悪の組織のイケメンたちに捕まったのですが、全員から愛されてしまったようです。

懇願 ※R-18

大きなベッドの真ん中で、四つん這いになった栄華えいがを目の前に、私は放心状態で大きく十字を切る。

「し・・・失礼します・・・・」

覚悟を決めたものの、目の前にある彼の双丘の美しさに、思わず息を飲んだ。

（なんでこんな事になってんの・・・・？！仮交際期間だよね・・？！イチャイチャ過ごすくらいの優しいレベルから、徐々にステップアップしたいんですけどぉ・・・！？）


思えば「仮交際期間」として相応ふさわしい時間を過ごせたのは、大我たいがだけだった気がする。
二人目の男、宗とは、「恋人」という感じではなかった。

（宗さんとは・・・セフレ・・下手すると下僕・・・もしくは本来の立場通り、人質・・・？）

彼との行為を思い返すと、人質が「調教」されたという状況が、一番しっくりくる。



栄華の世にも美しい双丘に顔を埋うずめ、恐る恐る舌先でアナルに触れると、彼の身体がビクンと大きく震えた。

「あ・・・っ・・・んあ・・・」

（栄華君の声・・・エロ過ぎ・・・・っ！！）


今まではほとんど「喘ぐ側」しか経験していない私にとって、彼の喘ぎ声はあまりに官能的で、思わず耳を塞ぎたくなる。

「ユミぃ・・・・っ・・・うあ・・・」

舌先が触れるたび、彼の身体はまるで小動物のように小刻みに可愛く跳ね、私の興奮を煽った。


（ここに・・・指・・・挿れるんだよね・・・・？）

誰かに教えを請いたいのはやまやまだが、知識が無いなりに精一杯のことをとりあえずやってみる。
彼が痛くないように、自分の指を唾液で濡らし、ゆっくりと挿入した。

「うぅ・・・っ・・・あぁぁ・・・・」

ツプリと、彼の小さな穴の中へ指先が入ると、そこからツツツと想像よりはるかに簡単に、奥へ奥へと入り込んでいく。
ギチギチに締め付けてくる彼の内壁の熱さに、今まで感じたことのない感覚が芽生えるのを感じた。

（何これ・・・っ・・・・すごい・・・・栄華君の中・・・っ）

男の人は、いつもこんな気持ちなんだろうか。

相手の体内に、指やらペニスやらを挿入するときの征服感。
初めて感じる、相手の身体をもっと淫みだらに開きたいという、激しい欲望。

クチュクチュと卑猥な音を立てて、彼の体内へ指を抜き差しする。


「んぅ～～～うあッ・・・や・・・そこやだ・・ぁ・・」

ある部分に指先が触れた瞬間、栄華はブルブルと内腿を震わせ、甘い声をあげた。


（何この生き物・・・可愛すぎる・・・！！もっと・・・・虐めたい・・・・！）

今まで知らなかった自分自身の、新たな一面。


（栄華君見てたら・・・意地悪な気持ちになっちゃう・・・・）

ハァハァ、と呼吸が上がる。
彼をもっとひぃひぃヨがらせて、乱れさせたい。


「そこぉ・・・ダメ・・・っ」

ピンポイントでイイ部分を攻め立てると、硬く勃ち上がっている彼の先端から、体液が溢れ出るのが見えた。


（すごい眺め・・・・栄華君・・・やらしいっ・・・・）


「頼む・・ユミ・・・お願いだ・・・前も・・・前も触ってくれ・・っ」

彼は枕に深く顔を埋め、息も絶え絶えで、私にそう懇願した。