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第三章
第十七話 海は広くて大きくて、海辺ではやることいっぱいで。〜ところで二人にとってカニってどんな存在?
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海の別邸も明日でお別れだ。今日は海辺で水遊びと貝殻拾いをする計画のリオンとルゼルだ。
ルゼルはお土産のお買い物で高い写真立てを諦め、買える方の写真立てにした。高い物に比べて貼ってある特有の布の色が少し少ない。その分寂しく見えた。もっと素敵なお土産にしたい。そこで考えたのが「ちょっと良いやり方」つまり工夫だ。
「まわりにきらきらのかいをはるの」
海辺には割れた貝が沢山ある。いっぱい貝を見て、貝の裏はキラキラしていることを発見した。それを写真立ての枠に貼るのだ。割れている貝がきっと綺麗に光ると思った。工夫だ。
ルゼルの計画を聞いたリオンも閃いた。「きしさまたちにも、かいのおみやげあげよう」もちろんルゼルは大賛成だ。本当は殿下や王妃様にもお土産を持っていきたい。でも王族にはむやみに物を渡してはいけないのだと教えられた。残念だけど約束は守る。その分、海のお話をすることにした。
海に行ったら二人は大忙しだ。もう今日しかないのだ。やることがいっぱいだ。
カニと遊ぶ、波から逃げる、貝を探す、カニと遊ぶ、波から逃げる、貝を探す、時々(ドキドキしながら)浅瀬に入る、砂で山を作る、カニと遊ぶ…。
ユリアンとリゼルも海遊び最終日ということで二人で砂の大作を作っている。なんだか砂をどんどん固めている。大きくなっている。ユリアンたちが「そっち少し傾いてない?」とか、「高さはこのくらいかな」「良いね」など話しながら作っていて面白そう。これは是非参加しなくては。
「兄上、おてつだいします」
「あにゅーれ、おてちゅだいしゅる」
二人はバケツで海水を運んだり、砂を運んだり、カニと遊んだり、海水を運んだり、カニと遊んだりした。兄たちと一緒に大きい四角とその周りに小さい四角を作っていく。
「少し手で固めたら、スコップの背でパンパンて叩くともっと固まるからね」
兄たちに言われた通りにやってみる。
「ぱんぱん」
「ぱんぱんぱんぱん」
その後で触ってみると、確かに手で押し固めた時より固くなっていることがわかった。
「兄上たちすごい!おててよりすこっぷつよいね。くふう、すごいね」
「うんうん。きしさまが、えいっえいってしたら、もっともっとかたくなるね」
「ふくだんちょさまなら、おててだけでかたーくなるね」
「ゔぁじゅらしゃまなら、どーんでできるね」
なんだか皆でやると楽しいです。
「わたしたちもくふうしよう」
「あにゅーれのうさぎしゃんみたいにしよ」
リオンとルゼルは、四角の側面に集めてきた貝をはめこんだ。
「きらきら」
「すてきになった」
この工夫にはユリアンとリゼルも褒めてくれた。
「とっても綺麗だね」
「海にピッタリの椅子とテーブルだ」
「いしゅ?てーぶる?」
兄たちは椅子とテーブルを作っていたのだった。
「そう。椅子とテーブルだよ」
「はい、二人とも、どうぞお座りください」
ユリアンとリゼルは砂の椅子に二人を座らせると自分たちも座って従者たちに合図を出した。
従者たちは持ってきたバスケットからプレートやカップを取り出してテーブルに並べた。パラソルも開いてちょうどいい日陰ができる。
「食べ歩きはできないけれど、外で食事も良いかなって」
「きっとリオンとルゼルは好きそうだよねって話していたんだ」
「はわわー!」
「兄上、すてきすてきです!」
きゃー。
リオンとルゼルは『ピクニック』に憧れていた。絵本に出てきたのだ。食事を持って草が沢山ある広い場所で食べるのだ。絵本では木の枝にブランコもついていて、小鳥たちと遊んだり、ボール遊びをしていた。ずっとやってみたいと思っていたけれど邸の庭でしか許可が出なかった。庭はいつもの場所だしブランコもない。それでも楽しかった。だから本物のピクニックはもっと楽しいはずだと憧れていたのだ。
ここには草もブランコもない。だけどこれはピクニックだ!
「ぴくにっく!」
「おそとで、おしょくじ!」
二人は大喜びだ。
ユリアンとリゼルにしてみても、一昨日の焼き鳥食べ歩きは非常に解放感があって楽しかった。少しの罪悪感もあったけれど、それ以上に楽しかった。皆で食べ歩きをするのはずっと先のことだろうけど、あの解放感をリオンとルゼルにも教えたいと思った二人が考えたのが海辺のピクニックだ。「シートだと海風で飛んじゃうよね」「じゃぁ、砂でテーブル作る?砂山みたいな作り方で」「良いね。砂で椅子も作って」「カップが海風に飛ばされないようにテーブルにカップを入れる穴を少し掘ろうよ」「じゃバスケットもテーブルに埋める?」「海風で砂まみれになるかな?」「バスケット開けたらすぐ閉める!」「開けた!閉める!」「それそれ」「あはは」ユリアンたちも計画段階から楽しかった。
今、目の前で弟たちが期待した以上に喜んでいる。楽しい上に嬉しい。ピクニックを許可したアーネストにも協力してくれた料理長にも皆にも感謝だ。
「うみのぴくにっく、たのしいね」
「おふねみながらおしょくじ、すてきね」
二人は食べながら船に向かって「おーい」と手を振った。いつもならマナーが悪いと叱られるけれど、今日は誰にも言われないどころか、兄上たちは笑って見ている。ピクニックは最高だ。
食べ終えた後は一生懸命遊んだ。椅子を山に見立てて向こうとこちらとでトンネルを作った。中で手がつながる度に笑う。兄たちともトンネルを作って手を繋いだ。兄たちも笑っていた。もちろんカニとはいっぱい遊んだ。バケツの中にカニたちを入れるとお互いに乗り上げては転んでいる。それでも喧嘩にならない。
「かに、えらいだね」
「うん。るぜるは、のられたらおもいーってないちゃうし、ころんだらいたいーってないちゃうものね」
「かに、なかないね」
「つよいだね」
「かっこいいね」
カニをバケツから出すと一斉に横歩きを始めた。そのまま歩くものもいれば穴にもぐるものもいる。カニたちには沢山遊んでもらった。
「かに、ありがとね」
リオンとルゼルはカニたちに手を振って別れを告げた。
それを見ていたユリアンがリゼルに言う。
「不思議だったんだけど、ウサギの敬称であれだけもめたのに、なんでカニは『カニさん』とか『カニちゃん』にならずに呼び捨てなのかな?」
「それね。私も不思議なんだよ。後でリディラに聞いてみよう」
そんな不思議なところも弟たちの可愛いところだと思っているから本当のところはわからなくても良いし、と二人はカニに手を降る弟たちを見ながら考えていた。
別邸に戻り、夕食前の着替えをしている時だった。
ルゼルの世話をしているヤンにルゼルが言った。
「やん、ありがとでした。ぴくにっくのおにもつとか、きっときっとおもいでしたね」
お買い物の仕組みを知ったルゼルは、自分のために働く人がいることも知ったので、きっと見えないところでも色々働いていただろうヤンに感謝を伝えた。ヤンは
「ルゼル様、使用人に感謝はいりませんよ。ルゼル様は大貴族クイン侯爵家の方なのですから使用人に礼を言うなど人に聞かれてはいけません」
「うん…でもいいたいの。こっそりでいいから、もうひとりのやんにもいって」
「は?」
ヤンの手が止まった。
「みんなにいってね」
「…はい」
どういう意味だろう。もうひとりのやん、とは従者たちのことと受け止めて良いのだろうか?みんなにと言うからには、やはり従者たちのことと解釈して良いのだろうか?
「こんやはね、さいごのひだから、でざーとがとくべつのあいすっていってたの。たのしみだね」
ルゼルは着替え終わるとそう言って食堂に向かって行った。
夕食の食卓でアーネストに海の別邸生活はどうだったと聞かれたリオンとルゼル。
海は広かったし、大きかった。ざぶーんの音も思い出せるくらいちゃんと聴いた。お買い物のことも知った。自分の知らない場所で働く人たちがいることも知った。その場所その場所に特有の物があることも知った。本物のピクニックは想像以上に楽しいことも知った。
波にのまれてちょっと怖いこともあったけれど、
「ぜんぶのたのしいをたして、ちょっとのこわいをひいたら、たのしいがいっぱいのこりました!」
「マイナスの逆は『プラス』と言うんだ」
とアーネストが教えてくれたので、リオンとルゼルは言い直した。
「ぷらすたのしいでした!」
もちろん食堂にいる全員が笑った。
ルゼルはお土産のお買い物で高い写真立てを諦め、買える方の写真立てにした。高い物に比べて貼ってある特有の布の色が少し少ない。その分寂しく見えた。もっと素敵なお土産にしたい。そこで考えたのが「ちょっと良いやり方」つまり工夫だ。
「まわりにきらきらのかいをはるの」
海辺には割れた貝が沢山ある。いっぱい貝を見て、貝の裏はキラキラしていることを発見した。それを写真立ての枠に貼るのだ。割れている貝がきっと綺麗に光ると思った。工夫だ。
ルゼルの計画を聞いたリオンも閃いた。「きしさまたちにも、かいのおみやげあげよう」もちろんルゼルは大賛成だ。本当は殿下や王妃様にもお土産を持っていきたい。でも王族にはむやみに物を渡してはいけないのだと教えられた。残念だけど約束は守る。その分、海のお話をすることにした。
海に行ったら二人は大忙しだ。もう今日しかないのだ。やることがいっぱいだ。
カニと遊ぶ、波から逃げる、貝を探す、カニと遊ぶ、波から逃げる、貝を探す、時々(ドキドキしながら)浅瀬に入る、砂で山を作る、カニと遊ぶ…。
ユリアンとリゼルも海遊び最終日ということで二人で砂の大作を作っている。なんだか砂をどんどん固めている。大きくなっている。ユリアンたちが「そっち少し傾いてない?」とか、「高さはこのくらいかな」「良いね」など話しながら作っていて面白そう。これは是非参加しなくては。
「兄上、おてつだいします」
「あにゅーれ、おてちゅだいしゅる」
二人はバケツで海水を運んだり、砂を運んだり、カニと遊んだり、海水を運んだり、カニと遊んだりした。兄たちと一緒に大きい四角とその周りに小さい四角を作っていく。
「少し手で固めたら、スコップの背でパンパンて叩くともっと固まるからね」
兄たちに言われた通りにやってみる。
「ぱんぱん」
「ぱんぱんぱんぱん」
その後で触ってみると、確かに手で押し固めた時より固くなっていることがわかった。
「兄上たちすごい!おててよりすこっぷつよいね。くふう、すごいね」
「うんうん。きしさまが、えいっえいってしたら、もっともっとかたくなるね」
「ふくだんちょさまなら、おててだけでかたーくなるね」
「ゔぁじゅらしゃまなら、どーんでできるね」
なんだか皆でやると楽しいです。
「わたしたちもくふうしよう」
「あにゅーれのうさぎしゃんみたいにしよ」
リオンとルゼルは、四角の側面に集めてきた貝をはめこんだ。
「きらきら」
「すてきになった」
この工夫にはユリアンとリゼルも褒めてくれた。
「とっても綺麗だね」
「海にピッタリの椅子とテーブルだ」
「いしゅ?てーぶる?」
兄たちは椅子とテーブルを作っていたのだった。
「そう。椅子とテーブルだよ」
「はい、二人とも、どうぞお座りください」
ユリアンとリゼルは砂の椅子に二人を座らせると自分たちも座って従者たちに合図を出した。
従者たちは持ってきたバスケットからプレートやカップを取り出してテーブルに並べた。パラソルも開いてちょうどいい日陰ができる。
「食べ歩きはできないけれど、外で食事も良いかなって」
「きっとリオンとルゼルは好きそうだよねって話していたんだ」
「はわわー!」
「兄上、すてきすてきです!」
きゃー。
リオンとルゼルは『ピクニック』に憧れていた。絵本に出てきたのだ。食事を持って草が沢山ある広い場所で食べるのだ。絵本では木の枝にブランコもついていて、小鳥たちと遊んだり、ボール遊びをしていた。ずっとやってみたいと思っていたけれど邸の庭でしか許可が出なかった。庭はいつもの場所だしブランコもない。それでも楽しかった。だから本物のピクニックはもっと楽しいはずだと憧れていたのだ。
ここには草もブランコもない。だけどこれはピクニックだ!
「ぴくにっく!」
「おそとで、おしょくじ!」
二人は大喜びだ。
ユリアンとリゼルにしてみても、一昨日の焼き鳥食べ歩きは非常に解放感があって楽しかった。少しの罪悪感もあったけれど、それ以上に楽しかった。皆で食べ歩きをするのはずっと先のことだろうけど、あの解放感をリオンとルゼルにも教えたいと思った二人が考えたのが海辺のピクニックだ。「シートだと海風で飛んじゃうよね」「じゃぁ、砂でテーブル作る?砂山みたいな作り方で」「良いね。砂で椅子も作って」「カップが海風に飛ばされないようにテーブルにカップを入れる穴を少し掘ろうよ」「じゃバスケットもテーブルに埋める?」「海風で砂まみれになるかな?」「バスケット開けたらすぐ閉める!」「開けた!閉める!」「それそれ」「あはは」ユリアンたちも計画段階から楽しかった。
今、目の前で弟たちが期待した以上に喜んでいる。楽しい上に嬉しい。ピクニックを許可したアーネストにも協力してくれた料理長にも皆にも感謝だ。
「うみのぴくにっく、たのしいね」
「おふねみながらおしょくじ、すてきね」
二人は食べながら船に向かって「おーい」と手を振った。いつもならマナーが悪いと叱られるけれど、今日は誰にも言われないどころか、兄上たちは笑って見ている。ピクニックは最高だ。
食べ終えた後は一生懸命遊んだ。椅子を山に見立てて向こうとこちらとでトンネルを作った。中で手がつながる度に笑う。兄たちともトンネルを作って手を繋いだ。兄たちも笑っていた。もちろんカニとはいっぱい遊んだ。バケツの中にカニたちを入れるとお互いに乗り上げては転んでいる。それでも喧嘩にならない。
「かに、えらいだね」
「うん。るぜるは、のられたらおもいーってないちゃうし、ころんだらいたいーってないちゃうものね」
「かに、なかないね」
「つよいだね」
「かっこいいね」
カニをバケツから出すと一斉に横歩きを始めた。そのまま歩くものもいれば穴にもぐるものもいる。カニたちには沢山遊んでもらった。
「かに、ありがとね」
リオンとルゼルはカニたちに手を振って別れを告げた。
それを見ていたユリアンがリゼルに言う。
「不思議だったんだけど、ウサギの敬称であれだけもめたのに、なんでカニは『カニさん』とか『カニちゃん』にならずに呼び捨てなのかな?」
「それね。私も不思議なんだよ。後でリディラに聞いてみよう」
そんな不思議なところも弟たちの可愛いところだと思っているから本当のところはわからなくても良いし、と二人はカニに手を降る弟たちを見ながら考えていた。
別邸に戻り、夕食前の着替えをしている時だった。
ルゼルの世話をしているヤンにルゼルが言った。
「やん、ありがとでした。ぴくにっくのおにもつとか、きっときっとおもいでしたね」
お買い物の仕組みを知ったルゼルは、自分のために働く人がいることも知ったので、きっと見えないところでも色々働いていただろうヤンに感謝を伝えた。ヤンは
「ルゼル様、使用人に感謝はいりませんよ。ルゼル様は大貴族クイン侯爵家の方なのですから使用人に礼を言うなど人に聞かれてはいけません」
「うん…でもいいたいの。こっそりでいいから、もうひとりのやんにもいって」
「は?」
ヤンの手が止まった。
「みんなにいってね」
「…はい」
どういう意味だろう。もうひとりのやん、とは従者たちのことと受け止めて良いのだろうか?みんなにと言うからには、やはり従者たちのことと解釈して良いのだろうか?
「こんやはね、さいごのひだから、でざーとがとくべつのあいすっていってたの。たのしみだね」
ルゼルは着替え終わるとそう言って食堂に向かって行った。
夕食の食卓でアーネストに海の別邸生活はどうだったと聞かれたリオンとルゼル。
海は広かったし、大きかった。ざぶーんの音も思い出せるくらいちゃんと聴いた。お買い物のことも知った。自分の知らない場所で働く人たちがいることも知った。その場所その場所に特有の物があることも知った。本物のピクニックは想像以上に楽しいことも知った。
波にのまれてちょっと怖いこともあったけれど、
「ぜんぶのたのしいをたして、ちょっとのこわいをひいたら、たのしいがいっぱいのこりました!」
「マイナスの逆は『プラス』と言うんだ」
とアーネストが教えてくれたので、リオンとルゼルは言い直した。
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