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とこしえの恋路
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「おお、なんかいろりに似合いそうな服もたくさんあるぜ」
「本当ですか?」
「ん? なんだこれ」
押し入れの床に置かれた小冊子を手に取る蛇珀。
「し、じゅう、は、って……?」
意味もわからず中を見た蛇珀は毛が逆立つほど驚いた。
“四十八手”……それは男女が睦み合う際の様々な体位を記したものである。
「い、いろり! 今は来るなそこにいろ!」
「え? でもお洋服が……あれ? それはなんですか?」
「ななななんでもねええ!!」
思わず閉じた小冊子の裏には、『百恋より♡』とご丁寧に語尾にハートマークまでつけた頭に来るほど綺麗な字が並んでいた。
なぜ現代にあえてこの浮世絵くさいものを選んだのか、それはまあ、百恋が五百年前の生まれだと考えれば納得であったが。
「――あんっっのエロ神があ!!」
「蛇珀様!!??」
怒りのままそれを押し入れ内に叩きつけた蛇珀だったが、いろりがいない時にこっそり見てみようとも思っていた。
「本当ですか?」
「ん? なんだこれ」
押し入れの床に置かれた小冊子を手に取る蛇珀。
「し、じゅう、は、って……?」
意味もわからず中を見た蛇珀は毛が逆立つほど驚いた。
“四十八手”……それは男女が睦み合う際の様々な体位を記したものである。
「い、いろり! 今は来るなそこにいろ!」
「え? でもお洋服が……あれ? それはなんですか?」
「ななななんでもねええ!!」
思わず閉じた小冊子の裏には、『百恋より♡』とご丁寧に語尾にハートマークまでつけた頭に来るほど綺麗な字が並んでいた。
なぜ現代にあえてこの浮世絵くさいものを選んだのか、それはまあ、百恋が五百年前の生まれだと考えれば納得であったが。
「――あんっっのエロ神があ!!」
「蛇珀様!!??」
怒りのままそれを押し入れ内に叩きつけた蛇珀だったが、いろりがいない時にこっそり見てみようとも思っていた。
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