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ハオの場合①『内診』
しおりを挟む完治と名乗った看護師の長身男は、テキパキと診察に必要な器具を揃えている。
落ち着いたベテランの雰囲気を纏っていて、一つ一つの動きに有能さが滲み出ていた。
対する港先生はゆったりとした穏やかな雰囲気で、笑顔を崩さない。
先生の顔を見ると、緊張や不安で張り詰めていた心が徐々にほぐれていくのがわかった。
「ハオさん、下着を外して台に座ってください。」
懐妊特別対策室で散々治療を受けて、人前に性器を晒すことには慣れているけれど・・
医師や看護師が変わったことで、久々にひどい羞恥心が込み上げてきた。
お腹の上からエコーで確認できるのかと思っていたのに、妊娠したばかりでまだ赤ちゃんが小さいから内側から棒のようなエコーの機械を挿れて確認するのだという。
椅子に座ると、背が倒れていくのと同時に台が医師の目線の高さまで上がっていき、足を乗せている部分が大きく左右に開いた。
(やだ・・・っ、足開くの恥ずかしいよぉ・・。。)
ウィーンという無機質な機械音と、ツンとした病院独特のにおい。
性器が曝け出される恥ずかしさと共に、緊張で体が硬くなった。
自分の下半身が見えないように、下腹部より下はカーテンで仕切られている。
先生の顔が見えないことで恥ずかしさは軽減されるけれど、何をされるかわからない恐怖心が大きい。
横にいるライトの手をぎゅっと握る。
「ハオさん、深呼吸してみましょうか。まずは僕の指でほぐしますね。ふぅ~っと息を吐いて~、そうです、上手ですよ。」
港先生の声に合わせて、ふぅ~っと大きく息を吐き出す。
吐ききって吸おうとしたところで、ニュルリと体内に指が侵入してきた。
(やだ・・・この感覚・・・久しぶり過ぎて・なんか・・・感じちゃう・・・っ)
妊娠がわかってから、ライトとエッチしていない。
内側をグリグリされる刺激が久しぶり過ぎて、ペニスが反応するのを抑えられなかった。
「エコー入りますよ。そのまま力抜いててくださいね。」
(恥ずかしいよぉ・・・・っ・・・港先生に見られちゃう・・・っ気持ちイイよぉ・・・・)
ビクビクと震えるアナルに、無機質で硬い棒が入り込んでくる。
怖いという気持ちは消え去り、襲いくる快感を逃そうと僕は必死になっていた。
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