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保健室
しおりを挟むクラスメイトの上野 海斗はどの角度から見てもチャラい金髪男だ。
ものすごいイケメンで読者モデルから成り上がった、男子高校生モデルとして活躍しているらしい。
とにかくチャラい。見た目も行動も言動も全てが。
「なぁ、ライト。次の授業サボって保健室行かね?」
(チャラ男君・・・良いねぇ・・・・!!)
内緒話をするように肩を組んでライトに顔を近づけて来た彼は、男子高校生らしくサボりの提案をしてきた。
(サボって保健室。これってエロ確定案件じゃん・・・・!!!)
行く行く~!!と本心ではめちゃくちゃ乗り気のライトだったが、あえてそっけなく返事をする。
「仕方ないなぁ。海斗がそんなにサボりたいって言うなら、付き合うよ。」
(嫌々感を演出した方が、その後のエッチが燃え上がるんだよね・・・・!!)
勝手な妄想をしながら、ライトは金髪のイケメンモデルに言われるがまま、保健室までついていった。
「ライト、ようやく俺の誘いに乗ってくれたね。」
保健室に着くなり、彼はガチャリとドアに鍵をかける。
(やっぱり・・・!キターー!!)
ライトの胸はこれから起こるエロ行為への期待でいっぱいになった。
「え・・?海斗、先生は?」
「今日龍君は午前中外出してていないよ?知っててついて来たんでしょ?ライト」
彼は妖艶な笑みを浮かべてライトを煽る。
龍君、というのは保健室の先生で、海斗の従兄弟だ。龍君から鍵を預かっていたらしい。
「ねぇ、ライト。そろそろ観念したら?」
「え・・・ちょっと、海斗、何のことだよ・・・?」
海斗はライトに顔を近付け、ジリジリと迫る。
後ろには保健室の白くて固いベッドが控えていた。
(保健室のベッドを見るだけで興奮しちゃうくらい、保健室エッチって萌え設定だよなぁ・・・!)
心とは裏腹に、困ったような声をあげるライト。
先日初めて経験した射精の快感が身体に蘇る。目の前のイケメンとまたあんな快楽を味わえるのかと思うと、ムラムラしてたまらなかった。
「俺のこと、好きだよな?」
「そりゃあ・・・海斗のことは・・・好き、だけど・・・」
目を伏せ、ためらうようなライトの口調。焦らせば焦らすほど、こういう設定は盛り上がる。
男子高校生。友情の延長線上にある初エッチ。初めてを捧げるには、勇気がいるのだ。
「じゃあ、俺と初体験しちゃう?」
海斗はベッドに彼を押し倒すと、口付けた。
「ん・・・ぅ・・・か、海斗・・・っ、」
「もうこんなになってるじゃん。ライトのココ。」
制服の上から手のひらで押し付けるようにライトのペニスを弄る。
「ひ・・・っ・・・あ・・・海斗ぉ・・・」
甘い声をあげると、彼はライトのワイシャツの下に手をくぐらせ一気に捲し上げた。
上半身が露わになり、ライトは羞恥に顔を赤く染める。
海斗は顔を近づけて乳首をじっくりと眺めると、舌先で味見をするようにツンと突いた。
「ひぁ・・・ッ・・・海斗・・・っ・・・ダメ・・・」
彼は音を立てながら激しくライトの乳首を舐め回し始める。
「もう俺、我慢できないよ、ライト。」
カチャカチャとベルトを外すと、彼はズボンを下ろして下半身丸出しの状態になった。
(下半身裸、ソックスのみの男子高校生・・・!萌え死ぬ・・・・・!!)
海斗は勃ち上がったペニスを見せつけるように、押し倒したライトの顔にぐんと近づけた。
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