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第三章
閑話 王として何を優先か〜個人としては王妃最優先
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私の王妃、マディはコーク公爵家の令嬢だった。マディの兄、現公爵とマディは私の幼馴染にあたる。
…マディは小さい頃から可愛かった!可愛すぎた。可愛すぎてずっと見ていた。
私はイケメンではないが、目鼻立ちが過剰にハッキリしているいわゆる眼力があるタイプなので、あまりに見過ぎて子ども時代マディに「怖い」と泣かれたことも度々だ。
そのあたり、私に似てしまったヴァジュラには人を見る時気をつけるよう言っていかなければと思っている。
そんなマディも今では
「陛下の眼力があるからこそ、遠くまで陛下のお言葉が心に届くのですわ」と。
ああ、マディ、天使。女神。陛下じゃなくて名前で呼んで欲しい。私の地位が邪魔をする。
そんな女神マディがある日言った。
「瞬間を撮れる写真機が欲しい」と。
動機は可愛い子どもたちの瞬間を残したいということらしかったが、「それがあれば地方の様子もありありとわかりましょうに…」とも言った。
女神な上に天才?長時間かけて撮るしかない写真を瞬間で撮るなんて考えたこともなかった。
優秀な家臣たちのおかげでこの数年国の年間予算に余剰が出るようになってきた。それを技術者支援に回した。地方の復興の様子を写真で見たかったし、…マディのさりげない日常も残しておきたかったし…。瞬間写真機は非常に良かった。技術者支援は次年度から正式に国家予算に組み込むことになった。
しかし、驚いたのはその発想が元々リディラのものだということだ。
クイン侯爵家のリディラは不思議な子だ。茶色い髪に緑の瞳で将来美女になることが容易にわかる令嬢だが、そんな自分に興味なく、ただ好きなものに邁進していく個性的な子だ。
息子マグヌスには、その立場上個人を見るより地位を見て近づく者が多い。その状況にマグヌスは口には出さないが少々辟易している様子だ。そのマグヌスが「リディラが自分の妹なら良かったと思うことがあります。気楽に話せるし、頼りになるんです」と言った。
それ、私が子供の頃マディについて語った台詞。私の場合「マディは可愛いから」という枕言葉もつけたが…。
確かにリディラは王太子妃として人柄も家柄も良いかもしれない。
「それとなく打診してみたのですけれど、本人は即答で断ってきましたわ。ふふふ」
断られたのにマディは楽しそうだ。マディは王太子妃候補としてだけでなく人としてのリディラが好きなのだろう。マディが楽しいのなら良い。というかマディが楽しいのは私が良い。うむ。
クイン侯爵家は、今は私の義兄となったコーク公爵家とも親しい。アーネストとジゼルは学生時代から気が合っていたし、アーネストはジゼルの妹のリリィラを妻に迎えて、子ども同士も仲が良いのだから親しくなるのは当然だ。
アーネストもジゼルも王室が認めていた私の学友で、私は特にアーネストと仲が良かった。私はジゼルとも仲が良かったがジゼルは何というか…私との距離を必要以上に詰めようとはしない印象だった。嫌われてはいないが、私の立場が彼を遠ざけている。そんな印象だった。仲は良いのだ。だが、彼は自分の話は積極的にはしない。話したとしても調べたらわかる程度の話だ。いや。調べないがな。
そんなジゼルがアーネストと共に「昔話をしよう」ということで、時間を割くよう言ってきた。何かある。公式の謁見では話せない何かがある。その日は構えて二人を待った。
二人の話はリオンとルゼルのことだった。
家臣らからポツポツと耳にしてはいたが、アーネストとジゼルの表情を見ると、こちらが思う以上の存在らしい。アーネスト達の話しぶりでは主にコーク公爵家の血筋で稀に現れる「真の才の持ち主」というニュアンスだった。
真の才の持ち主は海外では「天才」と訳されるようだが、違う。我が国での真の才の持ち主は、天才の上に位置する概念だ。
真の才の持ち主は天才と同じで、印を持って生まれてくるわけではない。どこに現れるかわからない。天才の存在が気づかれるにはその時の世の中のニーズにもよるだろう。現に亡くなって時代が過ぎてからその才能を見出される天才たちがいる。だが、真の才の持ち主は違う。どの分野どの時代という括りがなく、その存在自体に特別な何かを感じさせ、遺憾なく異能さを開花させると文献にある。
文献にあるというのは実際真の才の持ち主を目にしたことがないからだ。数百年前にコーク家から攫われた真の才の持ち主以降はやはりコーク家に現れたという三百年ほど前の文献に記録されているきりだ。
コーク家は代々秀才一族として有名だし、いわゆる天才も多く輩出している家系だが、それでも三百年前だ。
極めて稀有な存在だが、実在した。しかし、稀有な存在かつ国際問題の火種になる存在でもあるので、真の才の持ち主という存在は今では「実在しない物語上の人物」とすることになっている。数百年前のコーク家の悲劇からそう決められた。国にとっても貴重な人材だ。自慢するより秘匿したい。だから、あの文献も今では歴代の王と歴代コーク公爵家当主しか知らないはずなのだが…。
「ジゼルは何故知っている?」
「…御伽噺として聞いていましたし…我が家にも文献が残っていますので…」
数百年前に真の才の持ち主に関する一般的な書物は空想物語以外のもので出回っていたものは処分されたということだが、変な勘ぐりをさせないために徹底はしなかったと聞いている。できる範囲は徹底し、家門の奥までは手を出さなかったという意味だ。やりすぎると真の才の持ち主に焦点が当たりすぎるし、後世に実在説の信憑性を高める印象になるからだ。国としてあくまで他の案件と同じ扱いと思わせるようなサラリとした形にしたかったのだ。それが後世に生まれるかもしれない真の才の持ち主を守る対策だと信じていた。
クイン侯爵家は歴史のある家門だ。数百年前以前の、真の才の持ち主の存在が書かれた文献もあるのだろう。おそらくクイン侯爵家は歴史の中の様々な箇所で鍵を握っていた家門だ。先の大戦争の後の復興資金もかなり都合してもらった。クイン侯爵家は私の知らない歴史を知る家門なのだろう。それがジゼルが私に距離を置いていた理由だろうという気もするが、この件は深く追求してはならないと王としての本能が言う。
「それにしても、三百年現れなかった存在が、もしかすると二人も?」
アーネストもジゼルも無言だ。
二人の嫡男のユリアンとリゼルが優秀なことは聞き及んでいる。だからマグヌスの側近候補にもしている。私はアーネストたちの優秀さも見てきたからそこは想像に難くない。しかしそれ以上の存在…。
マグヌスが護衛はユリアンたちより多く付けるよう進言してきた。キエル副団長ですら言葉をのんだと報告があった。頂点の存在を見ている者たちも特別に思う存在ならばやはりそういうことなのか。
「だとして。今後どうする」
「まず、幼稚園の立ち上げを提案いたします」
コーク公爵家は秀才一族、ユリアンとリゼルの優秀さは既に周知。リディラの非凡さも、知る者は知っている。その弟たちなら、また優秀でも当たり前と思わせ、かつ特別教育の成果だと思わせるのか。いつかは露呈するかもしれないが、それを先延ばしにすることはできる。しかも、国民の学習機会を国全体に広げたいと思っていたところだ。これはキッカケとしては悪くない。
「わかった。その計画、進めるように」
二人は深く頷いた。ただ一つ私には条件がある。
「だが、これだけは必ずという条件がある。それができなければこの話はのめない」
「陛下、我々にも一つだけお願いしたい条件があります」
「…」
「…」
眼力で私が勝った。先にアーネストが言う。
「…この二人の件は、王妃様には内密にしていただきたい。そして我が家の妻やクイン侯爵夫人にも…」
お。考えていることは同じだった。
「ふ」
おっと、笑いが溢れてしまった。
「こちらの条件もそれよ。マディには絶対真の意味を悟られるな。あれは甥たちがとても可愛い。余計な不安を持たせたくないのだ」
とにかくもうマディを泣かせたくない。子どもの頃、眼力でマディを泣かせた自分を今でも許せないというのに。
「ありがとうございます」
アーネストが兄の顔で言った。相変わらず男前だな。
♢♢♢
アーネストは子どもたちを連れて海の別邸に行ってきた。戻ってきたので近々、地方の識字率向上計画の現状報告と新年会での幼稚園計画の発表の段取り会議だ。
結局、あの日は幼稚園計画の続きを語りながら、いつの間にか本当に思い出話に花が咲いていた。
特に笑ったのは『焼き鳥事件』の思い出だ。学園生の頃、城から抜け出せない私が二人に頼んで焼き鳥を買ってきてもらって、王宮内でこっそり焼き鳥食べ歩き体験をした。あれは当時の我々には大計画で本当に楽しかった。結局見つかって叱られた。香りと笑い声でバレてしまったのだ。炭火で焼いた芳ばしさがあるからな、焼き鳥には。
二人との昔話は良い。やはり時々ああいう時間を作ることも必要だな。それもリオンとルゼルがいたから作れた時間だと思うと、あの二人が真の才の持ち主かどうかはともかく、有難い存在なのは確かだ。
…マディは小さい頃から可愛かった!可愛すぎた。可愛すぎてずっと見ていた。
私はイケメンではないが、目鼻立ちが過剰にハッキリしているいわゆる眼力があるタイプなので、あまりに見過ぎて子ども時代マディに「怖い」と泣かれたことも度々だ。
そのあたり、私に似てしまったヴァジュラには人を見る時気をつけるよう言っていかなければと思っている。
そんなマディも今では
「陛下の眼力があるからこそ、遠くまで陛下のお言葉が心に届くのですわ」と。
ああ、マディ、天使。女神。陛下じゃなくて名前で呼んで欲しい。私の地位が邪魔をする。
そんな女神マディがある日言った。
「瞬間を撮れる写真機が欲しい」と。
動機は可愛い子どもたちの瞬間を残したいということらしかったが、「それがあれば地方の様子もありありとわかりましょうに…」とも言った。
女神な上に天才?長時間かけて撮るしかない写真を瞬間で撮るなんて考えたこともなかった。
優秀な家臣たちのおかげでこの数年国の年間予算に余剰が出るようになってきた。それを技術者支援に回した。地方の復興の様子を写真で見たかったし、…マディのさりげない日常も残しておきたかったし…。瞬間写真機は非常に良かった。技術者支援は次年度から正式に国家予算に組み込むことになった。
しかし、驚いたのはその発想が元々リディラのものだということだ。
クイン侯爵家のリディラは不思議な子だ。茶色い髪に緑の瞳で将来美女になることが容易にわかる令嬢だが、そんな自分に興味なく、ただ好きなものに邁進していく個性的な子だ。
息子マグヌスには、その立場上個人を見るより地位を見て近づく者が多い。その状況にマグヌスは口には出さないが少々辟易している様子だ。そのマグヌスが「リディラが自分の妹なら良かったと思うことがあります。気楽に話せるし、頼りになるんです」と言った。
それ、私が子供の頃マディについて語った台詞。私の場合「マディは可愛いから」という枕言葉もつけたが…。
確かにリディラは王太子妃として人柄も家柄も良いかもしれない。
「それとなく打診してみたのですけれど、本人は即答で断ってきましたわ。ふふふ」
断られたのにマディは楽しそうだ。マディは王太子妃候補としてだけでなく人としてのリディラが好きなのだろう。マディが楽しいのなら良い。というかマディが楽しいのは私が良い。うむ。
クイン侯爵家は、今は私の義兄となったコーク公爵家とも親しい。アーネストとジゼルは学生時代から気が合っていたし、アーネストはジゼルの妹のリリィラを妻に迎えて、子ども同士も仲が良いのだから親しくなるのは当然だ。
アーネストもジゼルも王室が認めていた私の学友で、私は特にアーネストと仲が良かった。私はジゼルとも仲が良かったがジゼルは何というか…私との距離を必要以上に詰めようとはしない印象だった。嫌われてはいないが、私の立場が彼を遠ざけている。そんな印象だった。仲は良いのだ。だが、彼は自分の話は積極的にはしない。話したとしても調べたらわかる程度の話だ。いや。調べないがな。
そんなジゼルがアーネストと共に「昔話をしよう」ということで、時間を割くよう言ってきた。何かある。公式の謁見では話せない何かがある。その日は構えて二人を待った。
二人の話はリオンとルゼルのことだった。
家臣らからポツポツと耳にしてはいたが、アーネストとジゼルの表情を見ると、こちらが思う以上の存在らしい。アーネスト達の話しぶりでは主にコーク公爵家の血筋で稀に現れる「真の才の持ち主」というニュアンスだった。
真の才の持ち主は海外では「天才」と訳されるようだが、違う。我が国での真の才の持ち主は、天才の上に位置する概念だ。
真の才の持ち主は天才と同じで、印を持って生まれてくるわけではない。どこに現れるかわからない。天才の存在が気づかれるにはその時の世の中のニーズにもよるだろう。現に亡くなって時代が過ぎてからその才能を見出される天才たちがいる。だが、真の才の持ち主は違う。どの分野どの時代という括りがなく、その存在自体に特別な何かを感じさせ、遺憾なく異能さを開花させると文献にある。
文献にあるというのは実際真の才の持ち主を目にしたことがないからだ。数百年前にコーク家から攫われた真の才の持ち主以降はやはりコーク家に現れたという三百年ほど前の文献に記録されているきりだ。
コーク家は代々秀才一族として有名だし、いわゆる天才も多く輩出している家系だが、それでも三百年前だ。
極めて稀有な存在だが、実在した。しかし、稀有な存在かつ国際問題の火種になる存在でもあるので、真の才の持ち主という存在は今では「実在しない物語上の人物」とすることになっている。数百年前のコーク家の悲劇からそう決められた。国にとっても貴重な人材だ。自慢するより秘匿したい。だから、あの文献も今では歴代の王と歴代コーク公爵家当主しか知らないはずなのだが…。
「ジゼルは何故知っている?」
「…御伽噺として聞いていましたし…我が家にも文献が残っていますので…」
数百年前に真の才の持ち主に関する一般的な書物は空想物語以外のもので出回っていたものは処分されたということだが、変な勘ぐりをさせないために徹底はしなかったと聞いている。できる範囲は徹底し、家門の奥までは手を出さなかったという意味だ。やりすぎると真の才の持ち主に焦点が当たりすぎるし、後世に実在説の信憑性を高める印象になるからだ。国としてあくまで他の案件と同じ扱いと思わせるようなサラリとした形にしたかったのだ。それが後世に生まれるかもしれない真の才の持ち主を守る対策だと信じていた。
クイン侯爵家は歴史のある家門だ。数百年前以前の、真の才の持ち主の存在が書かれた文献もあるのだろう。おそらくクイン侯爵家は歴史の中の様々な箇所で鍵を握っていた家門だ。先の大戦争の後の復興資金もかなり都合してもらった。クイン侯爵家は私の知らない歴史を知る家門なのだろう。それがジゼルが私に距離を置いていた理由だろうという気もするが、この件は深く追求してはならないと王としての本能が言う。
「それにしても、三百年現れなかった存在が、もしかすると二人も?」
アーネストもジゼルも無言だ。
二人の嫡男のユリアンとリゼルが優秀なことは聞き及んでいる。だからマグヌスの側近候補にもしている。私はアーネストたちの優秀さも見てきたからそこは想像に難くない。しかしそれ以上の存在…。
マグヌスが護衛はユリアンたちより多く付けるよう進言してきた。キエル副団長ですら言葉をのんだと報告があった。頂点の存在を見ている者たちも特別に思う存在ならばやはりそういうことなのか。
「だとして。今後どうする」
「まず、幼稚園の立ち上げを提案いたします」
コーク公爵家は秀才一族、ユリアンとリゼルの優秀さは既に周知。リディラの非凡さも、知る者は知っている。その弟たちなら、また優秀でも当たり前と思わせ、かつ特別教育の成果だと思わせるのか。いつかは露呈するかもしれないが、それを先延ばしにすることはできる。しかも、国民の学習機会を国全体に広げたいと思っていたところだ。これはキッカケとしては悪くない。
「わかった。その計画、進めるように」
二人は深く頷いた。ただ一つ私には条件がある。
「だが、これだけは必ずという条件がある。それができなければこの話はのめない」
「陛下、我々にも一つだけお願いしたい条件があります」
「…」
「…」
眼力で私が勝った。先にアーネストが言う。
「…この二人の件は、王妃様には内密にしていただきたい。そして我が家の妻やクイン侯爵夫人にも…」
お。考えていることは同じだった。
「ふ」
おっと、笑いが溢れてしまった。
「こちらの条件もそれよ。マディには絶対真の意味を悟られるな。あれは甥たちがとても可愛い。余計な不安を持たせたくないのだ」
とにかくもうマディを泣かせたくない。子どもの頃、眼力でマディを泣かせた自分を今でも許せないというのに。
「ありがとうございます」
アーネストが兄の顔で言った。相変わらず男前だな。
♢♢♢
アーネストは子どもたちを連れて海の別邸に行ってきた。戻ってきたので近々、地方の識字率向上計画の現状報告と新年会での幼稚園計画の発表の段取り会議だ。
結局、あの日は幼稚園計画の続きを語りながら、いつの間にか本当に思い出話に花が咲いていた。
特に笑ったのは『焼き鳥事件』の思い出だ。学園生の頃、城から抜け出せない私が二人に頼んで焼き鳥を買ってきてもらって、王宮内でこっそり焼き鳥食べ歩き体験をした。あれは当時の我々には大計画で本当に楽しかった。結局見つかって叱られた。香りと笑い声でバレてしまったのだ。炭火で焼いた芳ばしさがあるからな、焼き鳥には。
二人との昔話は良い。やはり時々ああいう時間を作ることも必要だな。それもリオンとルゼルがいたから作れた時間だと思うと、あの二人が真の才の持ち主かどうかはともかく、有難い存在なのは確かだ。
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