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『一線』(SIDE 朝萩 千秋)※R-18 皮膚科医X消化器外科医
しおりを挟む~~登場人物~~
♡朝萩 千秋(あさはぎ ちあき)33歳
消化器外科医。
サラサラのロングヘア 。後ろ姿は女性に見えるのでよく間違われる。
女性のような可愛らしい顔立ち。
♡白河 傑(しらかわ すぐる) 33歳
皮膚科医。サラサラの黒髪。黒縁メガネ。
日常会話はほとんどしないが、仕事の話となると饒舌。生検好き。
病理検査技師の鮎原とは恋人同士。
~~~~~~~~~~~~~~
『一線』(SIDE 朝萩 千秋)
白河の車で、僕の部屋へ向かう。
運転する彼のスマートなハンドル捌き。赤信号の合間に何度も情熱的なキスをされて、僕はすっかり彼の虜になってしまった。
「どうぞ。入って。」
僕のプライベートな空間に、白河 傑が居るなんて。
信じられない気持ちで、彼を見る。
玄関の扉が閉まる瞬間、それが合図かのように僕たちは身を寄せ合う。
すぐに彼の唇が重なって、静かな部屋に二人の荒い呼吸音が響き渡った。
普段あまり感情を見せない白河が、僕をベッドに押し倒し息を荒げている。
その事実に、僕はどうしようもなく興奮していた。
「そこ・・っ・・やだ・・・」
身体を暴かれていく快感に、僕はもう戻れないと覚悟する。
白河は、胸の傷跡に何度も何度も執拗に、キスを落とした。
「朝萩・・・すごく綺麗だ。」
彼は病気や細胞にしか興味がないと思っていたのに。
僕に欲情しているこの男は、今まで一度も見たことがない本能むき出しの顔をしている。
「僕・・・初めてだから・・・っ・・・」
乱暴にされるのが、少し怖い。
自分でも触れたことがない部分に彼の指が抜き差しされる感覚に、ぎゅっとシーツを握って耐える。
「朝萩・・大丈夫だから、身体の力を抜いて。」
ゆっくりと丁寧にほぐされて、僕の身体はあっという間に緩んでしまった。
腰を持ち上げられて四つん這いになり、彼の身体を受け入れる。
「・・・ッ・・痛・・・」
指とは比べ物にならない圧迫感に、一瞬腰が引けた。
彼は僕の腹部を優しく手のひらで支えながら、少しずつペニスを挿入していく。
「んぅ・・ぅ~~~っ・・・」
最奥まで到達すると、痛みと苦しさと嬉しさが入り混じって涙が溢れた。
「千秋・・そのまま力を抜いていろ。」
名前を呼ばれて一気に興奮が高まる。
痛みで萎えてしまった下半身に熱が灯るのがわかった。
「あ・・っ・・・・白河・・ぁ・・・」
ずる~っとゆっくり引き抜かれる感覚に、腰が震える。
潤滑剤をたっぷり垂らすと、中を行ったり来たり擦られる痛みが快感に変わっていった。
あんなところにあんなモノを挿入されて、死ぬほど恥ずかしいのに、たまらなく気持ちいい。
いつの間にか僕はお尻を高く突き出して、彼に与えられる快感を自ら求め喘いでいた。
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