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第三章
第十一話 リディラの誕生会と作戦会議〜からの、俳優アロン登場
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今日はクイン侯爵家で身内だけのリディラの誕生会だ。
リディラの誕生日はもう過ぎていて、子どもを集めた誕生会はすでに開催済みだ。今日はコーク家とクイン家だけのリディラ誕生会…という表向きで、公爵アーネストと侯爵ジゼルがリオンとルゼル対策を立てる秘密裏の作戦会議だ。
とはいえ、アーネストもジゼルもリディラを祝う気持ちは当然あり、アーネストからはエメラルドのアクセサリー一式と緑の皮表紙のアルバムを5冊贈られ、ジゼルは庭にリディラ専用のアトリエ棟を造り、それを贈った。
白く、大きなガラス窓のあるアトリエは明るく、小ぶりながらセンスが良いものだ。それを見たリディラは大喜びしたが、
「私はお嫁に行く身なのに、お庭にこんなに大きく造ってしまって良かったのですか?」
と言い、ジゼルとリゼルがその日を想像して心で泣いた。
一通りの祝い事と食事を終えて、子どもたちは遊び部屋へ、リリィラとシャロンとリディラは庭の散策に、アーネストとジゼルはサロンで寛ぎタイム…となった。
サロンには給仕としてジゼルの執事モーリーとアーネストの執事バトラーが残った。話題のテーマはいかにしてリオンとルゼルを護るかだ。
ジゼルも『コーク家の真の才の持ち主』の話は知っている。かつてそのうちの一人が他国に攫われた歴史も知っている。そしておそらくリオンが真の才の持ち主だとも思っている。更にはルゼルも何かそれに近い存在だとも…。
「今までは特異嗜好者からだけ守れば良かったのだがな…」
どちらともなく重い声が出る。
とりあえずアーネストが立てた対策は、学園に入る前の幼児を集めた「幼稚園」を作ることだ。
昨今の平民の間で小さな流行りとなっている「文字を学ぶ」をうまく利用しようと思い立った。
国民の識字率を上げることは様々に国民の生活力を上げることになると考えていたので良い機会でもあった。
『国全体に学びの機会を作る。その一環として、試験的に幼児の学習機関を作る。リオンとルゼルはそれに先立って、教えられる側のモデルケースとしてしばらく教育されていた』ということにするのだ。そういうことにしてしまえば歌えたり、計算できるのもその成果と言うことができる。
二人は『本物』なので、これは時間稼ぎにしかならないが、今は次の手を打つ時間が欲しいのだ。
マード王には事情と国の利害を説明し、話を通し、許可も得ている。もちろん王妃には言わないことも念を押した。王妃マディはアーネストの溺愛する妹だ。心配はさせたくないし、事情を知るものは最小限にしたい。クイン侯爵家は当事者であるが、建前として幼児教育の教諭を派遣する家門という立ち位置でプロジェクトに参加することになった。クイン家は各方面の研究に力を入れている上諸機関に顔もきく。王名ということにした。後は形にしてふれ回るだけだ。
幼稚園はマード国立初等学園の敷地内か中等学園の敷地内に造ることになった。警護の面から新しい場所に造ることが難しいからだ。
教育内容として、音楽、簡単な読み書き、理科、図画工作、運動が盛り込まれることとなり、教育者はクイン家の家臣や騎士団から選ぶことになった。
問題は他の幼児の選出だ。
来年度、試験的に始めるので人数は一部屋10人程度。4歳と5歳の年齢、かつ、まずは上位貴族の子どもで政治的に偏っていない家門。なかなか選出が難しい。
「…気分転換に癒されに行きたい」
考えることに疲れてきたアーネストが言った。
「どっちに?」
わかってるというようにジゼルが聞いた。どちらにと言うのは、アーネストの言う癒しが、家族のことで、今妻は庭、子どもたちは遊び部屋にいるのでどちらに行きたいか…という問いかけだ。
「両方」
即座にアーネストが答える。ジゼルが笑って何か言いかけるとノックの音とリゼルとルゼルの声がした。モーリーに開けるよう促すと、期待で微笑むリゼルとルゼルがいた。ルゼルは手に何か紙を持っている。
「父上、叔父上、今からリディラのために劇を披露します」とリゼル。
「きてくだしゃい」ぺこり。ルゼル。
頭を上げると、ルゼルは手にした紙をアーネストとジゼルに渡した。
「げきのおしらせのかみでしゅ」
いわゆるチラシだ。
『きしだんと、りんごのき』と書いてある。リオンの字らしい。字が大きいので余白が少ないが、その少ない場所に渦巻き、渦巻きから長い棒や短い棒が出ている。
「これね、きしさまなの。これはけん、これはおてて、これはあし」
ルゼルが棒の説明をする。長いのは剣、短いのは手足だった。もちろん渦巻きは騎士たちだ。
「わたしたちね、まださんかくかけないでしゅ。だから『みっけの、だいぼうけん』のおしらせ、かけないだったのでしゅ」
チラシ先行の演目かと父たちが微笑んだ。
「お知らせは沢山作れなかったのだけど、モーリーとバトラーも観に来て。父上、良いですよね?」
とリゼル。
他にチラシはリディラと母たち、絵を教えているリディラ付き画家のロン、リディラの侍女などに渡し、何人かは口頭で声をかけているとのことだった。
「もちろん喜んで観させてもらうよ」
と父たちは言い、遊び部屋に赴いた。
会場は遊び部屋だ。遊び部屋の半分が舞台となり、残り半分は観客席だ。母二人とリディラが真ん中の椅子、両脇に父たちが椅子に座り、残りは立ち見だ。
リゼルが前に立ち挨拶をする。
「皆様ようこそいらっしゃいました。『きしだんと、りんごのき』始まります」
劇は絵本の内容に沿って進んだ。ユリアンとリオンとルゼルが騎士で、リゼルはナレーションのほか旅の途中で世話になる宿屋の亭主や預言者や川で溺れている人や馬の役まで何役もこなした。
観客は騎士たちがレモンを食べて「酸っぱい!」と顔をしかめた時に笑い、リオンとルゼルが木馬のオモチャに乗って敵と戦うと拍手した。
焼き鳥味のりんごを食べた時は絵本にないセリフを足した。皆知らない料理だろうとの配慮だ。
「これはやきとりというとりにくのおりょうりのあじです。やきとりはくしにささったとりにくのおりょうりで、なんと!あるきながらたべるもできるのです!」とリオンが言うと、
「ええー!」
「あるきながら、たべるでしゅかー!」
ユリアンとルゼルが大袈裟に驚く。実際ユリアンとリゼルに焼き鳥が食べ歩きできる料理と説明した時、二人とものけぞって驚いていた。
一番会場を沸かせたのはサプライズゲストのアロンの登場だ。
物語には星がりんごの場所を教える場面がある。その星役にアロンが抜擢された。1歳5ヶ月のアロンが帽子に星の切り抜きを貼り、背中に星のクッションを括られて舞台の端に出された。可愛い。何をするべきかわからずに出されたアロンは母シャロンを見つけると母の方に歩き出した。それを見て反対の舞台端にルゼルが出てきて、両手を広げて
「あろんー。こちー」
と呼んだ。
「るーぅ」呼ばれたアロンがルゼルに向き直り、そのままルゼルのところに行くとルゼルに抱きついた。ルゼルもアロンもニコニコだ。会場もふんわり幸せな笑いで包まれた。
リゼルが間髪入れずナレーションをはさむ。
「流れ星だ!お告げの星の場所に急ぐんだ」すかさずリディラが画家ロンを見る。画家ロンの瞳が「はい。ルゼル様とアロン様、後ほど描き残します」と答えた。
劇が終わると皆出てきて一列になった。アロンだけはすぐに母の膝に走った。
ユリアンとリゼルが
「リディラ、おめでとう。これで『きしだんと、りんごのき』を終わります」
と言ってリオンとルゼルも頭を下げると、会場は拍手喝采だった。
「思いがけない良い癒しが供給されたな」
部屋を出て笑いながらジゼルが言うとアーネストが上気した顔で
「ああ、素晴らしく癒された。しかも、良い案も浮かんだ」
「幼稚園の対象選出の?」
「いや、別件の」
沢山の案件を抱えているらしい。宰相は大変だなとジゼルが言った。
父たちの悩みをよそに、子どもたちは劇の大成功を喜びあった。
リディラが感激してお礼を言いに来たことも更に皆を沸かせた。
「やったーなきもちになると、うれしだね」
「うん。うれしなるね」
達成感がリオンとルゼルをまた少し成長させた日だった。
リディラの誕生日はもう過ぎていて、子どもを集めた誕生会はすでに開催済みだ。今日はコーク家とクイン家だけのリディラ誕生会…という表向きで、公爵アーネストと侯爵ジゼルがリオンとルゼル対策を立てる秘密裏の作戦会議だ。
とはいえ、アーネストもジゼルもリディラを祝う気持ちは当然あり、アーネストからはエメラルドのアクセサリー一式と緑の皮表紙のアルバムを5冊贈られ、ジゼルは庭にリディラ専用のアトリエ棟を造り、それを贈った。
白く、大きなガラス窓のあるアトリエは明るく、小ぶりながらセンスが良いものだ。それを見たリディラは大喜びしたが、
「私はお嫁に行く身なのに、お庭にこんなに大きく造ってしまって良かったのですか?」
と言い、ジゼルとリゼルがその日を想像して心で泣いた。
一通りの祝い事と食事を終えて、子どもたちは遊び部屋へ、リリィラとシャロンとリディラは庭の散策に、アーネストとジゼルはサロンで寛ぎタイム…となった。
サロンには給仕としてジゼルの執事モーリーとアーネストの執事バトラーが残った。話題のテーマはいかにしてリオンとルゼルを護るかだ。
ジゼルも『コーク家の真の才の持ち主』の話は知っている。かつてそのうちの一人が他国に攫われた歴史も知っている。そしておそらくリオンが真の才の持ち主だとも思っている。更にはルゼルも何かそれに近い存在だとも…。
「今までは特異嗜好者からだけ守れば良かったのだがな…」
どちらともなく重い声が出る。
とりあえずアーネストが立てた対策は、学園に入る前の幼児を集めた「幼稚園」を作ることだ。
昨今の平民の間で小さな流行りとなっている「文字を学ぶ」をうまく利用しようと思い立った。
国民の識字率を上げることは様々に国民の生活力を上げることになると考えていたので良い機会でもあった。
『国全体に学びの機会を作る。その一環として、試験的に幼児の学習機関を作る。リオンとルゼルはそれに先立って、教えられる側のモデルケースとしてしばらく教育されていた』ということにするのだ。そういうことにしてしまえば歌えたり、計算できるのもその成果と言うことができる。
二人は『本物』なので、これは時間稼ぎにしかならないが、今は次の手を打つ時間が欲しいのだ。
マード王には事情と国の利害を説明し、話を通し、許可も得ている。もちろん王妃には言わないことも念を押した。王妃マディはアーネストの溺愛する妹だ。心配はさせたくないし、事情を知るものは最小限にしたい。クイン侯爵家は当事者であるが、建前として幼児教育の教諭を派遣する家門という立ち位置でプロジェクトに参加することになった。クイン家は各方面の研究に力を入れている上諸機関に顔もきく。王名ということにした。後は形にしてふれ回るだけだ。
幼稚園はマード国立初等学園の敷地内か中等学園の敷地内に造ることになった。警護の面から新しい場所に造ることが難しいからだ。
教育内容として、音楽、簡単な読み書き、理科、図画工作、運動が盛り込まれることとなり、教育者はクイン家の家臣や騎士団から選ぶことになった。
問題は他の幼児の選出だ。
来年度、試験的に始めるので人数は一部屋10人程度。4歳と5歳の年齢、かつ、まずは上位貴族の子どもで政治的に偏っていない家門。なかなか選出が難しい。
「…気分転換に癒されに行きたい」
考えることに疲れてきたアーネストが言った。
「どっちに?」
わかってるというようにジゼルが聞いた。どちらにと言うのは、アーネストの言う癒しが、家族のことで、今妻は庭、子どもたちは遊び部屋にいるのでどちらに行きたいか…という問いかけだ。
「両方」
即座にアーネストが答える。ジゼルが笑って何か言いかけるとノックの音とリゼルとルゼルの声がした。モーリーに開けるよう促すと、期待で微笑むリゼルとルゼルがいた。ルゼルは手に何か紙を持っている。
「父上、叔父上、今からリディラのために劇を披露します」とリゼル。
「きてくだしゃい」ぺこり。ルゼル。
頭を上げると、ルゼルは手にした紙をアーネストとジゼルに渡した。
「げきのおしらせのかみでしゅ」
いわゆるチラシだ。
『きしだんと、りんごのき』と書いてある。リオンの字らしい。字が大きいので余白が少ないが、その少ない場所に渦巻き、渦巻きから長い棒や短い棒が出ている。
「これね、きしさまなの。これはけん、これはおてて、これはあし」
ルゼルが棒の説明をする。長いのは剣、短いのは手足だった。もちろん渦巻きは騎士たちだ。
「わたしたちね、まださんかくかけないでしゅ。だから『みっけの、だいぼうけん』のおしらせ、かけないだったのでしゅ」
チラシ先行の演目かと父たちが微笑んだ。
「お知らせは沢山作れなかったのだけど、モーリーとバトラーも観に来て。父上、良いですよね?」
とリゼル。
他にチラシはリディラと母たち、絵を教えているリディラ付き画家のロン、リディラの侍女などに渡し、何人かは口頭で声をかけているとのことだった。
「もちろん喜んで観させてもらうよ」
と父たちは言い、遊び部屋に赴いた。
会場は遊び部屋だ。遊び部屋の半分が舞台となり、残り半分は観客席だ。母二人とリディラが真ん中の椅子、両脇に父たちが椅子に座り、残りは立ち見だ。
リゼルが前に立ち挨拶をする。
「皆様ようこそいらっしゃいました。『きしだんと、りんごのき』始まります」
劇は絵本の内容に沿って進んだ。ユリアンとリオンとルゼルが騎士で、リゼルはナレーションのほか旅の途中で世話になる宿屋の亭主や預言者や川で溺れている人や馬の役まで何役もこなした。
観客は騎士たちがレモンを食べて「酸っぱい!」と顔をしかめた時に笑い、リオンとルゼルが木馬のオモチャに乗って敵と戦うと拍手した。
焼き鳥味のりんごを食べた時は絵本にないセリフを足した。皆知らない料理だろうとの配慮だ。
「これはやきとりというとりにくのおりょうりのあじです。やきとりはくしにささったとりにくのおりょうりで、なんと!あるきながらたべるもできるのです!」とリオンが言うと、
「ええー!」
「あるきながら、たべるでしゅかー!」
ユリアンとルゼルが大袈裟に驚く。実際ユリアンとリゼルに焼き鳥が食べ歩きできる料理と説明した時、二人とものけぞって驚いていた。
一番会場を沸かせたのはサプライズゲストのアロンの登場だ。
物語には星がりんごの場所を教える場面がある。その星役にアロンが抜擢された。1歳5ヶ月のアロンが帽子に星の切り抜きを貼り、背中に星のクッションを括られて舞台の端に出された。可愛い。何をするべきかわからずに出されたアロンは母シャロンを見つけると母の方に歩き出した。それを見て反対の舞台端にルゼルが出てきて、両手を広げて
「あろんー。こちー」
と呼んだ。
「るーぅ」呼ばれたアロンがルゼルに向き直り、そのままルゼルのところに行くとルゼルに抱きついた。ルゼルもアロンもニコニコだ。会場もふんわり幸せな笑いで包まれた。
リゼルが間髪入れずナレーションをはさむ。
「流れ星だ!お告げの星の場所に急ぐんだ」すかさずリディラが画家ロンを見る。画家ロンの瞳が「はい。ルゼル様とアロン様、後ほど描き残します」と答えた。
劇が終わると皆出てきて一列になった。アロンだけはすぐに母の膝に走った。
ユリアンとリゼルが
「リディラ、おめでとう。これで『きしだんと、りんごのき』を終わります」
と言ってリオンとルゼルも頭を下げると、会場は拍手喝采だった。
「思いがけない良い癒しが供給されたな」
部屋を出て笑いながらジゼルが言うとアーネストが上気した顔で
「ああ、素晴らしく癒された。しかも、良い案も浮かんだ」
「幼稚園の対象選出の?」
「いや、別件の」
沢山の案件を抱えているらしい。宰相は大変だなとジゼルが言った。
父たちの悩みをよそに、子どもたちは劇の大成功を喜びあった。
リディラが感激してお礼を言いに来たことも更に皆を沸かせた。
「やったーなきもちになると、うれしだね」
「うん。うれしなるね」
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