90 / 101
第四章
第十八話 お馬さんに乗ります〜ポニオンとポニルです
しおりを挟む
ポムポムホースを鮮やかに乗りこなせるようになった今日この頃のリオンとルゼルにまたワクワクする話が舞い込んできた。
ポニーに乗る練習だ。
本来なら貴族令息が乗馬を始めるのはもっと年齢が上がってからなのだが、二人はヴァジュラの遊び相手だ。
体力お化けのヴァジュラが乗馬練習を始めるのもそう遠くない未来だろうとのことで、先だって二人がポニーに乗る練習を始めることになったのだ。何しろヴァジュラなら無手勝流でも一発で乗りこなせそうなので、遊び相手側は乗りこなせてからでないと危険だ。アロンにはまだ早いし、ハロルドに手綱操作は危ないという判断で遊び相手の二歳組ではなく、四歳組の二人が抜擢された。
そして今日は練習初日。場所はクイン家の乗馬練習場だ。
二人はリディラが作った子ども用乗馬服を可愛らしく上品に着こなして登場。するとカメラを持って待ち構えていたリディラがシャッター音を軽やかに連発させる。
「乗馬服はポムポムホースにまたがった二人を見た時からデザインは浮かんでいたのよ。やっぱり似合うわ」
早口で言いながらリディラがカメラの角度を変えて動き回る。
リディラ渾身の乗馬服は、デザインというよりアイディアが詰まっていた。
クラバットを留めるブローチは針が危ないということからリボン結びにした。それもタオルを加工した生地で首に流れる汗の吸い取りも素早く、乾きも早い生地だ。ジャケットやズボンも要所にキルティングの裏地を付け、落馬時のクッションになるよう工夫した。生地は全部ストレッチ素材だ。動きやすいし、怪我しにくい、しかもサイズが少し小さくなってきたなと思ってもストレッチなら次の一着を誂えるまでその伸縮性で時間が稼げる。
リオンの乗馬服には胸ポケットに家紋のエンブレムが金と紫であしらわれ、ルゼルには茶と翡翠であしらわれていた。
「二人とも、動きにくいところがあったら教えてね」
二人は乗馬服開発のテストパイロットでもあった。
もちろん二人は大はしゃぎだ。
「アネーレ、すてきすてきなお洋服、ありがとございます」
「リディ姉様、私はこのお胸の家紋が好きです。私の色してます」
「あ、私も私も!ルゼル色の家紋、好きです。あとあと、お洋服の布が伸びるの好きです」
「動きやすいよねー」
「うん。これってホータイとかにできると良いなの」
「あ、そうだね、包帯!」
「あら?包帯?」
シャッターから手を離したリディラが聞く。答えるのはリオン。
「はい。あのね、ヴァジュラ殿下、おてて骨折で痛いになった時、包帯グルグルだったのだって。でねでね、肘までグルグルしたのだって。だけどね、肘は元気だったの。でもでも、グルグルしたから全然動かせなかったの。ヤダだったって言ってたの」
「肘には関節あるもんねー」
「元気なら動かしたいよね、関節だもんねー」
「ねー」
「ねー」
二人の話に最後のところはわかったようなわからなかったような気がするリディラだったが、確かに包帯が伸びない布でできていることは不便かもしれないと思った。ヴァジュラのようにソエギをする都合で肘まで巻く必要がある者もいるだろうが、曲げた状態で巻くことが良い者もいるだろう。そんな時に従来の包帯より、伸縮性のある包帯なら便利だし何より身体は立体だ。動ける包帯なら患者自身の負担も減るのでは?
「二人とも、良いアイディアよ」
リディラの緑の目が商機に光った。早速父上に話をしなければ。
リディラは二人の馬たちが来るまで待つつもりだったがマーリンのお茶会の時間になってしまった。
「アネーレ、マーリン様の所ですか?」
「そうよ。今日はタミラ様とララ様もいらっしゃるの。ルゼルたちに教えてもらった好きなもの図鑑を私たちも作っているのよ。今日は新しい図鑑を見せ合いっこするの」
タミラは子爵令嬢でリディラの茶会でガラスの小物入れを割ってしまった令嬢で、ララはその破片で怪我をした男爵令嬢だ。あれ以来四人は仲が良い。
「リディ姉様の作った図鑑、見たいです」
「あのねリオン、リディ姉様の図鑑は絵がとってもとっても綺麗綺麗なの。細かいの」
画家ロンの指導とリディラの野望とがあいまってリディラの画力は上がる一方だ。益々見たくなるリオンに必ず見せると約束をしてリディラはお茶会に出かけて行った。
リディラと入れ替わりのタイミングで二人の馬たちがやってきた。
馬といってもポニーだ。二人の体格では乗馬用の馬では子馬でも大き過ぎるので、今はポニーで練習するのだ。
「うわぁ、お馬さんです!」
「たてがみ、キラキラのお馬さんです!」
「お馬さん、来てくれてありがとございます、リオン・コークです」
「私はルゼル・クインです。お馬さんは今日お茶会とかないですか?」
これには厩舎からポニーを引いてきた使用人も乗馬指導をするナイン商社のユンも微笑んでしまった。
「あ、ユン様だ」
ユンに気づいたのはリオンだ。海の別邸でお買い物をした時にジル・ナインと共に来た男だ。
「おや、よくお分かりですね。マードでは東の国の血が入った者は見分けが難しいようですのに」
「ルゼルのお家に東の国の人、沢山沢山いるから、わかります」
リオンがにこやかに言う。ユンはチラッとルゼルの従者ヤンを見るがヤンは無表情だ。リオンの従者ヤーべはリオンを見ながら微笑んでいる。
「リオン様の目は素晴らしいですね。ではあらためまして、今日からお二人の乗馬を指導いたします、ユンです。ナイン商社からきました。よろしくお願い致します」
「リオン・コークです」ぺこり
「ルゼル・クインです」ぺこり
「ユン様、ユン様。ユン様が来てしまって、ジル様は困らないですか?」
早速リオンの質問だ。
「はい。ジルの方からこちらに伺うよう言われましたので」
「ではでは、このお馬さんたちはナイン商社のお馬さんですか?お馬さんの国はどちらですか?お馬さんのご家族はどうしてますか?」
矢継ぎ早のリオン。
「はい、このポニーたちはナイン商社のポニーです。お二人と相性の良さそうな二頭を選びました。乗馬指導も侯爵様から基礎を教える者を探してほしいとのことで、専任を探すよりお二人に面識があって乗馬経験のある自分が来た次第です」
「…アフターサービス」
と呟くルゼル。リディラがよく使うので覚えた言葉だ。
「このポニーの生まれた国はこちらマードです」
「私たちと同郷」
これもルゼル。東の国出身者が多いクイン侯爵家の使用人たちがよく使うので覚えた言葉だ。
「ポニーの家族はナイン商社の牧場で共に暮らしているものもいますが、あちこちに買われて単身でいるものもいます。どのポニーも人間とは一緒にいるので寂しくはないものと思います」
これには二人でにっこりだ。
「さて、では今日はまずポニーたちと仲良くなることから始めましょう」
ナイン商社は二頭のポニーのうち銀のたてがみの白馬をリオン用に、金のたてがみの薄茶のポニーをルゼル用にと用意したが、何も言わなくともそれぞれがそのポニーに寄って行っていた。商主ジルの目は間違いがない。
ポニーとの相性も良いようだ。ポニー側も嫌がることなく大人しく撫でられたり頬ずりされている。するとまたリオンが質問をしてきた。
「このお馬さんにお名前ありますか?」
答えたのはルゼルだ。
「お馬さんにお名前ないですよ。ね?お馬さん」
「そっか、ではではお名前どうする?ユン様、お名前つけてしまうのだいじょふですか?ずっとお馬さんだとルゼのお馬さんとわからなくなるの」
いや、名前。なぜルゼルは名前がついてないとわかったのか。なぜそれをリオンはすんなり受け入れたのか。
「は、はい。お名前はお二人につけていただいてよろしいですよ」
何故だろう。と、疑問の残るユンが二人の従者を見るがヤーべが薄く笑って首を振るだけだった。おそらくよるあることで「慣れろ」「深掘りするな」ということだろう。
あの別邸で公爵が「見たことは他言無用」と釘を刺してきた。だからこそ乗馬指導もあの場にいたユンが派遣された。了解だ。慣れるし深掘りはしない。
そう考えている間に、二頭の名前が決まった。
「ユン様、お馬さんのお名前決めました」
「何というお名前か伺っても?」
「はい。私のお馬さんはリオンのポニーだからポニオンです」
「私のお馬さんはルゼルのポニーだからポニルです」
なんと安直で可愛い名前なのか!天才的な思考回路を持ちながら、年齢相応の無邪気さがある。
このギャップはまだまだ慣れそうにないと思うユンだった。
ポニーに乗る練習だ。
本来なら貴族令息が乗馬を始めるのはもっと年齢が上がってからなのだが、二人はヴァジュラの遊び相手だ。
体力お化けのヴァジュラが乗馬練習を始めるのもそう遠くない未来だろうとのことで、先だって二人がポニーに乗る練習を始めることになったのだ。何しろヴァジュラなら無手勝流でも一発で乗りこなせそうなので、遊び相手側は乗りこなせてからでないと危険だ。アロンにはまだ早いし、ハロルドに手綱操作は危ないという判断で遊び相手の二歳組ではなく、四歳組の二人が抜擢された。
そして今日は練習初日。場所はクイン家の乗馬練習場だ。
二人はリディラが作った子ども用乗馬服を可愛らしく上品に着こなして登場。するとカメラを持って待ち構えていたリディラがシャッター音を軽やかに連発させる。
「乗馬服はポムポムホースにまたがった二人を見た時からデザインは浮かんでいたのよ。やっぱり似合うわ」
早口で言いながらリディラがカメラの角度を変えて動き回る。
リディラ渾身の乗馬服は、デザインというよりアイディアが詰まっていた。
クラバットを留めるブローチは針が危ないということからリボン結びにした。それもタオルを加工した生地で首に流れる汗の吸い取りも素早く、乾きも早い生地だ。ジャケットやズボンも要所にキルティングの裏地を付け、落馬時のクッションになるよう工夫した。生地は全部ストレッチ素材だ。動きやすいし、怪我しにくい、しかもサイズが少し小さくなってきたなと思ってもストレッチなら次の一着を誂えるまでその伸縮性で時間が稼げる。
リオンの乗馬服には胸ポケットに家紋のエンブレムが金と紫であしらわれ、ルゼルには茶と翡翠であしらわれていた。
「二人とも、動きにくいところがあったら教えてね」
二人は乗馬服開発のテストパイロットでもあった。
もちろん二人は大はしゃぎだ。
「アネーレ、すてきすてきなお洋服、ありがとございます」
「リディ姉様、私はこのお胸の家紋が好きです。私の色してます」
「あ、私も私も!ルゼル色の家紋、好きです。あとあと、お洋服の布が伸びるの好きです」
「動きやすいよねー」
「うん。これってホータイとかにできると良いなの」
「あ、そうだね、包帯!」
「あら?包帯?」
シャッターから手を離したリディラが聞く。答えるのはリオン。
「はい。あのね、ヴァジュラ殿下、おてて骨折で痛いになった時、包帯グルグルだったのだって。でねでね、肘までグルグルしたのだって。だけどね、肘は元気だったの。でもでも、グルグルしたから全然動かせなかったの。ヤダだったって言ってたの」
「肘には関節あるもんねー」
「元気なら動かしたいよね、関節だもんねー」
「ねー」
「ねー」
二人の話に最後のところはわかったようなわからなかったような気がするリディラだったが、確かに包帯が伸びない布でできていることは不便かもしれないと思った。ヴァジュラのようにソエギをする都合で肘まで巻く必要がある者もいるだろうが、曲げた状態で巻くことが良い者もいるだろう。そんな時に従来の包帯より、伸縮性のある包帯なら便利だし何より身体は立体だ。動ける包帯なら患者自身の負担も減るのでは?
「二人とも、良いアイディアよ」
リディラの緑の目が商機に光った。早速父上に話をしなければ。
リディラは二人の馬たちが来るまで待つつもりだったがマーリンのお茶会の時間になってしまった。
「アネーレ、マーリン様の所ですか?」
「そうよ。今日はタミラ様とララ様もいらっしゃるの。ルゼルたちに教えてもらった好きなもの図鑑を私たちも作っているのよ。今日は新しい図鑑を見せ合いっこするの」
タミラは子爵令嬢でリディラの茶会でガラスの小物入れを割ってしまった令嬢で、ララはその破片で怪我をした男爵令嬢だ。あれ以来四人は仲が良い。
「リディ姉様の作った図鑑、見たいです」
「あのねリオン、リディ姉様の図鑑は絵がとってもとっても綺麗綺麗なの。細かいの」
画家ロンの指導とリディラの野望とがあいまってリディラの画力は上がる一方だ。益々見たくなるリオンに必ず見せると約束をしてリディラはお茶会に出かけて行った。
リディラと入れ替わりのタイミングで二人の馬たちがやってきた。
馬といってもポニーだ。二人の体格では乗馬用の馬では子馬でも大き過ぎるので、今はポニーで練習するのだ。
「うわぁ、お馬さんです!」
「たてがみ、キラキラのお馬さんです!」
「お馬さん、来てくれてありがとございます、リオン・コークです」
「私はルゼル・クインです。お馬さんは今日お茶会とかないですか?」
これには厩舎からポニーを引いてきた使用人も乗馬指導をするナイン商社のユンも微笑んでしまった。
「あ、ユン様だ」
ユンに気づいたのはリオンだ。海の別邸でお買い物をした時にジル・ナインと共に来た男だ。
「おや、よくお分かりですね。マードでは東の国の血が入った者は見分けが難しいようですのに」
「ルゼルのお家に東の国の人、沢山沢山いるから、わかります」
リオンがにこやかに言う。ユンはチラッとルゼルの従者ヤンを見るがヤンは無表情だ。リオンの従者ヤーべはリオンを見ながら微笑んでいる。
「リオン様の目は素晴らしいですね。ではあらためまして、今日からお二人の乗馬を指導いたします、ユンです。ナイン商社からきました。よろしくお願い致します」
「リオン・コークです」ぺこり
「ルゼル・クインです」ぺこり
「ユン様、ユン様。ユン様が来てしまって、ジル様は困らないですか?」
早速リオンの質問だ。
「はい。ジルの方からこちらに伺うよう言われましたので」
「ではでは、このお馬さんたちはナイン商社のお馬さんですか?お馬さんの国はどちらですか?お馬さんのご家族はどうしてますか?」
矢継ぎ早のリオン。
「はい、このポニーたちはナイン商社のポニーです。お二人と相性の良さそうな二頭を選びました。乗馬指導も侯爵様から基礎を教える者を探してほしいとのことで、専任を探すよりお二人に面識があって乗馬経験のある自分が来た次第です」
「…アフターサービス」
と呟くルゼル。リディラがよく使うので覚えた言葉だ。
「このポニーの生まれた国はこちらマードです」
「私たちと同郷」
これもルゼル。東の国出身者が多いクイン侯爵家の使用人たちがよく使うので覚えた言葉だ。
「ポニーの家族はナイン商社の牧場で共に暮らしているものもいますが、あちこちに買われて単身でいるものもいます。どのポニーも人間とは一緒にいるので寂しくはないものと思います」
これには二人でにっこりだ。
「さて、では今日はまずポニーたちと仲良くなることから始めましょう」
ナイン商社は二頭のポニーのうち銀のたてがみの白馬をリオン用に、金のたてがみの薄茶のポニーをルゼル用にと用意したが、何も言わなくともそれぞれがそのポニーに寄って行っていた。商主ジルの目は間違いがない。
ポニーとの相性も良いようだ。ポニー側も嫌がることなく大人しく撫でられたり頬ずりされている。するとまたリオンが質問をしてきた。
「このお馬さんにお名前ありますか?」
答えたのはルゼルだ。
「お馬さんにお名前ないですよ。ね?お馬さん」
「そっか、ではではお名前どうする?ユン様、お名前つけてしまうのだいじょふですか?ずっとお馬さんだとルゼのお馬さんとわからなくなるの」
いや、名前。なぜルゼルは名前がついてないとわかったのか。なぜそれをリオンはすんなり受け入れたのか。
「は、はい。お名前はお二人につけていただいてよろしいですよ」
何故だろう。と、疑問の残るユンが二人の従者を見るがヤーべが薄く笑って首を振るだけだった。おそらくよるあることで「慣れろ」「深掘りするな」ということだろう。
あの別邸で公爵が「見たことは他言無用」と釘を刺してきた。だからこそ乗馬指導もあの場にいたユンが派遣された。了解だ。慣れるし深掘りはしない。
そう考えている間に、二頭の名前が決まった。
「ユン様、お馬さんのお名前決めました」
「何というお名前か伺っても?」
「はい。私のお馬さんはリオンのポニーだからポニオンです」
「私のお馬さんはルゼルのポニーだからポニルです」
なんと安直で可愛い名前なのか!天才的な思考回路を持ちながら、年齢相応の無邪気さがある。
このギャップはまだまだ慣れそうにないと思うユンだった。
58
お気に入りに追加
100
あなたにおすすめの小説

女神の愛し子だけど役目がありません!
猫ヶ沢山
恋愛
私は産まれてくる前、魂の時に女神様のちょっとしたミスで「女神の愛し子」となってしまった。
何か役目があるのかと思ったけれど特に無いみたい。「愛し子」なのにそれで良いのかしら?
その力が強すぎて生まれてから寝たきり状態。ただの赤ちゃんだと困るから、ちょっとだけ前世を引っ張り出された。自分の事は全然思い出せないけれど・・・。
私のために女神様がつけてくれた守護精霊フェーリと、魔法のある世界で生きていくわ!
*R15は保険です*
*進行は亀の歩みです*
*小説家になろうさんにも掲載しています*
*誤字脱字は確認してますがあったらごめんなさい*作者独自の世界観・設定です。矛盾などは見逃してください*作風や文章が合わないと思われたら、そっと閉じて下さい*メンタルは絹ごし豆腐より弱いです。お手柔らかにお願いします*


憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。

授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

先にわかっているからこそ、用意だけならできたとある婚約破棄騒動
志位斗 茂家波
ファンタジー
調査して準備ができれば、怖くはない。
むしろ、当事者なのに第3者視点でいることができるほどの余裕が持てるのである。
よくある婚約破棄とは言え、のんびり対応できるのだ!!
‥‥‥たまに書きたくなる婚約破棄騒動。
ゲスト、テンプレ入り混じりつつ、お楽しみください。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。

一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる