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エピローグ

おしまいおしまい。

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 そこはあの世と言う者もいれば、時間軸を超越した神域、または常夜と呼ぶ者もいました。

 元は猫だった者と、人間だった者が夫婦めおととなり営む料理店。

 迷い切符片手に救いを乞えば、新たな扉が開く、不思議な世界。

 あなたの望む、食事ともてなし。
 人には真似できない、珍妙な力の数々。

 なぁに、お代はいただきません。
 変わり者の店主が、それじゃ腹は膨れないと申すので。

 たまには俗世を離れて、寄り道してみては?
 ああ、記憶のお持ち帰りはお忘れなきよう。
 さあ、こちらへ。
 さあ、どうぞ。
 怖いのは最初だけ。
 ようこそ…………いらっしゃいませ――。




 ――了――
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