【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。

『心と身体』

「繭まゆ・・・どうした？」

私の中に深く挿入した律りつが、心配そうに顔を覗き込む。


「痛いか？早急過ぎたかな、」

久しぶりの律との当て日。
部屋に入るなり情熱的なキスをされ、ベッドになだれ込んだ。

深く繋がったまま腰の動きを止めた彼が、私の頭を優しい手つきで撫でる。


「ごめんなさい・・・大丈夫です。」

気持ち良い、と甘い声をあげてみても、彼の目は誤魔化せない。

久々の交わりで欲望を抑えるのは辛いはずなのに、彼は大きく膨れ上がったペニスを引き抜くと、ふわりと優しく抱きしめてくれた。


「心配事か？お前のそんな顔、久々に見たよ。」

「ごめんなさい、久々に律さんと愛し合える夜なのに・・・」

「長いこと家をあけて悪かった。心配事があるなら、俺に話してみないか？」

どんな話でもちゃんと聞くよ、と囁いた彼の優しさに、涙が込み上げそうになる。
律といると、子どもの頃に戻ったように素直に甘えられるから不思議だ。

「煌大こうだい君の・・・様子がおかしくて・・・」

私は煌大に拒まれたことを、彼に話した。



「何か悩みがあるんじゃないのかな。」

「悩み・・？」

「心と身体は繋がってるから、悩みがあるとセックスに集中できなかったり、そんな気分になれなかったり・・男って意外と繊細なんだ。」

「悩みがあるのかな・・煌大君。」

夫とはいえ、まだまだ知らないことが多い。

一妻多夫制。
夫たち全員のことを把握するのは至難の業だ。
それでも、もっと深く夫を理解したいという気持ちが募る。


「ゆっくり話してみたらどうだ？」

「ありがとう、律さん。」

がっしりと逞しい肩、厚い胸板、久々に触れる律の身体の感触。
ぎゅっと抱きしめると、未だ冷めやらない彼の中心の熱を感じる。


「離れてる間、ずっとお前が恋しかった。」

耳元に、低く甘ったるい彼の声。


「お前がいてくれるから、仕事も頑張れる。」

「律・・・さん・・・っ・・・」

ぬるり、とお尻に当たる彼の先端が、さらに硬さを増したのがわかる。


「ずっと欲しくてたまらなかった。」

愛してるよ、と優しく囁く夫に応えるように、私はそっと唇を重ねた。