【※R-18】Doctors!

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『お願い』(SIDE 朝倉 脩二)※R-18 心臓外科医 上司X部下

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~~~~登場人物~~~~


♡朝倉 脩二(あさくら しゅうじ) 38歳

愛治医療センターに勤務する、一流の心臓外科医。
長身で体格が良い色男。ハンサムという言葉が似合うイケメン。
プライベートでは細かいことを気にしない男前な性格。
仕事に命をかけている熱い男。
研修医時代に面倒を見ていた湊を手術のパートナーに育て上げ、とても可愛がっている。


♡湊 京(みなと けい) 33歳

愛治医療センターに勤務する、優秀な心臓外科医。
肩まで伸ばしたロン毛。青光りする黒髪。タレ目で甘いマスク。
医者とは思えないチャラチャラした軽い雰囲気に見えるが、根は真面目。
患者に対しては、優しく紳士的。若いが、腕の良い一流の心臓外科医。
先輩である朝倉医師のことを尊敬している。


~~~~~~~~~~



「先生、早瀬さんの治療のことで、相談したいことがあるんですけど。」

昼休み。
売店に食事を買いに行って外来へ戻ると、けいが待っていた。
申し訳なさそうに、そう口にする。

「あぁ、いいよ。」

最近の京は、一緒にいても他人行儀な態度をとることが多かった。
「仕事が忙しい」というのが口癖になり、俺の部屋に来る頻度も減っている。
彼の表情を曇らせている原因が、自分にあることが心苦しい。


「なぁ、京。」

久々に俺の部屋にやって来た京に、切り出す。
名前を呼んだだけで、彼の肩が驚いたようにピクリと震えた。

「しばらく距離を置かないか。」

彼が目に見えて不安な表情になったのを見て、ホッとした自分に嫌気がさす。

朝倉あさくら先生、」

弁解するように俺の名を呼んだ彼を、さえぎって続ける。

「深い意味はないんだ。最近お前の仕事も忙しいだろ。上司の部屋に来たらリラックス出来ないだろうし、仕事が落ち着くまでの間、一人の時間を持った方が良いかと思ってな。」

「・・・嫌です。」

彼がキッパリとそう口にしたので、驚く。
自分の意見ははっきりと言う男だが、ここまで俺の提案に嫌悪感を露わにした京を見るのは初めてだった。


「朝倉先生・・・お願いが、あります。」

「な・・なんだ・・・?」

食い入るような彼の視線に、一歩身を引く。
とって食われるのではと思わず危惧してしまうような、強く意志のある男の瞳。


「俺に・・したいと思っていること・・全部、して欲しいんです。」

「・・・どういう意味だ?」

「俺・・先生が、好きです。あんたに抱かれたいって、思ってる。」

男らしい彼の口調。
想定外の言葉に、驚いて返す言葉が見つからない。


「だけど・・あんたが好きすぎて、どうしても尻込みして・・逃げ出したくなるんです。」

「京、無理にすることじゃないんだよ。お前が欲しいと思ってくれる時が来たら、そうなれたら良い。」

さとすように言うと、彼が違う!と声を荒げた。


「朝倉先生が、欲しくてたまらない。・・・職場に居ても、あんたの顔見るたびに・・身体が疼いて、どうしたら良いのかわからなくなる・・・っ」

ドクン、と心臓が大きく音を立てた。


「好きで好きで好きで・・・たまんないんですよ・・ッ」

睨みつけるような、強い視線。
目の下が赤く、染まっている。

どうしていいかわからないのは、お前の指導が足りないからだと、責められている気がした。

「京、落ち着け、」

声を荒げる彼の腕を掴む。
彼は、顔を真っ赤にして俺を見上げていた。
俺をこれほどまでに魅了する人間は、この世界に京以外いるはずがないと思い知る。


「俺が逃げられないくらい・・強い力で、無理矢理抱いて欲しいんです。逃げないように、力づくで・・・俺を・・あんたのモノにして欲しい・・・」

京が感情をむき出しにして、心から俺を求めているのだとわかった。


「俺に・・したいこと、ありますか・・・・・。」

「ある。」

ドクドクと、自分の心臓の音がうるさい。

「朝倉先生は・・俺を、どうしたいんですか・・。」

「お前が、泣いて嫌だと叫んだとしても、無理矢理押さえつけて奥まで俺で埋め尽くしたい。二度と他の誰も愛せないように・・・俺だけしか見えないように、京の全てを俺のモノにしたい。」

暴れ狂う、欲望。
醜い感情。

彼の全てが欲しい。
彼をメチャクチャに犯して、快楽を共有したい。
京の身体を淫らに開いて、一番深いところに遺伝子を注ぎ込んで、孕ませたい。

俺は、馬鹿なんだろうか。
これほど乱暴な欲望に、頭を支配されている。


「全部してくださいよ。あんたのしたいこと、全部。」

覚悟は、とうに決まっているのだ。
彼の目が、俺にそう告げていた。


「俺は、あんたのモノになりたい。恥ずかしいとか、苦しいとか、全部・・・どうでも良くなるくらい、メチャクチャにして欲しい・・・」

ダムが決壊するみたいに、京の感情が溢れ出して止まらない。
こんな彼を見るのは、初めてだった。


その夜、俺は夢中で京を抱いた。
朝まで何度も何度も、夢中で彼の中に欲望を放ち続けた。



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