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ウブな男

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「すごい・・・いっぱい出たね。榛名の精液・・っ」

舌を出して口内を満たしている精液を見せると、ゴクリと音を立てて飲み干した。
それを見た榛名は、今までの弱気な顔から一変、雄の顔つきになる。

私の唾液でいやらしく濡れているペニスをビクリと大きく震わせながら、体を起こしこちらを見た。

「お前とヤりたい・・・っ」

(やっぱり私のモテ期は本物だわ・・・!さっきまで別に抱きたくないとか言ってたのに・・♡)

「お前の中に・・・挿れたい・・・っ」

ハァハァ、と肩で息をしながら、私を見つめる彼の目はぎらついていた。
雄の生殖本能に目覚めた彼の顔は、たまらなくそそる。

それまで受け身だった彼は、私の上に覆いかぶさり息を荒げている。

「挿れたい・・・挿れたい・・・っ」

彼はバスローブをめくって私の体を顕にすると、胸には目もくれずすぐに私の秘部に突っ込もうとペニスをあてがった。

「榛名、待って。コンドーム。私が付けてあげるね。」

「え?あ、あぁ・・・」

この前まではゴムの付け方もわからない女だったというのに。
本当に人生とはわからないものだ。

彼に立ち膝をさせると、ペニスにゴムをかぶせていく。
ジロジロ見られるのが恥ずかしいのか、触られるだけでイッてしまいそうなのか、
彼はぎゅっと目を閉じて深呼吸を繰り返している。

(榛名っていちいち可愛いなぁ・・・♡)

先ほどまでの勢いはどうしたのだろう。
寝転んだ私を見下ろす彼の顔は少し恥ずかしそうだ。

「い、挿れて・・・いいか・・・?」

「うん。榛名・・いいよ。」

彼は自分のペニスの根元を持ち、私の秘部にあてがうとゆっくり腰を進めてきた。

「う・・っ・・・あ・・・・きつい・・・」

女との初めての交わり。彼は気持ちよさそうに目を閉じて快楽をやり逃している。

奥まで入ると、腰を前後に動かし始めた。

「あ・・ぅ・・・きつい・・・あ~~~・・・あ、」

彼は切羽詰まった喘ぎを口から漏らしながら、腰を振っている。

(気持ちよさそう・・・エロイなぁ・・・ウブな男性とするエッチも興奮しちゃう・・・!)

すぐにイッてしまうんじゃないかと予想していたのに、彼は私の中を長時間ゆっくりと抜き差ししながら堪能していた。


ペニスをしつこく内側に擦り付けられる感覚に、私は感じてしまい絶頂に上り詰めそうになる。

「榛名・・っ・・・そんなしつこくされたら・・・感じてきちゃう・・・」

彼は私の顔を見て急にスイッチが入ったように、男らしい顔つきになった。

「お前の中・・すげえ気持ちイイ・・・もっと味わいたい・・・・!」

まだイきたくないという彼の気持ちが伝わってきて、興奮してしまう。

自分の胸を両手で寄せて、乳首を手でいじる。
じっくりと上り詰めていく感覚。もう少しの刺激でイッてしまいそうだった。

「自分で乳首いじってんのかよ・・・エロイ女だな・・・っ」

ゆっくりとした腰の動きが急に早まって驚く。
グングンと彼のペニスがさっきより奥に押し込まれて、膣が痙攣するような快感が走った。

「あ・・っ榛名・・っイッちゃう・・・・あ・・・ぁ・・・ッ」

「う~~~あ~~、イイ・・・ち◯ぽ気持ちイイ、、出そう・・・っ」

ジュブジュブと卑猥な音が鳴り響く。膣内のペニスがググッと膨れ上がって、イイ部分に当たる。お互い限界が近づいていた。

(長時間擦られたからか・・・すごい・・すごく深く・・イッちゃいそう・・・ぅ・・・)

「榛名・・ぁ・・気持ちいぃ・・・すごい・・・すごい・・・くる・・ぅ・・・・!!」

「あ~、、だめだ、もう・・・・出ちゃう・・精子出ちゃうぅ・・うぅぅっ!!」

彼は童貞らしく情けない声をあげながら、私の奥深くに射精した。

ビクビクと激しく痙攣する彼の腰。色白の体を仰け反らせて私の体内に精液を吐き出している彼の姿は、ひどく官能的だった。

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