2 / 6
Ω(美波 晴翔の場合)①初診
しおりを挟む
僕の名前は、美波 晴翔。
今、世界は少子化に追い打ちをかけて多種多様な事件が起き、あっという間に人口が三分の一まで落ち込んでしまった。
Ωの僕は政府の指示で、とある施設に来ている。
ここは少子化対策を担う政府の研究施設。
生殖機能の検査をし、妊娠しやすい身体作りのために治療を受ける。
これは予防接種と同様に義務化され、一定の年齢に達した全ての人間が受けなければいけない治療だった。
僕はそちらの方面には疎くて、精通も未経験。
Ωとして子供を産めることはもちろん知っているけれど、自分が子どもを産むなんてことは想像さえも難しい。
「美波さん、マスターベーションの経験はありますか?」
「いえ・・・ありません・・・。」
あれこれ質問される最中、僕は恥ずかしくてたまらなかった。
医師の目をまともに見られない。
診察のため下着を外して座るようにと促された椅子を見たら、恐怖心が襲ってきた。
「じゃあ台を動かしますね。」
ウィーンという機械音と共に、椅子が傾いていく。
びっくりして身体を起こそうとした僕を、看護師のお兄さんが優しく制止した。
寝転んで脚が左右に大きく開いた状態で、椅子が止まる。
(な、な、・・何これ・・恥ずかしい・・・ッ!!)
大股開きで性器を曝け出した状態に、羞恥心が込み上げてきた。
「検査していきますね。力を抜いていてください。」
優しい先生の声が届いても、僕は緊張で固まったままだ。
「ひゃっ・・・・!!!」
ペニスに触れられる感覚があって、僕はもうこの場から逃げ出したい気持ちになる。
「触診しますからね。痛くないよ。」
看護師さんが僕を見て優しく微笑み、手を握ってくれた。
「あっ、、なんか、、やだ・・・ッ」
睾丸を触られたり、ペニスを握られたりする感覚に、下腹部がソワソワする。
何度か経験したことがあるので、自分が勃起しているのだとわかった。
恐る恐る下を見ると、大股開きで勃起しているペニスが見えて、息を飲む。
(は・・恥ずかしい・・死んじゃう・・・・・っ)
「精通させますね。力抜いててください。」
ペニスの先端に筒形の器具をあてがわれ、ニュルリとしたものがペニスにまとわりつくような刺激を感じる。
円筒の器具の中に、勃起したペニスが出たり入ったりを繰り返しているのが見えた。
「ひっ・・・!あ、、やだっ、、漏れちゃう・・ぅ・・・」
何か出そうな切羽詰まった感覚が急に迫ってきて、僕は逃げようと無意識に下半身を捻る。
「大丈夫ですよ。そのままリラックスしていてください。」
看護師さんに押さえつけられて、僕はますますパニックになった。
「ゃだ・・ヤダァ・・なんか・・・出ちゃう・・ぅッ・・・!」
「いいですよ。そのまま出しちゃってください。」
先生は僕の訴えなんてまるで聞いていない様子で、筒を激しく上下させる。
「あっ、、だめ、、だめぇ・・・んんんっっ!!!!」
電気が走ったみたいに身体中に衝撃が走り、その後脱力するような気怠さが訪れた。
荒ぶっていた呼吸は徐々におさまっていく。
これが僕の生まれて初めての射精体験だった。
今、世界は少子化に追い打ちをかけて多種多様な事件が起き、あっという間に人口が三分の一まで落ち込んでしまった。
Ωの僕は政府の指示で、とある施設に来ている。
ここは少子化対策を担う政府の研究施設。
生殖機能の検査をし、妊娠しやすい身体作りのために治療を受ける。
これは予防接種と同様に義務化され、一定の年齢に達した全ての人間が受けなければいけない治療だった。
僕はそちらの方面には疎くて、精通も未経験。
Ωとして子供を産めることはもちろん知っているけれど、自分が子どもを産むなんてことは想像さえも難しい。
「美波さん、マスターベーションの経験はありますか?」
「いえ・・・ありません・・・。」
あれこれ質問される最中、僕は恥ずかしくてたまらなかった。
医師の目をまともに見られない。
診察のため下着を外して座るようにと促された椅子を見たら、恐怖心が襲ってきた。
「じゃあ台を動かしますね。」
ウィーンという機械音と共に、椅子が傾いていく。
びっくりして身体を起こそうとした僕を、看護師のお兄さんが優しく制止した。
寝転んで脚が左右に大きく開いた状態で、椅子が止まる。
(な、な、・・何これ・・恥ずかしい・・・ッ!!)
大股開きで性器を曝け出した状態に、羞恥心が込み上げてきた。
「検査していきますね。力を抜いていてください。」
優しい先生の声が届いても、僕は緊張で固まったままだ。
「ひゃっ・・・・!!!」
ペニスに触れられる感覚があって、僕はもうこの場から逃げ出したい気持ちになる。
「触診しますからね。痛くないよ。」
看護師さんが僕を見て優しく微笑み、手を握ってくれた。
「あっ、、なんか、、やだ・・・ッ」
睾丸を触られたり、ペニスを握られたりする感覚に、下腹部がソワソワする。
何度か経験したことがあるので、自分が勃起しているのだとわかった。
恐る恐る下を見ると、大股開きで勃起しているペニスが見えて、息を飲む。
(は・・恥ずかしい・・死んじゃう・・・・・っ)
「精通させますね。力抜いててください。」
ペニスの先端に筒形の器具をあてがわれ、ニュルリとしたものがペニスにまとわりつくような刺激を感じる。
円筒の器具の中に、勃起したペニスが出たり入ったりを繰り返しているのが見えた。
「ひっ・・・!あ、、やだっ、、漏れちゃう・・ぅ・・・」
何か出そうな切羽詰まった感覚が急に迫ってきて、僕は逃げようと無意識に下半身を捻る。
「大丈夫ですよ。そのままリラックスしていてください。」
看護師さんに押さえつけられて、僕はますますパニックになった。
「ゃだ・・ヤダァ・・なんか・・・出ちゃう・・ぅッ・・・!」
「いいですよ。そのまま出しちゃってください。」
先生は僕の訴えなんてまるで聞いていない様子で、筒を激しく上下させる。
「あっ、、だめ、、だめぇ・・・んんんっっ!!!!」
電気が走ったみたいに身体中に衝撃が走り、その後脱力するような気怠さが訪れた。
荒ぶっていた呼吸は徐々におさまっていく。
これが僕の生まれて初めての射精体験だった。
10
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
双葉病院小児病棟
moa
キャラ文芸
ここは双葉病院小児病棟。
病気と闘う子供たち、その病気を治すお医者さんたちの物語。
この双葉病院小児病棟には重い病気から身近な病気、たくさんの幅広い病気の子供たちが入院してきます。
すぐに治って退院していく子もいればそうでない子もいる。
メンタル面のケアも大事になってくる。
当病院は親の付き添いありでの入院は禁止とされています。
親がいると子供たちは甘えてしまうため、あえて離して治療するという方針。
【集中して治療をして早く治す】
それがこの病院のモットーです。
※この物語はフィクションです。
実際の病院、治療とは異なることもあると思いますが暖かい目で見ていただけると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる