102 / 182
ありし日の恋物語
13
しおりを挟む「はぅうううッ! 大好きです我が主、ヴァイス様! ジゼルは、マスターの愛の奴隷です。どうか、この卑しい私めに、何なりとご命令くださぃいいいッ!」
その瞬間、目をハートにした大魔族ジゼルが、俺に土下座してきた。
「はぁ……?」
いままで、散々、俺たちを苦しめてくれた意趣返しの意味も込めて、【傾国】の呪いを返してやった訳だが……
「お前、キャラが変わりすぎじゃないか!?」
「わ、私めの性格がお気に召さないようでしたら、がんばってマスター好みの女の子になります! どんな娘が好みですかぁあああッ!?」
「あっ、いや、考えてみたら、【傾国】で魅了された男たちも、みんなおかしくなっていたか……!?」
でも、まさか、ここまでジゼルの言動がおかしくなるとは思わなかった。
ジゼルは犬のようにハアハア言いながら、俺を見上げていた。
おい、絶世の美少女に、こんな欲情された目を向けられると、いたたまれないんだが。
「ちょ、ちょっと、どういうことなの!?」
「ヴァイスさん、ジゼルになぜトドメを刺しませんの!?」
「兄様、退いてください! その魔女が殺せません!」
セリカとフィアナが警戒した様子で、駆け付けてきた。
エレナは剣を構えて、殺気立っている。
「一言で言うと、【傾国】の呪いを逆手に取って、ジゼルを支配してやった訳だが……」
「はい! このジゼルめは、ヴァイス様の忠実なる下僕です! 何かお気に召さないことがありましたら、どうか鞭で叩いて、ご褒美──いえ、お仕置きしてください!」
ジゼルは恍惚とした顔で、絶叫した。
「「「はぁあああッ!?」」」
3人の少女たちだけでなく、居合わせた者、全員が呆気に取られた。
「ハハハハハッ! なんということだ! 数々の国を滅ぼしてきたという伝説の魔族を! あの【傾国】のジゼルを逆に支配してしまったというのか!?」
国王陛下が、さも愉快といった様子で大笑いした。
深傷を負い、出血多量だったハズだが、さすがは獅子王。なんともタフな人だ。
「こんなことは、歴史上どんな英雄でもなし得なかったことだ! ジゼルを支配したとなれば、戦場の常識が覆る。魔族どもとのパワーバランスが変わるぞ!」
「お父様、それは一体、どういう?」
「わからぬか? 魔族は魔物を支配下に置ける。つまり、ジゼルを使えば、我々も魔物の軍勢を持つことができるということだ!」
「あっ!」
その有用性は、少し考えれば誰でも理解できることだ。
王国軍を強化できるだけでなく、兵たちの命を無駄に散らすことも減らせる。
その発想は、俺にも無かったな。さすがは国王陛下だ。
魔物の軍勢とは、おもしろそうじゃないか。
「ヴァイスよ。そこで提案だが……おぬしが倒したエドワードに代わり、王国最強の騎士の称号である【栄光なる騎士】を受けてはくれぬか? そなたには、ジゼルと共に魔物の軍勢を率いてもらいたい」
「に、兄様が【栄光なる騎士】!」
「在学中に、【栄光なる騎士】の称号を得るなんて……王国始まって以来の大偉業ですわ!」
「す、すごいわヴァイス君!」
国王陛下の提案に、みんなが沸き立った。
俺はあまりに意外な展開に、腰を抜かしそうになる。
「陛下。俺はまだ学生の身です。しかも、【栄光なる席次】ナンバー1にもなっていませんが?」
グロリアス騎士学園は、王国を守る騎士を輩出することを目的としている。
【栄光なる騎士】はその頂点であり、在学中に【栄光なる席次】ナンバー1になるくらいの強者でないと、その称号を得られることは無かった。
「何を申す。今代の【栄光なる騎士】の誰も。お主の父ですら、大魔族を討伐することはできなかったのだぞ! その功績を考えれば当然のことであろう!」
国王陛下は、豪放磊落に笑った。
「余は強き者こそ愛し、評価する! この国には強者が必要なのだ!」
「陛下。僭越ながら僕もヴァイスこそ、父上の後を継いで、【栄光なる騎士】になるにふさわしいと思います」
レオナルドが国王陛下の前に歩み出て片膝をついた。
「わたくしも賛成ですわ。まさか、【栄光なる席次】ナンバー1のわたくしを飛び越えて、【栄光なる騎士】に任命されてしまわれるなんて。さすがは、ヴァイスさんですわね」
フィアナまで賛同の声を上げた。
「どうであるかな、ヴァイスよ。【栄光なる騎士】となって、その大いなる力を、王国のために貸してはもらえぬか?」
「へ、陛下!?」
なんと、国王陛下は俺に頭を下げてきた。
これには、誰も彼もが驚愕し、言葉を無くしている。
なにしろ、俺はつい1週間前まで、学園最下位の落第生だったのだ。
「なにより最近、【栄光なる騎士】の質が下がっておると感じていたところだ。アルバンとエドワードは、くだらぬ諍いを続け、エドワードは魔族に取り込まれる始末。ここで新進気鋭の英雄を抜擢し、喝を入れねばならん」
「……陛下、面目次第もございません」
レオナルドは、深く恥じった様子だった。
国王陛下にここまで言われては、俺も嫌とは言えない。
それに大魔族を支配下に置いて、魔物の軍勢を指揮するなんて、ゲーム本編ではできなかったことだ。
ここからは、ゲームシナリオから完全に外れた未知の領域だ。
ゲーマーとして、ワクワクするのを抑えられなかった。
「陛下、【栄光なる騎士】の称号、謹んでお受けいたします!」
「おおっ! 受けてくれるかヴァイスよ! これほどうれしいことはない! みなの者、王国の英雄【栄光なる騎士】が一柱、【超重量】のヴァイスを讃えよ!」
「【栄光なる騎士】ヴァイス様、万歳!」
「ヴァイス様こそ、真の英雄にして強者です!」
「我々は皆、ヴァイス様に付いていきます!」
なんと、これまで俺を落ちこぼれだとバカにしていた学園の生徒と教師が、拍手喝采で俺を褒め讃えた。
「兄様、万歳! お父様もきっとお喜びになります!」
「ヴァイス君と、3年後に結婚できるなんて夢みたいだわ!」
エレナとセリカも俺を祝福してくれていた。
「この僕に勝ったんだ。それくらい出世してもらわないと、張り合いがないね」
ギルベルトが白い歯を見せながら、やっくてくる。
「……ヴァイス、今は勝ちを譲る。だが、僕もいずれ必ず【栄光なる騎士】となって、再び君に挑戦する。君は僕の永遠のライバルだ」
レオナルドは陰りがありつつも、前向きな顔で告げた。
レオナルドも根は悪い奴ではないと思う。
父上たちのようないがみ合う関係ではなく、お互いを高め合える関係を、コイツとなら築けそうな気がする。
「そうだな。次は、ジゼルに邪魔されることなく、正々堂々と戦おう」
さらにそこにフィアナが割って入ってきた。
「ヴァイスさん、次はわたくしと決闘! と言いたいところですが……正直、ここまで格の違いを見せられると、今は勝てる気がしませんわ。ですが、卒業するまでに、必ずあなたと肩を並べられる領域にまで、己を高めて見せます。わたくしは、あなたとの婚約をあきらめませんわよ!」
「ああっ、わかった。挑戦は大歓迎だ。いつでも来いよ、フィアナ」
「無論ですわ!」
そして、俺を讃える宴が三日三晩続いた。
今日、この日は大魔族ジゼルに勝利した記念日、『ヴァイス祭』となり、毎年、俺の偉業を讃える祭りが開かれることになったのだった。
その瞬間、目をハートにした大魔族ジゼルが、俺に土下座してきた。
「はぁ……?」
いままで、散々、俺たちを苦しめてくれた意趣返しの意味も込めて、【傾国】の呪いを返してやった訳だが……
「お前、キャラが変わりすぎじゃないか!?」
「わ、私めの性格がお気に召さないようでしたら、がんばってマスター好みの女の子になります! どんな娘が好みですかぁあああッ!?」
「あっ、いや、考えてみたら、【傾国】で魅了された男たちも、みんなおかしくなっていたか……!?」
でも、まさか、ここまでジゼルの言動がおかしくなるとは思わなかった。
ジゼルは犬のようにハアハア言いながら、俺を見上げていた。
おい、絶世の美少女に、こんな欲情された目を向けられると、いたたまれないんだが。
「ちょ、ちょっと、どういうことなの!?」
「ヴァイスさん、ジゼルになぜトドメを刺しませんの!?」
「兄様、退いてください! その魔女が殺せません!」
セリカとフィアナが警戒した様子で、駆け付けてきた。
エレナは剣を構えて、殺気立っている。
「一言で言うと、【傾国】の呪いを逆手に取って、ジゼルを支配してやった訳だが……」
「はい! このジゼルめは、ヴァイス様の忠実なる下僕です! 何かお気に召さないことがありましたら、どうか鞭で叩いて、ご褒美──いえ、お仕置きしてください!」
ジゼルは恍惚とした顔で、絶叫した。
「「「はぁあああッ!?」」」
3人の少女たちだけでなく、居合わせた者、全員が呆気に取られた。
「ハハハハハッ! なんということだ! 数々の国を滅ぼしてきたという伝説の魔族を! あの【傾国】のジゼルを逆に支配してしまったというのか!?」
国王陛下が、さも愉快といった様子で大笑いした。
深傷を負い、出血多量だったハズだが、さすがは獅子王。なんともタフな人だ。
「こんなことは、歴史上どんな英雄でもなし得なかったことだ! ジゼルを支配したとなれば、戦場の常識が覆る。魔族どもとのパワーバランスが変わるぞ!」
「お父様、それは一体、どういう?」
「わからぬか? 魔族は魔物を支配下に置ける。つまり、ジゼルを使えば、我々も魔物の軍勢を持つことができるということだ!」
「あっ!」
その有用性は、少し考えれば誰でも理解できることだ。
王国軍を強化できるだけでなく、兵たちの命を無駄に散らすことも減らせる。
その発想は、俺にも無かったな。さすがは国王陛下だ。
魔物の軍勢とは、おもしろそうじゃないか。
「ヴァイスよ。そこで提案だが……おぬしが倒したエドワードに代わり、王国最強の騎士の称号である【栄光なる騎士】を受けてはくれぬか? そなたには、ジゼルと共に魔物の軍勢を率いてもらいたい」
「に、兄様が【栄光なる騎士】!」
「在学中に、【栄光なる騎士】の称号を得るなんて……王国始まって以来の大偉業ですわ!」
「す、すごいわヴァイス君!」
国王陛下の提案に、みんなが沸き立った。
俺はあまりに意外な展開に、腰を抜かしそうになる。
「陛下。俺はまだ学生の身です。しかも、【栄光なる席次】ナンバー1にもなっていませんが?」
グロリアス騎士学園は、王国を守る騎士を輩出することを目的としている。
【栄光なる騎士】はその頂点であり、在学中に【栄光なる席次】ナンバー1になるくらいの強者でないと、その称号を得られることは無かった。
「何を申す。今代の【栄光なる騎士】の誰も。お主の父ですら、大魔族を討伐することはできなかったのだぞ! その功績を考えれば当然のことであろう!」
国王陛下は、豪放磊落に笑った。
「余は強き者こそ愛し、評価する! この国には強者が必要なのだ!」
「陛下。僭越ながら僕もヴァイスこそ、父上の後を継いで、【栄光なる騎士】になるにふさわしいと思います」
レオナルドが国王陛下の前に歩み出て片膝をついた。
「わたくしも賛成ですわ。まさか、【栄光なる席次】ナンバー1のわたくしを飛び越えて、【栄光なる騎士】に任命されてしまわれるなんて。さすがは、ヴァイスさんですわね」
フィアナまで賛同の声を上げた。
「どうであるかな、ヴァイスよ。【栄光なる騎士】となって、その大いなる力を、王国のために貸してはもらえぬか?」
「へ、陛下!?」
なんと、国王陛下は俺に頭を下げてきた。
これには、誰も彼もが驚愕し、言葉を無くしている。
なにしろ、俺はつい1週間前まで、学園最下位の落第生だったのだ。
「なにより最近、【栄光なる騎士】の質が下がっておると感じていたところだ。アルバンとエドワードは、くだらぬ諍いを続け、エドワードは魔族に取り込まれる始末。ここで新進気鋭の英雄を抜擢し、喝を入れねばならん」
「……陛下、面目次第もございません」
レオナルドは、深く恥じった様子だった。
国王陛下にここまで言われては、俺も嫌とは言えない。
それに大魔族を支配下に置いて、魔物の軍勢を指揮するなんて、ゲーム本編ではできなかったことだ。
ここからは、ゲームシナリオから完全に外れた未知の領域だ。
ゲーマーとして、ワクワクするのを抑えられなかった。
「陛下、【栄光なる騎士】の称号、謹んでお受けいたします!」
「おおっ! 受けてくれるかヴァイスよ! これほどうれしいことはない! みなの者、王国の英雄【栄光なる騎士】が一柱、【超重量】のヴァイスを讃えよ!」
「【栄光なる騎士】ヴァイス様、万歳!」
「ヴァイス様こそ、真の英雄にして強者です!」
「我々は皆、ヴァイス様に付いていきます!」
なんと、これまで俺を落ちこぼれだとバカにしていた学園の生徒と教師が、拍手喝采で俺を褒め讃えた。
「兄様、万歳! お父様もきっとお喜びになります!」
「ヴァイス君と、3年後に結婚できるなんて夢みたいだわ!」
エレナとセリカも俺を祝福してくれていた。
「この僕に勝ったんだ。それくらい出世してもらわないと、張り合いがないね」
ギルベルトが白い歯を見せながら、やっくてくる。
「……ヴァイス、今は勝ちを譲る。だが、僕もいずれ必ず【栄光なる騎士】となって、再び君に挑戦する。君は僕の永遠のライバルだ」
レオナルドは陰りがありつつも、前向きな顔で告げた。
レオナルドも根は悪い奴ではないと思う。
父上たちのようないがみ合う関係ではなく、お互いを高め合える関係を、コイツとなら築けそうな気がする。
「そうだな。次は、ジゼルに邪魔されることなく、正々堂々と戦おう」
さらにそこにフィアナが割って入ってきた。
「ヴァイスさん、次はわたくしと決闘! と言いたいところですが……正直、ここまで格の違いを見せられると、今は勝てる気がしませんわ。ですが、卒業するまでに、必ずあなたと肩を並べられる領域にまで、己を高めて見せます。わたくしは、あなたとの婚約をあきらめませんわよ!」
「ああっ、わかった。挑戦は大歓迎だ。いつでも来いよ、フィアナ」
「無論ですわ!」
そして、俺を讃える宴が三日三晩続いた。
今日、この日は大魔族ジゼルに勝利した記念日、『ヴァイス祭』となり、毎年、俺の偉業を讃える祭りが開かれることになったのだった。
0
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
後宮の胡蝶 ~皇帝陛下の秘密の妃~
菱沼あゆ
キャラ文芸
突然の譲位により、若き皇帝となった苑楊は封印されているはずの宮殿で女官らしき娘、洋蘭と出会う。
洋蘭はこの宮殿の牢に住む老人の世話をしているのだと言う。
天女のごとき外見と豊富な知識を持つ洋蘭に心惹かれはじめる苑楊だったが。
洋蘭はまったく思い通りにならないうえに、なにかが怪しい女だった――。
中華後宮ラブコメディ。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
告白作戦っ!
小松広和
キャラ文芸
みなさんは片思いをしたことはありませんか? これは好きな彼に告白できないでいるのを友人が助けようと努力してくれるお話です。いかにも友情物語っぽく聞こえますが、碌な作戦を考えてくれず主人公の百瀬柚衣が振り回されるというコメディーですけど。更に柚衣には一途に思われている幼馴染み琉星がいます。これだけでも話がややこしくなりますよね。でも更に更に柚衣の親友の一人である野々葉がこの琉星のことを思い続けていたのです。ややこしすぎる三角関係。気になる人は読んでみてくださいね^^

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
世界的名探偵 青井七瀬と大福係!~幽霊事件、ありえません!~
ミラ
キャラ文芸
派遣OL3年目の心葉は、ブラックな職場で薄給の中、妹に仕送りをして借金生活に追われていた。そんな時、趣味でやっていた大福販売サイトが大炎上。
「幽霊に呪われた大福事件」に発展してしまう。困惑する心葉のもとに「その幽霊事件、私に解かせてください」と常連の青井から連絡が入る。
世界的名探偵だという青井は事件を華麗に解決してみせ、なんと超絶好待遇の「大福係」への就職を心葉に打診?!青井専属の大福係として、心葉の1ヶ月間の試用期間が始まった!
次々に起こる幽霊事件の中、心葉が秘密にする「霊視の力」×青井の「推理力」で
幽霊事件の真相に隠れた、幽霊の想いを紐解いていく──!
「この世に、幽霊事件なんてありえません」
幽霊事件を絶対に許さない超偏屈探偵・青木と、幽霊が視える大福係の
ゆるバディ×ほっこり幽霊ライトミステリー!

赤い瞳を持つ私は不吉と言われ、姉の代わりに冷酷無情な若当主へ嫁ぐことになりました
桜桃-サクランボ-
恋愛
赤い瞳を持ち生まれた桔梗家次女、桔梗美月。
母と姉に虐げられていた美月は、ひょんなことから冷酷無情と呼ばれ、恐怖の的となっている鬼神家の若当主、鬼神雅に嫁ぐこととなった。
無礼を働けば切り捨てられる。
そう思い、緊張の面持ちで鬼神家へ行く美月。
だが、待ち受けていたのは、思ってもいない溺愛される日々。
口数が少ない雅との、溺愛ストーリー!!
※カクヨム&エブリスタで公開中
※ ※がタイトルにある話は挿絵あり
※挿絵は、清見こうじさん
軍艦少女は死に至る夢を見る【船魄紹介まとめ】
takahiro
キャラ文芸
同名の小説「軍艦少女は死に至る夢を見る~戦時下の大日本帝国から始まる艦船擬人化物語~」(https://www.alphapolis.co.jp/novel/176458335/571869563)のキャラ紹介だけを纏めたものです。
小説全体に散らばっていて見返しづらくなっていたので、別に独立させることにしました。内容は全く同じです。本編の内容自体に触れることは少ないので大してネタバレにはなりませんが、誰が登場するかを楽しみにしておきたい方はブラウザバックしてください。
なお挿絵は全てAI加筆なので雰囲気程度です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる