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ライトの場合②『精子』
しおりを挟む「お待たせしました。ライトさんの治療を始めますね。」
俺は信じられない気持ちで診察台に登り、大股を開いていた。
医師の前で、大開脚を披露している。
ハオが可愛く絶頂を迎えた姿に興奮し、ペニスはいまだに勃ち上がったままだった。
「俺もまだ治療があるんですか?」
産むのはハオなのに?
もう妊娠したのに?
聞きたいことは、山ほど出てくる。
「妊娠してから、セックスしてないですよね?」
医師は患者を一目見て、そんなことまでわかってしまうのだろうか。
「はい・・してません。」
このパンパンに膨れ上がったモノを見れば、一目瞭然なのかもしれないが。
「赤ちゃんに栄養を送り届けるために、ハオさんのお腹が大きくなるまでは出来るだけセックスして欲しいんです。」
栄養・・・?
子どもにはハオの身体から直接栄養がいくのだとばかり思っていた。
産まない俺に、一体どんな栄養補給ができるというのか。
「ライトさんの精子が、赤ちゃんの栄養になります。なので、精子をさらに栄養たっぷりな状態にするための治療をします。」
なるほど。
産まない俺にできることがあるというのは、ありがたかった。
ハオにばかり辛い思いをさせるのではと、気に病んでいたのだ。
「まずは一本、注射をしますね。」
言うと同時に、看護師が大開脚した俺の足をマジックテープのような太いバンドで固定する。
「睾丸に注射しますので、ちょっと我慢してください。」
ーー睾丸注射。
冗談じゃない。妊娠治療中に経験したあの凄まじい痛みを思い出して、俺は身構える。
ブスリ、と容赦無く打ち込まれるぶっとい針が脳天に刺激を送り込んだ。
「いっ・・・痛い痛い痛い・・・!!うぁっ・・あーーーー!!!」
ぐっぐっと、注射器の中の液体が少しずつ送り込まれてくるのがわかる。
「うぅぅぁ・・・!!!!ぅあーーーっ!!!」
「もう少しですよ~、はい、終わりました。頑張りましたね。」
かちゃん、と金属のトレーに注射器を置いた医師は、すぐに俺のペニスを握った。
「あっ・・あっ・・・う・・・!!」
言葉にならない声が、口から漏れて溢れ出す。
現実とは思えないほどの痛みと快楽に、身体がついていかない。
「何回か射精しましょうか。」
スッスッスッと、医師がペニスを3擦りしただけで、俺は勢いよく射精してしまった。
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