【※R-18】私のイケメン夫たちが、毎晩寝かせてくれません。

aika

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『僕の赤ちゃん』

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まゆさん、お腹なでなでしてください。」

かえでの可愛い申し出に、リビングに居た夫たちは、全員こちらに注目した。


「僕の赤ちゃんが、繭さんに撫で撫でされたいって言っています。」

にっこりと天使のような笑顔で微笑む彼に、はぁ、と他の夫たちから幸せなため息が漏れた。
うちの家族は皆、楓の笑顔に癒されている。

純粋で素直、底抜けに明るく性格の良い彼は、家庭内のいざこざをすぐに解決してしまうような癒しの魅力に溢れていた。


「楓君のお腹、順調に大きくなってきたね。」

ソファーに彼を座らせて、隣に座る。
甘えるように顔を寄せた彼が可愛くて、思わずキスしそうになった。

お腹を優しく撫でると、彼が私の手に手のひらをそっと重ねる。


「繭さんに、もっといっぱい触って欲しいです。」

慶斗けいとにアドバイスされたことを、思い出した。

安定期に入った楓と、触れ合う時間を持ちたい。
そう思っていたけれど、なかなか良いタイミングがなかったのだ。

慶斗の部屋でシた練習を思い出す。
普段理性的な彼が、私にくわえられてもだえている姿が鮮明によみがえる。


「繭さん?どうしたんですか?」

頭の中のみだらな映像を吹き飛ばそうと、首を横に大きく振った。
お腹に当てた手を、彼は優しく握って私を見つめる。

「楓君の部屋に行ってもいい?マタニティウェアのカタログ、慶斗さんがくれたから、一緒に見よう?」

楓の部屋に行って二人きりになりたいという意図を、他の夫に勘付かれないように自然に切り出す。
お腹が大きくなってきた彼のために、男性用のマタニティウェアを注文したらどうかと慶斗がカタログを用意してくれたのだ。



♢♢♢


「これ、可愛いですね。」

ソファーに並んで座って、カタログを開く。

かえでは嬉しそうに、淡い水色のパーカーを指差した。
お腹周りに余裕のあるデザインの、少し丈が長いパーカーは、カラーもたくさん用意されている。

「あ、ごめんなさい。」

ページをめくる肘が、私の胸に触れて、彼は慌てて謝った。

「ううん、大丈夫だよ。」

楓の顔を見て、私は思わずドキッとしてしまう。
彼は耳まで真っ赤にして、苦しそうな顔で私を見つめていた。


「楓君、」

「繭さん、ごめんなさい。赤ちゃんがいるのに、僕・・・」

モジモジと膝を動かした彼の下半身に目をやると、興奮しているのがわかる。


「妊娠中でも普通のことだよ。私も、楓君に触れたくてたまらないの。」

驚いたような表情で私を見つめている彼に、口付ける。
彼の胸に触れると、ドキドキと鼓動が高鳴っているのが伝わってきた。


「あ・・っ・・繭さん・・・そんな・・・・」

彼の下半身をあらわにすると、ピンと勃ち上がった彼のペニスがビクンと大きく動く。
Tシャツを捲り上げると、彼のお腹の膨らみが見える。

(ここに本当に赤ちゃんがいるんだ・・・なんだか不思議な気持ち・・・)


口にくわえて優しく指でしごくと、彼が甘い声をあげた。

「ンンッ・・・あぁっ・・・繭さ・・ん・・・っ気持ち・・い・・・」

妊娠中、不安定に高まる性欲を、彼が一人持て余していたのがわかる。
彼のペニスは硬く、パンパンに腫れ上がっていて、すぐに絶頂を迎えた。


「出ちゃう・・・っ・・口・・だめです・・っ・・離して・・・ぇ・・・っ」

涙目で彼が懇願するのを見ながら、ジュボジュボと激しく吸い上げる。


「出るぅ・・ッ・・・・・・うぁっ・・・んん!!!」

可愛い声をあげて口内に放たれた彼の精液は、ドロリと濃厚で量も多かった。



ハァハァ、と荒い呼吸音が、部屋に響く。


「僕の赤ちゃんに・・・見られた気がして、なんだか恥ずかしいです・・っ」

(何・・?!この可愛い生き物・・・!?天使・・・!?)


目をうるませてこちらを見た彼の顔は、ひどく官能的で、私は興奮が抑えられない。


「私の中に・・・楓君の挿れて欲しい・・・っ・・・後ろからシて・・・?」

彼にお尻を向けて懇願すると、楓は私のスカートを捲し上げて、乱暴な手つきで下着を下ろした。


「繭さんの中に・・・ずっと入りたかった・・・っ」

グプン、と奥に入り込んだ彼は、お腹を気にしながらゆっくりと愛してくれた。




♢♢♢



「繭さん、気持ちよかったです。」

ベッドでゆっくりと時間をかけて愛し合った私たちは、久々の夫婦二人きりの会話を楽しむ。


「もう少しお腹が大きくなるまでは、この体位でゆっくり愛し合いたいな。」

「来月は僕も割り当ててもらえるように、慶斗さんにお願いします。」


へへへ、と恥ずかしそうに微笑む彼が可愛くて、キスをする。



「僕たちの赤ちゃんに、早く会いたいですね。」

「うん。早く会いたい。」


内緒話をする子どものように、私たちはお互いの顔を寄せ合いながら優しく笑った。




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