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第六章、金色の庭を越えて。
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その後、あゆらは志鬼と相談し、杏奈と鈴子にすべてを話した。
杏奈は幸蔵の冷徹を裏づけるため、自身が暴力を振るわれている様を隠し撮りし、鈴子は美鈴が自殺ではないと訴える署名や運動をネットにも広げた。
あゆらは志鬼とともに、美鈴の友人で、清志郎の被害者であった和美に会い、清志郎を告発する段取りを決めた。
ボイスレコーダーに録音した清志郎や幸蔵の話、そしてここまでに至った経緯を述べたあゆらや和美、杏奈の声を一斉にSNSで拡散。
それと同時に大手の週刊誌に情報を流し、警察へと足を運ぶ。
常にスキャンダルを求めている週刊誌は飛びつき、岸本家や帝家に反対派の警察組織は叩き潰すよい機会だと喜んで食いつくだろう。
来るべきその時は、皮肉にも清志郎のバイオリンのコンテスト当日だった。
杏奈は幸蔵の冷徹を裏づけるため、自身が暴力を振るわれている様を隠し撮りし、鈴子は美鈴が自殺ではないと訴える署名や運動をネットにも広げた。
あゆらは志鬼とともに、美鈴の友人で、清志郎の被害者であった和美に会い、清志郎を告発する段取りを決めた。
ボイスレコーダーに録音した清志郎や幸蔵の話、そしてここまでに至った経緯を述べたあゆらや和美、杏奈の声を一斉にSNSで拡散。
それと同時に大手の週刊誌に情報を流し、警察へと足を運ぶ。
常にスキャンダルを求めている週刊誌は飛びつき、岸本家や帝家に反対派の警察組織は叩き潰すよい機会だと喜んで食いつくだろう。
来るべきその時は、皮肉にも清志郎のバイオリンのコンテスト当日だった。
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