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第三章
第三十七話 ヴァジュラ負傷す!〜ヴァジュラ全快す!
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ついにヴァジュラが怪我をした。
骨折だ。全治3ヶ月。
いつものように宮廷園を走り回っていたヴァジュラが、前を横切ったウサギ卿を避けようとして飛び越えたまでは良かった。いつものことだ。しかし今回は飛び越えた先が階段だった。ヴァジュラは階段の上からジャンプし、踊り場に頭から右半身で着地、そのまま下まで転がり落ちた。右肩脱臼、右手首骨折、両足首捻挫…右側頭部にコブ…これだけで済んだのは結構奇跡だ。しかもすぐに立ち上がって「いしー!かたいー!」と言って泣いた。普通「痛い」と言って泣かないか?とにかく普通の人間ならもっと骨折しているし、頭だって割れたはずだ。
それでもヴァジュラ付きの侍従イリヤや護衛騎士達は反省しきりで自決しそうな勢いであった。それを王と王妃は「いやいや、今まで怪我をしなかった方がおかしいのだ」と言ってお咎めなしとした。実際、侍従たちが代わることになったら、ヴァジュラの体力についていける者を探すのに苦労する。今のままでいい。
ヴァジュラの偉いところは、骨折直後には大泣きしたものの、それ以降は泣かないことだ。ただ弱音は吐く。
「いたい、かじょーっ!いたい、かじょーっ!」
目をギンッと見開いて怒ったように弱音を吐く。
そんなヴァジュラを見舞いに来たマグヌスが珍しく切ない顔になっていた。いつも元気なヴァジュラがすでに1週間もベッドにいるなど、痛々しくてかわいそうなのだ。
ヴァジュラは骨折後の発熱でこの1週間は面会時間が顔見せ程度しかなかった。面会の喜びに興奮して熱が上がってしまうからだ。そこはまだまだ幼児体質で、そんなところもマグヌスには可愛く思えた。
「あにー」
マグヌスを見てもいつものようにすごい眼力で笑わない。ベッドで目をカッと見開いているが、眉が下がっている。
「ヴァジュラ、痛いか?」
「はい、いたい、かじょー」
「そんなに痛いのか、かわいそうに」
「あにー、はしるしたい」
こんな状況でも走りたいのか。なんだかすごいなヴァジュラ。
「だめだよ。しっかり治ってからじゃないと、弱い足になってしまうからね」
「はい、…ざんねん、かじょー…」
ヴァジュラは勢いはあるが、性格は素直だ。
だが、マグヌスはこの状況を少し楽しんでもいた。ヴァジュラの怪我は心配だったが、手首は案外綺麗に折れたので治りは早いそうだし、治ったら元より強くなるような綺麗な折れ方だったらしい。しかも、頭もコブだけで後遺症の心配もないと言う。ならば、心置きなく兄らしい見舞いができる。
いつも、リゼルから発熱したアロンの世話をした話を聞いていたマグヌスはリゼルのように弟を労わる兄をしてみたかった。多分今しかない。ヴァジュラが今後怪我をしたり熱を出すなんて全然想像できないからだ。
「ヴァジュラ、走れない代わりに私が絵本を読んでやろう」
「あにー!きく!」
ヴァジュラが動かせる左手だけパタパタして喜んだ。これこれ。こういう反応が見たかった。
「読んでもらいたい絵本はあるか?」
「ある!ひみつきち!」
先日イリヤが持って来た秘密基地の絵本だ。リオンが読まなかった絵本が3冊ある。それをマグヌスに読んで欲しい。
「これか。懐かしいな。私もロイや母上に読んでもらったな」
「あに、ひみつきち、つくった?」
「いや、私は作らなかったな」
「わし、つくった」
ヴァジュラは自分のことをわしと言う。おそらくわたしと言えないのでわしと聴こえるだけだろうが、…似合いすぎる。
「あ、ひみつだった。あに、いわない」
「あはは。わかった。秘密な。兄弟の秘密だ」
「きょうだい、ひみつ、かっこいい」
ヴァジュラの目がランッと輝いた。
その後、マグヌスは絵本を読んで聞かせた。時々わからない場面があるとヴァジュラが「あに、なに?」と聞くので、それにも丁寧に答えた。
3冊全部読み終わるとヴァジュラは興奮していた。
「ひみつきち、もっと、つくる!はしるしたい!あに!もっと、よむ!」
マグヌスは2回ずつ読んで聞かせた。
キリの良いところでヴァジュラの診察の時間になった。
「あに、たすかる。また、たのむ」
「うん。また来るよ。良くなるまで絶対走ったらだめだぞ」
「はい」
マグヌスは可愛い可愛い弟のために秘密基地や冒険譚を探そうと決めて部屋を出た。
出てからハタと考えた。ヴァジュラは言葉を沢山覚えてきたが、自分のことは「あに」と呼ぶ。もしかしたら「兄上」と呼ぶ気はなくて、本当に「兄」と呼んでいるのでは?そういえばユリアンはレイノルドのことをずっと「バークレイ」と呼んでるな?あれもなんでかと気になっている。いつか聞いてみよう。
そんなことを考えながらマグヌスは図書宮に向かった。
診察を終えたヴァジュラはマグヌスの来訪後、なんとなく痛みが軽くなっているような気がしていた。絵本は楽しかったし、絵本のような秘密基地を早く作りたい。そんな気持ちが痛みを和らげたのかもしれない。大好きなマグヌスが来てくれたことも良かったのかもしれない。
そういえばアロンもルゼルのことを考えると体調が良くなると言っていた。
確か、頭の中でルゼルを思い浮かべてるぅるぅと言うのだったな。えっと、ルゼルはどんな顔をしていたかな。薄茶にくるくるの髪の毛で、不思議な緑の目でかじょーに綺麗で…。
「…だれか、るぅるぅ、しゃしん」
記憶のルゼルは綺麗すぎてうまく思い描けない。写真が必要だ。
「ルゼル様のお写真ですか?」
イリヤが尋ねる。
「うん。もて」
イリヤは、ヴァジュラがマグヌスの見舞いで友達にも会いたくなったのだろうと思い、ルゼルだけでなくユリアンたちもいるマグヌスの誕生会の集合写真を持ってきた。
「ヴァジュラ殿下、こちらに」
渡された集合写真ではルゼルの写りが小さかったがヴァジュラの記憶よりはしっかり想像できる。これで良い。
「うん」
ヴァジュラは写真を受け取ると、カッと見開いた目でルゼルを凝視し、小声で「るぅるぅ」と言ってみた。
…なんとなく、痛い場所がチリチリとし、むず痒い気がしてきた。だが不快ではない。ほんのり温かみを感じるチリチリとした不思議な感覚だ。なんだか眠くなる。このまま寝たらかっこいい秘密基地の夢が見られそうな気がした。まだ夕餉をとっていないが…いいや、寝てしまおう。ヴァジュラは心地よさに身を委ねてそのまま眠った。
…ヴァジュラは丸二日眠っていた。あのヴァジュラが夕食をとらずに寝てしまった。そのまま目覚めない。おかしくはないか?
後遺症はないと言われたはずなのに?ハキハキ元気に話していたのに?大好きな食事を食べずに?
どうしてヴァジュラが目を覚まさないのかわからない。王宮は上へ下への大騒ぎだった。
王妃マディは心配のあまり寝ずにヴァジュラに付き添った。マグヌスも時間のある限りヴァジュラの部屋にいた。王も頻繁に様子を知りたがった。
周囲の心配をよそに、ヴァジュラは丸二日後、バチッと目を開いたかと思うと
「なおった!はしる!」
と言った。
すぐさま宮廷医師が呼ばれた。
ヴァジュラの両足首の捻挫は治っていた。コブもない。あちこちにあったアザも消えた。手首の骨折も治っているように見えた。しかし、全治3ヶ月の骨折がそんなはずはないので、「かなり良くおなりです」と言うに留めた。眠り続けたことが安静と体力温存につながり、捻挫の治癒を早めた…ということになった。では骨折は?…そこはなんとなく「ヴァジュラ殿下だし…」ということで納得してしまった。
だがヴァジュラだけは「るぅるぅの魔法」と密かに確信していた。走れるようになったらアロンを呼んで、この話をしたい。それから、マグヌスに読んでもらった絵本の話もアロンにしようとヴァジュラは思った。
走る許可が出たのは、それから3週間後で腕の骨折も治ったと診断された。ヴァジュラにしてみると長い期間だったが、それでも予想より2ヶ月早い完治だった。
骨折だ。全治3ヶ月。
いつものように宮廷園を走り回っていたヴァジュラが、前を横切ったウサギ卿を避けようとして飛び越えたまでは良かった。いつものことだ。しかし今回は飛び越えた先が階段だった。ヴァジュラは階段の上からジャンプし、踊り場に頭から右半身で着地、そのまま下まで転がり落ちた。右肩脱臼、右手首骨折、両足首捻挫…右側頭部にコブ…これだけで済んだのは結構奇跡だ。しかもすぐに立ち上がって「いしー!かたいー!」と言って泣いた。普通「痛い」と言って泣かないか?とにかく普通の人間ならもっと骨折しているし、頭だって割れたはずだ。
それでもヴァジュラ付きの侍従イリヤや護衛騎士達は反省しきりで自決しそうな勢いであった。それを王と王妃は「いやいや、今まで怪我をしなかった方がおかしいのだ」と言ってお咎めなしとした。実際、侍従たちが代わることになったら、ヴァジュラの体力についていける者を探すのに苦労する。今のままでいい。
ヴァジュラの偉いところは、骨折直後には大泣きしたものの、それ以降は泣かないことだ。ただ弱音は吐く。
「いたい、かじょーっ!いたい、かじょーっ!」
目をギンッと見開いて怒ったように弱音を吐く。
そんなヴァジュラを見舞いに来たマグヌスが珍しく切ない顔になっていた。いつも元気なヴァジュラがすでに1週間もベッドにいるなど、痛々しくてかわいそうなのだ。
ヴァジュラは骨折後の発熱でこの1週間は面会時間が顔見せ程度しかなかった。面会の喜びに興奮して熱が上がってしまうからだ。そこはまだまだ幼児体質で、そんなところもマグヌスには可愛く思えた。
「あにー」
マグヌスを見てもいつものようにすごい眼力で笑わない。ベッドで目をカッと見開いているが、眉が下がっている。
「ヴァジュラ、痛いか?」
「はい、いたい、かじょー」
「そんなに痛いのか、かわいそうに」
「あにー、はしるしたい」
こんな状況でも走りたいのか。なんだかすごいなヴァジュラ。
「だめだよ。しっかり治ってからじゃないと、弱い足になってしまうからね」
「はい、…ざんねん、かじょー…」
ヴァジュラは勢いはあるが、性格は素直だ。
だが、マグヌスはこの状況を少し楽しんでもいた。ヴァジュラの怪我は心配だったが、手首は案外綺麗に折れたので治りは早いそうだし、治ったら元より強くなるような綺麗な折れ方だったらしい。しかも、頭もコブだけで後遺症の心配もないと言う。ならば、心置きなく兄らしい見舞いができる。
いつも、リゼルから発熱したアロンの世話をした話を聞いていたマグヌスはリゼルのように弟を労わる兄をしてみたかった。多分今しかない。ヴァジュラが今後怪我をしたり熱を出すなんて全然想像できないからだ。
「ヴァジュラ、走れない代わりに私が絵本を読んでやろう」
「あにー!きく!」
ヴァジュラが動かせる左手だけパタパタして喜んだ。これこれ。こういう反応が見たかった。
「読んでもらいたい絵本はあるか?」
「ある!ひみつきち!」
先日イリヤが持って来た秘密基地の絵本だ。リオンが読まなかった絵本が3冊ある。それをマグヌスに読んで欲しい。
「これか。懐かしいな。私もロイや母上に読んでもらったな」
「あに、ひみつきち、つくった?」
「いや、私は作らなかったな」
「わし、つくった」
ヴァジュラは自分のことをわしと言う。おそらくわたしと言えないのでわしと聴こえるだけだろうが、…似合いすぎる。
「あ、ひみつだった。あに、いわない」
「あはは。わかった。秘密な。兄弟の秘密だ」
「きょうだい、ひみつ、かっこいい」
ヴァジュラの目がランッと輝いた。
その後、マグヌスは絵本を読んで聞かせた。時々わからない場面があるとヴァジュラが「あに、なに?」と聞くので、それにも丁寧に答えた。
3冊全部読み終わるとヴァジュラは興奮していた。
「ひみつきち、もっと、つくる!はしるしたい!あに!もっと、よむ!」
マグヌスは2回ずつ読んで聞かせた。
キリの良いところでヴァジュラの診察の時間になった。
「あに、たすかる。また、たのむ」
「うん。また来るよ。良くなるまで絶対走ったらだめだぞ」
「はい」
マグヌスは可愛い可愛い弟のために秘密基地や冒険譚を探そうと決めて部屋を出た。
出てからハタと考えた。ヴァジュラは言葉を沢山覚えてきたが、自分のことは「あに」と呼ぶ。もしかしたら「兄上」と呼ぶ気はなくて、本当に「兄」と呼んでいるのでは?そういえばユリアンはレイノルドのことをずっと「バークレイ」と呼んでるな?あれもなんでかと気になっている。いつか聞いてみよう。
そんなことを考えながらマグヌスは図書宮に向かった。
診察を終えたヴァジュラはマグヌスの来訪後、なんとなく痛みが軽くなっているような気がしていた。絵本は楽しかったし、絵本のような秘密基地を早く作りたい。そんな気持ちが痛みを和らげたのかもしれない。大好きなマグヌスが来てくれたことも良かったのかもしれない。
そういえばアロンもルゼルのことを考えると体調が良くなると言っていた。
確か、頭の中でルゼルを思い浮かべてるぅるぅと言うのだったな。えっと、ルゼルはどんな顔をしていたかな。薄茶にくるくるの髪の毛で、不思議な緑の目でかじょーに綺麗で…。
「…だれか、るぅるぅ、しゃしん」
記憶のルゼルは綺麗すぎてうまく思い描けない。写真が必要だ。
「ルゼル様のお写真ですか?」
イリヤが尋ねる。
「うん。もて」
イリヤは、ヴァジュラがマグヌスの見舞いで友達にも会いたくなったのだろうと思い、ルゼルだけでなくユリアンたちもいるマグヌスの誕生会の集合写真を持ってきた。
「ヴァジュラ殿下、こちらに」
渡された集合写真ではルゼルの写りが小さかったがヴァジュラの記憶よりはしっかり想像できる。これで良い。
「うん」
ヴァジュラは写真を受け取ると、カッと見開いた目でルゼルを凝視し、小声で「るぅるぅ」と言ってみた。
…なんとなく、痛い場所がチリチリとし、むず痒い気がしてきた。だが不快ではない。ほんのり温かみを感じるチリチリとした不思議な感覚だ。なんだか眠くなる。このまま寝たらかっこいい秘密基地の夢が見られそうな気がした。まだ夕餉をとっていないが…いいや、寝てしまおう。ヴァジュラは心地よさに身を委ねてそのまま眠った。
…ヴァジュラは丸二日眠っていた。あのヴァジュラが夕食をとらずに寝てしまった。そのまま目覚めない。おかしくはないか?
後遺症はないと言われたはずなのに?ハキハキ元気に話していたのに?大好きな食事を食べずに?
どうしてヴァジュラが目を覚まさないのかわからない。王宮は上へ下への大騒ぎだった。
王妃マディは心配のあまり寝ずにヴァジュラに付き添った。マグヌスも時間のある限りヴァジュラの部屋にいた。王も頻繁に様子を知りたがった。
周囲の心配をよそに、ヴァジュラは丸二日後、バチッと目を開いたかと思うと
「なおった!はしる!」
と言った。
すぐさま宮廷医師が呼ばれた。
ヴァジュラの両足首の捻挫は治っていた。コブもない。あちこちにあったアザも消えた。手首の骨折も治っているように見えた。しかし、全治3ヶ月の骨折がそんなはずはないので、「かなり良くおなりです」と言うに留めた。眠り続けたことが安静と体力温存につながり、捻挫の治癒を早めた…ということになった。では骨折は?…そこはなんとなく「ヴァジュラ殿下だし…」ということで納得してしまった。
だがヴァジュラだけは「るぅるぅの魔法」と密かに確信していた。走れるようになったらアロンを呼んで、この話をしたい。それから、マグヌスに読んでもらった絵本の話もアロンにしようとヴァジュラは思った。
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