【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。

『愛の証明』

「俺がどれほどお前を愛しているのか、今ここで証明したい。」

「ここじゃ・・・人に見られちゃうよ・・・っ・・」

人目につかない場所まで車を移動させて停めると、煌大こうだいはすぐに助手席のシートを倒し口づけた。

「は・・っ・・あ・・・」

身体を弄まさぐりながら、舌を絡める。
彼の吐息から興奮が伝わってきて、私もすぐにスイッチが入ってしまった。

広い車で良かった・・と、こんな状況で実感することになるとは。
後部シートに移動して、もう待てないとお互いの下着を脱がせ合う。

「うぁ・・ッ・・・繭まゆ・・・そんなにしたら・・・」

彼の反り立った熱を口に含んで、顔を上下に動かす。
ビクンビクン、といやらしく太ももを震わせながら、煌大は快楽の波に耐えていた。

「煌大君・・・欲しい・・・っ」

「俺も・・もう待てない・・ッ・・」

お互いの中心を擦り合わせると、すぐに結合する。
彼の熱がお腹の中に入り込んできて、私はすぐに絶頂を迎えてしまった。

「俺がどれほどお前を愛してるか・・・伝わってるか・・・・？」

ハァハァと、激しい快感に喘ぎながら、彼が言う。
狭いシートの上で出来るだけ大きく脚を広げて、彼をより深くへと求めた。

「うん・・うん・・っ・・・好き・・・煌大君・・ッ・・・」


♢♢♢


「はぁ・・？こんなとこでヤったの？信じらんない、獣かよ、お前・・・！！」

帰りの遅い私たちを心配して車で探しに来た愛あいが、信じられないという表情でこちらを見ている。
車の後部座席でいつまでも離れられず、乱れた服のまま抱き合っている私たちに怒りの鉄槌がくだった。

「いや・・・悪い、つい盛り上がっちゃって・・・」

煌大は、愛に弱い。
可愛い顔とはギャップのある愛の毒舌に、いつも責め立てられていた。

二人協力して妊活を進めている今、より彼らの力関係がはっきりとしてきた気がする。

「誰かに見られたらどうするんだよ。繭はお前だけのものじゃないってわかってる？自分の妻が男とヤってる姿、他の奴になんて絶対見られたくないんだけど？」

「おっしゃる通りです・・悪かった。愛、落ち着け。」

「落ち着けじゃねぇよ。」

怒りの声が響き渡る中、私は激しい情事の余韻に浸り目を閉じる。


「つうか、これ俺の車なんだけど・・・？」

帰宅してからも煌大は、車の所有者である桜雅おうがにこっぴどく叱られていた。