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ハオの場合② 『栄養注入』
しおりを挟むエコーを入れるだけなのに、感じまくって射精までしてしまった自分が恥ずかしくてたまらない。
毎日のように妊活で愛し合っていたのに、妊娠がわかってから一度もセックスしていないせいで、性欲が限界まで膨れ上がってしまったみたいだ。
細長いエコーが僕の体内からずるりと抜けて、物足りなさに落胆する。
もっとお尻の奥をズボズボ刺激してほしいという欲求が、おさまらなかった。
「今後は検診のたびに、赤ちゃんを育てるための栄養を注入します。」
先生が診察台のボタンを押して、ウィーンという機械音とともに僕の大きく開かれた足が閉じていく。
これから出産するのだからこの程度で恥ずかしいなんて言っていられないのだけど、先生の眼前に足を広げて性器を曝け出すのはやっぱり恥ずかしいから、診察台が下がっていく音に僕はホッとする。
「赤ちゃんの成長を促すための薬を入れますが、お尻から漏れ出ないように薬が十分に効くまでの間、ここで待機してもらいますね。」
診察台から降りた僕は、先生が手にしているものを見てギョッとする。
どう見ても浣腸にしか見えないぶっとい注射器の中に、紫色の液体が吸い込まれていくのを見て、逃げ出したい気分になった。
妊娠をするまでの治療も大変だったけれど、出産までの道のりはまだまだ長い。
「今日は初めてなので、横向きの姿勢で入れましょうか。この姿勢が一番楽だって言われる方が多いので。」
痛みを我慢するのは辛い。
僕はビクビクしながら、先生に促されるままベッドに横になった。
「お尻を少しこちらへ突き出すようにして、あ、そうです。上手ですよ~、」
先生の指が僕のアナルをさぐって、ひんやりと冷たいジェルを塗り込んだ。
「チューブ入れますね。」
ツプンとお尻に入り込んだ細いチューブが、ツツツとさらに奥に送られる。
「注入していきますよ、力抜いてください。」
「うっ・・・う~~っ・・・ん・・・」
グッとお腹に圧がかかって液体が大量に流れ込んでくる。
浣腸が大嫌いな僕には、ひどく苦痛だった。
「入りましたよ。漏れないように、蓋をしますね。」
今までのチューブとは比べ物にならない質量がグッとお尻に入り込んできて、僕は思わず息を飲む。
「あ・・っ・・・あぁ、何これぇ・・・っ」
ドクン、と心臓が不穏に脈打つ。
下半身が一気に熱くなって、ビンッとペニスが奮い立った。
「このお薬は性的欲求を高める副作用があるので、少しの間辛いですけど、我慢してくださいね。」
「や・・っ・・・あ、おちんちん・・痛ッ・・・痛い・・・っ」
ビキッと嫌な音を立てて、ペニスが震える。
「じゃあ完治君、お願いしますね。」
にっこり笑って看護師に指示すると、先生はまた来ますねと一言残して部屋を去っていった。
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