しくできるリディラ様って素敵。
「ユリアン様にも厳しくできるリディラ様って素敵」
わ。声に出ました。それを聞いたマーリン様がまたまた笑いながら言いました。
「ユリアン様どころかマグヌス殿下にも厳しいのよリディラ様は」
「え、マグヌス殿下にもですか?」
え?あの完全無欠のマグヌス殿下に厳しくするところなんてあるの?
「前にね、弟様方がお昼寝している時にマグヌス殿下がリディラ様に声をかけたら、リディラ様が弟様方が起きてしまうから静かにって殿下の顔も見ずに叱ったのですって」
マーリン様、楽しそうだけど、リディラ様のそれって不敬では?笑ってるマーリン様も不敬では?
というかマグヌス殿下に意見を言えるリディラ様、かっこいい。あの綺麗なお顔を見ないで言い切るところもかっこいい。
リディラ様、やっぱり素敵。ずっとずっと仲良しでいていただきたいわ。
ひとしきりララ様の図鑑で盛り上がって次はマーリン様の「地方特有の小物が買える穴場のお店図鑑」ね。これも楽しそう。
図鑑を作り始めたリディラ様や弟様方って、やっぱり素敵。またいつかあの可愛いうさぎ様たちにお会いしたいわ。
そうだ、次の私の図鑑はララ様のアイディアもお借りして「あの登場人物はこの動物に似てる図鑑」にしましょう!
今からたのしみだわ。
馬車の中で何回も練習しているからメイドが笑っているわ。でも仕方ないじゃない。毎回緊張で噛んでしまうのだもの。
皆様こんにちはタミラです。
リディラ様の小物破壊でご迷惑をおかけした子爵令嬢のタミラです。
私もこの秋から王立初等学園に入学しました。ドキドキでした。きっと「破壊のタミラ」などと有名になっているのではないかと怖かったのです。ですが、どなたからも「破壊のタミラ」など呼ばれることなく、平穏に楽しい学園生活を送っています。
…てっきりあの破壊行動が噂になっていると思い込んでいたのです。前に参加したお茶会でお茶を派手にこぼしたご令嬢がしばらくしたら「粗相の〇〇」などというあだ名で呼ばれていたのだもの…。でもそのようなことはありませんでした。皆様お口が硬いと言うか、人の失敗を面白おかしく口にされる方々ではなかったのですわ。
しかも小物を破壊した私に、リディラ様は「タミラ様とは趣味が合いそう。是非お友達になってください」などと言われて私はもぅもぅもぅ~リディラ様の大ファンになりました。
今日はララ様もいらっしゃるとか。ララ様は私の破壊行動で足をお怪我してしまった方です。本当に申し訳ない。しかもララ様は私を責めるどころかそれを隠そうとされて…なんてお優しいのか。
とか回想している間に到着です。
ホーリィ公爵家、流石のお屋敷と品の良さ。マーリン様のお父様である公爵様は現王陛下の弟様だとか。それって元王子様ということよね。マーリン様はやはりお姫様なのだわ。本当に美しくて所作が綺麗。
今日は小春日和だから四阿でお茶をするそうよ。素敵。うちには四阿なんてないわ。リディラ様のアトリエも素敵だったけどこちらの四阿も素敵。
ご挨拶をまたまた噛みながら終わらせて着席、と。
「タミラ様、ようこそ」
ああ、マーリン様の笑顔が眩しい。
「お茶も楽しみたいのだけど、早く新しい図鑑を見せていただきたいわ」
マーリン様が小さな拍手をして期待されています。なんて可愛らしいのかしら。
「どなたから披露します?」
「私はララ様の図鑑に興味津々なの」
これもマーリン様。
学園でどのような図鑑を作っているかという話になった時にララ様がちらりとお話になった新しい図鑑のテーマ。「あの物語の登場人物の子供の頃~こんなお子様だったのでは?」なんて!考えもしなかったわ!楽しみ!
「私もララ様の図鑑に興味が…」
と言ってみたわ。ララ様、照れながらも「では、失礼して私から…」と図鑑を差し出されました。
「私の家は男爵家で、領地もなく兄達もいる上に弟もいるから、皆様のようにあまり新しいアクセサリーに縁がなくて…」
確かにアクセサリー図鑑はリディラ様に敵う令嬢はいませんわ。センスの良さから新しいアイディアまで、リディラ様の図鑑は既に新しいアクセサリーの商品カタログのように完成度が高いの。実際自分でリディラ様の図鑑から手持ちのアクセサリーにできる工夫をしてみたら素晴らしく個性的になったのよ。そんなアイディアを惜しみなく分けてくださるところも素敵。流石王太子妃候補筆頭。
で、ララ様ね。ララ様の発想が素晴らしいわよね。正直言ってララ様のお家はお持ちの商会が繁盛されて裕福なんだけど男兄弟が多くて、お金はそちらに回されているのよ。だからあまり流行は追えないみたい。その分発想が素晴らしいのね。ご兄弟様方への不満も聞いたことがないわ。
「まずは、あの物語の男性主人公のキリアン様の幼少時代はこうだったのでは?というページです」
「きゃあ」
「あらぁ」
「まぁ」
「「「素敵ぃ」」」
ララ様が挿絵入りで描かれているわ!物語では筋骨隆々のキリアン様が子どもサイズになるとこんなに愛らしいの?泣いてしまったエピソードは多分こんな、とか、子どもの頃嫌いな食べ物がこれだと嬉しい、とか。面白いわ!
「素晴らしい図鑑ね。面白いわ」
皆様大絶賛よ。するとララ様が
「実は閃いたのはリディラ様の弟様方なのですわ」
あら、意外なところにそんなヒントが?
「まぁ、どういうことかしら?」
リディラ様。とても嬉しそうなお顔。
「お茶会でうさぎ様とお星様にお会いした時にお二人の弟様方がよく似ていらして…とても愛らしくお可愛いかったでしょう?」
あれは反則よね。「ルゼルじゃないでしゅ。うさぎでしゅ」って。バレバレだし、お星様はなんでご一緒なのかわからないし。可愛かったわ。
「それでその後リゼル様がご帰宅されて、私たちをエスコートしてくださいましたでしょ?とても素敵でしたわ。学園に入学してからもお見かけするリゼル様はとても素敵な紳士でいらっしゃるけど、お顔はやっぱりルゼル様方に似てますでしょ?
だから思ったのです。もしかしたら今は素敵なリゼル様もうさぎ様やお星様になられていたことがあるのかなって。
そうしたら、読んでいた本の登場人物の子ども時代も想像してしまって」
なるほど!
「まぁ、お兄様がこんな素晴らしい図鑑の発想に役立っていたなんて。
実はあの日はお兄様方は顔を出さないように話していたのよ。だから花を携えて戻ってきた時は少しカチンときましたの。でもしっかりララ様の発想のために働いていたということですね。帰ったら少し優しくしますわ、ふふ」
「あら、リディラ様がカチンと?」
私がうっかり言うとマーリン様が
「ふふ、リディラ様は弟様方第一主義だからリゼル様やユリアン様には厳しいのよね」
おぉ、ここに私たちの知らない上位貴族様方の交流が見えました。ユリアン様にも厳しくできるリディラ様って素敵。
「ユリアン様にも厳しくできるリディラ様って素敵」
わ。声に出ました。それを聞いたマーリン様がまたまた笑いながら言いました。
「ユリアン様どころかマグヌス殿下にも厳しいのよリディラ様は」
「え、マグヌス殿下にもですか?」
え?あの完全無欠のマグヌス殿下に厳しくするところなんてあるの?
「前にね、弟様方がお昼寝している時にマグヌス殿下がリディラ様に声をかけたら、リディラ様が弟様方が起きてしまうから静かにって殿下の顔も見ずに叱ったのですって」
マーリン様、楽しそうだけど、リディラ様のそれって不敬では?笑ってるマーリン様も不敬では?
というかマグヌス殿下に意見を言えるリディラ様、かっこいい。あの綺麗なお顔を見ないで言い切るところもかっこいい。
リディラ様、やっぱり素敵。ずっとずっと仲良しでいていただきたいわ。
ひとしきりララ様の図鑑で盛り上がって次はマーリン様の「地方特有の小物が買える穴場のお店図鑑」ね。これも楽しそう。
図鑑を作り始めたリディラ様や弟様方って、やっぱり素敵。またいつかあの可愛いうさぎ様たちにお会いしたいわ。
そうだ、次の私の図鑑はララ様のアイディアもお借りして「あの登場人物はこの動物に似てる図鑑」にしましょう!
今からたのしみだわ。
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