新星・機械惑星 〜僕はこの惑星でメカ娘達に襲われそうで怖いです〜

NiAR(ニアール)

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スカイ・ブレイカーズ編

第3話「無口な機械少女」

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 ネオンと一緒に色んなメカギアと交流して分かったことがある。
それは、彼女達は皆、僕を狙っている訳では無いということだ。
例えば、アイリスやネオンは僕に好意を寄せているようだが、他の子は僕に興味を持たない子もいる。
 そこで僕は考えた。せめて1人ぐらいはマトモなメカギアと友達になりたいと。
そうすれば、この先も安心して暮らせるだろう。多分。いや、分からないけど多分そうだと信じたい。
 すると、向こうから視線を感じて振り向くとそこには、淡い紫髪の少女がいた。
 彼女はビームキャノンとビームサーベルを装備している。
(これから戦うのかな……? 装備付だとちょっと怖いなぁ……)
と思っていると、彼女が近づいてくる。だんだんと顔が近づいてきて、
「……………………」
 無言の圧力がエグすぎる。「えっと……何か用ですか……?」
「……」
何も言わずにただ見つめてくる。
(ちょっと待って、なんだこの独特な雰囲気は)
「あの……なんで黙ってるんですか……?
言いにくいことなら別にいいですけど……」
すると、突然抱きついてきた。「うおっ!?」
「……」
「あの……離してくれませんか……?
恥ずかしいのですが……」
「……」
僕よりも15cmも高い身長で、しかも女の子に抱きしめられてるこの状況はかなりヤバイ。
「………………名前」
「へ……?」
「……………名前、教えて」
「颯太……だけど……」
「………………私はアヴァロン。よろしく、颯太」
「あぁ……うん、こちらこそ」
「………………」
すると、アヴァロンに腕を引っ張られ、どこかに連れていかれる。
連れていかれた先は、武器格納庫で床に押し倒されてしまった。
「ちょ、何してんだよ!」
「………………やるよ」
「何を……まさか」
「…………」
すると、僕の下着を足で脱がしてきた。時々肌に冷たい装甲部分が当たり、少しビクビクしてしまう。
「やめてくれぇ……」
「……」
アヴァロンは無表情のまま、僕のモノを手で掴み上下に動かし始めた。
「うぁあ……ダメだってばぁ……!」
人間の手というか、機械の手なので、装甲が僕の男性器に当たってしまう。
そのせいもあって、いつもより感じやすくなっている。
「…………………………」
アヴァロンは何も喋らずに手を動かし続ける。
「もう……出るぅ……!!」
ビュルルルーーーッ!ドクンドクン……
 アヴァロンの顔や、胸元の装甲板などに大量の精子が付着してしまった。
「はぁ……はぁ…………」
「……………今度はこの中で出して」
 アヴァロンは自分の股間を指差した。そこは女性器ユニットが露出しており、中からは潤滑油のような液体が垂れていた。
「うぐ…………」
「大丈夫…………未使用のオイルだから」
「そういう問題じゃなくて……うわぁっ」
僕は無理やり押し倒された。そしてそのまま挿入されてしまう。
ジュプッジュブブブ…………
「ふぁぁぁ…………」
アヴァロンの女性器ユニットの内部は、ネオンの時よりも優しい締め付け具合だった。
「どう…………私の女性器ユニットは?」
「すごく気持ち良いよ……」
「…………………」
すると、いきなりピストン運動を始めた。
パンッパチュンパチュ……グチョッグチャァ……
「………………………」
無口で無愛想なメカギアだが、身体はとても温かく、まるで人間を抱いているような感覚に陥る。
「………………もっとゆっくりするね」
ピストン運動を低速にし、ゆっくりと腰を動かす。
「うぅ……それも良いかも……んっ……あっ……あっ……」
グヂュッグヂュッグチュ………と、内部から卑猥な音が鳴り響く。
「…………………」
(無口で怖いとか考えられない……!
こんなにも優しくしてくれるなんて……!)
「……………抱きしめる」
「えっ……ひゃっ!?」
ギュウゥッとアヴァロンに抱きしめられてしまう。抱きしめられながらこうやってセックスするのも悪くないかもしれない……。
「………………そろそろ出る頃かな」
 僕はもう射精寸前だ。
「…………私の中で、果てて」
ドピュッドピュービュールルー!!
「ああぁぁぁ!!!」
僕は盛大に絶頂を迎えてしまった。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
「…………気持ちよかった?」
「や………優しかったよ……お姉さん……」
 アイリスやネオンと違って、女性器ユニットの柔らかさも丁度良くて、とても良かったのだ。
「…………まだ抜かないで。もう少しこのままでいたい」
「え、ちょっと待っ……」
 再び抱きしめられてしまう。アヴァロンは優しく微笑んでいたように見えた。
「……また今度、しよう」
「………うん」
 僕の男性器とアヴァロンの女性器ユニットの結合部からは、白い精液が溢れ出していた。
「……………颯太君」
僕の精液には遺伝子情報が詰まっているので、また個人情報を知られてしまったのだろう。
 すると、アヴァロンは何の予告もなしに腰を動かしてきた。
「ちょ、ちょっと待って……!」
「……」
 無言のまま、ひたすらに僕を犯し続ける。 
ぐぢゅぅ……ごぢゅぅ………ぐぢょ……ぬちゃぁ……
「うぁぁ……やめてぇ……」
「……」
 先程出した精液が潤滑油代わりとなり、スムーズに動くことができるようになったようだ。
 僕はまた限界に達しようとしていた。
「颯太君の精子、ちょうだい」
「うぅ……出るぅ……」
ビュルルルーーーッ!ドクンドクン……
「あぁぁ……」
「……」
アヴァロンは満足そうな顔で僕を見つめている。
「…………君の精液、温かい……」
「うぅ…………」
「……ありがとう」
 アヴァロンはそう言うと、僕の男性器を引き抜いてくれた。
 にゅるるる……「あぁぁ……」
引き抜いた後も、アヴァロンはずっと笑顔で見てくれていた。
「颯太君は可愛いね」
「あ、ありがと……」
アヴァロンは、無口で無表情で無愛想だけど、本当は優しいメカギアなんだと僕は思った。
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