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汚したい・・!
しおりを挟む羽柴先輩の部屋。
ほとんど物が無い殺風景な男の部屋。
玄関のドアが閉まるなり、俺と先輩は激しく舌を絡めあった。
お互いの舌を貪り、体を弄り合う。
彼が俺のケツをぎゅっと掴んで引き寄せ、股間同士を擦り合わせる。
「ん・・・先輩・・ッ気持ち・・・」
お互いのペニスが硬く勃起していて、強く擦り付けると痛いほどだった。
なだれ込むようにベッドに横になる。
「王寺・・・ッ・・」
学生時代と同じように、彼が俺の名前を呼ぶ。
「こんな時くらい、下の名前で呼んでくださいよ。」
もどかしそうに服のボタンを外した先輩の襟元からチラリと鎖骨が見えて、俺は急激に興奮していく自分を抑えられなかった。
彼のシャツを乱暴に肩から下ろして、上半身を剥き出しにする。
彼の鎖骨。首筋。肩から腕のライン。
身体の大きさの割には華奢な彼の身体のつくり。
(あぁ・・なんて綺麗なんだ・・・)
乱暴な欲求が次から次に込み上げてきて、俺は対処できずにその欲望に突き動かされる。
「痛ッ・・・・・!」
鎖骨に噛み付くと、彼は痛みに声を上げた。
綺麗な白い肌。ここに俺のしるしをつけたい。彼とキスしたあの夜、できなかったことを今ここで、叶えようとしている自分がいた。
「先輩・・・っ、アンタを汚したいって・・・思ってた。」
先輩はバカにするようにハッと鼻で笑って、俺を挑発する。
「できるもんならやってみろよ。臆病者。」
あの夜、彼に欲情していたくせに何もできなかった俺に向けての言葉。
「ええ、そうさせてもらいますよ。」
彼をうつ伏せにしベッドに押さえつけると、露わになった綺麗な背中に口付ける。
ちゅ、ちゅっとキツく吸い上げ、彼の真っ白な肌に赤く傷跡を残した。
どうしてこんなに乱暴な衝動に駆られるのだろう?
彼を見ていると、痛めつけてやりたいと下半身がひどく疼く。
「・・ッ・・・あ・・・」
背中に噛み付くと、彼が「痛い」と「気持ちいい」の間の声を上げた。
彼のタバコの香り。あの夜を思い出させる香り。
まるで欲情へのスイッチみたいだ。
下着をおろして双丘の間、窪みに手を伸ばす。
探るように触れると、彼が声を上げて反応した。
「・・・あ・・ッ・・・や・・・」
(可愛い・・・先輩の喘ぎ声が聞きたい・・・)
「先輩、舐めて。」
人差し指と中指を、彼の口の中に突っ込む。
さっき俺のペニスを舐めていた彼の舌。苦しそうな顔で彼は俺の指をしゃぶった。
(エロイ・・・・早く先輩に突っ込みたい・・・・!!)
彼の唾液で湿った指を、秘部の奥へと進める。
「・・あ・・・ッ・・・・う・・・ぅ・・・」
よほど感じたのか、彼は腰を浮かせて自ら四つん這いの姿勢をとった。
(奥まで欲しいってことね・・・たまんねぇ・・・)
穴がよく見える。ヒクヒクと震えて俺の指を受け入れる彼のアナルは、たまらなく俺の興奮を煽る。
(すごい締め付けだ・・・エロ過ぎる・・・)
「う・・・ッあ・・・王寺・・・っ・・・あ・・・」
気持ちよさそうに腰を反らせ、深く俯いて快感を逃す。
声は甘く、息は上がっている。
「王寺・・・ッ・・もう・・・欲しい・・・っ」
俺はもう自分の衝動を止めることはできなかった。
指を引き抜くと、急いでベルトを外しペニスを取り出す。焦って手が言うことを聞かない。
ペニスの先端は先走りでいやらしく光り、鬼頭はパンパンに腫れ上がっていた。
一番太い膨らみの部分を先輩の穴に通す。
その瞬間の快感は、言葉で言い表せないほどだった。
「う・・・先輩・・・キツイ・・・」
「王寺・・・ッ・・・あ・・・うぅ・・・・・」
「痛いですか?先輩・・・?」
苦しそうな声をあげる彼の顔を見ると、俺の予想と反して快楽以外の感情は見えなかった。
「エロイ・・・あんたエロすぎなんだよ・・・・ッ」
火がついたように、俺は腰を振る。彼の奥に自分のペニスを深く挿し込むこと以外は、何も考えられない。
股間が気持ち良くて、ただそれだけになる。
先輩の穴の奥深くに射精したい。ただそれだけ。
「うぅ・・・ッ・・・あ・・・ッ・・・王寺・・・イ・・イ・・・イィ・・・」
目を閉じて、必死で俺のペニスを身体に受け入れる姿。
彼をメチャクチャに汚してやりたい。そう思った。
「あ~・・・先輩・・・ッ・・・締めすぎ・・っ」
「・・基・・治・・ッ・・・あ・・・あ・・・・・っ!!」
アナルが痙攣するように収縮する。
その瞬間、先輩が息を止めて身体を揺らしているのが見えて、彼が射精したのだとわかった。
先輩が俺の名前を呼ぶ声で、一気に興奮が絶頂まで届く。
「あ~~ダメ、感じる・・・ぅ・・・気持ち・・ぃ・・・ち◯ぽ気持ち・・・ぃ・・・出るッ!!」
ビュルルルルッ!ビュッ・・ビュルッ・・・・!!
射精の瞬間にペニスを引き抜いて、先輩の綺麗なお尻を汚す。
思った以上に勢いよく飛び出した精液は、彼の背中まで到達した。
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