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第三章
第十三話 海は広くて大きいらしい〜ちょっと大きすぎて怖かったです
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「♪うみはひろいな、おおきいな~」
ルゼルが使用人たちが歌う歌を覚えて、図書室で歌いながら本をめくっていた時だ。
「うみぃ?」
一緒にいたアロンがルゼルに聞いた。
「うみはね、おみずいっぱいいっぱいで、おっきいおっきいのとこよ」
ちょっと待っててねと言ってルゼルが子ども用の魚図鑑を取りに行った。
「ほら、これよ」
見開きで海の中の沢山の魚の絵が描かれている。
「このおみずぜーんぶぜーんぶ、うみよ」
「うみ…」
アロンは父ジゼルによく似た明るい青の瞳をパチパチさせて見ていた。そして窓に小走りで行くと庭を指差して「うみ」と言った。
「あれはおいけ。きんぎょは、うみにいないってアニューレがおはなししてた」
「…うみ?」
アロンは池を指差して言う。
「ちがうですよ。あれはおいけ。んとね、んとね、うみはー、おあじがしょっぱーいなの」
そうは言ったが実際のところはどのくらいしょっぱいものなのか?ルゼルは従者のヤンに聞いた。ヤンは最近ルゼルの従者になった。前任の従者ロビは正式にルゼルの執事として仕える事になった。ヤンは東の国の血が濃いクォーターのマード国人だ。平均的なマード人よりやや濃い肌の色をしており、顔立ちはほぼ東の国の顔立ちだ。話では東の国に行っていたこともあると聞いた。そんなヤンならば知っているだろう。
ヤンはルゼルの質問に穏やかな笑顔で答える。東の血が濃いせいか、穏やかな笑顔がミステリアスだ。
「海の塩分はかなりしょっぱいですよ。リゼル様が口をゆすがれた時のものと同じくらいでしょうか」
リゼルは先日前歯が抜けた。それを聞いたルゼルはすぐに走って見に行った。
行くとリゼルが口から血を流していて驚きのあまり気絶しそうだった。ヤンに支えられ、リゼルがすぐに「全然痛くないから心配しないで」と笑ってくれなければ気絶していた。
その時、塩の入った水で口をゆすいでいたのだ。そうするのがならわしなんだと言っていた。口をゆすぎながらリゼルは「しょっぱいな。食事だったら食べられないよ」と笑っていた。
「…たべられないくらい、うみはしょっぱい…」
気になる。しかもヤンの話では向こう側が見えないくらいずっと水しかないと言う。その水が足元に来たり去ったりする。どうなっているんだろう。
「うみ、いきたい」
それからのルゼルはリオンを巻き込んでの海ブームだった。
「うみ、あおい」
「うみ、しょっぱい」
「うみ、おおきい」
「うみ、いったりきたり」
「うみ、ざぶーんいう」
「うみ、きんぎょいない」
絵本を見ても図鑑を見ても海はとにかく大きいらしい。二人が今まで見た一番大きな水の集まりは王宮の池だ。そこよりうんと大きいらしい。想像がつかない。ザブーンという音も想像がつかない。見てみたい。行ってみたい。
二人の海熱を知ったコーク公爵が海辺近くの別邸に行くことを提案した。
公爵は進行中の計画「平民識字率向上計画」の視察の予定でちょうど別邸に行くことになっていたのだ。
学園の冬休みを利用し、ユリアン、リゼル、リディラ、リオン、ルゼル、公爵夫妻で行くことになった。
リオンとルゼルは馬車での遠出初体験だ。窓から外を眺めて
「おうと、でます!」
「おうと、またね!」
と言い、息で窓が曇ると
「しろくなった!」
「さむーいひのまどとおなじ!」
きゃー。
きゃー。
と大喜びだ。南下していくと息で窓が白くならなくなってくる。外の様子も変わってくる。
「おうち、ぜんぜんないになるね」
「おみせもないだね」
人がいないからお店がないのか、お店がないから人がいないのか。
「くさがいっぱい!」
「あれは草じゃなくて麦というのよ」
同乗のリディラが時々教えてくれる。
色々な発見がある。
ちなみに馬車は、リディラとリオンとルゼルが一緒。リディラの侍女も同乗だ。ロビは御者席、ヤンは馬車の後部に立っている。
ユリアンとリゼルとリリィラがリリィラの侍女と同乗。
公爵は仕事を持ち込み一人乗りだ。
途中で泊まるために立ち寄るのはクイン家の親戚の貴族邸だ。
クイン家は親戚が多いのでどこに行っても親戚がいる。クイン一族は血のつながりを大切にする一族で、人柄も良い。本家当主であるジゼルもやりとりを良くしているのでどこに行っても快適に過ごせた。
クイン分家にしてみても、久しぶりに会う可愛い甥たちとの時間は嬉しいし、久しぶりに会うリリィラも従姉妹だったり姪だったり姉だったりして懐かしい。しかも宰相である公爵が宿泊されるなど大変な名誉だ。
子どもたちもお礼にと、五人で蛙の歌を輪唱し、楽しい道中となった。貴族邸を経つ時はなんだかんだと土産を持たされ、自前の馬車に入り切らず、馬車を一台借りることにまでになった。
別邸が近づくと車窓の眺めがガラリと変わった。なんとなく風の香りも違う。
「これが海の香りかしら」
リディラがつぶやいたので二人はワクワクとドキドキが増した。
「うみ、きっとちかいね」
リオンが言った時だ。馬車が曲がった。その先に、青い景色が広がっていた。
「…うみ?」
「はわわ…わわ…」
二人は感激で言葉が続かなかった。
公爵の別邸は海を見下ろせる高台にあった。子どもたちは着くとすぐさま海を見下ろせるテラスまで走って行った。
「リオンが生まれる前に来たはずだけどよく覚えてないな」
とユリアン。でもユリアンが描いた(描いてしまった)落書きが壁に残っていると言われたのできっと本当に来たのだろう。
リオンとルゼルは海を見下ろして
「ざぶーん」
「ざぶーんのおと、するね」
と話している。
今日はゆっくり休んで、海は明日の昼に行くことになった。
翌日は良く晴れた海水日和だった。王都が冬だなんて信じられないくらいだ。
リオンたちは海を前にして様々な反応だ。
ユリアンとリゼルは知識で知っていたし、リオンたちより想像もできていた。
「とても開放的だな」
「水平線て少し丸いんだな」
一方のリオンとルゼルは
「うみ…おおきいです…」
「うみ…はわ…」
昨日馬車から見た時より海は迫力があった。本当に向こう側が見えない。ずっと水が続いている。水が行ったり来たりしている。
「なみ…」
行ったり来たりする海の水は「波」というとユリアンに教えてもらった。
ルゼルが足元にカニを見つけて言った。
「…ちょき、るぜるよりじょずな、ちょきしてましゅ!」
ルゼルは興奮するとわたし呼びを忘れる。
「ちょきは『かに』よ」
「『かに』ちょき、じょず!」
ルゼルがカニに拍手をしていたら大きな波がきた。ざっぱーん。
一瞬体が浮いた。何が起きたかわからない。水がルゼルを飲み込んだ。上も下もわからない。どうしよう。なす術もなくもがいていたら、ヤンがルゼルを抱き上げて波から立ち上がった。
「るぜ!」
リオンは心配そうに叫んでいるが、ユリアンたちは笑っていた。それほど危険な状況ではなかったのだろう。
「大丈夫?ルゼル?波がまぁるくルゼルを包んでビックリしたわね」
リディラも穏やかに話している。ルゼルは本当に心配ない状況だったのだなと理解すると同時に緊張がほどけた。
「…こわかった…」
ポツリと声が出ると、怖さが急にやってきた。
「こわかったよーぅ」ふええん。
「大丈夫ですよ。ヤンがちゃんと見てますからね」
そう言ってヤンが砂浜にルゼルを降ろそうしたが、ルゼルがしっかり首に巻き付いて離れず泣いている。
「大丈夫だよ、ルゼル。このあたりは海が浅いから心配いらないよ」
リゼルもリディラもルゼルをなでて落ち着かせようとしている。
一方ユリアンは、泣いたルゼルにつられ泣きをしているリオンをなだめていた。
「うわぁん、るぜがいないになるぅ。るぜー。るぜー」
「リオン、大丈夫だよ、ルゼルはヤンが絶対守ってくれるから、ね」
最後は二人が駆け寄って手を繋いで泣いていた。
「りおんー」
「るぜー」
「りおんー、うみ、しょっぱいだったよー」
二人は怖い思いをしたのだろうけれど、なんだか可愛らしくて皆笑った。
その後は、ルゼルもヤンの抱っこで海に慣らされ、少ししたら皆と浅瀬で水遊びを楽しめるようになった。
海は不思議だ。水際に立っていると波の動きで自分は動いていないのに動いているような錯覚が起きる。
波の大きさも毎回違う。
遠くに船が見えた。早速リオンが質問した。
「なんでおふねはしずまないの?おふね、てつでおもいーなのに」
これにはヤーべが答えた。
「海の水は普通の水より物を浮かべる力があります」塩がそれを手伝っているらしい。それから鉄の量と水の量のバランスも関係しているらしい。それと推進力という科学の力も手伝っているらしい。
「おもいーのてつがおみずにうくなら、いつかてつがおそらをとぶこともあるですね」
リオンがキラキラした紫でユリアンを見た。ユリアンにはどうしたらそれができるかわからなかったが、リオンが言うならきっとできるだろうなと思えたので
「うん。空を飛ぶ船がいつかきっとできるよ」
と答えた。
ルゼルが使用人たちが歌う歌を覚えて、図書室で歌いながら本をめくっていた時だ。
「うみぃ?」
一緒にいたアロンがルゼルに聞いた。
「うみはね、おみずいっぱいいっぱいで、おっきいおっきいのとこよ」
ちょっと待っててねと言ってルゼルが子ども用の魚図鑑を取りに行った。
「ほら、これよ」
見開きで海の中の沢山の魚の絵が描かれている。
「このおみずぜーんぶぜーんぶ、うみよ」
「うみ…」
アロンは父ジゼルによく似た明るい青の瞳をパチパチさせて見ていた。そして窓に小走りで行くと庭を指差して「うみ」と言った。
「あれはおいけ。きんぎょは、うみにいないってアニューレがおはなししてた」
「…うみ?」
アロンは池を指差して言う。
「ちがうですよ。あれはおいけ。んとね、んとね、うみはー、おあじがしょっぱーいなの」
そうは言ったが実際のところはどのくらいしょっぱいものなのか?ルゼルは従者のヤンに聞いた。ヤンは最近ルゼルの従者になった。前任の従者ロビは正式にルゼルの執事として仕える事になった。ヤンは東の国の血が濃いクォーターのマード国人だ。平均的なマード人よりやや濃い肌の色をしており、顔立ちはほぼ東の国の顔立ちだ。話では東の国に行っていたこともあると聞いた。そんなヤンならば知っているだろう。
ヤンはルゼルの質問に穏やかな笑顔で答える。東の血が濃いせいか、穏やかな笑顔がミステリアスだ。
「海の塩分はかなりしょっぱいですよ。リゼル様が口をゆすがれた時のものと同じくらいでしょうか」
リゼルは先日前歯が抜けた。それを聞いたルゼルはすぐに走って見に行った。
行くとリゼルが口から血を流していて驚きのあまり気絶しそうだった。ヤンに支えられ、リゼルがすぐに「全然痛くないから心配しないで」と笑ってくれなければ気絶していた。
その時、塩の入った水で口をゆすいでいたのだ。そうするのがならわしなんだと言っていた。口をゆすぎながらリゼルは「しょっぱいな。食事だったら食べられないよ」と笑っていた。
「…たべられないくらい、うみはしょっぱい…」
気になる。しかもヤンの話では向こう側が見えないくらいずっと水しかないと言う。その水が足元に来たり去ったりする。どうなっているんだろう。
「うみ、いきたい」
それからのルゼルはリオンを巻き込んでの海ブームだった。
「うみ、あおい」
「うみ、しょっぱい」
「うみ、おおきい」
「うみ、いったりきたり」
「うみ、ざぶーんいう」
「うみ、きんぎょいない」
絵本を見ても図鑑を見ても海はとにかく大きいらしい。二人が今まで見た一番大きな水の集まりは王宮の池だ。そこよりうんと大きいらしい。想像がつかない。ザブーンという音も想像がつかない。見てみたい。行ってみたい。
二人の海熱を知ったコーク公爵が海辺近くの別邸に行くことを提案した。
公爵は進行中の計画「平民識字率向上計画」の視察の予定でちょうど別邸に行くことになっていたのだ。
学園の冬休みを利用し、ユリアン、リゼル、リディラ、リオン、ルゼル、公爵夫妻で行くことになった。
リオンとルゼルは馬車での遠出初体験だ。窓から外を眺めて
「おうと、でます!」
「おうと、またね!」
と言い、息で窓が曇ると
「しろくなった!」
「さむーいひのまどとおなじ!」
きゃー。
きゃー。
と大喜びだ。南下していくと息で窓が白くならなくなってくる。外の様子も変わってくる。
「おうち、ぜんぜんないになるね」
「おみせもないだね」
人がいないからお店がないのか、お店がないから人がいないのか。
「くさがいっぱい!」
「あれは草じゃなくて麦というのよ」
同乗のリディラが時々教えてくれる。
色々な発見がある。
ちなみに馬車は、リディラとリオンとルゼルが一緒。リディラの侍女も同乗だ。ロビは御者席、ヤンは馬車の後部に立っている。
ユリアンとリゼルとリリィラがリリィラの侍女と同乗。
公爵は仕事を持ち込み一人乗りだ。
途中で泊まるために立ち寄るのはクイン家の親戚の貴族邸だ。
クイン家は親戚が多いのでどこに行っても親戚がいる。クイン一族は血のつながりを大切にする一族で、人柄も良い。本家当主であるジゼルもやりとりを良くしているのでどこに行っても快適に過ごせた。
クイン分家にしてみても、久しぶりに会う可愛い甥たちとの時間は嬉しいし、久しぶりに会うリリィラも従姉妹だったり姪だったり姉だったりして懐かしい。しかも宰相である公爵が宿泊されるなど大変な名誉だ。
子どもたちもお礼にと、五人で蛙の歌を輪唱し、楽しい道中となった。貴族邸を経つ時はなんだかんだと土産を持たされ、自前の馬車に入り切らず、馬車を一台借りることにまでになった。
別邸が近づくと車窓の眺めがガラリと変わった。なんとなく風の香りも違う。
「これが海の香りかしら」
リディラがつぶやいたので二人はワクワクとドキドキが増した。
「うみ、きっとちかいね」
リオンが言った時だ。馬車が曲がった。その先に、青い景色が広がっていた。
「…うみ?」
「はわわ…わわ…」
二人は感激で言葉が続かなかった。
公爵の別邸は海を見下ろせる高台にあった。子どもたちは着くとすぐさま海を見下ろせるテラスまで走って行った。
「リオンが生まれる前に来たはずだけどよく覚えてないな」
とユリアン。でもユリアンが描いた(描いてしまった)落書きが壁に残っていると言われたのできっと本当に来たのだろう。
リオンとルゼルは海を見下ろして
「ざぶーん」
「ざぶーんのおと、するね」
と話している。
今日はゆっくり休んで、海は明日の昼に行くことになった。
翌日は良く晴れた海水日和だった。王都が冬だなんて信じられないくらいだ。
リオンたちは海を前にして様々な反応だ。
ユリアンとリゼルは知識で知っていたし、リオンたちより想像もできていた。
「とても開放的だな」
「水平線て少し丸いんだな」
一方のリオンとルゼルは
「うみ…おおきいです…」
「うみ…はわ…」
昨日馬車から見た時より海は迫力があった。本当に向こう側が見えない。ずっと水が続いている。水が行ったり来たりしている。
「なみ…」
行ったり来たりする海の水は「波」というとユリアンに教えてもらった。
ルゼルが足元にカニを見つけて言った。
「…ちょき、るぜるよりじょずな、ちょきしてましゅ!」
ルゼルは興奮するとわたし呼びを忘れる。
「ちょきは『かに』よ」
「『かに』ちょき、じょず!」
ルゼルがカニに拍手をしていたら大きな波がきた。ざっぱーん。
一瞬体が浮いた。何が起きたかわからない。水がルゼルを飲み込んだ。上も下もわからない。どうしよう。なす術もなくもがいていたら、ヤンがルゼルを抱き上げて波から立ち上がった。
「るぜ!」
リオンは心配そうに叫んでいるが、ユリアンたちは笑っていた。それほど危険な状況ではなかったのだろう。
「大丈夫?ルゼル?波がまぁるくルゼルを包んでビックリしたわね」
リディラも穏やかに話している。ルゼルは本当に心配ない状況だったのだなと理解すると同時に緊張がほどけた。
「…こわかった…」
ポツリと声が出ると、怖さが急にやってきた。
「こわかったよーぅ」ふええん。
「大丈夫ですよ。ヤンがちゃんと見てますからね」
そう言ってヤンが砂浜にルゼルを降ろそうしたが、ルゼルがしっかり首に巻き付いて離れず泣いている。
「大丈夫だよ、ルゼル。このあたりは海が浅いから心配いらないよ」
リゼルもリディラもルゼルをなでて落ち着かせようとしている。
一方ユリアンは、泣いたルゼルにつられ泣きをしているリオンをなだめていた。
「うわぁん、るぜがいないになるぅ。るぜー。るぜー」
「リオン、大丈夫だよ、ルゼルはヤンが絶対守ってくれるから、ね」
最後は二人が駆け寄って手を繋いで泣いていた。
「りおんー」
「るぜー」
「りおんー、うみ、しょっぱいだったよー」
二人は怖い思いをしたのだろうけれど、なんだか可愛らしくて皆笑った。
その後は、ルゼルもヤンの抱っこで海に慣らされ、少ししたら皆と浅瀬で水遊びを楽しめるようになった。
海は不思議だ。水際に立っていると波の動きで自分は動いていないのに動いているような錯覚が起きる。
波の大きさも毎回違う。
遠くに船が見えた。早速リオンが質問した。
「なんでおふねはしずまないの?おふね、てつでおもいーなのに」
これにはヤーべが答えた。
「海の水は普通の水より物を浮かべる力があります」塩がそれを手伝っているらしい。それから鉄の量と水の量のバランスも関係しているらしい。それと推進力という科学の力も手伝っているらしい。
「おもいーのてつがおみずにうくなら、いつかてつがおそらをとぶこともあるですね」
リオンがキラキラした紫でユリアンを見た。ユリアンにはどうしたらそれができるかわからなかったが、リオンが言うならきっとできるだろうなと思えたので
「うん。空を飛ぶ船がいつかきっとできるよ」
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