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第4話 『ラジオ番組』
しおりを挟む京極 豊は、真白が声優になるきっかけを作った人物だ。
初めて彼の声を聞いたのは、学生時代大好きだった「僕と師匠と。」というアニメ。男気があってかっこいい師匠の役を京極 豊、その人が演じていた。
「リスナーさんからの質問。真白君が、声優を目指したのはどうしてですか?」
暁が、リスナーからのメールを読み上げる。
新しく始まったラジオ番組。
暁と真白の「先輩後輩カップリング」はとても好評でラジオ番組まで持たせてもらえるようになった。
「はいはい!!」
真白は喜び勇んで勢いよく手をあげる。
「いや、だから、真白君への質問だって(笑)」
「あ、そっか。俺は、京極 豊さんに憧れて、この業界に入りました!!」
「なんか面接の回答みたいだね、真白。」
暁と毎週会えるのは、真白の密かな楽しみでもあった。
この業界ではまだまだ知らない人が多い現場経験の浅い真白。同じ事務所の売れっ子声優である暁は、唯一仲が良いと言える人物だ。
現場で顔を見るとホッとする。
暁「そんなにじっと俺のこと見つめないでよ。俺、勘違いしちゃうよ?」
真白「か・・・勘違いって・・何を・・ですか・・?」
暁「俺のこれが欲しいんじゃないかって。あ、勘違いじゃないよね?」
真白「や・・・先輩・・・っ、どこ・・触ってるんですかぁ・・っ」
暁「ほらやっぱり。もうこんなに硬くしてる・・・俺の、もう欲しくなっちゃった?」
真白「ちが・・っ、そんなんじゃ・・・・」
暁「可愛いね。恥ずかしがらなくていいよ。昨日シたばかりなのに、もう俺のが欲しくてたまらないって顔してるよ・・・」
真白「あ・・・ッ・・・先輩・・そこ・・・ダメ・・・」
ラジオでは毎回、リスナーが送ってきてくれた「BLシチュエーションボイス」を披露するというコーナーが用意されている。
真白は恋人同士を演じるたびに、暁に稽古をつけてもらったあの夜のことを思い出して悶々としてしまうのだった。
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