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第三章
閑話 二天使の贈り物〜騎士団、お祭り騒ぎ
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騎士ヨハン。今日は久しぶりの二天使警護。騎士団寮の食堂も今朝はなんだか明るく賑わっている。というか、二天使が登城される日はだいたい賑わう。自分が非番の日でも二天使が来る日はテンションあがる。なぜなら絶対可愛い癒しエピソードを残していくからだ。
「ウサギ卿事件、ルゼル様の乱」などは既に伝説のエピソードだ。間近で見ていた自分に、その時の話を聞きたいと侍女様方から声がかかるくらいだ。侍女様方と話せるチャンスがあるなんて、マジで二天使には御利益がある。
で、今日は護衛メンバーに入ってる。やったーって気分。お堅いキーツですら二天使護衛の日は笑顔で食堂に現れるからやっぱり二天使すごいよ。
二天使はコーク公爵様の海の別邸に行ってきたって。公爵様は視察を兼ねてと言うことだけど甥っ子姪っ子も連れて行くとか、結構マイホームパパだよな。イケメンで大貴族で頭良いって、しかも美人の奥さんにユリアン様とリオン様が息子って。男の頂点じゃん。
そういえば二天使は日焼けしたりするのかな?っと、先触れが来た。そろそろいらっしゃる時間だ。
「きしさまー」
「きししゃまー」
おおぅ。二天使、馬車から降りたらぱたぱた走って来るよ。ほんのり日焼けしてる。リオン天使もだけど、特に少し焼けた肌にルゼル天使の翡翠の目がめちゃくちゃ映えてる。これはまさに季節限定のレアな二天使だな。
「きしさまきしさま、海、いってきました」
「きししゃま、うみ、しょっぱいだったでした」
今日の護衛騎士四人それぞれを見ながら手足をパタパタさせて話す二天使は可愛いを超えた可愛いだ。語彙力なくなる。護衛じゃない騎士たちも遠目に見てるのがわかる。その気持ちわかるぞ。二天使久しぶりだもんな。
二天使がそれぞれの従者に土産を出すように言ってる。
「ヤン、おみやげ、だして」
「はい、ルゼル様」
このルゼル天使の新しい従者な。絶対腕が立つ奴だよ。今までの従者もなかなかだったけど、コイツは別格。まず体臭が全然しない。というか特徴のある匂いがないんだよな。どこにでも紛れ込める匂いというか…。それから足音。わざと立てて歩いてる。本来は音立てないで歩けるに違いない。クイン侯爵家、どこでこんな奴見つけてくるんだろうな。ほら、今もお土産出す時に計算された物音しか出してない。その気になれば無音で動けるんでしょ、貴方。
「はい、ルゼル様」
にこやかにルゼル天使に渡してるけど、私が無表情で見てるのもちゃーんとわかってる。全然隙がないもんな。とにかく何者でも良い。一緒に二天使守りましょう。
「はい、ルカさま、エールさま」
「きーつしゃま、よはんしゃま」
おお、個人個人に?
「海のかいと、えです」
「おかねないだったの。だから、すてきなかいをみつけたの」
えっ、二天使が我々のために、わざわざ貝を集めたの?海辺で?しゃがんで探したの?二天使でチマチマ探したの?想像しただけで癒される。
「ありがとうございます」
代表してルカが礼を言う。
「あとあと、これはね、だんちょさまとふくだんちょさまと、きしだんのみんなみーんなになの」
私が手渡されたお土産は小さな袋だ。小さな歪な紙の袋に渦巻きの模様が描いてある。袋の中には貝が二枚。一枚は割れていない貝。もう一枚は割れている貝だ。
「あのね、ずかんのかいはわれてないのかいだけど、海のかいはわれてるのいっぱいだったの」
「ずかんにないこと、いっぱいあったの。だから、われたのかいをきししゃまにみせたかったの」
なんて可愛くて優しいの、二天使。騎士団何人いると思ってんの。こんな沢山頑張って集めたんだなぁ。
「でねでね、かいのうしろはぴかぴかできらきらなの」
「ね、ね、きれいーでしょう?」
無垢な目。無垢な目!はあぁ、二天使の目の方が綺麗です!
「この袋の渦巻きはなんでしょうか?」
あ、キーツ聞いちゃう?これきっと二天使が何か描いたけど、ちょっとわかんないよねっていう絵なんだと思うんだよね。
「しょれはね、こっちがかいで、こっちはかに。これはきししゃまよ」
ええー!私たちも描いてくださっているのー!嬉しい。
「ふくろも、りおんといっしょにちゅくったの」
「ねー」
なんとー!これ全部?だから騎士団何人いると思ってるの?すごい量だったでしょう?
「え?大変だったのでは?」
ルカも思わず言ってるよ。
「ううん、たのしーかったよ」
「ねー。きししゃま、うれしになるといいねーって、おはなししながらちゅくったの」
ま・じ・で、天使っ‼︎
感動のあまり護衛騎士四人とも天を仰いだよ。すまない、二天使から目を離した。今だけ従者たちに二天使をお任せする。だってだってだって、こんなピュアな一撃耐えられないって!
「ありがとうございます。とても嬉しいです」
真っ先にキーツが理性を取り戻して言った。
「それとそれと、これは海のことちょとだけかいたの」
二つ折りの紙を七枚取り出してリオン天使が言った。海で気づいたことを一つずつ書いたものらしい。
「これはいつもいっしょにいてくれるルカさまたちと、だんちょさまとふくだんちょさまになの」
「どれにしようかな、で、えらんでください」
ええっ、特別じゃないですか、嬉しい。有難い。
好きなのを引き抜くタイプね。なんかワクワクする。私はこれ。
「うみは、ざぶーんていう」
めちゃくちゃ可愛い。
「かいはたべものでいろかわる」
キーツだ。
「ふりょくつかうと、てつもうく」
ルカの、なんか教科書みたいだ。これ二天使らしいな。賢い賢い。
「おそらのふりょくをくふうすれば、てつもおそらとぶ」
エールの。…予言書?うわ、私のがざぶーんで良かった。エールの予言書は迂闊に飾れない気ぃするけど、私のは可愛いから部屋に飾っていても問題なしだ。二天使からの贈り物だぞ。絶対飾りたいじゃん。
「ありがとうございます。私、部屋に飾らせていただきます」
キーツだ。うん、キーツのも飾って問題ないもんね。
「私もです。ありがとうございます」
私もキーツにならって言った。
エールのはなんか飾れないよな、微妙に機密的匂いがするもんな。後の三枚に何が書いてあるか気になるけど、知ってはいけない気もする。二天使時々デンジャラスだ。
結局残りの三枚も機密風予言書だったらしい。後日予言書を受け取った団長と副団長が二天使に会いに行ったもんな。お礼を述べるためとか言ってだけど、まぁ違うよな。二天使、やっぱり只者じゃないよ。
難しいことは偉い人に任せよう。
とにかく二天使は海で色々学んで成長されたってことだ。喜ばしい。私たちも歌が上手くなったしな。人は成長する。
それで、私たちはというと、二天使の贈り物にお祭り騒ぎだった。お手製袋の渦巻きも、よく見ると騎士からはチョロッとした線が出ていて、それが「きしさまが、えいっえいってするけんです」「かっこいいです」なんて言われたものだから、益々テンション上がりまくった。だから当然のように騎士団全員が貝の入ったお手製袋をそれぞれの部屋で見える場所に飾った。袋ごとの者もいれば貝を出して飾る者もいた。二天使の贈り物というだけで有難いし、嬉しいし、お手製というあたりが御利益感じるし、何より癒される。見るたびにやる気が増すんですよ。本当に。
どの騎士の部屋にもあったから、あっという間に「割れていない貝と割れた貝のセットは騎士のお守り」という噂が流れて、割れてない貝と割れた貝をモチーフにしたハンカチとか色んな小物が展開されて、幸運のお守りとして王都名物になっていた。
幸運かどうかはわからないけど、でも確かにこれは私のお守りです。うん。
「ウサギ卿事件、ルゼル様の乱」などは既に伝説のエピソードだ。間近で見ていた自分に、その時の話を聞きたいと侍女様方から声がかかるくらいだ。侍女様方と話せるチャンスがあるなんて、マジで二天使には御利益がある。
で、今日は護衛メンバーに入ってる。やったーって気分。お堅いキーツですら二天使護衛の日は笑顔で食堂に現れるからやっぱり二天使すごいよ。
二天使はコーク公爵様の海の別邸に行ってきたって。公爵様は視察を兼ねてと言うことだけど甥っ子姪っ子も連れて行くとか、結構マイホームパパだよな。イケメンで大貴族で頭良いって、しかも美人の奥さんにユリアン様とリオン様が息子って。男の頂点じゃん。
そういえば二天使は日焼けしたりするのかな?っと、先触れが来た。そろそろいらっしゃる時間だ。
「きしさまー」
「きししゃまー」
おおぅ。二天使、馬車から降りたらぱたぱた走って来るよ。ほんのり日焼けしてる。リオン天使もだけど、特に少し焼けた肌にルゼル天使の翡翠の目がめちゃくちゃ映えてる。これはまさに季節限定のレアな二天使だな。
「きしさまきしさま、海、いってきました」
「きししゃま、うみ、しょっぱいだったでした」
今日の護衛騎士四人それぞれを見ながら手足をパタパタさせて話す二天使は可愛いを超えた可愛いだ。語彙力なくなる。護衛じゃない騎士たちも遠目に見てるのがわかる。その気持ちわかるぞ。二天使久しぶりだもんな。
二天使がそれぞれの従者に土産を出すように言ってる。
「ヤン、おみやげ、だして」
「はい、ルゼル様」
このルゼル天使の新しい従者な。絶対腕が立つ奴だよ。今までの従者もなかなかだったけど、コイツは別格。まず体臭が全然しない。というか特徴のある匂いがないんだよな。どこにでも紛れ込める匂いというか…。それから足音。わざと立てて歩いてる。本来は音立てないで歩けるに違いない。クイン侯爵家、どこでこんな奴見つけてくるんだろうな。ほら、今もお土産出す時に計算された物音しか出してない。その気になれば無音で動けるんでしょ、貴方。
「はい、ルゼル様」
にこやかにルゼル天使に渡してるけど、私が無表情で見てるのもちゃーんとわかってる。全然隙がないもんな。とにかく何者でも良い。一緒に二天使守りましょう。
「はい、ルカさま、エールさま」
「きーつしゃま、よはんしゃま」
おお、個人個人に?
「海のかいと、えです」
「おかねないだったの。だから、すてきなかいをみつけたの」
えっ、二天使が我々のために、わざわざ貝を集めたの?海辺で?しゃがんで探したの?二天使でチマチマ探したの?想像しただけで癒される。
「ありがとうございます」
代表してルカが礼を言う。
「あとあと、これはね、だんちょさまとふくだんちょさまと、きしだんのみんなみーんなになの」
私が手渡されたお土産は小さな袋だ。小さな歪な紙の袋に渦巻きの模様が描いてある。袋の中には貝が二枚。一枚は割れていない貝。もう一枚は割れている貝だ。
「あのね、ずかんのかいはわれてないのかいだけど、海のかいはわれてるのいっぱいだったの」
「ずかんにないこと、いっぱいあったの。だから、われたのかいをきししゃまにみせたかったの」
なんて可愛くて優しいの、二天使。騎士団何人いると思ってんの。こんな沢山頑張って集めたんだなぁ。
「でねでね、かいのうしろはぴかぴかできらきらなの」
「ね、ね、きれいーでしょう?」
無垢な目。無垢な目!はあぁ、二天使の目の方が綺麗です!
「この袋の渦巻きはなんでしょうか?」
あ、キーツ聞いちゃう?これきっと二天使が何か描いたけど、ちょっとわかんないよねっていう絵なんだと思うんだよね。
「しょれはね、こっちがかいで、こっちはかに。これはきししゃまよ」
ええー!私たちも描いてくださっているのー!嬉しい。
「ふくろも、りおんといっしょにちゅくったの」
「ねー」
なんとー!これ全部?だから騎士団何人いると思ってるの?すごい量だったでしょう?
「え?大変だったのでは?」
ルカも思わず言ってるよ。
「ううん、たのしーかったよ」
「ねー。きししゃま、うれしになるといいねーって、おはなししながらちゅくったの」
ま・じ・で、天使っ‼︎
感動のあまり護衛騎士四人とも天を仰いだよ。すまない、二天使から目を離した。今だけ従者たちに二天使をお任せする。だってだってだって、こんなピュアな一撃耐えられないって!
「ありがとうございます。とても嬉しいです」
真っ先にキーツが理性を取り戻して言った。
「それとそれと、これは海のことちょとだけかいたの」
二つ折りの紙を七枚取り出してリオン天使が言った。海で気づいたことを一つずつ書いたものらしい。
「これはいつもいっしょにいてくれるルカさまたちと、だんちょさまとふくだんちょさまになの」
「どれにしようかな、で、えらんでください」
ええっ、特別じゃないですか、嬉しい。有難い。
好きなのを引き抜くタイプね。なんかワクワクする。私はこれ。
「うみは、ざぶーんていう」
めちゃくちゃ可愛い。
「かいはたべものでいろかわる」
キーツだ。
「ふりょくつかうと、てつもうく」
ルカの、なんか教科書みたいだ。これ二天使らしいな。賢い賢い。
「おそらのふりょくをくふうすれば、てつもおそらとぶ」
エールの。…予言書?うわ、私のがざぶーんで良かった。エールの予言書は迂闊に飾れない気ぃするけど、私のは可愛いから部屋に飾っていても問題なしだ。二天使からの贈り物だぞ。絶対飾りたいじゃん。
「ありがとうございます。私、部屋に飾らせていただきます」
キーツだ。うん、キーツのも飾って問題ないもんね。
「私もです。ありがとうございます」
私もキーツにならって言った。
エールのはなんか飾れないよな、微妙に機密的匂いがするもんな。後の三枚に何が書いてあるか気になるけど、知ってはいけない気もする。二天使時々デンジャラスだ。
結局残りの三枚も機密風予言書だったらしい。後日予言書を受け取った団長と副団長が二天使に会いに行ったもんな。お礼を述べるためとか言ってだけど、まぁ違うよな。二天使、やっぱり只者じゃないよ。
難しいことは偉い人に任せよう。
とにかく二天使は海で色々学んで成長されたってことだ。喜ばしい。私たちも歌が上手くなったしな。人は成長する。
それで、私たちはというと、二天使の贈り物にお祭り騒ぎだった。お手製袋の渦巻きも、よく見ると騎士からはチョロッとした線が出ていて、それが「きしさまが、えいっえいってするけんです」「かっこいいです」なんて言われたものだから、益々テンション上がりまくった。だから当然のように騎士団全員が貝の入ったお手製袋をそれぞれの部屋で見える場所に飾った。袋ごとの者もいれば貝を出して飾る者もいた。二天使の贈り物というだけで有難いし、嬉しいし、お手製というあたりが御利益感じるし、何より癒される。見るたびにやる気が増すんですよ。本当に。
どの騎士の部屋にもあったから、あっという間に「割れていない貝と割れた貝のセットは騎士のお守り」という噂が流れて、割れてない貝と割れた貝をモチーフにしたハンカチとか色んな小物が展開されて、幸運のお守りとして王都名物になっていた。
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