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第三章
第三十六話 秘密基地が欲しい。〜ヴァジュラ大活躍。…活躍しすぎな王子様。
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「ひみつきち、ほしいです」
「ひみつきち、つくりたいです」
リオンとルゼルがヴァジュラに言った。
今日はリオンとルゼルとアロンがヴァジュラと遊ぶ日だ。
何をしようかというながれでヴァジュラに「なにしたい?」と聞かれての答えがこれだ。もちろん最近読んだ絵本の影響だ。
「ひみつきち、なに?」
とヴァジュラが聞く。
「えとえと、絵本の『ぼくたちの、ひみつきち』というのにあります。ないしょのばしょのことです」
「ないしょ?わくわくどきどき?」
「そうです。おともだちしかしらないばしょです」
「それ、する!」
ヴァジュラも乗り気になった。まずはリサーチだ。同じ絵本が王宮にないかヴァジュラが侍従のイリヤに聞いた。どうやらあるらしい。早速読むことになった。探してもらうと秘密基地を作る話の絵本は何冊かあった。全部読みたい。だがまず『ぼくたちの、ひみつきち』だ。読み聞かせるのはリオンの係だ。
リオンがソファに座り、両脇にヴァジュラとアロンが座る。ルゼルはリオンに読んでもらって知っているし、自分でも読んだことがあるので向かい側のソファに座った。
秘密基地はワクワクだった。絵本の中では森の中に手頃な木があって、そこを仲良しの子どもたちで秘密基地にした。すると森の動物たちがやってくるようになり、動物と子どもたちの交流と小さな冒険が繰り広げられるというストーリーだ。
何もない所に自分たちだけの場所をつくる。しかも大人たちは知らない。そこでは普段なら大人たちに叱られることだって叱られずにできちゃうのだ。多分、立ってお菓子を食べちゃっても良いのだ。ドキドキする。
リオンが読み終わると四人ともほわわんとした表情になっていた。
作りたい。自分たちの秘密基地!
「どこにつくるかからですね」
とリオンが言うと、ヴァジュラがすぐさま言った。
「ある。まえにあなほった」
前に穴掘った?
「ひみつきち、ちか」
秘密基地、地下?
「おまえたち、こい」
ヴァジュラが現場に連れて行くと言う。
「あい!」
真っ先にアロンがついて行った。リオンとルゼルもその後を追った。
ヴァジュラの走りは相変わらず豪快だ。あはははと笑いながら走る。ルゼルは笑いながら走るとすぐ息が上がるのでヴァジュラが不思議でならない。そしてリオンたちはすぐにヴァジュラを見失う。だが、その度アロンがヴァジュラの笑い声を聞きつけ「ゔぁじゅらしゃまん、あっち」と導いてくれる。笑い声が聞こえない時はアロンが「ゔぁじゅらしゃまーん」と呼ぶと遠くから「ここー」と聞こえ、アロンがやはり「ゔぁじゅらしゃまん、あっち」と教える。アロンはなんて助かるヴァジュラ探知機なんだ。
走った先は、いわゆるウサギ卿の庭だ。ヴァジュラに追いつくと、確かに穴が空いている。直径2メートルの円形で深さは1メートルくらいだ。いったいなんの穴なんだろう。
「リオン、ルゼル、うみいったとき、ほった」
侍従イリヤが補足したところでは、リオンたちが海に行っていた間、遊び相手がいなかったヴァジュラはひたすらウサギ卿と遊んでいた。ウサギ卿が穴を掘るのでヴァジュラも付き合って穴を掘っていた。ということなのだが、それにしては大きい。
「ヴァジュラ殿下、なにであなほりましたか?」
とリオンが聞く。
「手」
「はわ?おてて、ですか?」
ルゼルが両手を前に出して聞く。
「うん。手。ウサギきょう、手だった」
本当にヴァジュラはウサギ卿と遊んでいたのだなと三人が感心した。
「もっとほる」
ヴァジュラがガバァと両手を上げて構えた。そこにイリヤがすかさず
「ヴァジュラ殿下。今日はウサギ卿ではなく、リオン様方とのお遊びですよ。お手手ではなく、スコップを使いましょう」
と、子供用のスコップを差し出した。
「…ここ、ほっていいのばしょですか?」
リオンが少し困ったように言う。ここは王妃様の花園でもある庭だ。勝手に掘って良いはずがない。…だがヴァジュラはもう掘っていた。
「すごい!すこっぷ、らくだ!イリヤ!いいのくれた」
ガッシュガッシュ掘っている。リオンたちはただただ驚くばかりだ。呆気に取られるリオンとルゼルだったが、アロンはヴァジュラの隣でカシカシと掘っていた。気持ちは掘っていたが、全く掘れていない。しかし心意気は感じる。
困っているリオンとルゼルにイリヤが言った。
「大丈夫ですよ。王妃様の許可は以前に出ておりますから。むしろ王妃様もヴァジュラ様の掘る穴を楽しまれています」
流石王妃様だ。
これで安心して穴が掘れる。…ところがだ。穴はなかなか掘れない。
「あなほるの、むずかしです」
「海のおすなとかたさがぜんぜんちがうです」
だがヴァジュラは「あははは、すこっぷ、あなほり、おもしろい!」と言って休むことなく穴を掘り続けている。
「ウサギきょうとほるより、おもしろい!あははは」
ヴァジュラは大喜びだ。
「あい!」
アロンも穴掘りを楽しんでいる。全然掘れてはいないが額に汗して楽しんでいる。リオンとルゼルは少しずつしか掘れないが楽しくなってきていた。
「おてての力だけだと、むずかしです」
「お身体ぜんぶのせて、えいってするといいです」
それを聞いたヴァジュラがスコップに小さくジャンプして足の裏に力を入れるとスコップが土にグンと食い込むのがわかった。
「すごい!手の力より、かじょー!」
コツを覚えてからのヴァジュラは拍車がかかった。あっという間に深さ2メートルほどになった。
「だんだん、つける」
階段をつけるとヴァジュラが言う。
大雑把にヴァジュラが階段のような形を削り出し、リオンたちが微調整をする。
「できた」
ヴァジュラが笑顔で言った。
幅も深さもほぼ2メートルの階段付きの穴だ。ほとんどヴァジュラが一人で作った。ヴァジュラにそっくりな王も王子時代は体力オバケと言われて数々の武勇伝を残している。中庭の隅にある場にそぐわない井戸は王が三歳のときに掘って作ったと言われているが、若い宮廷使用人たちは作り話だと思っていた。だが、このヴァジュラの掘りっぷりを見たら作り話ではないと思えた。うちの王族なんか怖い。
しかし、当の本人と遊び相手たちは大はしゃぎだ。
「ちかしつ!」
「ひみつきち、ちかしつ!」
「あい!」
次は屋根づくりだ。秘密基地が暗くならないようにするにはどうしたら良いか。
「えだをくみあわせて、はっぱやつたでくるくるして、おひさまがはいるにしたらいいです」
とリオンが提案。
「それ、じゅり、さいよ」
受理。採用。どこで覚えたのかヴァジュラが最近使うようになった言葉だ。
「ぎょいー」
「ぎょいー」
「ぎょいー」
御意。これまたどこで覚えたのかリオンたちが使うようになった。
そうして四人は力を合わせて屋根を作り穴の上に乗せた。中に入ると程よく陽が入り良い感じの秘密基地が出来上がった。床の土がじめじめするので枯れ草を敷いてみるとさらに良い感じになった。だが今日はここで時間切れだ。内装は次回に持ち越すことになった。
「たのしーかったね」
「うん、ゔぁじゅらでんか、すごいすごいのちからもちだったね」
「ゔぁじゅらしゃまん、すごい」
帰りの馬車は秘密基地とヴァジュラの話題で持ちきりだった。
数日後、庭園を散歩していた王が秘密基地という名の落とし穴にかかったが、敷き詰めていた枯れ葉のおかげで無傷だった。
報告を受けた王妃マディは大笑いして「ヴァジュラの掘った穴に陛下が?おほほほっ。枯れ葉がなくても無傷でしたわよ、きっと。おほほほ。確か陛下が王子だった頃に掘った井戸ではご自分が落ちて溺れかかったわよね。うふふ。思い出したわ。やだ、陛下は落ちるのがお好きなのね。うふふふ」と言っては笑い、笑っては「そういえば陛下ったら」と王の昔話をして楽しんでいた。それを写真家が撮り「王妃様のご様子です」と陛下に献上した。
「マディが私の話でこんなに笑っていたのか。落ちた甲斐があった。ヴァジュラ、でかした」
と、無傷の王も笑った。
とりあえず、王以外の普通の人が間違えて落ちないように秘密基地の周りには子どもたちにはわからないように黄色い紐を地面に張って「この先危険」の目印にした。
「ひみつきち、つくりたいです」
リオンとルゼルがヴァジュラに言った。
今日はリオンとルゼルとアロンがヴァジュラと遊ぶ日だ。
何をしようかというながれでヴァジュラに「なにしたい?」と聞かれての答えがこれだ。もちろん最近読んだ絵本の影響だ。
「ひみつきち、なに?」
とヴァジュラが聞く。
「えとえと、絵本の『ぼくたちの、ひみつきち』というのにあります。ないしょのばしょのことです」
「ないしょ?わくわくどきどき?」
「そうです。おともだちしかしらないばしょです」
「それ、する!」
ヴァジュラも乗り気になった。まずはリサーチだ。同じ絵本が王宮にないかヴァジュラが侍従のイリヤに聞いた。どうやらあるらしい。早速読むことになった。探してもらうと秘密基地を作る話の絵本は何冊かあった。全部読みたい。だがまず『ぼくたちの、ひみつきち』だ。読み聞かせるのはリオンの係だ。
リオンがソファに座り、両脇にヴァジュラとアロンが座る。ルゼルはリオンに読んでもらって知っているし、自分でも読んだことがあるので向かい側のソファに座った。
秘密基地はワクワクだった。絵本の中では森の中に手頃な木があって、そこを仲良しの子どもたちで秘密基地にした。すると森の動物たちがやってくるようになり、動物と子どもたちの交流と小さな冒険が繰り広げられるというストーリーだ。
何もない所に自分たちだけの場所をつくる。しかも大人たちは知らない。そこでは普段なら大人たちに叱られることだって叱られずにできちゃうのだ。多分、立ってお菓子を食べちゃっても良いのだ。ドキドキする。
リオンが読み終わると四人ともほわわんとした表情になっていた。
作りたい。自分たちの秘密基地!
「どこにつくるかからですね」
とリオンが言うと、ヴァジュラがすぐさま言った。
「ある。まえにあなほった」
前に穴掘った?
「ひみつきち、ちか」
秘密基地、地下?
「おまえたち、こい」
ヴァジュラが現場に連れて行くと言う。
「あい!」
真っ先にアロンがついて行った。リオンとルゼルもその後を追った。
ヴァジュラの走りは相変わらず豪快だ。あはははと笑いながら走る。ルゼルは笑いながら走るとすぐ息が上がるのでヴァジュラが不思議でならない。そしてリオンたちはすぐにヴァジュラを見失う。だが、その度アロンがヴァジュラの笑い声を聞きつけ「ゔぁじゅらしゃまん、あっち」と導いてくれる。笑い声が聞こえない時はアロンが「ゔぁじゅらしゃまーん」と呼ぶと遠くから「ここー」と聞こえ、アロンがやはり「ゔぁじゅらしゃまん、あっち」と教える。アロンはなんて助かるヴァジュラ探知機なんだ。
走った先は、いわゆるウサギ卿の庭だ。ヴァジュラに追いつくと、確かに穴が空いている。直径2メートルの円形で深さは1メートルくらいだ。いったいなんの穴なんだろう。
「リオン、ルゼル、うみいったとき、ほった」
侍従イリヤが補足したところでは、リオンたちが海に行っていた間、遊び相手がいなかったヴァジュラはひたすらウサギ卿と遊んでいた。ウサギ卿が穴を掘るのでヴァジュラも付き合って穴を掘っていた。ということなのだが、それにしては大きい。
「ヴァジュラ殿下、なにであなほりましたか?」
とリオンが聞く。
「手」
「はわ?おてて、ですか?」
ルゼルが両手を前に出して聞く。
「うん。手。ウサギきょう、手だった」
本当にヴァジュラはウサギ卿と遊んでいたのだなと三人が感心した。
「もっとほる」
ヴァジュラがガバァと両手を上げて構えた。そこにイリヤがすかさず
「ヴァジュラ殿下。今日はウサギ卿ではなく、リオン様方とのお遊びですよ。お手手ではなく、スコップを使いましょう」
と、子供用のスコップを差し出した。
「…ここ、ほっていいのばしょですか?」
リオンが少し困ったように言う。ここは王妃様の花園でもある庭だ。勝手に掘って良いはずがない。…だがヴァジュラはもう掘っていた。
「すごい!すこっぷ、らくだ!イリヤ!いいのくれた」
ガッシュガッシュ掘っている。リオンたちはただただ驚くばかりだ。呆気に取られるリオンとルゼルだったが、アロンはヴァジュラの隣でカシカシと掘っていた。気持ちは掘っていたが、全く掘れていない。しかし心意気は感じる。
困っているリオンとルゼルにイリヤが言った。
「大丈夫ですよ。王妃様の許可は以前に出ておりますから。むしろ王妃様もヴァジュラ様の掘る穴を楽しまれています」
流石王妃様だ。
これで安心して穴が掘れる。…ところがだ。穴はなかなか掘れない。
「あなほるの、むずかしです」
「海のおすなとかたさがぜんぜんちがうです」
だがヴァジュラは「あははは、すこっぷ、あなほり、おもしろい!」と言って休むことなく穴を掘り続けている。
「ウサギきょうとほるより、おもしろい!あははは」
ヴァジュラは大喜びだ。
「あい!」
アロンも穴掘りを楽しんでいる。全然掘れてはいないが額に汗して楽しんでいる。リオンとルゼルは少しずつしか掘れないが楽しくなってきていた。
「おてての力だけだと、むずかしです」
「お身体ぜんぶのせて、えいってするといいです」
それを聞いたヴァジュラがスコップに小さくジャンプして足の裏に力を入れるとスコップが土にグンと食い込むのがわかった。
「すごい!手の力より、かじょー!」
コツを覚えてからのヴァジュラは拍車がかかった。あっという間に深さ2メートルほどになった。
「だんだん、つける」
階段をつけるとヴァジュラが言う。
大雑把にヴァジュラが階段のような形を削り出し、リオンたちが微調整をする。
「できた」
ヴァジュラが笑顔で言った。
幅も深さもほぼ2メートルの階段付きの穴だ。ほとんどヴァジュラが一人で作った。ヴァジュラにそっくりな王も王子時代は体力オバケと言われて数々の武勇伝を残している。中庭の隅にある場にそぐわない井戸は王が三歳のときに掘って作ったと言われているが、若い宮廷使用人たちは作り話だと思っていた。だが、このヴァジュラの掘りっぷりを見たら作り話ではないと思えた。うちの王族なんか怖い。
しかし、当の本人と遊び相手たちは大はしゃぎだ。
「ちかしつ!」
「ひみつきち、ちかしつ!」
「あい!」
次は屋根づくりだ。秘密基地が暗くならないようにするにはどうしたら良いか。
「えだをくみあわせて、はっぱやつたでくるくるして、おひさまがはいるにしたらいいです」
とリオンが提案。
「それ、じゅり、さいよ」
受理。採用。どこで覚えたのかヴァジュラが最近使うようになった言葉だ。
「ぎょいー」
「ぎょいー」
「ぎょいー」
御意。これまたどこで覚えたのかリオンたちが使うようになった。
そうして四人は力を合わせて屋根を作り穴の上に乗せた。中に入ると程よく陽が入り良い感じの秘密基地が出来上がった。床の土がじめじめするので枯れ草を敷いてみるとさらに良い感じになった。だが今日はここで時間切れだ。内装は次回に持ち越すことになった。
「たのしーかったね」
「うん、ゔぁじゅらでんか、すごいすごいのちからもちだったね」
「ゔぁじゅらしゃまん、すごい」
帰りの馬車は秘密基地とヴァジュラの話題で持ちきりだった。
数日後、庭園を散歩していた王が秘密基地という名の落とし穴にかかったが、敷き詰めていた枯れ葉のおかげで無傷だった。
報告を受けた王妃マディは大笑いして「ヴァジュラの掘った穴に陛下が?おほほほっ。枯れ葉がなくても無傷でしたわよ、きっと。おほほほ。確か陛下が王子だった頃に掘った井戸ではご自分が落ちて溺れかかったわよね。うふふ。思い出したわ。やだ、陛下は落ちるのがお好きなのね。うふふふ」と言っては笑い、笑っては「そういえば陛下ったら」と王の昔話をして楽しんでいた。それを写真家が撮り「王妃様のご様子です」と陛下に献上した。
「マディが私の話でこんなに笑っていたのか。落ちた甲斐があった。ヴァジュラ、でかした」
と、無傷の王も笑った。
とりあえず、王以外の普通の人が間違えて落ちないように秘密基地の周りには子どもたちにはわからないように黄色い紐を地面に張って「この先危険」の目印にした。
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