Perfect Beat！

music.17 ヤり捨て（SIDE 三幸）※R-18

「最後まで・・したい・・・」

本当にこいつは。全然俺の話を聞かない。

「だから、お前みたいなガキが急に無理だっつうの。身体が発展途上なんだよ。」

「はぁ？俺のこと子ども扱いすんのやめろよな！！」

陸のバカは、最後までヤるんだと駄々をこねて騒ぎ立てている。
やっぱりこいつはただのガキだった。

「準備が必要なんだよ、こういうことは。」

「だから、教えてくれよ。俺・・・三幸とエッチしたい・・！」

「エッチ、ってお前・・・そう簡単じゃねぇんだよ。」

「だってここでやめたら・・三幸俺のことヤり捨てするつもりだろ！？」

「いや、人聞き悪ぃこと言うなお前。絶対外でそんなこと言うなよ？」

何を言い出すかと思えば。人がせっかく欲望を押さえつけて、無理矢理突っ込むのを回避してやってんのに、当の本人は全然わかっていない。

「じゃあ責任取って俺と付き合って。」

「責任だぁ？」

「俺・・三幸のこと本気で・・・好きなんだよ。俺の・・・恋人になってほしい。」

「恋人ってお前・・・」

「やっぱヤり捨てするつもりなんだ・・・」

「ヤり捨てって・・・ヤってねぇし。」

「だから最後までしてって言ってんじゃん。」

「わ～ったわ～った。うるせぇなぁ。泣いて喚いてもやめねぇからな？」

「・・うん。」

不安そうな顔してんじゃねぇかよ。陸は一度言い出したら聞かない。信念があるって言い方もできるけれど、馬鹿とも言える。



俺のベッドに陸を運ぶ。お姫様抱っこすると陸にも男のプライドがあるのか、歩ける！と言って暴れた。
本当に気難しい。

ベッドに陸を四つん這いにして、秘部に触れる。

「ん・・ッ・・・んん・・・」

中指をズズっと陸の中に押し込むと、彼の体がこわばった。

「ここに俺のを挿れるんだぞ？わかってんのか？」

「ん・・・うん・・・」

少しずつ中をほぐす。シーツをぎゅっと掴みながら、じっと痛みに耐える陸。
こちらに向けられた陸の尻を見ていたら、俺はまた興奮してきてしまった。