【※R-18】とある組織の男全員が私のこと好きなんだけど、逆ハーレム作っちゃっていいですか？

告白

トンネルを抜けて組織に戻った時、私はもうフラフラだった。
一晩中、親友２人とヤりまくり。

（２人同時に愛されるって最高だったなぁ・・・♡これが３人とか、４人に増えたらどうなるんだろう・・・！？）

もう体力の限界・・・と思っていたくせに、次の瞬間にはすぐに他のイケメンたちとのエッチな妄想に取り掛かる。

（ゆくゆくはここを逆ハーレムにして、イケメンエージェントたちと全員で・・・・なんてことになっちゃったりして・・・♡）


「お前は鍛え方足りないんじゃね？」

疲れ切っていた私に、荻野がそんな憎まれ口を叩く。
組織内の廊下を歩きながら、私たちは元の関係性に戻ったように見えた。
（散々抱かれた後だから・・少し、寂しいかも・・。）

「こっちは二人相手にしてるんだからね・・・！」

「お前、うっかり他の奴に言うなよ？一応、ルールでは班から一人ずつってことになってるんだから。」

「はいはい、わかってるってば。」

組織の建物は広い。仕事や訓練のための中央棟を挟んで、エージェントたちが暮らしている居住棟、生活に必要な店や飲食店が立ち並ぶ商業用のスペースがある。
自分の部屋に戻るのはかなり久しぶりだ。最近は男性と眠ることが多かったから。

（男なしではいられない身体になったらどうしよう・・・・）


「俺が欲しくなったらいつでも言えよ。」

私の心の声が見透かされたのかと思った。
部屋まで送ってくれた荻野が、耳元で囁く。

パタン、と扉が閉まって、玄関先で後ろから抱きしめられた。

（急に距離縮めてくるのやめて・・・ッ・・・）

荻野のにおい。
昨夜の激しいセックスが思い出されて、条件反射のように身体が熱くなった。

「ちょっと・・・荻野・・っ・・・」

「俺、お前のこと好きだったみたいだ。・・・抱いたらわかった。」

「荻野・・・っ・・・」

「また・・・お前を抱きたい・・・。俺のものに、ならない？」

（か・・・かっこいい・・・・）

いつもとは違う、荻野の低い声。


ーーーピンポーン。

突然インターホンが鳴って、反射的に私たち二人の身体は離れた。

「誰だよ？こんな時に。」

荻野が後ろを振り返ってドアを開く。
そこには、立花たちばな 柊しゅうが立っていた。