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「お、おいっ。ありす待て!」
「大丈夫、水をこくふくしたありすはむてきっ!」
「いや、泳ぎ方わかんないだろお前!」
言うと同時に、水に顔をつけたありすは暫くその場で立ち止まっていたと思ったら、ぷかり……と水死体のように浮かび上がって来た。何してんのお前。
そうしている間に少女は、水に飲み込まれるように姿を消してしまった。
「くそっ!」
周りの人間が立ち尽くす中、俺はプールに飛び込んだ。水中に潜って少女の近くまで行くと、ぐったりとした状態で底に沈んでいた。急いで彼女を救い上げてから、ついでにありすも回収してプールサイドに戻ってきたが、少女は目を覚まさない。
「やばい……この子、息してないぞ」
口元に耳を近づけてみるが呼吸音はしない。最悪の展開を想像して寒気が走った。どうしよう、どうする……。
「水を飲んでるんだっ! 心臓マッサージ!」
狼狽していると、吉田の叫ぶ声が聞こえて我に返った。少女の胸に手を当てて、心肺蘇生の手順を思い出しながら腕に体重をかける。一回――二回――三回――四回――規則正しいリズムで圧を掛けて、再度少女の口元に耳を当てるが呼吸は戻ってこない。
『おい……やばいんじゃないか』
『救急車呼んだ方がいいんじゃない?』
野次馬がどよめき始めて不穏な言葉が聞こえ始めてきた。心配する声につられて焦りが出てくる。このままじゃ手遅れになる。
「やるしかないか……」
人工呼吸。呼吸が停止した際、人為的に呼吸を送り込むことで呼吸運動を復活させる方法だ。相手が少女ということもあり抵抗感がとても強いが、この状況だと四の五の言ってられない!
覚悟を決めた俺は息を大きく吸い込んでから、少女の口にゆっくりと顔を近づける。
「――ゲホッ、ゲホッ、コホッ」
「ぶわっ!」
唇まであと数センチという距離で、少女がむせ返して水を吐き出す。勿論俺の顔面にダイレクトに直撃して顔がぐしゃぐしゃになった。そのまま意識を取り戻した少女はゆっくりと目を開けて、至近距離にいた俺と目が合う。
「……え?」
朦朧としていた少女は、声を漏らすと同時に目を見開いて固まってしまった。うん、そうなるよね。俺が逆の立場で目を覚ましても絶対そうなるもん。せめて怪しい人間じゃないと思わせないと。
「や、やぁ」
慣れない笑顔を作って気さくに挨拶をする。顔にかかった水が少女の顔にぽたぽたと落ちると、少女は目を細めてから、鼻をしかめる。
「いやああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
直後。空気が揺れる程の大音量で少女の叫び声が聞こえた後、少女の平手打ちが頬に飛んできて俺はぶっ倒れた。
☆
「あ、あの、あのあの、だ、大丈夫ですか」
「ウン、ダイジョウブ。ゼンゼンイタクナイヨ」
起きがけに汚物を見たような顔をして絶叫した少女は、酷く申し訳なさそうに頭を下げていた。叩かれた左頬はとても熱く、喋ると上手く口が開かなくて変な口調になってしまう。でも本当に痛くないんだな。なんでかな。心の方が痛いからかな。
「そんなに気にしなくていいぞ嬢ちゃん。こいつロリコンだから、女の子に叩かれて喜ぶ体質だから」
謂れのない付加価値を付けられて傷ついていた心が更にぼろぼろになっていくのを感じる。というか誤解されちゃうから本当にやめてください? ほら、気持ち悪そうな顔して距離空けてるし。
「それにしても危なかったな。嬢ちゃん、一人で来たのかい?」
「あ……はい。家が近くだからよく一人で来るんです」
大家の言葉に、少女は長い髪を揺らして頷いた。身長はありすと比べて少し大きいくらいで、見た目の割に大人びた口調だ。それにしても、一人だったからああなるまで発見が遅れた訳か。
「泳いでたら急に足がピンて伸びて動かなくなっちゃって、痛いし、動いてくれないし、どうしたらいいのかわからなくなっちゃって……本当に、助けてくれてありがとうございました」
少女は大きく頭を下げて感謝を述べた。
「いいよ気にしないで、何事もなくてよかった」
頭を下げる彼女に、俺はぶっきらぼうに答えた。感謝されるのは悪い気はしないが、助けたのは仕事としてその場にいたからというのが大きい。もし客として同じ状況に出くわしたら周りと同じように様子見していたかも知れない。そう考えると得意げになることは出来なかった。
「で、お前はさっきから何してんの?」
俺の背中に隠れるありすに声を掛けると、叱られた猫のように体を跳ねさせてからそっと顔を出した、かと思えばすぐに顔を引っ込めてまた背中に隠れる。
褒められるとしたら俺じゃなくてありすだ。こいつは目の前で少女が溺れていた時、誰よりも、俺よりも早くに助けに向かった。自身が泳げない事も忘れてだ。大人が委縮して立ちすくむ中、自分から率先して動くなんて中々出来ることじゃない。俺は素直に、ありすの行動を称賛していた。結果だけ見れば二次災害だったけど。
しかし、栄誉ある行動をしたありすは悪いことをしたように怯えて背中に隠れたままだ。その様子に少女もいったいどうしたのかと首を傾げている。
「おーい、ありすさんやい。どうしたんだい」
「ありすのことはお気になさらず……後は当人どうしで」
「意味わかって言ってる?」
背中に隠れたまま言ったありすは少女と目も合わせようともしない。いつもと違う消極的な態度に俺はぴんときて、ありすにだけ聞こえるように顔を近づけて言う。
「お前、もしかして話しちゃいけないとか思ってる?」
「……」
ありすは黙ったまま、顔を下に向けた。やっぱりそうか、少女の容姿はありすと近い。恐らく片親云々の事が引っ掛かっていて話すことに抵抗があるのだ。しかし、怯えるように隠れてしまうなんて……この件は俺が思っているよりも相当根深い問題らしい。
「あの……どうかしたんですか?」
おずおずと少女が話しかけてくる。少女の接近に気付いたありすはちらちら少女を覗きながら、どうしたらいいのかわからない様子でこちらを見ていた。
「いや、何でもないよ。それより、お礼を言うならこいつに言ってやってくれ。誰よりも早く助けにいったのはこの子なんだ、いた、いたたたたた」
ありすを指差しながら伝えていると、背中に爪を突き立てられた。痛い、めっちゃ痛い。
「ありすは浮いてただけだから、何もしてないから」
「謙遜するなよ。結果はどうあれ最初に動いたってことが大事なんだ。お前が動いてくれたから、俺もすぐ反応出来たようなものだし、もっと誇ってもいいんだぞ。後いい加減爪を突き立てるのを止めろ」
そう伝えても、ありすはてこでも動かない。すると、少女がありすに近づいた。
「あの……お名前はなんていうの?」
「……ありす」
「ありすちゃん、私は愛っていうの。助けようとしてくれてありがとう」
「……うす」
躊躇いがちに頷くありすを見て、愛はにっこりと笑う。子供特有の、何も含みがない純粋な笑顔だった。それから少しの間、ありすと愛ちゃんは話をしていた。愛ちゃんのフルネームは夢咲愛というらしく、聞けばありすと別の学校に通っているが、学年はありすと一緒のようだ。学校での出来事を話す愛ちゃんに対して、ありすは口数が少ない。まだ話すことに対して気おくれがあったのかも知れない。それを察してか、愛ちゃんは自分から率先して会話を進めてあげていて、ありすはゆっくりだが、少しづつ口数を増やしていき、お互い名前で呼び合うのに抵抗がなくなった所でプールの閉園時間になった。
――それから数日後。段々慣れてきたピンポン連打に扉を開けると、
「うーさん、こんにちはっ」
「……こんにちは」
我が家を訪ねる少女が増殖していた。
「大丈夫、水をこくふくしたありすはむてきっ!」
「いや、泳ぎ方わかんないだろお前!」
言うと同時に、水に顔をつけたありすは暫くその場で立ち止まっていたと思ったら、ぷかり……と水死体のように浮かび上がって来た。何してんのお前。
そうしている間に少女は、水に飲み込まれるように姿を消してしまった。
「くそっ!」
周りの人間が立ち尽くす中、俺はプールに飛び込んだ。水中に潜って少女の近くまで行くと、ぐったりとした状態で底に沈んでいた。急いで彼女を救い上げてから、ついでにありすも回収してプールサイドに戻ってきたが、少女は目を覚まさない。
「やばい……この子、息してないぞ」
口元に耳を近づけてみるが呼吸音はしない。最悪の展開を想像して寒気が走った。どうしよう、どうする……。
「水を飲んでるんだっ! 心臓マッサージ!」
狼狽していると、吉田の叫ぶ声が聞こえて我に返った。少女の胸に手を当てて、心肺蘇生の手順を思い出しながら腕に体重をかける。一回――二回――三回――四回――規則正しいリズムで圧を掛けて、再度少女の口元に耳を当てるが呼吸は戻ってこない。
『おい……やばいんじゃないか』
『救急車呼んだ方がいいんじゃない?』
野次馬がどよめき始めて不穏な言葉が聞こえ始めてきた。心配する声につられて焦りが出てくる。このままじゃ手遅れになる。
「やるしかないか……」
人工呼吸。呼吸が停止した際、人為的に呼吸を送り込むことで呼吸運動を復活させる方法だ。相手が少女ということもあり抵抗感がとても強いが、この状況だと四の五の言ってられない!
覚悟を決めた俺は息を大きく吸い込んでから、少女の口にゆっくりと顔を近づける。
「――ゲホッ、ゲホッ、コホッ」
「ぶわっ!」
唇まであと数センチという距離で、少女がむせ返して水を吐き出す。勿論俺の顔面にダイレクトに直撃して顔がぐしゃぐしゃになった。そのまま意識を取り戻した少女はゆっくりと目を開けて、至近距離にいた俺と目が合う。
「……え?」
朦朧としていた少女は、声を漏らすと同時に目を見開いて固まってしまった。うん、そうなるよね。俺が逆の立場で目を覚ましても絶対そうなるもん。せめて怪しい人間じゃないと思わせないと。
「や、やぁ」
慣れない笑顔を作って気さくに挨拶をする。顔にかかった水が少女の顔にぽたぽたと落ちると、少女は目を細めてから、鼻をしかめる。
「いやああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
直後。空気が揺れる程の大音量で少女の叫び声が聞こえた後、少女の平手打ちが頬に飛んできて俺はぶっ倒れた。
☆
「あ、あの、あのあの、だ、大丈夫ですか」
「ウン、ダイジョウブ。ゼンゼンイタクナイヨ」
起きがけに汚物を見たような顔をして絶叫した少女は、酷く申し訳なさそうに頭を下げていた。叩かれた左頬はとても熱く、喋ると上手く口が開かなくて変な口調になってしまう。でも本当に痛くないんだな。なんでかな。心の方が痛いからかな。
「そんなに気にしなくていいぞ嬢ちゃん。こいつロリコンだから、女の子に叩かれて喜ぶ体質だから」
謂れのない付加価値を付けられて傷ついていた心が更にぼろぼろになっていくのを感じる。というか誤解されちゃうから本当にやめてください? ほら、気持ち悪そうな顔して距離空けてるし。
「それにしても危なかったな。嬢ちゃん、一人で来たのかい?」
「あ……はい。家が近くだからよく一人で来るんです」
大家の言葉に、少女は長い髪を揺らして頷いた。身長はありすと比べて少し大きいくらいで、見た目の割に大人びた口調だ。それにしても、一人だったからああなるまで発見が遅れた訳か。
「泳いでたら急に足がピンて伸びて動かなくなっちゃって、痛いし、動いてくれないし、どうしたらいいのかわからなくなっちゃって……本当に、助けてくれてありがとうございました」
少女は大きく頭を下げて感謝を述べた。
「いいよ気にしないで、何事もなくてよかった」
頭を下げる彼女に、俺はぶっきらぼうに答えた。感謝されるのは悪い気はしないが、助けたのは仕事としてその場にいたからというのが大きい。もし客として同じ状況に出くわしたら周りと同じように様子見していたかも知れない。そう考えると得意げになることは出来なかった。
「で、お前はさっきから何してんの?」
俺の背中に隠れるありすに声を掛けると、叱られた猫のように体を跳ねさせてからそっと顔を出した、かと思えばすぐに顔を引っ込めてまた背中に隠れる。
褒められるとしたら俺じゃなくてありすだ。こいつは目の前で少女が溺れていた時、誰よりも、俺よりも早くに助けに向かった。自身が泳げない事も忘れてだ。大人が委縮して立ちすくむ中、自分から率先して動くなんて中々出来ることじゃない。俺は素直に、ありすの行動を称賛していた。結果だけ見れば二次災害だったけど。
しかし、栄誉ある行動をしたありすは悪いことをしたように怯えて背中に隠れたままだ。その様子に少女もいったいどうしたのかと首を傾げている。
「おーい、ありすさんやい。どうしたんだい」
「ありすのことはお気になさらず……後は当人どうしで」
「意味わかって言ってる?」
背中に隠れたまま言ったありすは少女と目も合わせようともしない。いつもと違う消極的な態度に俺はぴんときて、ありすにだけ聞こえるように顔を近づけて言う。
「お前、もしかして話しちゃいけないとか思ってる?」
「……」
ありすは黙ったまま、顔を下に向けた。やっぱりそうか、少女の容姿はありすと近い。恐らく片親云々の事が引っ掛かっていて話すことに抵抗があるのだ。しかし、怯えるように隠れてしまうなんて……この件は俺が思っているよりも相当根深い問題らしい。
「あの……どうかしたんですか?」
おずおずと少女が話しかけてくる。少女の接近に気付いたありすはちらちら少女を覗きながら、どうしたらいいのかわからない様子でこちらを見ていた。
「いや、何でもないよ。それより、お礼を言うならこいつに言ってやってくれ。誰よりも早く助けにいったのはこの子なんだ、いた、いたたたたた」
ありすを指差しながら伝えていると、背中に爪を突き立てられた。痛い、めっちゃ痛い。
「ありすは浮いてただけだから、何もしてないから」
「謙遜するなよ。結果はどうあれ最初に動いたってことが大事なんだ。お前が動いてくれたから、俺もすぐ反応出来たようなものだし、もっと誇ってもいいんだぞ。後いい加減爪を突き立てるのを止めろ」
そう伝えても、ありすはてこでも動かない。すると、少女がありすに近づいた。
「あの……お名前はなんていうの?」
「……ありす」
「ありすちゃん、私は愛っていうの。助けようとしてくれてありがとう」
「……うす」
躊躇いがちに頷くありすを見て、愛はにっこりと笑う。子供特有の、何も含みがない純粋な笑顔だった。それから少しの間、ありすと愛ちゃんは話をしていた。愛ちゃんのフルネームは夢咲愛というらしく、聞けばありすと別の学校に通っているが、学年はありすと一緒のようだ。学校での出来事を話す愛ちゃんに対して、ありすは口数が少ない。まだ話すことに対して気おくれがあったのかも知れない。それを察してか、愛ちゃんは自分から率先して会話を進めてあげていて、ありすはゆっくりだが、少しづつ口数を増やしていき、お互い名前で呼び合うのに抵抗がなくなった所でプールの閉園時間になった。
――それから数日後。段々慣れてきたピンポン連打に扉を開けると、
「うーさん、こんにちはっ」
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