金色の庭を越えて。

碧野葉菜

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第一章、発端

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 恐ろしくなったあゆらは、咄嗟に勢いよくドアを閉めてしまった。

 ――あ、あ、ど、どうしよう、私、ドアを、思いきり閉め……お、音、音が……!

 あゆらはひどく動揺し、ドアを閉めた手に汗を滲ませ、全身を小刻みに震えさせた。

 たった今行われていた光景が脳内をぐるぐる回り、ようやく自分が置かれた状況を理解すると、逃げるようにその場から走り去った。
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