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莉子 【※R-18】 (男性向け)
しおりを挟むボクは、お菓子で出来た世界に住んでいる。
ここが現実の世界でないことはわかる。
なぜならこの世界は、全てお菓子で出来ているから。
ボクが歩くこの道は、ウエハースでできているし、
学校の先生だったり、クラスメイトだったりは、みんなゼリーみたいにぷるんとしている。
ボクは、この世界でなんでもない1日を過ごす。
慌てることはない。
だってここは現実の世界じゃないんだから。
持ち物は、リュックにスマホ。
スマホには、この世界のヒントが時々現れる。
ピコン、と可愛い電子音をたてて、
スマホが震えた。
「中紅花station」の文字と、
可愛いゆるキャラの猫が、
GOGO!というプレートを持ったスタンプが、画面に現れた。
他にやることもないので、
ボクは指示された駅へ、のんびり向かう。
このお菓子の世界には土地勘がないはずなのに、
なぜかボクは進むべき方向を知っている。
駅のホームで待っていると、
ゼリーみたいなプルプルの電車がやってきた。
乗り込んだボクは、
ふわふわの台湾カステラみたいな、座席に座る。
中紅花駅に着いて街を歩いていると、
背景のモブキャラとは明らかに質感の違う女の子が声をかけてきた。
「ねぇねぇ、君さぁ、私のこと、覚えてる?」
ピンク色のボブヘア。内側にくるりと巻いた毛先が可愛い。
水色地に黒と白色チェックのプリーツスカート、紺色ブレザー。
ブレザーの下にはグレーのパーカーを着ている。着崩した制服姿が眩しい。
オモチャみたいな色のキラキラしたイヤホンを首につけて、
テディベアの模様が施された大きなギターケースを背負っている。
それにしても、とにかくスカートが短い。
スカートの丈にばかり目がいってしまう。
白のハイソックスと、スカートの間の生脚が、いやらしくボクの目を誘う。
彼女の言う「私のこと、覚えてる?」という本題にまるで意識が集中できなかった。
「やっぱり覚えてないんだぁ。」
残念という風でもなく、
アニメ声の彼女は、悪戯な笑みを浮かべて、ボクの腕に身体をすり寄せた。
ブレザーを着ていてもわかる、彼女の豊満なオッパイが、腕に押しつけられる。
ボクはゴクリと息を飲んだ。
「ねぇねぇ、本当に思い出せない?」
彼女のキラキラした瞳がボクを覗き込み、
ピンクの髪がふわりと香る。
彼女には初めて会うはずだ。
彼女の問いかけはボクにとってまるで意味不明だけれど、
この子はどうやらボクのことが好きみたいだ。
この世界は現実じゃないんだから。
そのたった一つの事実が、ボクを無敵にしてくれる。
現実世界ではまずあり得ない展開で、
トントン拍子に話が進み、
ボクは彼女の部屋のベッドに寝転んでいた。
彼女の名前はリコ。
「君さぁ、」が口癖で、少しボクを責めるように喋る。
話し方も、声も可愛くて、ものの数分でボクは彼女の虜になっていた。
「リコ、こっちにおいでよ。」
なぜか我が物顔でベッドに寝転んでいるボクの横、
ベッドの端にちょこんと腰掛けている彼女の腕を掴む。
「君さぁ、もしかして、エッチなことしようとしてないよねぇ?」
抗議するような口調で口を尖らせているけど、
顔が真っ赤で目は潤んでいる。
彼女がエッチなことを期待しているのは、明確だった。
制服の上から、彼女のまあるいお尻を撫でる。
「ちょっと、何するの、」
そんな可愛い顔でボクを睨んでも、逆効果。
欲望を煽られる。
可愛く抵抗する彼女の腕を引っ張り、唇を塞いだ。
キス。
「ん・・っ、ふ・っ、あ・・・」
舌を絡めると、彼女は可愛い声で喘ぐ。
そんな声を聞かされたら、もう抑えるなんてできない。
リコを、ベッドに乱暴に押し倒す。
「・・・好きにして・・・いいよ。」
彼女の潤んだ目がボクを見上げて、そう告げた。
アニメの登場人物のような、甘ったるい声がたまらない・・・・!
ボクは童貞だとは思えない手際の良さで、彼女の制服を脱がせる。
制服を脱がせる、という言葉の響きだけで、
下半身は痛いくらいに勃ちあがり、今にも爆発しそうだった。
リコの胸が見たい・・・・!!
どの角度から彼女を見ても隠すことのできない、
まあるくて大きなふくよかなオッパイを、生で拝みたい・・・・!!
その一心で、ワイシャツの胸元をはだけさせ、ブラを外すという難関を
なんとか突破した。
ボイン、という言葉を作った人間は、天才だと思う。
まさにその言葉にふさわしい、彼女の肉感溢れるオッパイに、
我慢できずボクはしゃぶりついた。
「や・・・っ!!あ、だめ、ぇ・・・!」
両手でリコの豊満すぎるオッパイを揉みしだく。
間に顔を挟めると、この世のものとは思えない、なんとも形容し難い柔らかさが
無条件に雄の幸せを感じさせてくれた。
揉みしだきながら、リコの乳首を吸うと、それは固くコリコリと膨れ上がっていて、
彼女も興奮しているのだとわかる。
リコの感じている顔を見ながら、乳首と乳輪を舐め回すように舌を大袈裟に動かすと、
ビク、ビク!!と快感に震える彼女のオッパイが大きく揺さぶられた。
初めてのセックスで、
挿入するまで保たなかったなんて武勇伝をよく耳にするけれど、
ボクはどうしてもリコにツッコミたくて、
名残惜しくも彼女のオッパイから一旦離れる決意をする。
スカートの下から、彼女の秘部を探る。
たった一枚の下着を隔てて、熱くじわりと湿ったソコにすぐに触れることができた。
こんな無防備な姿で、ボクの前に居たのか・・・・!
一枚剥ぎ取ってしまうだけで、リコのアソコを見ることが出来ると思うと、
下半身から一気に熱が放出されてしまいそうになる。
「そこは・・・っ、敏感だから・・・ぁ・・・」
下着の上から指でなぞっただけで、彼女が腰をくねらせて快感を示した。
これはすごい・・・・!
変態丸出しで、彼女の下着をおろしていく。
鼻の下なんてもう伸びきって、違う人相になっている気がする。
リコの秘部が目の前に現れた衝撃で、ボクは昇天してしまいそうな
気持ちになった。
射精感をなんとか抑えて、リコの秘部を指で触る。
ヌルヌルと、水とは明らかに質感の違う粘性の愛液が、
ボクの指を彼女の奥深くへと、導いていった。
ああ・・・・!!
こんなにヌルヌルした狭い穴に、ペニスを突っ込んだら、どんなことに
なるんだろう・・・・・!!
脳内はショート寸前だ。
「あ・・・っ、ン・・・・ッ、ハァ・・・っ」
ボクの指の動きに合わせて、
リコも気持ちよさそうに、声をあげる。
ギュッと目を固く閉じて、快感をやり過ごす彼女の顔は
最高にエロくてそそる。
次から次に奥から溢れ出してくる彼女の愛液が、
ボクの指をいやらしく光らせている。
2本指を入れて、入り口から奥に5回往復させた時、
童貞の限界がきてしまった。
もうダメだ・・・っ!!!
挿れたい・・・・!!!!
このヌルヌルの穴の奥に、突っ込んで射精したい・・・・!!!
もうそれ以外は何も考えられなかった。
慌ててベルトを外す。
興奮しすぎて、うまく外れない。
下着ごとグイっとズボンを下ろすと、
ペニスが勢いよく飛び出してきた。
これは現実じゃないんだ。
その事実がボクをいつになく強気にさせる。
もう射精してしまったのかと思わず勘違いしてしまうほどに、
濡れて艶々と光っているペニスの先を、
リコの愛液溢れる入り口へ、あてがった。
少し腰を前に進めると、
吸い込まれるように、入り口がボクを誘い込む。
ズズズ・・・・ッ
「ん・・・っ、痛い・・・っあぁ、、」
リコが可愛い顔を歪ませて、
痛みに耐える。
その表情がまたボクを欲情させた。
あぁ・・・・!
これがリコの・・・・・!!
奥まですっぽりとペニスを埋めた時の快感は、
筆舌しがたく、ボクは声にならない声をあげるしかできなかった。
熱くてヌルヌルのローションで満たされた小さな穴の中に、
ペニスを押し込める感触。
「あ~、リコ、イイ~~!!」
あとは無我夢中で腰を振る。
リコが痛いんじゃないか、とかそんなことまで気にしている余裕がなくて、
ペニスの気持ち良さだけに全神経が集中して、脳内を支配していく。
「あぁ~リコ~!!出ちゃう・・・ぅ!!」
「あ、あ、、ンンッ!!」
リコがエッチな可愛い声を出すものだから、
ボクはもうたまらなかった。
情けないけれど、ピストンも数回しかできないうちに、
一気に快感が込み上げてきた。
あ~~~ダメだ~~!!もう我慢できない・・・・!!!!
こんなの気持ち良すぎだ・・・ッ!!!
「出る~!出る~ぅ!!!」
ビュビュビュッ!!!!ビュル!!!ビュル!!!!
リコの奥深くに、大量に精子が吸い込まれていく快感を最後に
ボクは意識を失った。
♢♢♢♢♢♢♢♢♢
「ねぇ、ねぇってば。」
「リコ・・・・あれ、ボク」
目を覚ますと、裸のリコと同じベッドで、横になっていた。
「君さぁ、エッチが終わった途端、意識失ってそのまま寝ちゃったんだよ。」
もう、と膨れる彼女の顔は、あまりに美少女すぎて、
ボクはまた下半身が反応しそうになる。
「ごめん・・・痛かったよね、無理にしちゃって、ごめんね。」
「・・大丈夫だよ。なんだか君、可愛かった。」
クスクス笑うリコは、無礼な行いを
まるで怒っていないようで、ボクは心底安心した。
女の子は優しく丁寧に扱わなきゃ。
そう思っていたのに、リコの肉体の魅力を前に、ボクはあまりに無力だった。
「君のこと、大好きだよ。」
リコが、思い切りの笑顔を向けて、そう言った。
気付くとボクはまた、
お菓子な世界のお菓子な駅に立っていた。
ピコン
スマホが震える。
画面には「Congratulations!!」の文字。
いつの間にか、ピンク色のストラップがついている。
ボクは快感の余韻を体に残しながら、
またのんびりと歩き出す。
深く考える必要はない。
だってここは、現実の世界ではないのだから。
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