金色の庭を越えて。

碧野葉菜

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第六章、金色の庭を越えて。

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 記憶と人格が繋がり、意識の明るくなった清志郎は、逮捕後に自分が知るすべてを話した。

 皐月の遺体は自宅の地下倉庫から白骨化して見つかった上、鏡志郎は医療ミス隠蔽などが発覚し、逮捕。
 また、元締めだった幸蔵の犯罪が露見したことで、売春クラブは解体。少女を買春していた男たちも芋づる式に逮捕され、世間を騒がせた。

 そして清志郎は、大人たちの罪が明るみになるのを見届けた後、少年院で看守の目を盗み、首を吊って自殺した。
 彼の足元に残された手紙には、美しく丁寧な文字で、こう書かれていた。
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